デート・ア・ペルソナ   作:黒ソニア

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ペルソナ使い4人になるかもしれない…ある別作品キャラを組み込みたかったけど…影が薄くなってしまう…何よりデアラのヒロイン達が薄れていっちゃう。



第五話:距離

 

士道達はオーシャンパークのプールエリアに入る

オーシャンパークは二つのエリアに分けられており、プールで楽しむ“ウォーターエリア”と遊園地で楽しむ“アミューズエリア”に分けられている人気スポットである

士道は水着に着替え、プールの前に立つ。

 

「初めて来たが、中々爽快だな。」

 

室内全体を見渡して、少し子供心が顕になる

子供大人共に楽しめるウォータースライダーや広いプールを見てテンションが上がる士道であった。

 

「シドー!」

 

「…」

 

声のする方は視線を向ける

そこにいたのは水着姿の十香達だった。昨日見ているとはいえ、美少女である彼女達の水着姿を見て思わず頬を赤くし、気が緩んでしまう士道であった。

 

「…あ、あぁ。」

 

手を軽く上げて返事を返す士道。

 

「凄いなシドー!建物の中に大きい湖やら沢山あるぞ!」

 

「はい…沢山あります。」

 

《ヒャッハー!テンション上がるねぇー!》

 

十香は周りを見渡して興奮しだし、四糸乃は十香ほどではないがウズウズとしていた。よしのんはある意味予想できていた反応をする。

 

「シドー!早速遊んでも良いのか?」

 

「あ、あぁ。勿論。」

 

「おおー!!行くぞ!!」

 

「は、はい。」

 

2人は年頃の女の子の如く、目を輝かせプールのところまで駆け抜けて行った。士道はそんな彼女達を見てつい頬が緩む

その様子を見てインカムから通信が入る。

 

『…彼女達のような美少女に見惚れてしまうのも仕方がないが、気を取られてしまってはいけないよ、シン。』

 

「令音さん。」

 

彼女の言葉にハッとする士道。

 

『直に琴里もやって来る、ちゃんと対応しないといけないよ。』

 

そうだ気を引き締めていかなければ。

 

そう決心する内に背後からやってくる人物に士道は視線を向ける

琴里だった。彼女の水着姿は白のセパレートであり、士道同様頬を赤らめておりその姿はどこか色ぽかった。

 

「待たせたわね。」

 

「…!」

 

士道は妹の琴里の姿にドキッとし始めた

これまで琴里とプールで遊ぶ事は無かったためか、普段とは違う一面を見て思わず見惚れてしまっていた。相手が妹であってもだ。

 

「…何よ、何か言う事があるんじゃない?」

 

もじもじっとする琴里に士道は何とか対応する。

 

「…あぁ。似合ってるよ。つい見惚れてしまった。」

 

嘘偽りなく本心を告げる。

 

「へぇ…そう。」

 

士道の言葉に琴里は先程よりも頬を赤らめる

その様子はフラクシナスでも中継されており、案の定反応する者がいた。

 

『おぉぉぉー!!!!エレガントッ!エクセレントッ!司令の水着姿こそ芸術!司令の未成熟なロリボディ、そして膨らみかけた胸っ!あぁ!生きていて良かったと!この神無月恭平!今、喜びの絶頂を迎えております!』

 

インカムから五月蝿いヤツの声がして耳を痛める

その様子を見てか、琴里はさっきとは一変して冷たい表情になる。

 

「あぁ…思っていた通り、神無月あたりの指示が出てそう言ったのね。ありがとう、気持ちは受け取っておくわ。」

 

琴里の雰囲気がいつもの司令官モードの雰囲気になってしまった。

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

「何してくれてるんですか!?この無能副司令官!」

 

「せっかく士道くんと司令との雰囲気がいい感じだったのに、アナタのせいでパーじゃないですか!」

 

クルー達が絶頂を迎えている神無月にモノを投げまくる。

 

「何ですか、みなさん!司令の姿に絶頂して何が悪いのよ!」

 

反省していない神無月であった。

 

「…」

 

令音もまたこの状況を見て困惑する。

 

「…前途多難だが頑張って欲しい、シン。」

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

 

「さて、そろそろ私達も楽しみましょ?」

 

「あ、あぁそうだな。」

 

