デート・ア・ペルソナ   作:黒ソニア

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琴里「前回のあらすじー…士道がまた狂三にいいように弄ばれてるだけ。終わり。」

士道「いや雑すぎだろ…後俺はーー」

琴里「…」ダンッッ!!

琴里は強い音をたてて足を机の上に乗せて組む。

士道「こ…琴里…さん?」

琴里「…何?間違った所あんの?」

士道「いや…ごめん…すいませんでした。」


第五話:魅惑

 

「綺麗ですわねー。」

 

俺達は水族館の中を歩く。上や横のガラスから魚達が泳いでいる姿が見える。

 

「…だな。」

 

俺はつい短く返す。

 

「あらあらどうしましたの?士道さん。先ほどからなにやら元気なさそうですが。」

 

狂三は可愛らしく傾げる。

 

「いやだって…」

 

俺はそう言って目だけを左右に動かす。その目にした光景はーー

 

ヒソヒソと話すカップル。男女友達で来ている者達。男同士で来ている者達。多くの人からの視線で痛かった。

その理由は

 

狂三は噴水から腕に抱きついて今もこの状態でいるからだ。

 

いやー。これに関しては普段平常心でいるつもりの俺もキッツイ!

基本ボッチ特性の俺にはスッゴイキッツイ!

すんげー嬉しいけどキッツイ!

すげー嬉しいけど!

人生でこんな経験ないんですけども…夢見た事あるけどこんな事って…あるんだねー。

 

ジロジロ

 

うわー見られてる見られてる。しかも多くが殺意剥き出しで…だよねー。俺も逆の立場だったらそうなるわ。うん。

 

「…あの狂三。この体制すごく嬉しいんだけど…そろそろ周りの視線を気にして貰いたいかなーって…」

 

「あらあら…士道さん嫌ですの?」

 

「いえ嫌ではないです。このままで行きましょう。」

 

本能には勝てないな…あれ?俺のキャラって…どうなのだったっけ?

…それにしても周りといい他の視線を感じる。

 

 

 

 

 

「…」

 

士道達2人を遠くからストーキングしている人物が機嫌を悪くしている。

鳶一折紙である。

昨日のやりとりを見ていたため士道が来る前から天宮駅にスタンバっていたのである。

そして士道が離れるように言っているであろう所に狂三が色目を使って士道を言いくるめる姿を目撃する。

 

グシャッ!

 

怒りのオーラを出して缶コーヒーを握り潰す。

その姿に周りの人は恐怖を抱いていた。

 

 

 

 

 

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フラクシナス

 

船内は非常に息苦しかった。無論原因は令音、琴里、十香を中心に四糸乃は顔を赤くして涙目状態であった。

 

「…あー。うん。士道って狂三ちゃんに弱いね。思ってた以上に…」

 

夢界は汗を垂らしながら感想を言う。正直この場から離れたい気持ちで一杯だった。

 

「ーーそうね。ホント士道ってば帰ったら覚えておきなさい。」

 

琴里ちゃんはそれはもうご機嫌斜めであった。

 

「…そうだね。その際は私も同席しよう。」

 

普段クールで士道に対して好印象しか言わない令音もご機嫌斜めだった。

 

「…」

 

そしてむくーっとしながら拳を強く握りしめて見つめる乙女の十香ちゃん。当然ご機嫌斜めである。

 

「「「…」」」

 

士道が狂三に思うがままにされている姿を見て更にご機嫌斜めになる今度は誰もが理解できる赤いオーラを出している。

 

「……お願いだから士道!何とか名誉挽回してくれー!この場が辛いの!!」

 

夢界は我慢できずに大声で本音を言う。彼の言葉にクルー達が小さく頷く。

…因みに神無月は笑顔で地に伏している。ご機嫌斜めの琴里が怒りのあて先に神奈月に攻撃していたようだ。

 

 

 

 

 

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「さて…次は何処に行こうか。」

 

士道は手を顎に当てて考える。

 

「では、次はわたくしがリクエストしても?」

 

狂三は微笑みながら士道に尋ねる。

 

