アニメでの令音さんのお風呂シーン…
浮かび…浮かび上がる…シーン…
「う、うおぉぉぉぉぉぉ!!!」
『プロジェクト』が起動すると、士道の意識が落ちて何やらネットワークの世界にやって来たという感じがする場面に変わっていた。
何なら今現在、士道は数字によって構築された穴(?)の中で急降下していた。
「凄いのは分かるけど、ここからどうなるんだ!?」
その様に疑問を抱くと、光に包まれた場所にへと突っ込んだ。
「んん? ここは?」
またも一瞬、意識が遠のいたと思い目を覚ますと───
「ここって…来禅高校?」
そう、士道は校庭の来禅高校に立っていた。
突然の事で呆然としていると、士道の目の間に謎のファイルの様なのが展開され…そこから夢界の顔が映し出される。
『どうだ? 無事か?』
「ああ。けど凄いなコレ、アレだろ?
ネットワークが舞台のアニメでよく見られるやつだろコレ。
…まぁ、フラクシナスのモニターでもよくあるけど。」
『とりあえず、無事の様だな。関心関心。』
士道と夢界がやり取りをしていると、今度は令音の顔が大きく表示される。
『シン、無事の様だね。』
「はい、大丈夫です。」
『ちょちょーい、あの令音ちゃーん?
俺がめっちゃくちゃ小さくなってるですが…?』
『……シン、今キミがいる地点は来禅高校の様だね。』
「は、はい!」
『え、無視!?』
『どうだい、キミからしてその世界は?』
訴えかける夢界を無視しろと目でジェスチャーを送る令音に従い、士道は周りを見渡す。
「…はい、本物そっくりな世界です。
ていうか…いつもの転移装置で学校に飛ばさられた感じに近いです。」
『ふむ…とりあえず、上手く作動している様だね。
念の為に言っておくが、キミの意識はVRシステムにアクセスして『
そこはシステムのデータとキミの意識を掛け合わせて再現された来禅高校…
いや、天宮市だ。』
「ほぇ…」
スケールの大きい事を言われて呆然とする士道。
『まぁ…難しい事はさておいてだ。
先ずは基本として…その世界にいる誰かに話しかけてみろ。』
「ん…あぁ、了解。」
士道は指示に従い歩き出す。
そして…偶々見つけた殿町へ話しかける。
「殿町…何してるんだ?」
「ん? 五河か?
フッ…俺は今、女の子にモテるために英語の勉強をしてるのさ。
アイ アム ナイス ガイ。」
「…」
士道はシステムで再現された殿町が本物の殿町と何ら変わらないと理解した。
…英語の勉強してると言っていたが、言っている事もしょうもないし、発音も酷い。
どうやって高校に受かったのか問い出したいレベルだ。
「そっか…頑張れよ。」
「アイム ア パーフェクト ナイス ガイ。」
士道は殿町を無視し、そのまま校門を出た。
「色々酷かったけど…アレが間違いなく殿町だって分かったな。」
『…そだな。色々と酷かったが、このシステムの再現が凄い事が分かったんじゃないか?』
「あぁ、確かにそうだな…」
『…とはいえだ、他の人物と会話してみようか。
丁度、いいタイミングでシンの元に向かっている者がいる。』
「? それは誰ですか?」
士道が疑問を問いかけると聞き覚えのある声が聞こえた。
「シドー!」
「十香。」
そう、声の主は夜刀神十香だった。
「えっと…十香、今日は何してたんだ?」
「む? 何を言っているのだシドー?
今日もいつも通り学校だったではないか。」
「あー…」
どうやらこのシステムの時系列的には今日は学校だったらしい。
「そういえばそうだった…な。」
「むう? どうしたのだ、シドー。
何かあったのか?」
「えっと…」
『アレだ、今晩の献立でも考えてたって言い訳しとけ。』
「(それだ…っ!)