士道達は十香達の元へ向かう。その道中でインカムから声が聞こえた。

 

『おい、士道。琴里ちゃんを連れてスライダーに迎え。』

 

夢界の声だった。

 

「…スライダー?(小声)」

 

『そう、大体の流れは通信や遠くから見ていて理解した。分かっていると思うが、ご機嫌取りをしないとな。だからスライダーでテンションを上げていこうぜ。』

 

なるほど、確かにスライダーで琴里の機嫌を良くするのはいい手だな。よし。

 

「士道、何かプランは貰ったの?」

 

「琴里、気分を変えてスライダーに乗ろう。」

 

士道はスライダーへ指をさす。

 

「スライダーね。」

 

「お!シドー、琴里やっと来たのか?」

 

十香が元気いっぱいにコチラは駆けつける。すると士道の指さしていた方へ視線をずらす。

 

「おお!アレに行くのか?私も行きたいぞ!」

 

そう言って十香は士道と琴里の手を取ってスライダーの元へ歩き出す。

 

 

 

気がつくと俺達はいつの間にか3人で滑る事になった。しかも体勢が--

 

「何故に俺が真ん中!?」

 

流石にこの状況じゃ、冷静でいられない士道くん。それに琴里もこの状態に異議を唱えたい所であったが…

 

「ちょ…ちょっと、あんまり動かないでよ。」

 

恥ずかしそうに士道にしがみつく琴里。

 

「いやだって…」

 

「それでは行くぞー!」

 

士道と後ろにしがみつく十香の掛け声により俺達は滑り始める。

 

「「うわー!!」」

 

「おおー!」

 

勢いよく滑るため士道と琴里は悲鳴の声をあげる。十香は逆に喜びの声を上げる

滑り続ける中、勢いが強すぎたためか3人はレールから脱線する。

 

「「あ」」

 

ジャポンッッッ!!!

 

運良く3人はプールの中へと強くダイブする。その光景を終始みていた四糸乃は怯えていた。

 

「おー!楽しいな!」

 

十香はそれでも喜んでいた。

 

「ブハッ…ふぅ…っ、琴里?」

 

琴里は士道に強くしがみついていた、涙目を浮かべて。

 

「だ、大丈夫か?」

 

士道は心配する。

 

「う…うぅ…」

 

「…琴里。」

 

こんなに弱く怯える琴里を初めて見た。

 

そんな事を思っていると琴里の髪留めをしていた黒リボンが外れてしまった。

 

「おっと。」

 

士道はキャッチする。キャッチして気がついたが、黒リボンは濡れていた。当然である、士道と共にプールの中へダイブしたのだから濡れていて当然である。

 

「…新しいリボンで髪を止めるか?」

 

「駄目っ!」

 

琴里は力強く否定する。

 

「…っ!」

 

「…ごめんなさい、強く言いすぎたわ。」

 

2人は沈黙してしまう。その光景を途中から見て十香は「うん?」としていた。

 

「と、とりあえずあがろうか。」

 

琴里はこくりと頷いて十香と共に陸に上がる。

 

 

 

 

 

「悪かったわね…」

 

琴里は元気なくそう言う。

 

「…え?」

 

怒るだろうと思っていた士道は予想外の反応に戸惑ってしまう。

 

「琴里?」

 

士道は心配するように琴里に声かける。

 

「ダメなの…」

 

「ダメ?」

 

士道は疑問を抱く。すると、琴里は黒リボンを手に持って語る。

 

「このリボンじゃないと強くいられないの…。」

 

「それはどういう--」

 

「シドー!琴里ー!」

 

士道が疑問に思う中、十香が四糸乃と共に食事コーナーの方へ指をさしながら士道と琴里を呼ぶ。

 

「昼餉だ!」

 

十香はお腹空いたのか今すぐにでも向かおうとしていた、四糸乃はチラチラっと申し訳なさそうにおねだりをしていた。その様子を見て、2人ともお腹を空かせたのだとハッキリ分かった

その様子を見て、琴里は立ち上がって十香達の方は行こうとする。

 

「2人がお腹を空かせたみたい。行きましょ。」

 

「あ、あぁ。そうだな。」

 

戸惑いながらも食事にしようと共に向かう。

 

 

 

 

 

「あー、中々進展しないなー。」

 

遠くから見守っていた夢界が呟く。

 

