デート・ア・ペルソナ   作:黒ソニア

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さぁ、四糸乃編完結だ。
GW中に終わった。






第八話:解凍

 

 

 

「よしのん…よしのん…よしのん…」

 

暗闇の中、泣きながら四糸乃はよしのんを呼び続ける。

 

よしのんは四糸乃にとっては友達であり、ヒーロー。

 

四糸乃が出来ないことをよしのんが代わりにやってくれたのだ。

 

辛いときは多かったが、よしのんがいてくれたから今の四糸乃がある。

 

しかし今は、その支えのよしのんがいないのだ。

 

暗闇の中、いないよしのんを求める。

 

 

 

 

 

「グッッ…ウウゥ…。」

 

冷たい、痛い、苦しい。

 

今士道を襲っているのはとても強い竜巻と化した竜巻。

いかにペルソナという特別な力を持っていたとしても、絶対ではない。

ペルソナ。

心の力を具現化したモノ。

ようは心が強くあればあるほど強い。

逆に心が弱くなると弱くなってしまう。

簡単なことであるが…

 

今の士道の状況では、過酷な中、披露して心が弱りかけている。

このままでは、士道は吹雪の竜巻により、十香の時に助かった力でも直らないほどのダメージを負い、死んでしまう。

 

けれど。

 

「泣いている子がいるんだ。

助けなきゃ。それは!」

 

今の俺にしか出来ないことだ!

 

そして、士道は強い意志を見せ、竜巻の中央に到達する。

到達したと同時に玉座のボートは耐久に限界が来たのか、霧散する。

 

更に、士道の力を使い切り、服も万全の時よりも、ボロくなり、アルセーヌも維持する力も消える。

 

だが、これで、泣いている子の所へ行ける。

 

 

 

 

 

「よしのん…よしのん--」

 

《はぁーい!》

 

士道は「よしのん」と呼ぶ声を聞き、精一杯声を真似てよしのんを演じる。

 

「ーー!」

 

四糸乃は聞こえた。

友達・ヒーローの声をーー

 

そして、士道と共によしのんは、四糸乃の前に現る。

 

「…すまん。四糸乃。

ここまで時間かかったな…」

 

士道は疲れて、四糸乃の近くまで歩くも疲れで膝をつく。

 

「…! 士道さん!」

 

四糸乃は慌てて、天使。

氷結傀儡(ザドキエル)から離れて士道の元へ駆け寄る。

 

「よしのんを連れてきたぞ。」

 

俺は優しく、よしのんを四糸乃の手に戻す。

 

「~~ううぅぅ…」

 

四糸乃は鳴き始めてしまった。しまった。

 

「すまない。何かしたか?」

 

「うぅ…違うんです。

嬉しくて…嬉しくて泣いているんです。」

 

「あぁ…」

 

何とも言えない気持ちになる。

良かったと思う気持ち。

それでも、泣かしてしまったという気持ち。

2つの気持ちに俺は反応に困ってしまう。

 

俺は、思ったことをする。

それは、頭を撫でる。

 

「…士道さん。」

 

四糸乃は俺を見る。

 

「四糸乃。今外では、とても危険な事になっているんだ。」

 

「危険。」

 

「そして、それを何とか出来るかもしれないんだ。」

 

「どうやって…」

 

「四糸乃。俺は、俺たちはな…お前たち精霊を…

外のお前等を狙う者達から守るためにいるんだ。」

 

四糸乃は驚く。

 

「そして、その守るため、救うためにある方法があるんだ…

それはーー」

 

俺は言いかけたところで周囲の違和感に気づく。

 

暗闇の向こうからシャドウの気配がする。

これは、恐らく…

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

キィィィィン!!!!

キィィィン!!!!

キィィィン!!!!

