デート・ア・ペルソナ   作:黒ソニア

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夢界「突然の前回のあらすじ〜!夕焼けの中、校舎の屋上で踊る謎の美少女!ASTに派遣された士道を兄だと言う謎の少女真那!そして士道を恋人と語る折紙!乙女の直感で各方面の女の子が反応!そして…卒業してしまった…士道くん…」

士道「…まだ卒業できてないよ!」





第二話:翻弄

 

 

 

「時崎さん何処から来たんですか?」

 

「理想の男性像とかありますか?」

 

「さっきの精霊って何々?」

 

「彼氏とかいますか? いないなら僕と!」

 

転校生の時崎狂三の周りに多くのクラスメイトが群がる。

その8割が男子だった。

確かに容姿はただならぬ色気とかあるしモテるだろうな。

しかし最後のやつストレートに行くなぁ!

今ってそうゆうモノなのかな?

それにしてもーー

 

さっきの挨拶で場が一瞬固まったが、ジョークとして受け入れられた。

まぁ普通はそうだな。

普通は。

しかし事情を知る者は違う。

彼女から何かを感じ取ってた。

 

俺はメガネを曇らせながらも念の為に琴里へメールを送った。

折紙は驚いてホームルーム終了次第でダッシュで教室から出た、おそらくASTに報告するのが目的だろう。

十香は首を傾げていたが、何かを感じ取ってから俺の方を見ていた。

夢界は面白そうに見ていた。

こいつこうゆう展開好きそうだもんな。

少しの付き合いで理解してたよ。

 

周りのクラスメイトに言い寄られ困っている転校生に夢界が話しかける。

 

「おいおい、皆んな落ち着けよ。

転校生の時崎ちゃんが困ってるぜ。」

 

夢界の一言で全員が申し訳なさそうにしていた。

 

「悪いな、時崎ちゃん。

皆んな挨拶の時ので興味深々だったんだ。

許してやってくれよ。」

 

「いえいえ、こちらも突然の冗談を言って申し訳ございませんでした。」

 

ぺこりと綺麗に上品に謝る。

その彼女の姿に男子生徒は惚れ惚れしていた。

俺と夢界を除いて。

 

 

 

 

 

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「これは一体何の冗談?精霊が学校に転入なんて。」

 

日下部は頭を抱えていた。部下の折紙から連絡があって調べた結果時崎狂三が精霊であると、モニターにて表示されている内容を見て嘆く。

 

「やはりこの天宮市に現れやがりましたか。」

 

隣の真那が語る。

その言葉に日下部は疑問に持つ。

 

「やはり?」

 

「私がこの天宮市に派遣された最大の理由です。

ナイトメア…彼女は空間震とは別で1万人以上の人間を手にかけた最悪の精霊でいやがります。」

 

真那の言葉でこの場にいた全員が驚く。

 

「嘘でしょ…そんな精霊がよりによって折紙の学校へ転入を…?」

 

日下部が1人呟く中、真那がこの部屋を退出しようとする。

 

「待ちなさい! 一体何をするつもり?」

 

日下部が慌てて退出する真那を止める。

 

「精霊が出現したのでぶっ殺しに行くんですよ。

まさかとは思いやがりますが…」

 

「ここでは私が隊長よ!

勝手な行動はしないで!」

 

日下部が力強く言う。

彼女の強い言葉に真那は溜息をする。

 

「はぁ…わかりました。」

 

真那は隊長である日下部の指示を渋々聞く。

しかしーー

 

「ーーしかし、くれぐれも忘れねーでください。

私は本社から派遣されてます。

その気になれば、そちらの公認で行動ができやがりますので。」

 

真那は日下部に釘を刺すように言う。

その意味を理解している彼女は真那に不愉快そうに言う。

 

「わかっているわよ。」

 

 

 

 

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キーンコーンカーンコーン。

 

放課後。

あの後、俺はメールの返信を見る。

その内容では、どうやら狂三は本物の精霊であるとの事でいつも通りの接触を取れとの事だった。

俺はどう行動に出ようか迷ってる中、夢界が時崎に語りかける。

 

「時崎ちゃーん。

いや、狂三ちゃんって呼んで良い?」

 

「ええ、構いませんわ。」

 

夢界の行動に優雅に返す時崎。

彼女の一つ一つの行動に優雅さを感じる。

 

「学校についてまだわかっていない事があるでしょ?