あぁ、今日の晩御飯は何にしようか考えてたんだ。」
「おお、そう言う事なのだな。
では、邪魔をしては悪いな。
先にシドー達の家に行って待っているぞ!」
「あぁ、そうしててくれ。」
「うむ!」
いつも通りの会話をして十香はダダダ!っと五河家のある方へと走った。
因みに晩御飯は公開せずにお楽しみにするパターンか、公開して買い物の手伝いをするパターンとあるが、今回は前方のパターンであった。
「……ふぅ、助かった。
ありがとう、夢界。」
『そのくらい構わねーよ。
それで、どうだ?
システムで再現された十香ちゃんは?』
「あぁ、殿町もそうだったけど、本当にシステムで再現された存在とは思えないレベルだ。」
『…ふむ、ならテストの方はコレで大丈夫そうかな?』
「はい。
…? その言い方だとこれから何かするんですか?」
『それは当然だよ、シン。
キミにこのシステムをやってもらってる目的はキミの女慣れをしてもらう為だ。』
「……そう聞くと、何だか複雑な気分になるな。」
『まぁまぁ、それだけ令音ちゃん達はお前に期待と心配をしているんだ。
これはあくまでもゲーム感覚かつ真剣に取り組む事感じで進めた方が良いかな。』
「そ、そうだな。」
そう、このシステムは女性に弱い士道の為に作られたプロジェクト。
毎回鼻の下を伸ばされても困るからこそ、真剣に取り組んで貰わなければならない。
だが、夢界はそれでは士道のメンタルに悪影響が出ると判断してフォローする。
『……そうだね。』
令音は何処か気に入らない感じの返事をする。
「す、すみません令音さん!
真面目に取り組みます!」
『…ん? あぁ、それはそうしてもらえれば良いが、無理はしてはいけないよ?』
「は、はい。」
『ん? 何かあったん、令音ちゃん?』
『……いや…別に?』
『…っ、なんか…俺に対してキツくない?』
『……気のせいだよ。』
『そ、そうか…なら、良いんだよ…』
何故か空気が悪くなる。
『さ、さて士道。
これからイベントを発生させるから、取り敢えず家の方に向かってくれるか?』
「ん? 俺の家で良いのか?」
『ああ。そうだ。』
「了解した。」
士道は家の方へと歩き出した。
◇◇◇
「…あのぉ、令音ちゃん?」
「……何かな?」
「…やっぱ、何か俺に対して根に持ってない?」
「……気のせいじゃないかな?」
「(…いや、さっきからいつもより間が空いてるから何かあるでしょ!?)」
夢界が心の中でツッコミを入れると、神無月が肩を叩く。
「(まぁ、村雨解析官とて一人の女性ですから。
もしかすると、士道くんと仲睦まじい事に嫉妬しているのかもしれませんね。)」
「(そういうもんかねー…)」
「…神無月、何かあったのかね?」
「いえ。それより、司令達をコチラへ連れてまいりました。」
神無月が紳士に対応する。
「おお! なんか凄い所だな!」
「…凄そうな、機械が…沢山…」
《いんやー、コレが説明を受けた最新鋭(?)ってやつ?》
「やっば! 如何にも陰に潜む組織って感じがする…っ!」
「驚嘆。琴里達のフラクシナスは凄い事ばかりです。」
「あぁん! ここでだーりんが行っている状況を見れるのですね?」
「そうよ…って、美九!
