デート・ア・ペルソナ   作:黒ソニア

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ペースを上げて投稿するぞ。
評価や感想をお願いします。
4月までに十香編を終わらせたい。





第四話:約束

 

 

 

さて、家に帰った俺は、早速琴里に指示された通りにゲームをやる。

正直気乗りしないが、やらなかったらあの蹴りだけではすまないだろう。

 

俺はゲームを起動し、作業を始める。

 

…ん? これは?

…イヤこれはこうだろ…

なぜそうなる…

なんだこれ…

 

文句言いながらもゲームをコンプリートした。

なぜこんなことに一生懸命にこなさなくてはならないのだ。

 

 

チュンチュン

 

…なんという事だ、既に朝になっていた…

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

時は流れて放課後。

 

朝、登校したタイミングで令音さんが待っていた。

彼女にマイリトルシドーのディスクを渡した。

放課後にまたよって欲しいと言われたので向かう。

 

…にしても令音さん隈が若干悪化していなっかたか?

不安だ。

 

そして、俺は令音さんのいる準備室に着く。

 

「…やあ来たね。シン。」

 

「はい。言われたとおり来ました。」

 

そして令音さんのとなりに琴里がいたことに気づいた。

 

「今日も来ていたのか、琴里。」

 

「あら、来ちゃいけなかったの?」

 

「いや、それはないのだが…

毎回高校に中学生が来れるものなのか?」

 

まだ、今日で2回目なのだが、このままだと明日や明後日と来そうだ。

 

「ああ、そこは安心してこの高校はラタトスクが関与しているから、私がこうして普通に入れるのよ。

後はこれをはいていれば大丈夫よ。」

 

そう言いながら、お客様用スリッパを見せるように揺らす。

…イヤそもそもこの高校、ラタトスクに関与しているのかよ。

ラタトスクって一体何?

安心する要素かけらもないぞ?

 

メガネを曇らせながら腕を組んで考えている間に琴里が、若干怒っているのか・呆れているのかわからない態度をとる。

 

「にしても、士道これはどうゆうこと?」

 

琴里がマイリトルシドーの画面に誘導する。

 

「ん? 何か問題でもあったのか?

言われたとおりにやったが…」

 

「コンプリートって何?

正直一晩でこなせる内容じゃないのよ?

これを作った中津川がありえないとかつぶやいてたけど…」

 

「そうなのか。」

 

「そうなのかってね…

士道本当は女性経験あるんじゃないの?」

 

琴里が半眼になりながら俺を見てくる。

暗くてもわかりながら不機嫌に…

しかもとなりにいる令音さんもわかりにくいが今の琴里の意見に賛同しているのか若干不機嫌な雰囲気になって俺を見る。

 

「いや、恥ずかしながら彼女いない歴=年齢だ…

悲しいけどな…」

 

本当に悲しい…

 

「まあ、士道が女の子とイチャつくなんて想像できないわね。」

 

琴里が嘲笑う。

しかしどこか若干安心していた。

 

「おい。」

 

ひどいな琴里…

お前、今まで家でどんな心境で俺と接していたんだ。

 

「…まあ、シンが女性経験がないのはわかった。」

 

令音さんもまた安心していた。

 

「…だが、それはそれで今後が不安でもあるね。」

 

「それはどうゆうことです?」

 

俺の問いに答える事無く、令音さんと琴里がゴニョゴニョと話す。

一体今度は何をするんだ…

 

「…さて、シン次のステップだ。」

 

「士道これを見て。」

 

琴里が令音さんに指示をして画面が切り替わる。

画面に表示されていたのは、クラスメイトの亜衣麻衣美衣やタマちゃん、そして鳶一だった。

 

「全員、俺のクラスメイトの…女子のみ?」

 

「あら、士道男も入れて欲しかったの?