どこに何があるとか。」

 

「ええ、そうですわね。」

 

彼女は肯定しながらも何か含みがありそうな言い方をした。

 

「ならさぁーー」

 

夢界は俺の方に顔を向けて指を挿しながら時崎に言う。

 

「あそこに五河士道という俺の親友がいるだけどさぁ。

どうもキミの事が気になってるみたいなんだー。

だから相手すると同時にここの事を教えてもらえば良いよー。

案内得意だし。」

 

「え?」

 

夢界の突然の指示で俺はキョトンとする。

 

[ええーーー!!!]

 

クラス全員(夢界・十香・折紙を除いた)が驚く。

声に出してないが当然俺も驚く。

 

「あらあら。そうですの。」

 

彼女は俺の方に向けて言う。

どこか面白そうにーー待っていたかのように。

席を立って彼女は俺の方へ歩み寄る。

 

「では、士道さん。

よろしくお願いしますわ。」

 

「あ、ああ。よろしく、時崎さん。」

 

「あらあら。狂三で構いませんわよ。

士道さん。」

 

彼女は微笑みながら言う。

彼女の容姿・言葉どれもに魅了される。

その容姿は清廉潔白で容姿端麗。

まさしく彼女に近い言葉だろう。

その上に妖しい魅惑を感じさせる雰囲気もあり多くの男性が虜になる。

 

無論。五河士道も例外ではなかった。

 

この男、メガネを曇らせて警戒していながらも彼女のことをチラチラと見ていたのだ。

お姉さん系、色気漂う大人の魅惑、そして体つき。

体つきに関しては冬服でもスタイルが良いであろうと士道は直観で感知していたのだ。

それ故に精霊である事も分かり、接触しなければならないモノの村雨令音同様好みなタイプなため中々話しかけ辛かったのである。

 

この男はムッツリである。

もう一度言おう。

五河士道はムッツリである!

 

「わ、わかったよ。狂三。」

 

メガネを曇らせながらも目線を逸らしていた。

 

「じゃぁ…行くか。狂三。」

 

「はい。よろしくお願いいたしますわ。」

 

俺と狂三は教室を後にする。

 

 

 

 

 

2ー4のクラスにて多くの男性がドス黒いオーラを出していた。

更にその光景を見ていた十香と折紙もまたドス黒いオーラを放出しながら士道達の後を着いていく。

夢界は面白そうにしながらケータイを覗く。

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

 

フラクシナス

 

「士道くん。精霊と思わしき人物、時崎狂三と行動開始しました。」

 

クルーの1人、椎崎が報告する。

 

「「…」」

 

クルー達及び神無月は困惑する。

士道がメールを送ってから、琴里達は士道達を観察していた。

夢界が起点を効かせて士道と狂三を一緒にさせたモノの面白くなさそうにしていた。

否、機嫌が悪くなっていく一向であった。

 

「し、司令? いかがなされましたか?」

 

「別に…」

 

「む、村雨解析官? いかがなされました?」

 

「……いや、特に問題はない。」

 

 

[…空気が重い。]

 

 

機嫌を悪くする2人を除く全員が思った。

 

「…士道、直ぐに連絡したのはいいことだけど…

ドキドキしすぎじゃない?

相手は何しでかすか分からない精霊なのよ。」

 

「…そうだね。もう少し警戒心を持って欲しいものだよ。」

 

2人はメガネを曇らせながらもチラチラッと狂三を見ており、彼女が話しかけた瞬間から心拍数及び頬を赤らめて歩く士道の姿を見て機嫌を悪くしていた。

 

 

 

 

 

 ----ー

 

 

 

 

 

「士道さん? まずはどこを紹介してくださいますの?」

 

狂三は微笑みながら士道に問う。

士道は目線を逸らしながら会話する。

 

「ああ、そうだな。まずはーー」

 

そう言いながらも、俺は狂三に学校内を案内する。

最初に保健室へ、次に食堂へと。

 

「ここの食堂のオススメはメロンパンだな。

人気すぎて数回しか食べた事ないけどメロンの程よい甘さとモチモチの食感があって美味しいよ。」

 

「あらあら、そうですの。」

 

狂三は微笑みながら言う。

そして続けて。

 

「士道さん。とてもお優しいですのね。

説明も丁寧でわかりやすく。

素敵な紳士ですのね。」

 

可愛くフフフと微笑む。

 

…可愛いかも。

 

そう思った瞬間。

 

ゾクッ!

