デート・ア・ペルソナ   作:黒ソニア

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前の投稿で大体一話に何文字くらい入れればいい感じかわかってきた。

ああまだまだペルソナ要素が出せない。
因みに完全にオリジナルで絡ませるんでよろしくお願いします。





第三話:攻略

 

 

 

「琴里…?」

 

今目の前にいるべき人物は、このよくわからない組織の偉い人物のはず。

しかし目の前にいるのは紛れもなく俺の妹である。

 

「なに? 可愛い妹の顔もわからなくなったの?」

 

いや、紛れもなく目の前にいる司令と呼ばれる人物は我が妹の琴里だ。

口が悪いけど

 

「琴里…」

 

朝の事から琴里に対して何か違和感事態は感じてはいたが…

このような事態は流石に予想はできなかった。

 

「フン、士道てば2年前から急に伊達メガネかけるようにったけど、妹とすぐ認識できてなかったみたいじゃ、本格的に眼鏡掛けるべきなんじゃない?」

 

しかも俺のことを士道と呼び捨てにする。

 

「本当に琴里か?

俺の知る琴里は、そんな口が悪くないし、俺のこと呼び捨てにしてないし…」

 

本心である。

しかし、直ぐいつもの琴里とは一つ明らかに違う点がある。

それは、いつもは白いリボンをつけているはずなのだが、今は黒いリボンをつけているのである。

 

…ん? 黒いリボン?

 

メガネを曇らせ考えている内に琴里が

 

「何考えているのよ、士道。

そもそもなんであんな危ないところにいたのよ。

ASTと精霊の戦いにただの一般人がいたら死ぬわよ。」

 

先ほどの俺の言葉が耳に入ってなかったようだ…

AST? 精霊?

一体何を言っているんだ?

訳のわからない状況が更に悪化していく一方だ…

 

そう考えていると目の前にデカイスクリーンなのが表示され先ほどの少女と鳶一の戦闘をしている画像が映される。

 

「右側の紫色の鎧をしているのが精霊と呼ばれる怪物で、それを排除しようとしているのがASTよ。」

 

フム。あの少女が精霊?

鳶一がAST?

琴里が言っている言葉は理解できるが、精霊とか正直何フィクションの事を平然と語っているんだ、ASTは何なんだ…っと考えてしまう。

 

「何よ。司令官直々に教えてあげているのに、その薄い反応は?

もっと光栄に咽び泣いたらどうなの?

今なら特別に足の裏くらいは舐めさせてあげるわよ?」

 

「何をいっているんだ…」

 

本当に口が悪くなっている。

何度もそればかり気になってしまう。

しかし、その考えも一瞬でどうでも良くなる。

 

「ほ、本当ですか!?」

 

ガンッ

 

琴里が神無月さんの腹に重いパンチを当てる。

 

「あんたじゃない!」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

震えながらも、その表情はとても気持ちよさそうで満足な顔をしていた…

何なんだこの状況は…

まるで意味がわからないぞ…本当に…

ああ…もう考えるだけでも疲れるし…あまり考えない方がいいか…

 

「フン。物覚えが悪いとは思っていたけどここまでとはね…

今すぐにでも老人ホームへ予約した方のがいいのかしら。」

 

…さっきから俺の扱いは悪くなっていく一方だ。

こうなれば…

 

「…どうやら本当にそのようだな。

琴里、後のことは全て頼んだ…」

 

少しふざけてみた。

 

「はぁ?」

 

更に口が悪くなった。

しかも機嫌も悪くなっている。

どうやらこの場で琴里に対してふざけた事はしない方がいいみたいだ。

 

「いや、冗談だ。」

 

素直に謝る。

 

「だが、琴里。色々説明してくれるの嬉しいが、訳がわからないことだらけだ。

精霊とかASTとか…

しかも令音さんはあの医務室をフラクシナスのとか、でもお前はさっきラタトスクと言っていた…」

 

どれも本当の事だろうが、量が多いせいで理解できなくて困っている。

 

「ハイハイ。後でちゃんと説明してあげるから次のことをちゃんと聞きなさい。」

 

本当に説明してくれるのか?

疑問だらけだ…

 

「1つ、彼女は精霊。

本来この世界に存在しない彼女は、この世界に出現する際、己の意思とは関係なく“空間震”が起きてこの世界にやってくるの。」

 

「!?」

 

空間震が彼女が現れるために起きる現象、しかも己の意思関係なく?

しかもこの世界に存在しないといったのか。

 

「2つ、精霊の彼女に攻撃していたのはAST。

ようは精霊を殺すために組織されたもの達。」

 

何…だと? 殺す…だって…?