「この調子だどキスまでにどれだけ時間かかるものか…それまでに琴里ちゃんの意識が保てるか--うん?」

目を細めて真剣になる夢界。ふとある人物に気がつく。

 

「おや?来ないんじゃなかったっけ?--ふむ、なるほど。」

 

インカムを付け直して、フラクシナスのクルー達の会話聞き察する。

 

「士道、事態は刻一刻を迫るようだ。」

 

夢界はある場所に移動する。

 

 

 

 

 

「はむ、はむはむ。もぐもぐ。」

 

「…」

 

十香の食べる量を見て士道は苦笑いをする。ハンバーガー、チャーハン、ポテト、サンドイッチ、パスタ、唐揚げと…相変わらずとんでもない量である。

 

「私ちょっと席を外すわね。」

 

そう言うと琴里はスタスタと歩いてった。

 

「あ、あぁ。」

 

士道は戸惑いながらも返事をする。

 

「士道さん…大丈夫ですか?」

 

士道の元気のなさに心配する四糸乃。

 

「あ、あぁ。大丈夫だよ、四糸乃。」

 

何とか優しく返す士道。しかし、それでも無理をしていることに気がついていた。

 

「…琴里さん、の事ですか?」

 

ぴくりと反応してしまう士道だった。

 

「む?琴里に何かあったのか?」

 

十香も食事を止めて問いかける。

 

「…」

 

士道は黙りこくも2人の表情を見る、その表情は事情を知りたそうな顔だった。

 

2人に黙り続けるのもダメだな。

 

士道は隠し通せないと判断して2人に説明しようとする。

 

「実は--ん?」

 

士道は説明しようとするが、インカムが反応する。

 

『士道。』

 

その声は夢界だった。

 

「何だよ夢界、これから十香達に説明を--」

 

『トイレの方に来い。』

 

それだけ告げて連絡は途切れた。しかし、その声は深刻な声だった。

 

「何かあったのか?」

 

士道は2人に説明しようと思ったが、優先事項を変える。

 

「悪い2人とも説明は後でする。ちょっと待っててくれ。」

 

士道はそう言うと席を立ってトイレの方へ駆け出す。

 

「シドー!」

 

十香は駆け出す士道を見つめる。

 

 

 

 

 

「何があった?」

 

トイレの方へ向かうと壁にもたれる夢界だった。

 

「ん。」

 

夢界はトイレの方へ行けと言っているかのように指をさす。

 

「?」

 

「近くで盗み聞きしてみな、十香ちゃん達は俺が見ておくから。」

 

そう言うと夢界は士道がやってきた方へ歩いて行く。

 

「…」

 

士道はトイレの方へ歩き出す。すると、聞き覚えのある声が聞こえた。

 

「…大丈夫かい、琴里?」

 

「…ええなんとかね。それより早く、やって頂戴。」

 

聞き覚えのある声はやはり令音さんだった。琴里は顔から汗を多くかいており、片手で頭を押さえており何かに耐えていた。そして、もう片方の片手を令音さんに突き出していた。

 

やって頂戴って何を?

 

2人に気づかれないように、やり取りを見る。すると、令音さんは深刻な顔で注射器を取り出した。

 

「…これが最後だ。これ以上は琴里が保たない。」

 

「…大丈夫よ。今の私は精霊だもの…薬なんかじゃ死なないわ。」

 

琴里は意地を張っていうも、令音の前に弱音を吐く。

 

「…お願い。士道と…お兄ちゃんとのデートなの。」

 

その弱々しい声を聞いて、士道は瞼を強く見開く。

 

クソッ!琴里の容体は悪化しつつあるじゃないか

俺は…俺は…何をしているんだ。

 

士道は自分を責め続ける。

 

琴里を助けなくちゃと決心しても、俺は琴里のために何もしてあげられていないじゃないかっ!