 

俺は振り返るが誰もいなかった。

気のせいかな…後ろから数人の威圧を感じとったけど…

あぁ、狂三の噂を聞いてコソコソと見ている連中か。

よく見たら離れた所に他クラスの連中(男子のみ)が鋭い目つきをしながらコチラを…俺を見ているし…

 

「どうしましたのです?」

 

狂三が俺に顔を近づけて可愛らしく首を傾げる。

あー。これはマズイですよ…

 

「あ、後は屋上だな。」

 

俺は狂三を連れて階段を登ろうとする。

すると、メガネに選択肢の表示が出た、

内容はーー

➀朝言ってた精霊って、一体何なんだ?

➁狂三は、前はどこの学校にいたんだ?

➂狂三は、どんなパンツをはいているんだ?

 

…➀か➁かどっちにしようかぁ。

➂?

え?

今回2つしか表示されていないよ?

迷っていたらインカムから神無月さんの声が聞こえた。

 

『神無月です。

士道くん、➂にしましょう。

黒タイツ越しのパンツは人類の至宝です。』

 

「はい?」

 

俺はインカムから聞こえる神無月さんの声に反応する。

どゆこと?

why?

しかも至宝って…間違ってないけどさぁ。

そんな事を思っていたらーー

 

「あらあら士道さん、いかがしましたの?」

 

「あぁ、いや、申し訳なーー」

 

俺は咄嗟に言葉を失う。

それは、今目の前の現状…

パンツが見えそうな位置に戸惑ってしまった。

狂三は俺の考えを読んで、少し嘲笑うようにスカートの端を少し上げる動作をする。

 

「士道さん、私のスカートを見てどうしましたの?

…もしかして気になりますの?」

 

彼女はギリギリ見えそうなラインまで上げる。

少し頬を赤めてより色気を出す。

俺は顔を赤くしてしまう。

平常心が保ちづらい。

 

次の瞬間。

 

『十香今よ。』

 

ガコンッ! ドスッ!

 

近くにあった道具入れから十香と折紙が現れた。

 

「十香!? それに折紙!?」

 

俺は奇声をあげてしまった。

しかしこればかりは驚く。

…狂三に意識を集中しすぎて周りが全然見えていなかったのか…

では、さっきまでの気配も十香達だったのか。

 

「シドー! 一体何をしているのだ!」

 

「そう。下着が見たければ私が見せる。」

 

十香は士道が狂三にスカートを捲らせようとしているように見え、折紙は先程言ったように自身のスカートを上げようとする。

 

「き、貴様、鳶一折紙! 何を!」

 

折紙もまたスカートを捲ろうとして動揺する。

 

「士道のためにできない者はここから立ち去るべき。」

 

折紙は十香に言い返す。

いや、そのおう…

 

「ぐ、ぐぬぬぬ…シ、シドーのためなら。

わ、私も…」

 

そう言って十香も2人の行動を真似ようとする。

これはマズイな。

 

「お、落ち着け十香!

俺はそんな事一度もーー」

 

「ーーまぁ、士道さん。

見たくありませんの?」

 

「え!? あ、いや、えっ…?」

 

俺は頭がこんがらかる。

ど、どうすれば…

俺がパニックで頭を抱えると、狂三はクスクスと笑う。

 

「あらまぁ、士道さんったらそんなに慌てて

ーーお可愛いこと。」

 

彼女は嘲笑と憐れみの入り混じった声で、手を顎にあて、首を傾げ、薄笑いを浮かべた目で言う。

 

「なーー」

 

俺は狂三に言われ恥ずかしくなって顔を隠す。

ヤバい顔が熱い。

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

 

夕方、校門前。

 

