最近のアニメに魅力を感じず、昔のアニメに魅力を感じるようになりました。主に、REBORNとか生徒会の一存とか生徒会役員共などなど。
あの頃が輝いてた。
…と思っている、どうも黒ソニアです。
※今更ながらで天宮翔太のコードネームが“スカル”で進めていた事に気づきました。
本当は“キッド”です。
アニメREBORNを見すすぎてミスっている事に気が付きませんでした。
このまま進めようかと迷いましたが…今後のために改変します。
時は遡って、フラクシナス
「まだ復旧しないの?」
あれから数時間が経ち、司令席に座る琴里は腕を組みながら、指をトントンと早いリズムで動かしていた。
士道に対して、酷い言動をしてしまった事について一秒でも早く謝りたい気持ちと、メンタルが弱い兄を想う気持ちで一杯一杯だった。
「司令、苛立ちが収まらないようでしたら…
私をゴミの様に、醜い豚の様にして下さいっ!」
神無月が床に這い蹲りながらそう告げる。
そんな神無月に対して、琴里は苛立ちすぎてしまっているせいか、普段なら無視する事だが、我慢出来ずに神無月へお仕置き(ご褒美)を下す。
「…フンッ!」
「あぁぁぁっ!」
恍惚な笑みを浮かべ、高らかな声を上げて神無月は倒れた。
「うわぁ…」
そんなやり取りを第三者の目で見ているデオンは頬を引きつかせていた。
真那も琴里の一面を見て、デオンと似た反応をしていた。
「これがある意味日常的よう。
だから、慣れた方が良いよ。」
2人の反応に夢界が手を動かしながらアドバイスを送った。
「……そうだね。」
令音もまたそう答えた。
だが、少し合間があったせいなのか、普段から冷静である彼女であるが、何処か落ち着かない様子で作業をしていた。
「…令音、大丈夫?
でも、気持ちは分かるわよ。
アナタも士道が心配なのでしょう?」
「…あぁ。」
琴里からの言葉に令音は頷いた。
「シンは優しすぎるからね、今回の件を自分の未熟が招いたと考えすぎていないか、心配なのさ。」
令音もまた士道のメンタルの弱さを理解しているため、今すぐにでも抱きしめたい気持ちで一杯だった。
だが、それと同等…いや、それ以上に不可解な感情を抱いていた。
そう、それはまるで、自分の目が届かない所で、士道が何者かによって良い様に振り回されているような感覚だった。
もっというなら、片方の瞳に時計を思わせるような瞳をしており、士道を好き勝手に揶揄っている『黒』を彷彿させ、お嬢様の様な振る舞いをして、『きひひ!』と奇妙な笑いをしている彼女に士道が弄ばれているような気がしてならなかった。
───いっそのこと、自ら様子を見に行こうか。
何故、最初からそうしなかったのかと何処か思いっていると、次の夢界の一言が空気を一変させた。
「よし! メインシステムの復旧を確認した、映像を出すぞ!」
[ ! ]
全員が緊張感を抱いた表情をしていた。
夢界が画面を提示させると、まず士道の安否の確認を行うと共に状況を確認する。
複数の小型カメラを飛ばし、天宮市内全体に広がる。
まず、最初に把握出来たことはアリーナ会場に再度戦闘があったのだろう痕跡が残っていた。多数の一般人が倒れており、霊力反応とシャドウの反応が検出された。
どうやら士道が激しい戦闘を行なったという事が判明した。
全員が表情を硬直させ、クルー達はそれぞれに会話をし始めた。
恐らく後処理についてだ。
そして、次に士道の居場所が特定しカメラが様子を映し出す。
そこでは───
『あらあら、やはり士道の鳴き声はいい声ではありませんの。
癖になってしまいそうですわ。』
『ひう!』
士道が狂三にお胸を押しつけられながら、手で士道の胸元の辺りを手でこねくり回されたり、耳元に囁いたりされてお顔を真っ赤にかれ、弄ばれている様子であった。
「oh…」
思わずそう言葉を漏らしたのは夢界。
これを見て、周りの士道を想う女性陣の反応を考えた上での言葉だった。
[(ゴゴゴゴゴッッッッッ!!!!!)]