 

士道は表情を暗くし、拳を強く握りしめる。

 

「もしかしたら、これが最後のデートになるかもしれない…失敗したら私が私でなくなるから…だからお願い。お兄ちゃんとのデートを最後まで。」

 

琴里が令音にそう言うと、令音は注射器を琴里に打つ。すると、琴里は安堵する表情になる。

 

「…ありがとう令音。恩にきるわ…早く士道達の所へ向かわないと…心配かけちゃう…」

 

「…無理はいけない。水を買ってくる、少し待っていたまえ。」

 

令音はそう言うと立ち上がり士道のいる自販機の元へ行こうとする。

 

「…どうぞ。」

 

小声で士道は自販機で買った水を令音に差し出す。

 

「…っ!」

 

令音は士道に驚くも水を受け取り、琴里の所へ向かう。

 

 

 

 

 

「…いつから聞いていたんだい?」

 

令音が静かに問う。

 

「…注射器を取り出している所からです。」

 

「…そうか。」

 

2人は少し沈黙する。

 

「…シン、今のやりとりを見なかった事にして欲しい。」

 

令音から声をかける。

 

「俺は…」

 

「…?」

 

「俺は琴里の事を全然考えれていなかった…」

 

士道は暗い表情で語る。

 

「琴里に時間が無いってわかっていたのに…救うんだって、決心したのに…琴里を俺は…っ!」

 

士道は悔しそうする。救う。助ける。そう決心しているのにも関わらず、琴里を苦しませていると

その事実に悩み、暗くし、拳を先ほどより強く握りしめていた士道を見て、令音は士道の頭を胸に当てて頭を撫でる。

 

「…っ!令音…さん?」

 

「…シン、いい子いい子。」

 

令音は士道を落ち着かせる。

 

「…シン、キミは頑張っている。琴里を助けようとしているキミを妨害しているのは我々だ…寧ろすまないと思っている。」

 

「え?」

 

士道はそう言うと令音から離れてしまう。令音は申し訳なさそうにしながら本心を言う。

 

「…私は今回の件で、キミと琴里との距離を縮めようとしていたんだ。」

 

「それはどういう?」

 

「…キミは我々と関わってから琴里との関係が変わってしまった。琴里の素性を知り困惑しているのでは、と日々思っていたのさ。」

 

そう4月のあの日から、士道と琴里の日常は大きく変わった。今までは白いリボンをつけて、天真爛漫でお兄ちゃん大好きっ子だったのだ。しかし、黒リボンをつけた琴里は態度が変わり、罵倒するようになってしまった。士道はその変化に表ではいつも通りに接してはいたが正直な話、内心では困惑していた。それに2人に一番距離が近い令音が気づかない訳がなかったのである。

 

「それは…」

 

「しかし、結果は我々がキミを妨害してしまっているのが現状だ。」

 

「…いえ、令音さんは何も悪くないです。寧ろそんな事を思ってくれて申し訳ないと思います。

…一番悪いのはどこぞのロリコン(あの人)のせいなので…」

 

間違いなく、元凶はあの神無月(ド変態)のせいである。

 

「…」

 

士道は考える。

 

令音さんは俺と琴里の距離を縮めようとしてくれていたのか。ホント、素敵な人だな。

 

そして、ふと士道は距離に思う事があった。それはベルベットルームでの出来事だ。

 

 

 

 

 

『アナタ達はそれぞれ何かを隠しながら接している。それはまるで仮面をつけた状態で会話をしているかの様に…』

 

 

 

 

 

距離…仮面をつけた状態か…そうか、“俺達は互いに本心で見合っていないんだ。”なら、俺のこれから取るべき行動は--

 

士道はこのオーシャンパークについて思い出す。

 

そうだ、2人っきりになれる大舞台がもう一つあるじゃないか。

 

カチッ

 

士道は決心してスイッチを切り替えて、令音の手を取り彼女を見る。

 

「ありがとう、令音さん。おかげで目が覚めた。俺がこれから取るべき行動も理解したよ。」

 

「ん?シン?」

 

令音は戸惑う。先程まで暗く落ち込んでいた士道がまるで怪盗服を纏った強気の彼になったかのように。そして、士道は耳に付けていたインカムを令音に渡す。

 

「令音さん、ここからはコレなしで琴里と2人っきりになりたいんです。良いですか?」

 

士道は自信に満ちた目で令音を見る。それを見て、令音は優しく微笑む。

 

「…あぁ。シン。今のキミがそう言うなら、応じよう。」

 

「はい。じゃあ十香達に説明してここへ連れてきます。」

 

士道はそう言うと行動しようとする。しかし、士道は振り返り、ニコッと笑い令音を見る。

 

「令音さん。その水着姿、お似合いです!次は2人でプールか海にでも遊びに行きましょう!」

 