ホモなの…?」

 

「ホモじゃない。」

 

力強く言う。

たく、お兄ちゃんがそれでいいのかよ…

 

「まあ、冗談よ。さて士道。

この中から好きな子を選びなさい。

次は実戦経験よ。」

 

「はい?」

 

目が点になる。

 

「ようは女慣れして経験を積むのよ。」

 

「なぜそうなる。」

 

本当に何の訓練なのこれ…

 

「精霊と親密になるためよ。

ここまでこればわかるでしょうに。」

 

「いやわかるわけないだろ…」

 

「早く、さっさと選びなさい。」

 

琴里が切羽つめるように問い詰める。

決めないと無理にでもさせてくるだろう。

ならば、決めないといけないだろう。

考えろ…

 

亜衣麻衣美衣。

彼女たちは外見は正直俺基準では悪くはない。

しかし日頃の行動で俺が被害にあうのは必然。

しかも悪い噂・印象が更に悪化してダウト。

 

タマちゃん。

うん性格面やらでは悪くない。

しかし、彼女は色々とボロなのが出そうで更に印象悪くなるだろう…ダウト。

 

鳶一。うむ。わからない。

彼女に関してはわからないことだらけだ。

彼女は俺を知ってそうな感じがしたけれど、肝心の俺がわからない…駄目だな。

 

畜生…こうなることなら高校デビューでもっと自分の印象アピールして自信をつけるべきだった…いやそんなことが出来ないのは自分がわかっている。

誰だ…どうすれば…

ふと令音さんを見る。

これは一か八かの賭けだ。

 

俺は令音さんを選び彼女に近づく。

 

「士道早く選びなさ…」

 

琴里が言いかけたところで。

 

「令音さん。俺とお願いします。」

 

「…ん?」

 

令音さんと琴里が固まる。

そして琴里が言う。

 

「士道? 何で令音?

この中だって…」

 

「琴里よ。実はお兄ちゃん。

令音さんが気になるんだ。」

 

メガネを光らせカミングアウトする。

 

「駄目よ。令音はあくまでもサポート。

不許可よ。」

 

「…すまないね、シン。

気持ちは受け取っておくよ…」

 

「…」

 

俺は地味にショックを受ける。

やっぱりこうゆうのはもっと、親密度などを得てからのものだろう。

普通に考えればわかることだが…

あのゲームのせいで脳が麻痺していたようだ。

なんで一発で付き合ってくださいルートがあるんだよ。

あれのせいだ。うん。

 

「大体、なんで女慣れ何だよ。

恋愛ゲームといい、実戦経験といいい…

これじゃまるでーー」

 

「ええそうよ。」

 

続けて琴里が言う。

 

「精霊対処法…

それは精霊とデートして、デレさせることよ。」

 

「正気か?」

 

あまりにもぶっ飛んだ策で頭がパニクる。

瞬間。

 

 

 

 

 

 ー警報が鳴るー

 

 

 

 

 

ウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

 

 

 

 

 

サイレンが鳴る。

これはつまり空間震警報の合図。

そしてつまり…

 

「士道、ぶっつけ本番よ。

気を引き締めなさい。」

 

俺と琴里と令音さん3人はこの場からフラクシナスへワープした。

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

「空間震観測。

場所は来禅高校です。」

 

クルーの一人、長い黒髪の女性が報告する。

 

「解析結果、出現した精霊は“プリンセス”です。」

 

クルーの一人、眼鏡を男性が続けて報告する。

 

「“プリンセス”ですか。

それも士道君の高校ですか。」

 

副司令の残念な変態、神無月が語る。

 

「おや、士道君。何か言いましたか?」

 

おっと、心の声がなぜか聞こえていたようだ…

そりゃ、悪口なんて声に出さなくても、聞こえるよな…

悪いことをした。反省せねば。

 

「いえ、何も言ってないなら別に問題ないのですが…

士道君は司令の兄、同じ素質を感じるので悪口だけでなく、おしおきしてくれても問題ないですよ?

寧ろ、お願いします!」

 

前言撤回、この人残念を取り越してるだけでなく凄い領域にいる。

 

「ふざけてないで持ち場に戻りなさい。」

 

バンッ!