今殺すと言ったのか?

 

その瞬間に少女のことを思い出す。

 

『お前も私を殺しに来たのか。』

 

これでピンときた。

彼女は空間震でこの世界に来てその度にASTと呼ばれるもの達に命を狙われているのか…

道理であんな悲しい顔をするわけだ。

 

「3つ、ASTのやり方以外の方法で精霊を対処することができるわ。

それには士道。

貴方の力が必要なの。」

 

「俺の力?」

 

「そう。

早速明日から訓練をしてもらうか気合いを入れてちょうだい。

そのためにも明日普通に登校してもらうから。」

 

急すぎる。

 

「待て、訓練とはなんだ?

それに俺の力ってーー」

 

グギッ

 

神無月さんの足を地から強く踏む。

 

「ああ~~~~!!!!」

 

そしてさっきと同じくらい叫びながら喜ぶ。

そんな光景を見て正直困惑するが…

 

「貴方の意見は聞いてないわよ士道。

返事はイエスだけよ。」

 

一方的だ…

それに、かなり不安だ。

あの空間震で精霊である少女に会ってから…

世界がまた変わってしまった。

 

だが、あの少女の悲しい顔は見たくない。

 

「わかった。俺に出来る事があればやる。」

 

「ん。…それでこそよお兄ちゃん。」

 

今度はちゃんとお兄ちゃんと呼んでくれた。

少しは気持ちが軽くなる。

 

「そういえば、琴里。

なぜこんな所にいる?」

 

「ん?」

 

「俺は、空間震警報が鳴ったとき。

お前が空間震が起きても絶対とか言うから。

心配して学校からあそこへ向かったんだぞ。」

 

「そうなんだ。」

 

「そうなんだって、お前なぁ…

お前のケータイの位置情報がファミレスから動かないからーー」

 

「ああ盲点だったわね。

ここファミレスの真上なの。

フィルタ消して。」

 

琴里が令音さんに指示し床に影響が起きる。

その光景は天宮市の町だった。

続けて琴里が語る。

 

「今私たちがいるのは天宮市から上空1万5千メートル。

空中艦フラクシナスの中。

そして、フラクシナスは士道をサポートするために作られた組織なのよ。」

 

もう情報量が多すぎてツッコめない。

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

あの後、俺はフラクシナスからワープして家に帰った。

ワープって何だよ一体何世代先の技術を持っているんだ、フラクシナスは。

琴里はフラクシナスは俺のために組織されたって言っていたが…

 

どこまで信じていいものか…

俺も琴里たちに言ってないことがあるから人のことは言えないが…

 

そして、風呂に入る前に担任の岡峰先生から電話があった。

電話に出たとき、説教と同時にもの凄く心配してくれた。

まあ当然だシェルターで人数確認のために点呼をとる。

その最中、どうやら俺と鳶一がいなかったため、岡峰先生はパニックを起こしたらしい。

 

いい先生だ。タマちゃん。

そんな素晴らしい先生に心配事などさせたくないが…

無理だな。

これから先同じ事を繰り返す。

言い訳を考えないとな…

しかし、そんな先生に嘘をつき続けるのは辛いな。

 

そんなことを考えながらベットに横たわる。

次第に意識が遠のく。

電気を消さないとな。

このままあそこへ…

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

目が覚める。目の前に広がるのはいつも見慣れている天井では無く。

 

俺のいる場所は“牢獄”いつ見ても気分良くない。

 

俺は溜め息つきながら、体を起こし。

閉まった扉へ赴く。

 

「ご機嫌よう。久方ぶりですな。」

 

奇妙な鼻が特徴の男が語りかける。

彼の名は『イゴール』。

 

「挨拶には答えるべきです。客人。」

 

そう言ってくるのは青が特徴の格好をする女の子。

彼女の名は『ラヴェンツァ』。

彼女はイゴールと一緒にこの力に目覚めた中学3年の冬、ある日の夜にて彼らと出会った。

 

「久しぶり。」

 

挨拶はちゃんとしておいた。

 

「俺に何のようだ?」

 

「あなたは奇妙な存在ですね。」

 

いきなりなんだ。

 

「『精霊』…我々はその存在に異様なのを感じます。

そしてあなたに助力をする者たちにもご注意を。」

 

淡々と最小限の情報をくれる。

ラヴェンツァは一応最低限の心配をしてくれてはいる。

にしてもあの少女だけじゃなく琴里達フラクシナスの連中の事まで把握してるとは。それも注意しろか。

 

「彼女と同じ意見です。

あなたは奇妙なものに巻き込まれている。」

 

奇妙な…ね。

 

「私どもは客人のあなたの手助けをする者、それをお忘れ無きよう。」

 