あの後から、十香がくっついていたため何とかなった。

正直俺1人ではどうなっていた事やら…

折紙もついてこようとしていたが電話を受けてその場を後にしていた。

おそらくASTに召集を受けたのだろう。

 

「士道さん。今日一日ありがとうございました。」

 

彼女は以前変わらず微笑みながら士道に礼をする。

 

「ああ、いや構わないよ。」

 

夕日に照らされている彼女を見て俺は視線を逸らしながら頬をかく。

にしてもさっきから顔がやたら熱いな。

暑くなってきた季節だからなぁ…

 

「では…また明日。ごきげんよう。」

 

狂三はスカートの裾を軽く持ち上げて挨拶する。

ラヴェンツァと会った時を思い出した。

 

「やっと帰ったか。」

 

十香は不機嫌顔をしていたが、狂三が帰って清清した顔をしていた。

俺の腕に抱きつきながらである。

正直嬉しいが、周りからの視線が怖かった。

 

「アハハ…じゃ、じゃぁ帰ろうーー」

 

「待ちなさい士道。」

 

俺が帰ろうかと言いかけた所で背後から琴里が十香達と同じくらい…いやそれ以上に不機嫌になっていた。

 

「こ、琴里?

なんでここに?」

 

「…やぁシン。狂三との時間は随分と楽しんでいたみたいだね。」

 

令音さんも一緒にいた。

しかも凄い不機嫌。

俺なんか令音さんや琴里を不機嫌にさせるような事しましたか!?

 

「したであろう…」

 

十香もムウとした表情になる。

 

「さぁて…士道ちょっと話があるから来てもらうわよ。

因みに拒否権ないから。」

 

え?

 

「…あぁ、琴里の言う通りだ。

シン、キミには少々灸を据える必要があるようだ。」

 

「え? あ、ちょっと…」

 

俺は問題無用で連行された。

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

 

「フフ。」

 

時崎狂三は帰宅する。

それも上機嫌であった。

 

「士道さんったらあんなにもお可愛い人とは思いませんでしたわ。

あのまま行ければ…」

 

狂三は途中で邪魔が入らないければ…と考える。

 

「まぁでも、収穫はありましたわ。

まさかあそこまで手にとりやすいとは…

調べた限りでは既に2人の精霊を手中に収めている。

その事から手強いと思っていましたけれど…これなら。」

 

狂三は学校では見せなかった一面になる。

まるで美味しそうに実った果実を前にしたーー

 

ドンッ

 

1人呟いていたら通行人に当たってしまった。

しかも相手は如何にも柄の悪そうな男だった。

 

「ああぁ!? どこ見てんだよ!」

 

「申し訳ございません。

少々考え事をしておりましたの。」

 

狂三は丁寧に謝罪するも男は彼女の容姿を見て態度を変える。

 

「おいおい嬢ちゃんぶつかっておいてそれで終わりはないだろうよ。」

 

「へぇ、結構可愛いじゃん。」

 

「かなりの大物じゃね?」

 

ぶつかった男に加え更に連れの2人までが狂三に対してニヤニヤとしながら囲む。

 

「あらあら、もしかしてお兄さん方…

私と交わりたいのですの?」

 

狂三は状況を理解して妖しい顔つきになる。

それは男を誘う女の言い方である。

 

「まじ!? 分かってんじゃん!」

 

「イヤッホー!」

 

「たまんねー!」

 

男達は狂三を人の見られない裏路地へと誘い込む。

すると刹那ーー

 

 

[う、うわぁぁぁぁぁぁッッッッッッッ!!!!!!!]