 

琴里が神無月の尻を力強く蹴る。

 

「ありがとうございます!」

 

輝かしいほどの笑顔。

琴里の蹴りが痛いのこの人のせいだな。

 

「にしても士道。あなたラッキーね。

プリンセスは今校舎内にいるみたい。

ASTの使用しているCRユニットは屋内での戦闘には向いていない。

だからASTは近くの森で待機しているわ。」

 

「…」

 

「大丈夫よ士道。あなたならやれるわ。」

 

「わかった。行ってくる。」

 

士道の思いに答えて、令音が精霊プリンセスの近くへワープさせる。

 

 

 

 

 

 -----

 

 

 

 

 

士道が次に目にした光景は空間震によって半壊した校舎でだった。

改めて状況を理解した士道はふとあの少女を思い出す。

 

あんな悲しい目はさせない。

 

「俺ならやれる。」

 

『そうよ自信を持ちなさい士道。

大丈夫。あなたにはフラクシナスが誇る精鋭メンバーが、あなたをサポートするわ。』

 

耳につけたインカムを通して琴里の声が聞こえる。

 

「精鋭メンバー。」

 

『改めて紹介するわ。

結婚5回離婚も5回。恋愛マスター:『川越』!

夜の女性に大人気。シャチョさん:『幹本』!

100人の嫁を持つ男。次元を超える者:『中津川』!

恋のライバルに不幸が。午前二時の女:『椎崎』!

愛が深すぎるゆえに法律で近づけなくなった。

保護観察処分:『箕輪』!

そして、解析官:『令音』!

以上、我がフラクシナスが誇る士道のサポートするメンバーよ。』

 

「もう既に試合終了だろ…」

 

まともなの令音さんだけじゃないか…

 

『…大丈夫さシン。皆の実力は本物だ。

大船に乗って気分でいるといい。』

 

泥船に乗った気分ですよ。

 

まあ、それでも行くしかない。

決心する。

琴里の指示に従って少女の所へ移動する。

 

ドアを開ける。

それに気づいたのか少女がこちらへ衝撃波を飛ばす。

 

「!?」

 

とっさに避ける。

 

「やめろ。俺は君を傷つけない。」

 

彼女へ近づく。

 

「止まれ。お前は何者だ?」

 

再び衝撃波を放とうとする。

 

「待ってくれ。俺はーー」

 

『待って、士道。選択肢よ。』

 

選択肢?

 

➀「俺は五河士道。君を救いに来た。」

➁「通りすがりの一般人です。やめて殺さないで。」

➂「人に名を訪ねる時は自分から名乗れ!」

 

なぜか俺の音声で選択肢の内容が大体わかった。

 

しかもなんだ、この選択肢は…

 

フラクシナス内で色々あーだなのこーだの言っている。

今現状でも殺されそうになっているのだが…

少女は今俺が何者なのか言う前に止まっているので、少女も困惑している。

そうしている間に選択肢の内容が大体わかった。

なら、俺の行動はーー

 

『士道➂よ』

 

「俺は五河士道。君と話がしたくてここへ来た。」

 

➀の内容を少し変えた。

 

『ちょっ!? 士道!?』

 

「お前は…この前会ったことがあるな。」

 

「ああ、久しぶり。」

 

会話が成り立って、少し安堵するが。

 

刹那ーー

少女が俺の頭を掴んで睨んでくる。

 

「お前は殺さないとか言ってたが…何が目的だ?」

 

あの時より更に暗い顔をする。

 

「…なら、どうしてそんな顔をする。」

 

「なに?」

 

「俺は何もしない。ただ、君に会いに来た。」

 

「嘘だ。今までの人間は私を殺そうとしてきた。」

 

「少なくても俺は君を傷つけない。絶対にだ。」

 

強めに言われた事で、少女は困惑する。

 

「何のためにだ。」

 

「君の事が気になるからだ。」

 

「…」

 

少女がさっきよりも困惑する。

 

ただ俺はーー

 

「ただ俺は、君にそんな悲しい顔をして欲しくないから。

絶対にーー君を否定しない。」

 

「ーーー」

 

少女は驚く。

今まで誰からにも言われたことがなかった。

 

「シドーと言ったな。

お前は私を否定しないのか。」

 

「当たり前だ。」

 

「…ふーんだ。

そんな事信じるか、バーカバーカ。」

 

だが彼は真剣な瞳で少女を見つめる。

 

「…だ、だが、今までの奴らとは違って、シドーはまともに話が通じるやつだからな、この世界の事を知るためにお前をり、利用してやる。」

 

うんうん大事と腕組みながら少女は言う。

 

「そうだ。君の名前は?」

 

皆は少女をプリンセスと呼んでいたが、おそらく違うのであろう。

ただ、プリンセスはそれはそれでいいと思うが。

 