士道の事が気になるでしょうけど、理性を抑えなさい!」
精霊組がやって来た。
「スッゲーな、マジでSFの世界にいるって感じが半端ねーわ。」
「ホント、驚く事多いよね。
今年は何があっても驚く事しかしない感じがするよ。」
「DEMよりもテクロノジーが上じゃねーですか?」
ペルソナ使い組みもやって来た。
「さて、士道は今どんな感じ?」
「おう。さっきまでシステムを実感してもらうために殿町や十香ちゃんと会話をしてもらい、システムの安定と凄さを知ってもらったよ。」
「む? 私がどうしたのだ?」
「そう。なら、そろそろイベントを…『試練』をやって貰うようにして頂戴。」
「それなら問題ない。
先程、シンを自宅にへと移動するように指示を出した。」
「そう。なら良いわ。」
「むぅ…琴里よ、さっき私がどうとか言っておったが、何の事なのだ?」
「あぁ、じゃあ移動してもらってる間にザックリと説明するかね。」
夢界が説明し始めた。
◇◇◇
「…ふむ。本当に仮想世界なんだよな?」
士道は歩きながら疑問を漏らす。
「歩いてて疲れも感じるし、さっき話した十香と殿町も本人と思える感じだったし…」
更に呟いていると───
「うん?」
道中、目の前に見知らぬ女性の後ろ姿を目撃する。
アッシュブロンドの髪、白い修道服を着た女性だった。
(誰だ? この辺にあんな子がいたのか?)
校門から出た辺りに軽く説明を受けていた。
この世界は士道の記憶をベースに知っている人物を抽出して再現してるとの事。
…だから、目の前にいる女性を見て疑問を抱いたのだ。
「…」
その女性が振り向いた。
青色の瞳、十香達と並ぶ美しい容姿。
これほどの美人ならば見た事のある筈だと士道は思った。
「五河…士道。」
「…へ?」
士道の顔を見て、尚且つ士道のフルネームで呼んだ。
「どうして…俺の名前を…?」
士道が疑問を抱くと、通信が入る。
『どうした? まだ家に着いてないみたいだが?』
「いや…なぁ、夢界。
このシステムって、俺の記憶をベースにしているんだよな?」
『そうだが?』
「目の前にいる子は…これまでに会った事が無いんだけど…」
『何?』
『そんな馬鹿な…だとしたらキミの目の前にいる人物は一体───』
令音が疑問を抱いている間に、女性は再び口を開いた。
「五河士道。」
「ん、んん?」
「アナタに…問います。
───『愛』とは何ですか?」
「───え?」
士道が素っ頓狂な返事をすると───
プツンと通信が遮断された。
◇◇◇
モニターが切れた事により、設備室にて夢界が焦った顔でキーボードを操作していた。
「夢界! これは一体どういう事!?」
「分からねぇ! 予想外の事態になっちまった!」
「何ですって!? システムの管理は万全の筈でしょ!?」
「あぁ、その筈だ。
だが、これは明らかな第三者による妨害工作か…?
でも、足取りが全く掴めねぇ!?」
夢界の言葉に琴里だけでなく十香達も深刻な事態になっていると理解する。
「シドー! シドー!」
「だーりん!」
「士道くん!」
「兄様!」
VRゴーグルを付けて椅子に寝倒れている士道を囲み、必死に声をかける。
「十香ちゃん、美九ちゃん、気持ちは分かるが、無理にゴーグルや機械に触れないようにしてね!」
「ねぇ…士道、大丈夫だよね? ねぇ?」
「困惑。士道、返答して下さい。」
「士道さん…っ!」
《士道くーん、心臓に悪い冗談は止してよねぇ?》
「おいおい…これ、マズイ流れじゃねーか?」
皆の焦る表情に夢界の額に冷や汗が流れる。
「………夢界藍、シンは無事なのか…っ!?」
令音も表情が暗く落ち着きのない様子で問いかける。
「…今の所は分からない。
『プロジェクト』に関するアプローチが一切受け付けない状態になっている。
予め、他所からのシステム攻撃に対するファイアウォールプログラム…『或守プログラム』を展開していた筈なのに、そのプログラム自体が完全停止状態になっているんだ。」
