デート・ア・ペルソナ   作:黒ソニア

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初めての二次創作の挑戦。
色々間違いミスなどがありますが、温かい目で見ていってください。





【第1章】十香編『始まりの日』
第一話:始まりの日


 

 

 

ーーー落ちてゆく

深く、深く、落ちてゆく。

底が見えない場所に…

 

落ちるな! 落ちてくな!

 

かつての…今までの…これまでの自分が崩れ落ちる。

 

ーーー消えていく

 

体が…心が…記憶が…バラバラに…

 

…離れないでくれ…

 

大事な日常が…思い出が…大切なものが…自分よりも大切な…

 

ーーー俺は…俺は…

 

あれ…俺?

…オレ?

自分がなんなのか…さっきまでわかっていた筈なのに…さっきまで…明確に…

薄れゆく…クソ…クソ…

 

--- 。

 

ああ、もう何もかもが薄ていく…失われる…

 

ーーー 。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チュンチュン

 

朝だ、どうやらまた訳のわからない夢を見ていたようだ。

何度も同じような夢を見る。

しかし、それよりもどうも気になってしょうがないのだが…

 

「あーふぅ♪」

 

可愛い妹…『五河琴里』

琴里が俺を起こしに来ていたようだ。

しかも、踊りながら…サンバ踊りで。

 

…体が痛い理由がわかった。

そりゃ、何度も見る夢だが、どうも苦しい思いをしていたわけだ。

 

最悪な起こされ方だ…

 

俺は朝から機嫌が悪くなるような思いになるが…

満面な笑顔で起こしに来ている妹を見て許してしまう。

 

…ん? おい待て。

 

違和感に気づく。

あるものに視線が行く。

 

パンツだ、それも縞パン。

琴里は中学2年生。

だから、大人の下着を着けていないのは当然である。

 

俺、五河士道は大人の女性が好みなためふと考えてしまう。

だが、琴里の年代を考えれば、縞パンのような可愛い(?)ものの方がいいのだろう。

 

うむ、しかしこれはこれで悪くないな妹よ。

 

って違う、違う。

そうではない。

いくらお兄ちゃんが相手とはいえ、油断しすぎだろ。

もう少し自らの行動に気をつけなさい。

 

「…琴里、俺の可愛い妹よ。」

 

「ん? なんだ?

私の可愛いお兄ちゃんよ!♪」

 

「いや、重い。

後パンツが見えている。」

 

一瞬、体が楽になるが…

 

「ぐふぅっ!?」

 

「アハ♪ ぐふぅだって♪」

 

ジャンプして蹴りをいれられた。

普通に痛い。

あまりの痛さにとっさに起きる。

 

「あ、起きた!」

 

「流石にな…しかし、もっとまともな起こし方があるだろう…」

 

文句を言いながら、ベットから離れる。

 

「朝ご飯!」

 

「はいはい、直ぐに用意するから。

先に下に行っててくれ、着替える。」

 

パジャマを脱ぐ。

 

「きゃ♪ 妹がいる中大胆に…あれ?」

 

琴里はある違和感に気づく。

 

「お兄ちゃんって、そんなに筋肉あった?」

 

キョトンとした顔で上半身を見ながら言う。

 

「筋肉あるか? これくらい普通じゃないか?」

 

冷静に答える士道。

 

「いやー、お兄ちゃんって、帰宅部で過去にも部活とかやっていなのに。」

 

琴里がまるで何者(?)って顔で俺を見てくる。

 

「まあ、俺も俺なりに鍛えているからな…

てか着替えているのだが…」

 

更に冷静に答える士道。

今度は、ズボンに手をつけようとしている。

 

「キャー! 変質者ー!」

 

琴里がダッシュで下に逃げていくかのように降りていく。

 

「何なんだ…」

 

呆れ顔になってズボンも履き替える。

しかし、士道は琴里の行動に違和感を覚える。

 

「しかし…なぜ琴里はあんなに…」

 

俺の体を見てあんなに驚くか?

…いやそれだけでない明らかにさっきまでの演技のような行動はなんだ?