 

金属の鈍い音が連続で鳴り響く。

十香と折紙が争っていた。

 

「くぅ…姿が見えない、しかしこの声は間違いなくーー」

 

プリンセス。

夜刀神十香であると。

 

「邪魔はさせんぞ!」

 

十香は既に士道に言われたことを忘れてしまっていた。

 

2人が争っているさなか、シャドウ達に異変が起こる。

 

「ーー!!」

 

奇妙な声を上げながら、シャドウ達が1カ所へ集まっていく。

そして、謎の塊となって竜巻へ突撃する。

 

シャドウ達は固まっていた状態から、徐々に分解されていくも、竜巻を乗っ取る形に乗っ取る感じに侵食していく。

その光景をみて、全員が驚愕する。

 

「何…!? 今度はあの気味悪い怪物が竜巻を乗っ取ろうとしているの!?」

 

日下部の言葉に隊員たちが恐怖に呑まれ戦慄する。

 

「シドー…」

 

十香は士道を心配する。

シドーなら無事だと信じ祈りながら…

 

「…!?」

 

折紙はその声を聞き漏らさなかった。

“シドー”と呼ぶのは、彼女だけ。

そして、あの黒い怪盗服の人物はやはり…五河士道だと。

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

「シャドウが…竜巻を乗っ取ってるのか…」

 

そしたらどうなる?

何が起きる?

町は? 四糸乃は?

 

考えてもしょうがない。

今は、竜巻を解除して、四糸乃の力を封印する。

 

「四糸乃。」

 

俺は覚悟を決めて、彼女を見る。

 

「は、はい。」

 

四糸乃は士道の言葉を聞く。

 

「これからキミにすることは…

とても紳士として、恥ずべき行為だ…

だが、俺を信じて欲しい。」

 

「…は、はい。…士道さん…を信じます。」

 

そうして、俺は彼女の顔に近づき

 

「目を閉じるんだ。四糸乃。」

 

四糸乃は士道の言葉のまま、目を閉じる。

 

そして俺は、四糸乃の唇を奪う。

2回目のキス。

彼女の唇もまた、十香同様に柔らかかった。

 

刹那、士道が四糸乃とキスをし、四糸乃の体が光に包まれる。

十香同様に彼女の霊装が分解され、裸になる。

士道は十香の一件で、そうなることを知り、ロングコートに仕込ませていた大きめの黒い薄いコートを瞬時にかける。

 

「し、士道さん…」

 

「すまない、このやり方でしかキミ達の力を封印する手段がなく、服が消えてしまうみたいでな…

すまないと思っている。」

 

士道は申し訳なさそうに四糸乃に謝る。

 

「い…いえ、大…丈夫です。」

 

そう言いながら、四糸乃は顔を真っ赤にして顔を下にする。

自分の為に優しく接してくれた士道が、大切なパペットを探してくれた士道が、1人暗闇で泣いている所に現れた士道が。

 

ーー士道がヒーローに見えたのだ。

 

彼女の心が浄化されていくのを表すように空が晴れる。

それと同時に吹雪の竜巻も消える。

そして、乗っ取ろうとしていたシャドウも霧散する。

 

 

 

 

 

『士道! まだ、終わってないわ!』

 

インカムから琴里の大きな声に体が、意識が強く反応する。

シャドウの気配が消えるも殺気は消えていなかった。

周りを囲むように空中で、ボロボロのASTが武器を構え包囲していた。

 

「シドー!」

 

十香が俺たちの側に来てサンダルフォンを構える。

そしてよく見たらボロボロになりかけてて、所々姿が見えかけてた。

そして空中から大きな声が聞こえる。

 

「そこの者達! 何者だ!

なぜ、精霊を庇う!」

 

よく見たら警告してきたのは隊長らしき人だった。

どうする…!

そうだ、こうなったら!

俺は、アルセーヌを無理に顕現させ、咄嗟にこう名乗る。

 

「聞け! 俺は…我が名は“ルパン”!

『アルセーヌ・ルパン』だ!!」

 

俺の言葉に空のASTが動揺する。

そして、この気を逃さず宣言する。

 

「俺は、空間震を阻止し、お前たちが命を狙う少女達を救う者!

心を奪う者!