「あぁ。何なりと。」

 

士道は紳士のように振る舞う。今更だけど。

 

「ではーー」

 

そう言って士道の手を取って場所を告げずに歩く。

 

 

 

 

 

そして連れて行かれた場所はーー

 

「え?いや、あの、狂三?ここってーー」

 

士道は顔をまた赤くする。今度は場所が場所のだけにある意味当然の反応をする。

 

「ええーーランジェリーショップですわ。」

 

そう言わば女性の下着専門のお店である。

 

「何故ここ!?」

 

当然の意見である。

 

「あら?ダメですの?」

 

狂三は少々困った顔をする。

 

「いや、だってここ女性専門店じゃん!俺はいれないよ!?」

 

「問題ありませんわ。ほらあそこ。」

 

そう言って狂三はある人物に指を示す。

何とランジェリーショップに明らかに男性らしき姿があったのだ。

 

「嘘!?」

 

すっとんだ声をあげる士道。さっきから周りの視線やらが気になり始めたが、そんなのは今はどうでもいい。

 

「けど、こうゆうのって…個人で行くモノじゃない?」

 

「えぇ。ですが…自分にどのようなモノが似合うのか、士道さんに選んでいただきたくて来ましたの。」

 

狂三はふふふと可愛らしく微笑む。

 

「…」

 

士道の額に大量の汗が流れる。

 

「さぁ。参りましょう。」

 

そう言って連れて行かれる士道。

 

 

 

 

 

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フラクシナス

 

「時崎狂三…恐ろしい女ね。」

 

指揮官として琴里は意見する。

 

「…あぁ。断れば好感度が下がり状況が悪くなる…。シンもそれを考慮して狂三の言われるがままになっている。」

 

解析官として令音が意見する。

 

[ふう…]

 

夢界とクルー全員が一息吐く。

士道が弄ばれて不機嫌な女性3人を夢界達が必死に説得したのである。

 

「それにしても士道はちゃんと精霊の事について聞くんでしょうね?…正直そこも不安でしょうがないわ。」

 

「…あぁ。彼女の精霊としての能力、不死身のような力を解析しなければならない…しかし検討がつかない。」

 

令音は狂三について現状を口にする。

 

「不死身ねぇ…」

 

夢界が意味ありげな言い方をする。

 

「何?何かわかった事があるの?」

 

「いや、どう考えたって不死身は無理がある…もしそれが本当なら彼女はーーわざわざ学校まで来なくても士道をどうにかできたんじゃないか?」

 

「…それはどうゆう事だい?」

 

令音が真剣な眼差しで夢界を見る。

 

「だって狂三ちゃんが学校に来た目的は間違いなく士道だろ?何せあんなにも士道をメロメロ攻撃しているわけじゃん?…あ、機嫌悪くしないでね?十香ちゃん。」

 

十香は落ち着いた後、会話に入れず四糸乃と大人しくしていたが、メロメロのワードで機嫌を悪くしていた。

 

「おほんっ…ようは不死身の力があれば強引に士道をどうにか出来ていたって訳。しないのは不死身じゃない。もっと別な力であると考えられる訳だ。」

 

夢界の意見に琴里達は驚く。

 

「た、確かに。」

 

「不死身なら強引な手段を取れていた。」

 

「別の力ですか。」

 

十香や四糸乃以外の者たちは難しい顔をする。

 

「とにかくそれを知るためにも。」

 

琴里が呟く。

 

「…全てはシンの行動にかかっている訳だ。」

 

令音の言葉に全員が士道に注目する…が…

 

 

 

 

 

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「あ…あの…狂三?」

 

「これ何てどう思います?それともこちらでしょうか?」

 

狂三はさっきからかなり際どい大人の下着を士道に見せていた。

事実を言うとどれも士道くんが反応するモノばかりだった。

 

「え、えーっと…」

 

目を逸らす士道くん。そうしていたらインカムから琴里の声が聞こえた。

 

『…士道さっさと選んでこの場をやりすごして精霊の事について聞くのよ。』

 