 

士道は疑問に思う。

士道が筋肉が付きにくいから、細マッチョに近い体になってきていることに驚いているのかもしれないが…

それにしては冷静に体を分析しているような目つきを感じる。

 

気のせいかな?

 

机においてあるメガネを掛けて部屋を出る。

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

リビングに降り、朝食を準備した士道。

ふとテレビに視線が行く。

移っていた内容は空間振についてだ。

 

「また、空間震か…」

 

『空間震』。

30年間ユーラシア大陸の中央にて起きた災害。

日本でもその6ヶ月後から南関東大空災が起きていたが、5年前から士道達が住む天宮市周辺にて再び発生していた。そのためか、この天宮市ではより空間震の対策がされている。

 

「最近多いな。」

 

「うん。そうだね…ちょっと多いかも(ボソ)」

 

ボソッと小さな声で何か言っていた。

 

「続いてのニュースです。

先日、町の公園で大暴れしていた男性が今朝警察へ自首しました。」

 

隣町で夕方頃、突然叫びだして大暴れしていた男性がいた。

まるで急に人が変わったかのように公園で人に暴力を振るい、その場から直ぐ逃げ出したようだ。

ニュースの内容では、その人物が今朝自ら警察所へ自首しに行ったようだ。

 

「なーんか、こんな変な事件も起きるよねー。」

 

「ああ。」

 

奇妙な話だ。

それならば、最初からやるなって話である。

 

「そいや、琴里も今日から始業式だっけ?」

 

「んーそうだよー。」

 

「なら、昼何が食べたい?」

 

「デラックスキッズプレート!」

 

元気よく答える琴里。

できればお兄ちゃんの料理なら何でもいいと言ってほしかったのである。

 

「ファミレスのメニューか…」

 

「だめェ?」

 

少し涙目で答える琴里。

 

「仕方ない。」

 

可愛い妹の涙目には、全国のお兄ちゃんは無力である。

 

「やったー。

愛しているぞ、お兄ちゃん♡」

 

ファミレスの食べ物で愛しているなんて言われても正直に喜べないのである。

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

「絶対だぞ-。絶対の絶対だぞー。

空間震が起きてもだぞー。」

 

そう言って琴里は、中学に向かった。

 

俺もまた高校へ向かう。

 

『都立来禅高校』

 

2年4組の教室へ入り、椅子に座る。

特にやる事も無く、ボーッとしているだけだ。

誰も士道に話かけない。

かけるのは同じクラスメイトである、『殿町宏人』だ。

殿町に声を掛けられるだけで、他には誰にも声を掛けられない。

俗に言うぼっちである。

 

五河士道は容姿事態は悪くないものの、声を掛ける殿町といった“マイリトルシドー”といったゲームキャラを恋人にしているため、女子から距離を置かれる。

 

それが原因か士道と一緒にいることで士道も変な扱いをされているためか、距離を置かれている。

更に妹を溺愛している所を、亜衣麻衣美衣と呼ばれる女子に知れているため、重度のシスコンと呼ばれ完全に孤立しているといえる。

 

まあ、体育の授業と言った二人一組では殿町と組んでいるため、困っていないため、士道は特に困ってはいない。

しかし亜衣麻衣美衣達の存在自体には、いささか…

 

「五河士道。」

 

ふと声を掛けられ顔を向く。

その人物は『鳶一折紙』。

頭脳明晰でスポーツ万能、おまけに美少女。

ここまでの設定があれば、知らない人物がいないわけではない。

士道でも周りが噂などすれば彼女のこと気にする。

 

「え?俺?」

 

俺は彼女とは何も接点がない。

去年とは違うクラスだし、話すのもこれが初めてである。

 

「そう。」

 

だが、どうやら彼女は俺を知っているような感じがする。

なぜだろうか。

もしかして、小中学校が一緒だったのか。

だとしてたら、なぜ俺だとわかるのだろうか。

高校に入学したときから、伊達メガネを掛けているため、わからない人が多いとおもうのだが。

 

キーンーコーンカーンコーン

 

チャイムが鳴る。

 

助かった。

正直何を言えばいいのかわからなかったのである。

 

「はーい。皆さん席に着いてくださーい。

ホームルームを始めます!」

 

タマちゃんだ!