現代に蘇りし…大怪盗、ルパンだ!」

 

俺は、後先考えずに言う。

正直後で思いっきり恥ずかしがるが…守るためにも、自分に自信をつけるためにも。

そして、俺たちは呆気にとられる中、黒い炎で囲い姿が見えないようにし、軽く爆風を生み出す。

そして、俺たちは機転を利かせてくれた琴里の指示によりフラクシナスに回収される。

 

 

 

 

 

「な、何なの!? 今の!?」

 

隊長の日下部が動揺する。

 

ルパンを名乗る黒い人物が、ターゲットの精霊を庇い、変な台詞を吐きながら、黒い炎をどこからかだして、消えたのだ。

そう逃げられたのである。

 

「ターゲットのロスト…確認。」

 

隣に現れた部下の折紙が報告する。

 

「…」

 

日下部は頭を抱えながら、折紙に問う。

 

「ねぇ、折紙。

私疲れすぎて、幻覚でも見ていたのかしら…」

 

日下部は嘆く。

先ほどまで、空間震警報が発令し、精霊との戦闘の中、不気味な生物が出現して、日下部達や精霊を攻撃し、乱闘状態の中、精霊が巨大な吹雪の竜巻を起こし、苦戦する中、突如現れた謎の黒い人物。

 

そいつは、竜巻に突撃し、その中で突然のプリンセスの出現。

 

乱闘は悪化する中、突然竜巻は止むも、その中心には精霊らしき少女と黒い人物がいて、黒い人物は『ルパン』だと名乗りあげ、呆気をとられて逃げられたのだ。

 

…上にどう説明すべきだ…

しかも、逃げられたと…

 

「あれは、現実。」

 

折紙が現実だと指摘する。

 

「そうね、そうよね…」

 

日下部が現実だと認識すると。部下達の声が聞こえた。

 

「ねぇねぇ、見た? ルパンだってー。」

 

「今時、ルパンはないわー。」

 

「でも、ちょっとかっこよくなかった-?」

 

などなど、もうお仕事終わりの雰囲気だった。

 

「あんた達-! まだ、終わってないわよ。」

 

日下部が部下達に指示をする。

 

「凍結されたされた隊員を直ちに本部まで輸送!

そして、帰還するわよ!

この後報告があるんだからねぇ!?」

 

隊長の怒りの指示に部下達は慌てて行動する。

 

「…」

 

折紙も黙って行動する。

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

フラクシナス

 

「“ルパン”ねぇ。

大勢の中でよくもまぁ。

熱く演説するわねぇ。」

 

司令席の琴里はニヤニヤとしながら感想を言う。

周りのクルー達もクスクスと笑っていた。

 

「でもいいんじゃねぇ?

割と決まってたと思うぞ。

こっちからすると面白いネタだけどなぁ。

しばらくはこれで遊ぶか。」

 

夢界もまた琴里同様笑っていた。

これで士道にちょっかいを出す気でいるものだから、士道の苦労が目に浮かぶ。

 

「しかし、まだ疑問視は続けるけど、なかなかのサポートではあったわよ。夢界。」

 

琴里が素直に夢界に言う。

 

「…あぁ。今回はキミに助けられた。

礼を言う。」

 

令音も反省してか夢界に礼を言う。

まだ含みがあるが。

 

「まぁ、直ぐに馴染めるとは思っちゃあいないよ。

でも、これからも俺なりにサポートするさ。

親友…相棒だからなぁ。」

 

今回の一件で夢界の実力が評価されたが…

まだ警戒される。

当然だ、突如士道の前に現れ、ハッカーであると明かし、その技術を披露し、十香のフォロー、士道のフォローまで的確にしていた。

全員が彼に注目する。

それは、疑いもあるも実力は確かであると。

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

暗黒の世界で闇がうごめく。

 

そこは生きている人間が来れる場所ではない。

 

シャドウ達が生まれる世界。

 

その名は“ーーーーー”。

 

突如この世界ができ、多くの人間の負の感情が集まる。

 

主に空間震によって生まれる、不安、恐怖、恨み、嫉みなど。

 

その感情が、心の歪みがシャドウを生み出し、強くする。

 

生きている人間がいる限り、彼らが消えることはないだろう。

 

その中、精霊の存在が彼らを強く成長させる。

 

それも、五河士道が絡むことにより、精霊の達の心境に大きな変化が起きる。

 