「名か。そのようなものはない。

だが、会話するには必要だな。

シドー、お前は私を何と呼びたい。」

 

困ったな。

名前はとても重要なもの…

責任重大だな…

 

一方で、士道たちの状況を見ていたフラクシナスのメンバー全員が頭を悩ませた。

全員が示したのが“トメ”…ないな。

これはない。

 

なにかないか…

瞬時に半壊した黒板に目が入る。

そういえば今日は4月10日だな。

 

ーーうん。そうだ。

 

「今日は4月10日。

今日を君の記念日として。

“十香”はどう…かな?」

 

黒板に記す。

 

「う、うむ。十香か。

そうか。そうか。」

 

少女…いや十香は、嬉しそうにしていた。

その嬉しそうな顔が見れて俺も嬉しかった。

 

『離れなさい士道!』

 

空を見上げると多くのASTがいた。

それもガトリングのような物を構えて。

 

ドドドドドドドドドドドドドッッッッッッッッ!!!!!!!

 

銃弾の雨がこちらへ…主に十香の方に向かっていく。

だが、十香が守ってくれたようだ。

 

「シドー、速く逃げろ。

このままだと同胞にーー」

 

「そんなの関係ない。

今は十香と俺との会話が大事だ。」

 

一歩も引かなかった。

 

「ーーー」

 

十香は嬉しそうにする。

銃弾の雨の中、十香にバリアーを張ってもらいながら話をした。

彼女との会話では、ある日自分が芽生えたとのこと。

自分の存在もよくわからず、記憶も無い。

気づいたらAST…

十香はメカメカ団と呼んでいたが、彼女らに命を狙われたようだ。

 

「そうか。」

 

聞く限り同情する事しかなかった。

話をしている中、インカムから琴里の声が聞こえる。

 

『士道。チャンスよ。』

 

チャンス?

 

『精霊の機嫌メーターが70%を超えたわ。

今が攻め時よ。』

 

それは…まさか!?

俺の考えていることを読んでいたのか、琴里は口にする。

 

『デートよ。』

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

一方、AST側。

 

「どう? 精霊は出てきた?」

 

「まだ確認できない。」

 

空にいる部隊を纏める隊長、『日下部燎子』が部下の折紙に聞く。

彼女たちは上層部からの許可をもらい。

上空から射撃を行っていた。

煙によりプリンセスがどうなったかわからないAST。

 

しかし、外壁が崩れた瞬間。

プリンセスの姿を確認するが、もう一人誰かがいることに鳶一折紙は気づく。

 

「…!?」

 

すぐさまガトリングを捨て、レーザーブレイドを抜いて、特効をかける。

 

「ちょ!? 折紙?」

 

 

 

 

 

 ーーーーー

 

 

 

 

 

『デ・エ・ト!』

 

インカムを通して、おそらく令音さんを除いた全員がコールする。

…こうなれば、腹くくって言うぞ。

 

「十香。」

 

「ん?」

 

「今度、デートしないか?」

 

「…んん? デェトとはなんだ?」

 

「え、あ…それは…互いに仲良くしようって事だ。

また教える。」

 

顔を赤くしながら言う。

瞬間。

 

『士道! ASTよ!』

 

とっさに琴里の声が耳に響く。

 

「…鏖殺公(サンダルフォン)!」

 

床から玉座が出現し、玉座から剣を抜き、飛んで来た鳶一に振りかざす。

 

「また貴様か!」

 

「彼を人質にするなんて許さない!」

 

「待て、鳶一! これは違う!」

 

十香が鳶一に剣を振りかざす。

その凄まじい攻撃に辺りが吹き飛ぶ。

 

俺は風圧に耐える中、琴里の指示にてフラクシナスに回収される。

 

 

それにしても…

なぜ俺は、瞬時に黒板を…

日付をみてピンときたんだ?

偶然にしては妙に…

 

 

 







うん。やっぱり戦闘表現するの難しいな。

しかも士道君が力を出す描写に出来ない。
やはりあのタイミングでしかないわ。
色々思うことがありますが、ペルソナ使いの士道君が見るのは、もうしばらくお待ちください。

後、メモで話を簡潔に計画立ててたけど、自分のミスでほとんどがオジャン。

…引き続き4月までに十香の回が終われるよう頑張りたいです。


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