琴里からの指示だった。

それが出来るなら早くそうしている…

 

『ならここで勢いよく“それだ!”って言うのを強く言えばいいんじゃね?』

 

夢界のアドバイスだった。正直当てにならない気がする。

 

『そうね。夢界の言う通りよ。士道、さっさと言いなさい。』

 

無茶要望だな…だが突破口が見えないし、ここはーー

 

「あー、それとかどうだ?似合いそう。」

 

士道がパッと指を指す。それはーー黒の凄い際どい大人ものだった。

 

「あら…これですの?…ではせっかくですので試着して見ますわ…」

 

そう言って狂三はスタスタと試着部屋に入る。

少し時間が経って。

 

「…どうでしょう?士道さん。」

 

そして露わになるその姿。

 

とても凄い狂三さんの姿でした。

当然な話、彼女の頬を赤らめていた。

そして後ろ鏡から見えるその姿が更に…いやもうこれはヤバイ。

 

「…あ。」

 

その姿に士道はキャパシティーのラインを越えようとしていた。

そしてギロッとした周りの視線やヒソヒソ話が聞こえてくる。

 

「ねぇ…ちょっとアレ。」

 

「うわ…何アレ…そして見ているあの子。」

 

あー…終わった…

 

「ちょっと!そこの男子〜!それは無いわよ〜!!」

 

その声は明らかに男性の声だった。

狂三が指していた男性…直訳するとキモいオカマだった。

 

「狂三…大変似合ってます…」

 

顔を真っ赤にしながら俺はメガネを曇らせ顔を隠す。

せめて困らせないよう精一杯の本心も含めたコメントをする。

 

「あらあら。お顔を真っ赤になさってーーお可愛いこと。」

 

そう言って試着部屋に戻り、狂三は元の格好に戻り…

 

「ではーーコレを買いましょう。」

 

レジへ持って行く狂三さん。俺は男としてお金を出すべきだが…出したら出したで俺はこの周りの人から変態扱い…そして絶対帰ったら琴里に殺される。

どちらにしろ、俺に未来はあるのでしょうか…

 

 

 

 

 

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フラクシナス

 

『あー、それとかどうだ?似合いそう。』

 

そう言った士道の指先はとんでもないシロモノでした。

 

「すんごいの選んだな!士道!ナイス〜!」

 

「「「ナイス!」」」

 

夢界の言葉に男性クルー達が指を立てる。その姿に女性達はドン引きだった。

 

「うわー…それにしても士道くん、とんでもないの選びますね…」

 

クルーの椎崎が述べる。彼女は夢界達を見てドン引きするも士道に対しても若干引き気味だった。

 

「シ、シドーはああゆうのが好みなのかぁ…?」

 

十香は目をグルグルしながら顔を赤くして言う。前まで下着の存在を知らずにいたが、際どい格好で肌が見え見えな姿には理解があるようだ。

 

「…アワワ…」

 

《士道くーん!すんごいの選んでんじゃなーい!?これは四糸乃にもさせようとしているのかなー?》

 

四糸乃は狂三の姿、士道が選んだモノ、最後によしのんの一言によってキャパシティーオーバーになりつつあった。顔は誰よりも真っ赤になり湯気が沢山出ていた。

 

「何ぃー!?本当ですか!?四糸乃さん!?よしのん!?それではこの神無月今すぐ買って参りましょう!」

 

ロリコンの彼には極上の言葉であった。

 

「フン!」

 

琴里の回転蹴りが神無月を襲う。

 

「っっんがぁぁぁ!!!」

 

強烈な一撃でロリコンがノックアウト!そしてそのロリコン、神無月は幸せそうに倒れる。

 

「ったく…にしても何よ…あの格好…お、お兄ちゃんっっ…!!」

 

狂三への嫉妬、士道の天然な行為に怒りのボルテージが上がりかけている…いやもう頂点近くまで上がっていた。

 

「…」

 

船内が祭りのように盛り上がっている中…1人、令音はただ見ていた。

しかし…彼女はクールでいつつも内心では…この場の誰よりも怒りを感じていた。

 