 

 

狂三の足下に大量の血が広がり、赤い瞳が妖しく輝き呟く。

 

「ご馳走様。」

 

彼女は食事をしていたように舌を舐める。

するとそこに青髪の少女が現れる。

 

「また派手にやりやがりましたね。

ーーナイトメア」

 

そこに現れたの崇宮真那である。

 

「あらあら、あなたは。」

 

狂三が知ったように言う。

その瞬間に真那の体が光に包まれ、空にて包囲しているASTに似た格好になる。

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

 

「はぁ…やっと帰ってこれたな。」

 

五河士道は疲れ切っていた。

それは、先ほどまで琴里、令音に説教を受けていからである。

内容は言うまでもなく狂三の一件である。

 

「それは、シドーが悪いのだぞ…

ところでシドー今夜はハンバーグか?」

 

十香が不機嫌な状態から晩ご飯の事を聞いていた。

お腹空いているんだな。

 

『私もそれに一票。』

 

琴里も十香の意見に投票していた。

機嫌を直すためにもそうだな。

 

「ああ。今夜はハンバーグにーー」

 

しよう。

と、言いかけたところで目の前に士道と同じ色の少女が視界に入る。

その姿を見て士道は咄嗟に声が出る。

 

「え? ーー真那?」

 

自分で言っておきながら士道は驚いてた。

 

「へ? ーー兄様?」

 

士道が真那と呼んだ少女も驚いていた。

 

「『え?』」

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

 

フラクシナス

 

琴里と令音は士道に説教を終えフラクシナスへ帰還していた。

 

「お、お疲れ様です。司令。」

 

クルーの1人、椎崎が言う。

士道の所へ行くまで機嫌が悪かったため彼女を含めたクルーが一歩引いた態度をしていた。

 

「ええ。それで今士道は?」

 

「はい。今士道くんは十香を連れて帰宅する所です。」

 

そう伝えると画面の方を向ける琴里と令音。

 

『ところでシドー今夜はハンバーグか?』

 

十香が今晩のご飯について士道に聞いていた。

それを聞いて琴里は士道に意見するために席に座る。

 

「私もそれに一票。」

 

琴里も十香の意見に同意した。

普段の対応をしていてクルー達は安堵した。

 

『ああ。今夜はハンバーグにーー』

 

士道が言いかけた瞬間に彼に変化が生じる。

目を大きく開けてまるで信じられないような目をして目先の少女に話しかけた。

 

『え? ーー真那?』

 

彼の言葉に琴里と令音は反応する。

まるで親し安そうに言っていたからである。

そして相手の姿もモニターが入る。

 

『へ? ーー兄様?』

 

相手の少女もまた士道に親し安そうに言っていたからである。

そして何よりも少女は士道に似た容姿をしており、かつ士道に兄様と問いかけたのである。

 

『「え?」』

 

画面先の十香と琴里が反応する。

その後に全員が驚く。

 

「何? 誰?

…どうゆうこと?」

 

琴里は信じられないように言う。

当然である。

琴里は士道と共に暮らし続け一度も自分意外に士道の事を「兄」と呼ぶ人物は当然ながらいないため戦慄していた。

 

そしてーー彼女の姿と声を見て令音もまた驚いていた。

この場にいた誰よりも驚いた。

そう、士道と同じようにしていたのである。

 

「(…なぜ、真那が?

…それに今ーーシンが真那と呼んでいた?)」

 

ーーありえない。

彼が…士道(シン)が真那の事を知るはずがないのに。

 

 

 







このエピソードを作成中にとんでもないことに気づいた。
四糸乃編の最後の士道と折紙の会話で折紙がダーリンと呼ぼうと記述していたことに…何故気づかなかったんだ…
ホント次から気をつけます。

狂三にかぐや様の要素入れてみたけどこれでどうですかね?
発想は悪くないと思うのですが、表現がこれでいいのか迷う。



士道が狂三を案内している最中の会話

夢界「ははは…いやー士道のやつ、まじでお姉さんキャラに弱すぎるだろ。笑ける。」

琴里『聞こえているでしょ、夢界!
これはどうゆうこと?』

夢界「いやぁ実はさ。
士道の好みってお姉さん体質がある人なんだよー。」

琴里『はぁ?(ドス黒い声)』

夢界「いや、俺に当たるなよ。」

令音「…なるほど。
シンはああいう女性が好みなのか。」

夢界「ああそうね、けど狂三ちゃんだけでなく村雨先生も当てはまっているよ。」

令音「…そうなのかい?」

琴里の機嫌が更に悪化する。
その様子を見て自分に八つ当たりして欲しそうに見ている神無月。
そして例の選択肢に➂を選択させようとして神無月は琴里からご褒美(跳び蹴り)を受けるのであった。


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