そう言って頬を少し赤くした士道は駆け出す。

 

「…」

 

令音は士道を見送る。その時の彼女の表情は--

 

 

 

 

 

「シドーは一体どこにいるのだ、夢界?」

 

「直来ると思うよ…ほら来た。」

 

「おお!シドー!待っていたぞ!」

 

十香は士道が来ると機嫌を良くする、四糸乃も心配していたためか表情を明るくしていた。

 

「2人ともお腹は膨れたか?ナンパとかされてないか?」

 

「おお膨れたぞ!…ナンパとは何なのだ?」

 

「見ていた限りでは大丈夫そうだったぞ…ところでどうだった?琴里ちゃんは?」

 

「ああ実は--」

 

士道は十香達に事情を話す。

 

「--なんと、琴里が?大変ではないか!」

 

「琴里さん…大丈夫でしょうか?」

 

《だよねー。今日なんか無理していたのってそういう事だったんだねー。》

 

十香達は事情を知るなり琴里を心配する。そこで、士道は思いきった事を告げる。

 

「俺はこれから琴里と2人でアミューズに行きたいと思ってる。皆んなとはまた次の機会で良いかな?」

 

士道は頬をかきながら申し訳なさそうに言う。しかし、十香達は互いを見て答える。

 

「本当ならもっと遊びたいのだが、琴里の危機だ。」

 

「はい…士道さん、頑張ってください。」

 

《琴里ちゃんのためだもん、頑張ってねー。士道くん。》

 

みんなが士道を応援する。

 

「ありがとう。」

 

「なら、早く行動に移そう。」

 

「向こうに令音さんがいる。行こう。」

 

「おいおい、士道はここで待ってな。直に琴里ちゃんも来るだろうし。」

 

そう言うと夢界は2人を連れて行こうとする。

 

「頑張れよ士道。」

 

「あぁ。」

 

3人が令音のいる所へ向かう中。

 

「(成長したじゃないか、士道。そうさ、そうやって頼る事が大事さ。

…後は琴里ちゃんと向き合えるかどうかだな。)」

 

夢界は感心しつつ今後を心配する。

 

 

 

 

 

「待ってたぞ、琴里。」

 

十香達が去ってから、少し経って琴里が“何もなかった”ようにやってきた。

 

「あら?十香達はどうしたの?」

 

「あぁ、実はな。--帰ってもらった。」

 

「え?」

 

士道らしからぬ言い方をするモノだから、琴里は面を食らう。

 

「え?どういう事、士道?」

 

「言葉通りさ、十香達には悪い事をしたと思っているが…今日はお前が主役だからな!」

 

「え、えぇ?」

 

琴里は士道のペースに呑まれる。そして--

 

「琴里。」

 

「ん?」

 

士道はニヤッとして言う。

 

「俺達の戦争(デート)を始めよう。」

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

「ホワイト・リコリスが弾薬と共に無くなってる!?」

 

日下部がすっとんだ声をあげて整備員に言う。

 

「は、はい…それで隊長に報告をと…」

 

整備員や隊員達は困った表情をする。日下部は辺り一体を見渡しながら、違和感に気づく。

 

「…今、緊急用のデバイスの状況はどうなってるの!?」

 

「しょ、少々お待ちください。」

 

隊員達がタブレットの様な端末を持って調べる。そして、表示された内容に驚きながら答える。

 

「隊長!ひ、一つデバイスが使用されているみたいです!」

 

「…っ!…一応聞くけど…誰のよ?」

 

願わくば外れて欲しいと願う日下部。しかし--

 

「と、鳶一一曹のデバイスです!」

 

「やっぱり!」

 

ドンッ!

 

日下部は当たってしまった予感に頭を抱えて、机に当たる。

 

事態は悪い方向へと進んでいく…

 





俺伏線貼るのド下手ですわ。今後が心配。

…後、月姫要素のクロスオーバー作品の内容が考えるだけ難しくなる…もしかすると書けないかも…その代わり、大人琴里が無双するお話が少し思いついてしまった笑
まぁ、そうなった場合、神無月という面白いキャラが消えてしまう事になってしまうけど…ロリコンキャラって何で面白い上に扱いやすいの?

それにしても4期の大人琴里良いよね。お姉ちゃんキャラも好き。
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