「…(狂三、随分とシンに対して大胆な行動をするじゃないか…許さないな。それにしてもシン。キミはキミで彼女のペースに飲まれすぎた。昨日あれほど言っただろうに…ならばコチラもーー)」

 

彼女は静かに決意する。四糸乃の件で士道にした行為を含め、今の彼女の考えを改めて見ると令音はどう思うのだろう。以前の自分ならばどう思うだろうか。

彼女のーーは、今の令音を見てどう思うか。

 

ーー彼女は少しずつズレ始めていた。

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

 

「大丈夫ですの?士道さん?」

 

外の休息所にて士道は椅子に座りながら少々ダラシのない姿になっていた。

 

「あー…いや、大丈、夫だ。」

 

「そうですの。」

 

士道は息を切らせながら本来の目的を思い出す。

 

「ふぅ…ところで狂三?」

 

「はい?」

 

「転校初日、キミが精霊って言ってたけどーーどうゆう意味なのか教えてくれないか?」

 

ザーザー

 

風が吹き草木が揺れる。空気が変わったのを表すように。

 

「あぁ、そうですわね。」

 

そういう彼女は士道に見せていない意味ありげな顔をする。

 

「士道さんはどうゆう意味だと思いますの?」

 

ニコっとする狂三。

 

「…ズルいやつだな。」

 

士道は意味ありげな笑みを返す。

 

「フフフ。お互い様という事ですわね。あー…もしかして今までの全てが芝居でしたの?」

 

「ーーいや芝居なんてしてない。全部素だよ。」

 

半眼になってつい本音を言ってしまう士道。その返事に狂三はきょとんとした顔をするも可愛らしく笑う。

 

「あらあら、そうですの。それは失礼しましたわ。」

 

クスクスと女の子らしい反応をする。しかし。

 

「わたくしは士道さんのご存じの通りの“精霊”ですのよ。」

 

空気がまた変わる。

 

「そうか。」

 

士道は一度瞳を閉じて狂三を再び見る。

 

「狂三。一昨日の夕方。俺たちと別れた後を知ってしまった。率直に言って何故ーー怪我がないんだ?」

 

あの時起きた事を自分はもう知っていると告げる。

 

「ーーあぁ。あの時の事ですの…えぇ、知りたいですか?」

 

彼女は椅子から立って机を上から体をこちら寄せ尋ねてくる。彼女の雰囲気が変わる。まるでーー狙った獲物を逃さぬようゆっくりと妖しい雰囲気を出しながら。

 

「あぁ気になーーうん?」

 

俺は汗が出そうになる中、ふと狂三のいる方向にーーいかにもストーカーしてますよと分かる人物がいた。

 

「どうしましたの?士道さん?」

 

俺の雰囲気の変化に狂三も妖しい雰囲気からお淑やかな雰囲気に戻る。

 

「あー。狂三、少しトイレ行ってくる。待っててくれ。」

 

そう言って俺はトイレのある方に向かう。

 

 

 

 

 

「あらあら。逃げた…という感じではないですわよね?」

 

狂三はそう告げる。

 

「それにしてもデート中は如何にも扱いやすいお方だと思っていましたが…いささか甘く見過ぎだようですわね。」

 

彼女な自らの過ちを反省する。彼は気を抜いてはいけない人物であると。

 

「しかしまぁ、あの事を知っているとなると…」

 

狂三はニヤリと妖しい笑みをする。

 

「今日こそ。」

 

そう言って舌を舐める。

するとーー

 

バン!バン!ハハハハハ!

 

「…あら?」

 

彼女は音と声のする方を見る。そしてと木々の中を駆け回る不審な男性グループ。彼らが妙な事をしているのに気づく。

彼女はーー

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

 

フラクシナス

 

「ちょっと、士道!何をしているの!?」

 

士道と狂三の会話を見て、突如士道がトイレに行くと言い始めたので琴里は慌てる。

 

「せっかくのいい感じのチャンスだったのにぃ…士道のチキンっぷりには困るわ!」

 

ダンッ!