女性陣は士道が狂三に弄ばれており、今すぐにでも誰かを殺りかねない様な態度を取っていた。
琴里は霊力が逆流しそうな程の憤怒の炎を燃やし
真那はヤンキーの様な雰囲気を放出し
デオンは顔を暗くして静かに怒りを露わにして
令音は普段のクールな表情から冷ややかな表情で拳を強く握りしめていた。
[(見えない、我々はこの後の後処理について考えていないと…)]
と、現実逃避をしていた。
しかし、次に映る人物を見て状況が一変する。
その人物は黒いライダースーツを着て、髑髏の様な仮面を付けており、何処か士道と似たような格好をしていた。
『…いや、士道が可哀想だとなぁ。
ロリでもない女の子に虐められる何てさぁ…
ただただ悲しいとしかさぁ。』
だが、そのキャラの濃い人物だと知り、クルー達は再び頭を抱えた。
身近に同じキャラがいると…
一方でライダースーツの男の声を聞いて、夢界は驚いていた。
「(この声は…天宮翔太か。
何故、彼が『ペルソナ』を手にしている?
…士道が
なら…何処か俺の知らない所で、無意識に力を託していた…って所だろうな。
とはいえ、これは好都合だ。)」
「…彼は一体何者なのだろうね。」
「…ええ、士道が私達に隠し事をしているとは思えないし。」
琴里と令音はその人物について分析し始めた。
「ねぇ、彼が誰なのか分からないけど、あの格好って…」
「そうですね、私達と同じ『ペルソナ使い』で間違いないと思いやがりますが…」
デオンと真那は彼が『ペルソナ使い』と勘づいた為、2人でコソッと話し、夢界に近づく。
「ねぇ、彼の事について、アナタは知っているの?」
「いや、俺も
「なら、敵でいやがりますか?」
「それはないだろう。声には心当たりがある。
そこから、アイツが誰なのかについては予測できるが…
何故、『ペルソナ使い』として目覚めているのか…
「…あの人?」
夢界とデオンに真那の3人が話ている内容をしっかりと聞いていた琴里と令音は3人に、主に夢界に対して疑いをかける視線を送る。
それに当然勘づいている夢界が語りかける。
「アイツは恐らく、俺らの隣の耶倶矢ちゃんと夕弦ちゃん達と同じクラスの『天宮翔太』って奴に間違いない。
だが、何故『ペルソナ使い』になったかは分からないが、その訳は予測できる。」
「…どう言う意味?」
「
その恩恵により、デオンに真那ちゃんが『ペルソナ使い』として目覚めたって訳らしい。」
その言葉に琴里達な驚愕する。
そして、琴里は次の疑問を問いかける。
「その力って何? それにあの人って誰の事よ?」
それは、少し前に語っていた“司令塔”と呼んでいた人物のことであろうか。
「それについて、教えてやりたい所だが…
───そうしている場合ではないらしい。」
士道達の様子が変わる。
狂三によって十香の居場所が判明したらしい。
場所を知り、止めたい所だが、現状士道と連絡を取る手段がない。
「よし、俺らも出動だ。」
夢界がそう告げると、デオンと真那は真剣な眼差しとなって、コクリと頷いた。
「え? 真那達は理解できるけど、アナタも行くの?」
「あぁ、残念ながら俺は戦闘出来ないけど、やる事があるからな。」
「…やる事?」
「敵さんの情報を盗み取る。
それが今回の俺の仕事だ。」
夢界はそう告げると、フラクシナスの転送装置を起動させる。
「夢界さん、せめて最低限の顕現装置(リアライザ)くらいは携帯しておいてください。
私達も直ぐにヘルプに入れる保証はないので。」
真那がそう言うと、夢界は頷きある場所に向かい直ぐ様戻って来る。
そして、夢界は真那にある物を渡す。
「例の物だ。」
「おお、かたじけねーです!」
真那はそれを受け取るも、夢界は周りに聞こえないよう真那に耳打ちする。
「───」
「はい、分かっています。」
真那は真剣な表情で応じた。
「…何を渡したの?」
「別に悪い物ではないさ。
ただ、真那ちゃんに注文されていた品物ってだけ。
───さて、時間も限られている。
直ぐに士道の元に向かおう。」
夢界はDEMインダストリーによる妨害電波の中、転移装置で士道達の近くに座標を定めて転移し始める。
そして、琴里やクルー達を見ながら語る。
「大丈夫。ことの全てが終わったらちゃんと皆んなに話すさ。
俺は皆んなを裏切っていた訳ではない。
それだけは本当だ。」
それだけ伝えると、夢界達は転移した。
「…はぁ、本当でしょうね?」
琴里は溜め息吐きながらそう呟いた。
「…私は彼について、正直な所信用ならないのが本音だね。」
令音は普段からチャラチャラとしている夢界をあまり信用していなかった。
「…まぁ、本人はああ言った訳だし、今は状況が状況よ。」
琴里はあくまでも一旦は保留といった態度を取った。
そんな中、椎崎が何か言いたげな顔をしていた。
「どうしたの、椎崎?