それは、彼女たちが喜びを経て好感度が上がっていく一方、何かのトラブルによって、マイナスの感情。

負の感情が急激に強くなる。

それは、シャドウにとって、極上の餌でもある。

 

だから、シャドウは精霊の暴走に反応して出現する。

 

プリンセスの件で精霊の存在を強く認識し、今回のハーミットの件で、彼らが精霊のエネルギー、特大の負の感情を吸収し新たな存在に進化させる。

 

シャドウ達は1カ所に集約し、大きな塊になる。

そして、その塊は孵化し、より不気味さを増し、巨大な怪物への姿を形どる。

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

「ーーなんだ、これは?」

 

数日が経った5月。

士道は目の前の光景に驚く。

それは、五河家の隣にあるマンションが建てられていた。

 

士道の疑問に琴里が答える。

 

「作ると言ったでしょ?

精霊専用の住居。」

 

確かに令音さんがそう言ってはいたが…でも、ここ五河家の自宅の真横だよ!?

 

「あ、因みに隣に住んでた、麻上さん家は、違うところへ引っ越ししたそうよ…

それも快適な土地が安く手に入れたと同時に家も安く立派ですって。

ーー凄いラッキーね? お兄ちゃん?」

 

嘘つけ。

そんな盛りに盛りまくったラッキーがあるなんて、絶対あり得ないから…

ホント、フラクシナス…

いや、ラタトスクってどんな力を持っているんだよ…

聞いても、すっぽかすし。

 

「というか、いつの間に作ったんだ?」

 

俺は当然の疑問を琴里に問う。

さすがに気になる。

 

「秘密よ。ただラタトスクの力があれば、このくらい当然のことよ。」

 

ホント、何?

ラタトスクは…何でもありなのか?

 

「そして、十香は今日からここに住んでもらうわ。

それともう1人。」

 

琴里がある方向を向く。俺もそれにつられて向ける。

そこには、以前出会った少女。

薄青いワンピースに白の日よけ帽子を被った四糸乃だった。

 

うん。大変可愛らしいな。

 

「ど…どうですか?」

 

四糸乃が恥ずかしそうに俺に聞く。

 

「ああ。似合っているよ。」

 

俺は、素直な感想を言う。

とても似合っているからな。

 

「あ…ありがとう…ございます。」

 

四糸乃は恥ずかしながらも、嬉しそうにする。

 

「四糸乃。何か困ったら、いつでも言いなよ。

これからよろしく。」

 

俺は、そう言って四糸乃に手を伸ばす。

 

「はい…。

よろしくお願いします。」

 

四糸乃はそう言って俺の手を取る。

 

「琴里さん…もよろしくお願いします。」

 

四糸乃は琴里にも挨拶する。

いい子だな。

 

「ええ、任せてちょうだい。」

 

こうして、また新たな日常へ時は進む。

 

 

 

 

 

「シドー! この荷物を運んでくれー!」

 

「士道さん…これ…お願いします。」

 

「士道。早くしなさい。」

 

「ハイハイ。」

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

「さてさて、あれから順調だな。」

 

夢界は遠くから彼らを見ていた。

 

「それに、村雨先生は村雨先生でなーんか士道の為にご褒美をするみたいだし、これから色々面白くなりそうだなぁ。」

 

笑いながら飲み物を呑む。

 

「んっんっん。ぷはー。

でもここまでは順調でも、次に出現する精霊は…

へー。」

 

夢界は携帯を取り出し、次に士道の前に現れる精霊を見て目を細める。

 

「意外と、早く彼女が動くみたいだなぁ。

まぁ彼女は他の精霊と違って、特殊にして強力な精霊。

攻略は難しいし、おそらくーー今回は無理だろ。

今の士道では彼女はハードル高すぎる。」

 

携帯に記されていたのは、“ナイトメア”。

彼女は、最悪な精霊と表示されている。

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

「どうしたんだ? 鳶一。」

 

学校の昼。

士道は十香と昼ご飯を食べたあと、携帯で折紙に呼び出しのメールを受けた。

 

「どうやって、俺のアドレス知ったんだ?」

 

「それは、内緒。」

 

士道の疑問に折紙は答えない。

 

「士道、あなたは何者?」

 

「何者って…」

 

士道は目をそらす。

いずれ聞かれるとは思っていたが案が浮かばなかったのである。

 

「あの日…夜刀神十香の一件でもそう疑問に思っていた。」

 

折紙は、士道に近づく。

 

「あなたは、以前のハーミット出現する前、私の自宅に侵入した。」

 

!?