「そんな!? どうしてそうなったのよ!?」
皆が更に動揺する中、夢界は自分にも言いつける様に冷静に話していく。
「士道の事が心配のあまり、慌てたくなるのも分かるが、皆んな一先ず落ち着いてくれ。
慌てたって士道の意識が戻る訳じゃないからな?」
夢界がそう言うと、女性陣達は目に少しの涙を溜めてるも、一旦落ち着く様に堪え、琴里や令音は立場上を踏まえて冷静になって、翔太も真剣な顔で聞く姿勢をとっていた。
「よし…分かることから順に言っていくぞ。
一つ目、先ずこの『プロジェクト』自体は問題無く現在も作動している。
この事からあくまでも推測だが、士道の意識は無事だと思う。
呼吸自体も出来ている訳だしな。」
それを聞いて安堵の声を漏らす皆んなだった。
「…二つ目、今現在はフラクシナス自体にまだ影響が出ていないが、俺達の身も安全ではなくなる可能性がある。
『プロジェクト』に妨害…いや、侵入と正した方がいいな。
侵入したプログラムの正体は以前、DEMによって受けた通信妨害の電波とほぼ全く同じ力がある事が分かった。」
夢界の言葉に琴里と令音は強面の顔になる。
「三つ目、問題なのはどうやってフラクシナスのシステムに侵入したのかだ。
以前の事から俺とクルーの皆んなと共同して作り出した『或守プログラム』を展開している筈なのに何の前触れもなく侵入している。
…原因究明を急ぐ必要もある。」
「…そうね。」
「そこで、俺は今からフラクシナスのシステムにアクセスして何がどうなっているのかを調べる。
令音ちゃんはクルーの皆んなと共同して『プロジェクト』の方に集中して士道の安否を第一優先に復旧を急いでくれ。」
「了解した。」
令音は自体が自体の為に素直に聞き、行動に移った。
「十香ちゃん達は少しでも士道が帰って来られるように側にいてやってくれ。
もしかすると『霊力の繋がり』で士道と心が繋がる可能性があるかもしれない。」
その言葉にコクリと頷く十香達。
「琴里ちゃんは士道の事が気になるだろうけど、十香ちゃん達のフォローを頼む。」
「…分かっているわよ。」
「翔、お前は『炎』を使って士道の体の安定と病状が発しない様にしてくれ。
それに、もしかしたら『炎』の繋がりで意識が戻ってくる可能性があるかもしれん。」
「了解!」
「士織ちゃんと真那ちゃんも翔の『炎』に力を分け与える様に意識してくれ。
もしかすると出来る可能性があるし、それで士道が助かる可能性があるかもしれん。」
「了解(でやがります)!」
皆がそれぞれの役割を果たす。
「さて…普段では役に立たない俺が、ここで役に立たないとな!」
夢界はそう言って真剣な表情で猛スピードでキーボードを打ち始めた。
「(気になる点としては、士道に『愛』について問いかけた女の子だな。
……まさか、奴等は
◇◇◇
「『愛』…か。」
「はい。」
士道は真っ直ぐな瞳で問いかける女性の期待に応えようと頭を捻る。
「うーん……いざ、それについて問いかけられると…反応に困るな。
どうしてキミはそれを知りたがってるのかな?
そもそも…キミは誰?」
士道が問いかけると、女の子は首を傾げて答える。
「
「え?」
「分かっている事は私は『愛』を知らねばならない。
という使命です。
名前も…私には不要なモノですので。」
「…」
士道は目の前にいる女の子に対し、複雑な感情を抱いた。
それは…あの春の日に出会った、十香の事を思い出して。
「さぁ…『愛』とは何ですか、五河士道。」
「その前に…キミの名前の方を優先したい。」
「…え?」
士道の言葉に女の子は驚いた。
「その…なんだ。
名前が無いって不便な事だ。
会話をするのに…『愛』について話すとなると、より大事な事だと思う。」
「そうですか…」
士道にそう言われ、女の子は少し間を置き…口を開き始めた。
「或守…私は或守と呼んで頂ければ。」
「或守か…名字だよな?