夢界に何か思いれでもあるの?」
「あ、いえ、夢界くんについては特に…
私が気になっていたのは“デオン”を名乗っていた彼女についてです。」
「あぁ…まぁ、気になると言えば私も気になるわよ。」
琴里がそう言うと、男性クルー達は熱く語り始める。
「あの格好、かなりエロかったですよね。
思わず、チラチラと見いちゃいましたよ。」
「分かる。アレは中々良いコスチュームだったな。」
「あの格好とスタイルなら良い商売が出来そうですねぇ。」
その様子を見ていた3人を除く全員(神無月と令音は除く)が冷たい目で見ていた。
神無月はロリでないためどうでも良く。
令音は士道の身を案じる事しか考えていなかった。
「アンタ達ねぇ…特に幹本、そこまでにしておきなさい。
後で痛い目に遭うわよ。」
琴里にそう言われて、顔を青ざめる幹本にクルー達だった。
「はぁ…それで、椎崎は何が気になったの?」
「はい、私も格好とか気にはなっていましたけど…
それ以前に、何処か…似ているなぁ…って思いまして。」
「似てる? 何が?」
「えっとぉ…女装していた士道くんにです。」
椎崎の意見に全員が反応し始めた。
「…確かに、言われてみれば。」
琴里はそう呟く。
はたして、“デオン”は一体何者だろうか?
◇◇◇
「真那っ!」
士道は真那を見て驚くも、元気でいた事に笑顔になる。
「はい! 崇宮真那、兄様の危機に即参上でいやがります!」
真那は士道に笑顔で応じた。
「おお! ゴスロリ!! ゴスロリ!!!」
真那の格好に翔は興奮していた。
そんな翔に半顔になっていたが、一旦無視して士道は真那に問いかける。
「どうして、真那がここに?
それにその『格好』と『炎』は───」
「はい、真那は兄様と同じ力を手にしたんでいやがりますよ!」
「そ、それは一体?」
「士道くん! 真那ちゃん!
今は敵に集中して!
この人達、理性を失っているけど、敵の認識は出来ているみたいだから!」
デオンが士道達にそう告げる。
刹那、真那に目掛けて、数人の魔術師が攻撃を仕掛ける。
「真那!」
「問題ねーですよ。」
真那は狼狽える事なく、紫色の炎を纏った剣で魔術師達を屠った。
「は、早ぇ。」
「…キッド、気になる事は山程あるけど、今はコッチに集中した方がいいようだ。」
魔術師達が士道達に目掛けて奇声を上げながら向かって来る。
「そうだな!」
士道と翔も今はこの場を乗り切るために再び炎を纏って攻撃を仕掛ける。
翔は一人一人に拳を放つ手段しかないため、士道が素早く動いて複数人を相手取る。
黒の籠爪(ブラック・アームズ)で前方の魔術師を切り刻み、黒の咆哮(ブラック・ロアー)で後方の魔術師に攻撃した。
[ーーー!]