「そうあって欲しいと願う。」

 

それっぽく返す。

 

「近く、シャドウが活発になっています。

気をつけてください。」

 

「…」

 

「今これくらいしかできませんが。

あなたなら乗り越えられると信じております。」

 

「…時間です。お気をつけて。」

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

チュンチュン

 

朝になってた。

あの少女が精霊であるとどこで知ったのだろうか。

それもフラクシナスの事も知っていて、信じきるなって助言もあったし。

たが、彼らが適当に言ってる訳でもないし、妙にそんな気もするし。

しっかり、頭に入れておこう。

 

「さていつも通りーー」

 

「あー! 今日は起きれてる!」

 

「…」

 

昨日のことは何だったのか…

まあ、いつも通りの対応をする。

 

「さて、朝ご飯にしよう。」

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

「皆さん、おはようございます。

新学期二日目ですが、副担任を紹介します。」

 

今日も元気よく挨拶する、タマちゃん。

そして早々、気になるワードを言い出した。

 

「村雨令音です。担当は物理…」

 

その瞬間、彼女は倒れた。

急な出来事で、クラスのみんなが慌てる。

というか令音さん、こんな所まで赴任して大丈夫なのか?

早々倒れるし…

 

時が流れ、昼休憩時刻。

 

俺は、昼飯を食べずに早足で物理準備室へ足を運んだ。

 

「これは一体どういう事なんです?」

 

「見ての通りだよ。」

 

令音さんは暗い教室の中、ある画面を俺に見せる。

その画面の内容に更に頭を抱える。

 

『恋して!マイリトルシドー』と表示されていた。

どこかで見たことのあるタイトルだな。

 

「これをやるんですか?

令音さ…村雨解析官。」

 

「…ん、令音でかまわないよ。

むしろそう呼んで欲しいかな。」

 

「え?」

 

「…私も名前で呼ばせてもらおう。

シンタロウ…いやーーーシン。」

 

「ーーー」

 

『シン』

俺は士道であって頭の“し”の部分しか当てはまっていないのだが。

妙に懐かしく。

なぜか嬉しかった。

 

なのに、同時にそれ以上に悲しい気持ちになった…

これは一体。

 

「…わかり…ました。」

 

「…シン?」

 

令音さんが心配し俺の顔を覗く。

それもかなり近かった。

あまりの近さに顔が赤くなる。

 

「い、いえ…何も…」

 

そう言って離れようとするも…

令音さんが俺の顔を自らの胸元へ誘導し。

 

「よしよし。」

 

俗に言う。

いい子なでなでをしてもらった。

 

正直悪い気はしなかった。

 

ただこの状況を他の人に見られたらと思うと…でも。

 

気持ちいい。

ただただ心地よく。

末永くこのままでいたいと思ってしまった。

 

数分経つと、突然ドアの方から蹴りが飛んでくる。

 

ドゴッ!

 

「ぐはぁっ!」

 

「あら、いつまで令音に迷惑掛けてんの?士道?」

 

声からして蹴ったのは琴里だった。

 

「…琴里。さっきのは私からシンを抱きしめたんだ。

迷惑もないよ。」

 

「令音? 経緯は知らないど、士道を甘やかすのは良くないわよ。」

 

ひどい鬼か琴里…

琴里から、マイリトルシドーを早々にやるように指示された。

 

何でこんなので戦わず精霊を対処する方法になるのかね?

疑問だらけだった。

にしてもさっき令音さんがしてくれたの…忘れられないな。

またやって欲しい。

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

授業が終わり、琴里に言われたとおりゲームをやろうと教室を出ると…

 

「五河士道。」

 

「鳶一?」

 

彼女に引っ張られ屋上のドア近くまで誘導される。

 

「昨日、なんであそこにいたの?」

 

「妹からヘルプの電話をもらってな。」

 

嘘である。

妹のためであるのは事実だが、実際は違う。

 

「妹さんは?」

 

「ああ、どうやらシェルターに避難していたらしい。

俺の考えすぎだった。」

 

「そう。」

 

沈黙が生まれる。嘘がばれているのか…

 

「なあ、鳶一?」

 

「何?」

 

「あの女の子は一体?」

 

AST側にいる彼女の情報を聞きだそうと試みる。

 

「あれは精霊…私の両親の仇。」

 

「!?」

 

「5年前。私の両親は精霊に殺された。」

 

その言葉に偽りはなかった。

何よりもその目が何よりも証拠だった。

 

 

 







5期始まるまでにどこまで進めれるかな?
因みに物語が進んでいくと誰がメインかわかるよ。
後、一応ハーレムものだよ。


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