 

琴里はそう言って机に手を強めに当てる。

 

「…まぁ待ちたまえ琴里。」

 

そう言って令音が琴里を宥める。

 

「何よ令音。せっかくのーー」

 

「…わかっている。けれど原因はシン自身ではない。」

 

そう言って彼女は手元を動かし画面に映す。士道がトイレの方に向かった際、近くにある人物が士道の方に駆け寄る所だった。

 

「え?何で彼女が?」

 

琴里がその人物を見て驚く。そして十香も反応する。

 

「む?やつは…鳶一折紙ッ!」

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

 

「折紙、どうしてここに?」

 

俺は折紙に問う。すると彼女は真剣な眼差しで語る。

 

「あなたはここで帰るべき。時崎狂三は危険。」

 

警告だった。

 

「分かっている…けど何も知らないで突き放すのは違う。話をしてみればーー」

 

「そんな事はない。精霊は危険な生命体。話では何も解決しない…特に時崎狂三、“ナイトメア”はそんな悠長な事をできる相手ではない。」

 

ナイトメア、それが狂三の精霊としての名か。

 

「…警告ありがとう。」

 

ここで一旦話を合わせて折紙を安心させる手段を取った。

 

「んじゃ、一旦狂三の方に行くよ。予定が入ったってーー」

 

「そう。私とのデートを優先する。」

 

「え?」

 

折紙からの突然の誘いでした。まずい。

 

「そうすれば安全。そして私との温かい家庭が待っている。」

 

「話がぶっ飛んでないか!?」

 

前からわかっていたが、折紙色々と凄い事言っていないか!?

 

「あ、いや…とにかく狂三の方に行くよ。ごめん。」

 

そう言って俺は良いプランが浮かばずにその場を去ってしまう。

 

「!?まっーー」

 

ブーウッ!

 

突如折紙のケータイに緊急着信が入る。

 

「こんな時にーー彼女は。」

 

着信相手はーー

 

 

 

 

 

 

俺は休憩したところへ向かう。しかしそこに彼女の姿はなかった。

 

「あれ狂三?一体どこへ?」

 

キョロキョロ周りを見渡すとーー

 

木々の所から嫌なオーラを感じ取った。その先に狂三がいる強いシンパシーのようなモノを感じ取った。

 

 

 

 

 

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「へっ!この猫意外と逃げ足早いな!」

 

「けどこれで逃げられないぜ〜!」

 

「さぁてお楽しみの時間だぜぇ〜!」

 

そう言って男の集団はエアガンで猫を虐待して楽しんでいた。

 

「…にゃぁ……」

 

とても弱弱しい声だった。そこにーー

 

「…あらあら。酷い事をするではありませんの。」

 

狂三は男性達が君の悪い顔つきで子猫を追いかけているのを目撃し追ってきたのだ。

 

「あぁ?何だお前?」

 

「おいおい。よく見たら中々のもんじゃね?」

 

「良いなぁ。」

 

へへへへと狂三を見ていやらしい顔つきになる。そんな彼らを見て狂三は。

 

「あらあら。そんなのを使って…もっと面白い事をしませんこと?」

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…何処だ?」

 

駆け足で木々の中を駆ける。すると。

 

「ああああぁぁぁぁーー!!!???」

 

「!?」

 

大きな悲鳴の声が聞こえた。俺はその場に向かって走り込む。嫌な予感しかしないが…

そう思っていながら現場に辿り着く。士道の目の視界に映るのはーー

 

多くの血が飛び散り、数人の男性の死体だった。

 

そして最後の1人、先程の叫び声の人物であろうとする男性に銃口が向けられていた。

その銃口を人物はーー

 

 

 

 

 

「あらあら。随分と遅いではありませんの?ねぇ…士道さん?」

 

 

 

 

 

狂三だった。

 





僕の書く士道くんキャラがバラッバラで草。普段はクールを演じる男子高校生なのに狂三の前だとキャラブレブレになる…ミスったかなぁ…

あーもっと令音さんを書きたい。もっと士道くんと絡ませてぇ。

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