魔術師はシャドウの様な奇声を上げて消滅していった。
「…っ。」
それを見た士道は苦い顔をする。
その士道に狂三が肩を持って状況を伝える。
「士道さん、お気持ちは分からないこともありませんが、乗り越えて下さいまし。
ほら、敵はわたくし達に容赦なく殺す気で来てますわ。」
襲いかかる魔術師に発砲しながら狂三は語る。
(…狂三の言う通りでもある。
このまま、敵を殺める事に躊躇っていたら、十香を助け出せなくなるかもしれない。
…それに、翔も同じ気持ちだよな。)
士道は苦い顔をしながら戦っている翔を見る。
(…それに、恐らくデオンという彼女も俺達と同じ気持ちだ。
そんな気がする。あぁ、きっとそうだ。)
今度はデオンを見る。彼女は士道や翔とは違って苦い顔をしていなかった。
けど、人を殺める事に関して慣れてしまっている狂三と真那と違い、彼女は思う所があるよな雰囲気があった。
(……皆んなが、それを踏まえて戦っているんだ。
なら…俺が…俺だけが、逃げちゃいけないっ!)
士道は決意を固めて、狂三の手を優しく触れて、大丈夫だという意思表示を見せた。
そして、士道は静かにアルセーヌを顕現させる。
[…!]
皆は士道の雰囲気を察知し、魔術師達から距離を取る。
そして、魔術師達は士道に目掛けて一斉に畳み掛けて来る。
「悪いが、倒させてもらうっ!」
士道は目の前の敵達に飛び掛かる。
アルセーヌの片手に『蒼炎』を発現させる。
「蒼炎の波動(インフェルノ)ッ!」
『蒼炎』を叩きつける様に魔術師達に大技を放った。
爆炎が魔術師達を襲い、防御の姿勢をとるも、その炎に抗えずに燃やされ、奇声を上げる事なく、シャドウの様に消滅した。
「す、すげぇな。」
「うん。これが…ルパンの力。」
「凄ぇです。流石、真那の兄様です!」
「きひひ、凄まじい炎ですわね。」
士道の勇姿を見た者達はそう呟いた。
「…」
士道は次に魔術師達が出てきた所を攻撃し、増援が出てこれない様にした。
「これでいい…後は一旦身を隠そう。」
士道がそう呟くと、士道の視界に手招きをする手が写る。
そして、手招きする人物の姿が露わになる。
「こっちこっち!」
その人物は士道の友人であり、ルパンの相棒にして親友の夢界藍だった。
「ここなら、敵さんに気づかれない様にしといてある。
今のうちに気になる事と方針を決めておこう。」
夢界が士道達にそう告げる。
「お前、夢界だよな?
何で、お前がこんなの所に…
いや、まさかお前も士道達とかなり親密だったよな。」
「おうよ。お前、中々勘が鋭いよな天宮。」
軽い挨拶程度で会話する夢界と翔。
二人は顔見知りな訳があってか、驚きつつも翔は驚きすぎた為かすんなり受け入れた。
「それより、一つ良いですか?」
そんな中、真那が軽く手を上げる。
皆が振り向く中、真那は一人───狂三に睨みつきながら話し始める。
「何でナイトメアまで一緒に隠れてるんでいやがりますか?
どういった訳で兄様と一緒にいたかは知りませんが、真那達が来たのでもう敵でいやがりますよね?」
仕込み傘から剣を抜き、矛先を狂三に向けた。
真那の言葉にデオンも警戒を向ける様に腰にあるレイピアに手をかける。
「あらあら。」
狂三は二人の敵意にいつもの優雅で余裕のある雰囲気を出すも、いつでも交戦出来るような体勢を取る。
「待った。」
そんな敵意殺伐としている中、士道が割って入る。
「兄様?」
「士道くん?」
「あらあら。」
3人が士道を見る。
「真那にデオン、狂三に敵意を向けるのはやめてくれ。
狂三はこんな俺に手を貸してくれているんだ。」
「兄様! どんな弱みを握られているかは知りませんが、こんな奴を信じるのは真那は反対でいやがります!」
「落ち着いてくれ。
弱みなんて握られてない。」
「そんな訳がないでしょう!