 

「気になって回収していたパペットが無くなって、あなたの体臭が私の部屋から感じた。」

 

な、体臭? それでわかった!?

それはいくら何でも…

 

「さらに、あの竜巻に突撃したのは、あなた。

他の隊員が気づかなくても、私にはわかる。

加えて、妨害したプリンセスもどうやって姿を隠してたかはわからない。でも、あの声は夜刀神十香。

あなたの名前を呼んでいた。」

 

と、鳶一…とんでもないな。

どうする…この場の突破口は…

 

「何が望みだ?」

 

不安になりながらも、俺は、強めに言う。

この状況では、相手のペースが有利でも負けてはならない。

 

「この事は、上にも上司にも報告していない。

そしてあなたにはこれから。

ーー私を名前で呼ぶ。」

 

「はい?」

 

「夜刀神十香には名前で呼んでいる。

これは不平等。」

 

「ああ。わかった。」

 

「今は、それでいい。」

 

「…本当にそれでいいのか?」

 

俺は、夢界の事があって、疑問を正直に聞く。

 

「あなたの事は理解している…あなたは、自分を犠牲にしてでも情報を漏らさない。」

 

 

「それにあなたには、嫌われたくない。」

 

その言葉に違和感を覚えた。

なぜかはわからない。

 

「わかった。折紙。」

 

「そう。

そして、私からはーーア・ナ・タ。」

 

折紙は手を合わせて言う。

 

「はい!?」

 

つい声が大きく出てしまう。

 

「こうすれば、周りは私とあなたはカップルと認識する。

そうすればーー」

 

「待った。待った。

それは駄目だ。」

 

「なぜ?」

 

折紙は表情を変えずに首をかしげる。

何で平然な表情なんだ…

 

「カップルというのは、互いに認め合って始めって成立するもんだ。

少なくても俺は折紙に対してそんな気持ちにはなっていない。」

 

「…そう。」

 

折紙は悲しそうな表情になる。

しまった。

 

「あー。カップルじゃないから、勿論アナタは不許可だ。

ーーその代わり、俺の事は、士道って呼んでくれ。」

 

「わかった。」

 

先ほどよりかは明るくなる。

だが、どこか納得いかないようだ。

一体、彼女はなぜ俺に対してーー

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

「なーんか、あっちはあっちで進展してるなぁ~青春だねぇ~。」

 

夢界が面白そうに言う。

 

「…私を連れてきて、何が目的だい?」

 

夢界は令音を連れて、士道達を観察していたそうだ。

 

「目的も何も、これから世話になるんで、信頼を得るために色々頑張っているだけですよ。

たくっ。」

 

夢界はまだ警戒されている事に少々思うところがあるそうだ。

 

「…なるほど。」

 

「まぁでも…士道は別の誰かさんを見ているみたいなんで大丈夫だと思いますよ-。」

 

「…?」

 

「なーんだ、何も感じないか。」

 

そう言って、夢界は立ち去る。

 

「…キミは一体。」

 

「俺は、ただのーー士道の味方で、親友、相棒さ。」

 

夢界は思う。

 

ーー士道、彼女のハートはとても堅く、冷たく、過去に縛られているよ。

頑張らないとなぁ。

 

 

 







あることに気がついた。
この作品の士道くん、雨宮蓮の要素じゃなくて、かぐや様は告らせたいの白銀会長の要素が入った士道くんじゃないって…
キャラ紹介に訂正しておこう。

それに合わせて、これから出るデアラでトップレベルの人気キャラにーーー様の要素をいれたら、面白そうかも。

※今更ながらダーリンはダメだわと気づいて修正しました。
(ダーリン→アナタ)
何故今まで気づかなかったんだ…


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