 

クラスの多くが喜ぶ。

どうやら彼女が俺たちの担任になる岡峰先生であるようだ。

 

ホームルームが終わり。

今日一日の日程が終わり、昼頃。

 

 

 

 

 

 ー事件が起きるー

 

 

 

 

 

ウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

 

 

 

 

 

サイレンが鳴り響く。

 

そのサイレンはある合図である。

 

教室がざわつく。

 

当然だ。

 

 

『これは訓練ではありません。

前震が観測されました。

空間震の発生が予測されます。

近隣の皆さんは、最寄りのシェルターに避難してください。』

 

 

これらの内容がアナウンスされる。

クラスのみんな、他クラスの生徒及び教師達がシェルターへと避難でざわつく。

 

「み、みなさん! 落ち着いてください!

これは訓練ではありません。

おさない、かけない、ああほらほら!

早く移動してください!」

 

あなたが一番落ち着いてください。

ほらクラスのみんなは落ち着いて行動しています。

なんなら、殿町があなたを落ち着かせようと…

 

自分も避難使用とした瞬間。

 

 

 

『お兄ちゃん…』

 

 

 

涙目で頭を抱えしゃがむ妹の姿が脳裏に浮かぶ。

 

『絶対だぞ-。絶対の絶対だぞー。

空間震が起きてもだぞー。』

 

イヤな予感してきた。

何よりファミレスの近くにいるような感じがした。

 

俺は直ぐさま引き返す。

誰にも認識されないように存在を殺して…

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

とある船内にて。

 

「反応観測。高規模の空間震。」

 

「反応からして、間違いなくーーかと思われます。」

 

「AST部隊を補足しました。

空間震地に向かってます。」

 

船内で5人の男女クルーが発言する。

 

「おや、意外と早いですね。」

 

5人とは違い、後ろにて冷静に意見を述べる金髪男性。

 

「…まあ、当然といえば当然か…」

 

眠たげにしている女性もまた冷静に意見をする。

 

「…」

 

中央にて足を組み、チュッパチャプスを口にくわえる女の子。

 

そして、映像にてある少年が映る。

 

 

 

 

 

 ーーーーーー

 

 

 

 

 

走る。ただ全力で走る。

 

周りは静かで士道以外誰もいない。

既にシェルターにて避難している。

 

今彼の頭の中には妹の琴里のことでいっぱいである。

 

瞬間

 

突然、前方にて眩しい光が放たれ、爆風が発生する。

士道は吹き飛ばされるも、受け身をとる。

 

光が収まり、周囲を見渡す。

 

「ーーーな。」

 

周りの建物が崩壊している。

先ほどの光の爆風と衝撃で壊れたのだろう。

 

運がいい。

自分よりも強固当然である建物が粉々になっている。

ただの人の体である士道ならば…

 

冷や汗をかく中、士道はある光景を目にする。

 

 

大きなクレーター中央に女の子がいたのである。

 

その姿は美しい

 

紫の瞳

 

夜色の長髪

 

紫を基準としたドレスと騎士のような鎧を身につけている。

 

 

その姿、光景を目にして士道はふと感じる。

 

 

 

 

 

 ーーー この光景を知っている。ーーー

 

 

 

 

 

「…え?」

 

自分がなぜそう思ったのかわからなかった。

しかし、その考えるまもなく。

 

ドォォォォォォォォン

 

何かが飛んできた。

 

いや…それは斬撃だ。

 

女の子が剣をもって

どこか悲しい瞳をして言う。

 

「おまえもか」

 

剣を突きつけ

 

「おまえも、私を殺しに来たのか。」

 

 

 

 

この日、彼は初めて精霊と出会った。

 

 

 







処女作。失踪せずいきたい。
けど一番書きたいところが最後の方っていう…
あーデアラ5期。
スンゲー楽しみだけど…泣けてくる…


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