真那達は知っているんですよ!
兄様がナイトメアに言い寄られて、手足も出ずに思うがまま弄ばれている所を!」
「も、弄ばれてるって…」
士道が反応に困った様子になると、真那は夢界に目で指示を送り、夢界は指示に従ってとある動画を士道達に見せる。
それは、少し前に狂三に体を押し付けられ、狂三のいやらしい手つきによって変な声を上げてしまっている場面や、左耳を囁かれて更に変な声を上げている所を見せられた。
「おおう…」
「あらあら。」
翔は士道に同情したり、狂三からは自分達の恥ずかしい場面(主に士道)を再び見て、面白愉快そうにしていた。
「…」
因みに士道は赤面し、顔を抑えていた。
「ついでに士道、コレな。」
夢界は見覚えのあるモノを士道に渡す。
それは、フラクシナスとの連絡を取るインカムだった。
士道は赤面していたが、そこから感じる謎のオーラに何かを感じたのか、恐る恐る手に取る。
「…もしもし。」
『はぁい? 狂三に弄ばれていた、おにーちゃん?
ご機嫌はいかがかしら?』
いつもの司令官としての琴里が見てなくても分かる不機嫌な様子で会話して来た。
「…もしかして、フラクシナスの皆んなも?」
『ええ、じっっっくり見ていたわよ。』
琴里の返事によって、ズーンっとなって士道は項垂れた。
殺伐としていた雰囲気が一気に無くなった。
「…なんか、士道のお陰っていうか、場が少し和んだな。」
「だろ?」
翔と夢界はそう呟いた。
「…兄様、とりあえず立ち上がってくだせえ。」
「……うん。」
士道はゆっくり立ち上がった。
「とりあえず、士道のお陰で落ち着いた所で、今回は仲良くしていこうや。
な? 真那ちゃん、狂三ちゃん。」
「…はぁ。興が醒めました。
ま、いざとなれば即首を斬ればいいので、今は兄様の言う通りにしますよ。
感謝するといいです、ナイトメア。」
「きひひ。」
一先ず、真那と狂三は士道の意見を尊重して敵意を解く。
「…」
そんな中、デオンはすっかり敵意が抜けていた。
訳は再び会った士道が5年で少し変わっていた事に驚きつつも、敵意丸出ししていた真那を抑え、ナイトメアたる狂三も静かになる。
「…よし、落ち着いたな。」
『その前に、士道一ついい?」
夢界がそう言うも、インカムから琴里の声が入り、士道は少し離れる。
「どうした? 琴里?」
『…ごめんなさい。操られていたとはいえ、おにーちゃんに酷い事言ってしまったわ。』
琴里は午後の美九の暴走した際に、心に無い暴言をしてしまった事を悔いていた。
そして、士道はというと「フッ」と軽く笑う。
「何の事だ? 琴里は少し取り乱していただけだろ?
だから気にするな。」
士道はそう返した。
あの時は精神的に参っていたが、狂三のお陰で立ち直して、今では軽く流せる様になっていた。
『…ん。』
琴里は気恥ずかしそうに返す。
すると、琴里以外の声が耳に入る。
『…シン。一先ず、無事で何よりだ。』
令音だった。琴里が士道に謝れた事に安堵していたのか、優しげな声だった。
「令音さん! 令音さんも無事だったんですね!?」
『あぁ、お陰様でね。』
「良かったぁ。」
士道は今度こそ完全に安心した。
心の中で気がかりだった琴里、令音、そしてフラクシナスのクルー達が無事だと知って元気を取り戻す。
『お互い色々と言いたいことがあるが…十香の為にも救出しに行くのだろう?
…止めたい所だが、言ってもキミは止まらない。』
「…はい。」
『ならば、我々はキミ達に最大限のサポートに尽くすのみだ。
ただ、一つ約束をして欲しい。』
「…令音さん?」
『無事に帰ってきてくれ。』
令音からの心からの願いに、士道は応える。
「はい。」
心配してくれている令音の思いに応えるように士道は返事をした。
「さて、今度こそ作戦会議だ。」
夢界がそう告げると、全員が真剣な眼差しになる。
「時間もないから簡潔に纏めるとだ、狂三ちゃん、真那…
いや、
その間に、俺と士道が敵本部に侵入という感じという訳だ。」
「…お前がいる事に薄々思っていたが、潜入するのか?」
「あぁ、士道達は知らなかっただろうが、この天宮内は既にDEMの支配下だ。
特殊な妨害電波で携帯端末が使い物にならない状況だ。
フラクシナスもちょっと前まで、危ない状態でな。
何とかシステムを復旧させたが、敵本陣では完全遮断されるだろう。
だから、フラクシナスは士道のフォローが効かない。
故に、
夢界がそう言うと、まず
「だから、携帯の調子が悪かったのか。」
携帯端末、スマホの画面を開くと圏外が記されていた。
「あぁ。で、問題なのが敵本部の構造だな。
死力を尽くしてマップは手に入れたが、何処にいるのかは検討つかん。」
夢界は
「おぉ、流石ハッカー…ていうか、お前のは使えるのか。」
「俺を誰だと思ってんよ?
ただまぁ、これくらいしか出来ないってのが、現状だ。
そんで俺は士道と一緒に乗り込んで、中で士道の能力を使い、身を隠しながらハッキングを行う。」
「あぁ、隠蔽工作(フェイク)か。」
「そそ。」
士道の言葉に夢界な頷く。
「あらあら、士道さん?
その様な能力も持っていましたの?
それでしたら、わたくしとの戦いで使用すれば、わたくしの霊力を奪えたかもしれませんのに。」
「いや、この能力はあくまでも気配を殺す力であって、攻撃しようとしたから解かれるんだ。」
「へぇ…そうでしたの。」
狂三は目を細めると、真那達を見つめる。
「それでしたら、真那さん達にも何かしら他にも力がありましての?」
「それを答えるのもなんだが…
「…えぇ、まぁ。そう考えると、兄様は凄いですよ!」
「うん、そうだね。ルパン…士道くんは本当に凄いよね。」
「え?」
何か違和感を感じた士道。
それに夢界が答える。
「
士道の影響があって、
恐らく
───俺には無いようだけど!」
キリッと夢界は言うが、誰もツッコミを入れない。
「へぇ…そうですの。」
狂三は士道を興味深そうに見ながら目を怪しく眼光を光らせた。
「さて、簡潔だがここまでにして、急ごうか。」
「あぁ。」
「わたくしは
その隙に真那さん達が蹴散らしてくださいまし。」
「ん? 狂三ちゃんは何か用があるのか?」
「ええ、それが目的で士道さんと手を組みましたの。」
「…成程、そういう事か。」
夢界は1人納得した。
「よし、
士道の言葉に3人は頷く。
「任せてください、兄様!」
「うん。キミの期待に応えるよ。」
「任せろ。特に真那ちゃんは身を挺して守る。」
「うん、デオンも守ってな。」
「よし、狂三、夢界。行くぞ。」
「ええ。」
「うっし!」
士道達は二手に分かれて行動する。
いよいよ、叛逆(デート)の火蓋が切られる。
・今年終わるまで後2本くらいかな投稿できるの。
あぁ、頑張って今年までに戦いを終わらせて、その後のことも公開して来年を楽しみにさせようと頑張ったけど、無理でした。
忙しい、大変忙しい!
中々(投稿が)進まないし、自分は携帯で投稿しているのですが…
アップデートをしたら改行がやり辛くなってしまい本末転倒(泣)
・さて、ちょっとした愚痴はさて置き、いよいよ戦いが始まります。
短くせず、長すぎずに頑張ろうと思いますので、お気に入りと評価をしてくれるとやる気が鰻登りするので、よろしくお願いします!!