ふむ…それだけだと、何か寂しいな。」
「そうですか。
…では、五河士道。
私に名を与えて下さい。」
「ええ!? 俺!?」
士道は思わず素っ頓狂な声を上げた。
「十香の時といい…名前をつけるのってとても大事な事なんだけど…
…俺でいいのか?」
「はい。」
「そっか。
うーん………マリア…鞠亜。
『或守鞠亜』はどうだ?」
士道が苦笑いをしながら問いかけていると───
「───」
女の子は何かを感じたのか、これまで機械の様な反応をしていたが、人間らしい反応をしていた。
「はい…っ! それが良いと私も思います。」
嬉々として受け入れてくれた反応に士道は嬉しく思わず頬を掻く。
「良かったよ。」
「はい。この調子で私の問いもお願いします。」
「あぁ、そうだな。
…『愛』か…うーん…」
士道は考えながら苦い顔をし、何とか振り絞った答えを鞠亜へと語る。
「『大切』な事かな?」
「大切…ですか。」
「そう。『愛』って色んな捉え方があるし、示すものも多い。
その中で俺が出す答えは『大切』。
自分よりも大事な人だったり物を示す事かな。
俺の場合、両親に琴里・十香・四糸乃・耶倶矢・夕弦・美九・士織・真那・令音さんに…陰で助けてくれる狂三やクラスメイトの折紙や夢界や翔に神無月さん達フラクシナスのクルーやラヴェンツァ達とかな。」
士道が最も大切な人達の顔と姿が思い渡る。
「物で言ったら…このメガネとかもそうだな。」
この電脳世界でもかけてる丸メガネを鞠亜に示すように触る。
「……成程、五河士道には多くの『大切』が…『愛』があるのですね。」
「そうだな。」
「…」
鞠亜は何処か胸を痛めたのか、胸の方に手を当て握りしめていた。
「ん? どうかしたか?」
「……いえ、何でもないと思われます。」
「…どうも鞠亜は機械チック(?)ていうのか、変わった行動を取るな。」
「はい。それはそうです。
私はこの『プロジェクト』…『
「へぇ、そうなのか…いや、何だって!?」
士道は驚き、咄嗟に夢界達に連絡を入れる様に声を上げる。
「おい、夢界!
鞠亜が管理AIとか何も知らずに会話してたけど、何から何までよく分かんないだけど!?
……夢界?」
士道が問いかけても何も返事が来なかった。
「夢界…夢界?
何だ…何かの故障か?
令音さん! 令音さーん!!
…駄目だ、完全に連絡が途絶えてる。
鞠亜、この事態がどいうことか分かるか?」
「? 五河士道、事態とは何の事ですか?」
「何の事って…」
(まさか…鞠亜は異常事態が起きている事に気づいてない?
……いや、まさか。
これもこの訓練の一環なのか?)
士道は冷静になって流れを考え…鞠亜に問いかける。
「鞠亜…俺がこれからやる事が何なのか、知っているか?」
「はい。それでしたら。」
「本当か? なら、どうすれば良いのか教えてくれるか?」
「了解です。では、付いて来てください。」
鞠亜の案内に従い、付いて行く。
「コチラです。」
「コチラって…
士道が誘導された場所は家だった。
「はい。最初の強化プログラムはこの中にあります。」
「…へ、へぇ。」
士道は恐る恐る
「うん…普通に俺の家だな。」
リビングに入っても特に変わった所は無い。
「…凄いな、現実のと何も変わりがないな。」
色々と物を触りながら感想を呟いていた。
「はい、この世界の物は五河士道の記憶をベースに再現されているので、現実のと何も変わり様はない筈ですよ。」
「…なぁ、鞠亜?」
「はい。」
士道は鞠亜と出会い、話している中でずっと抱いていた事を告げる。
「フルネームで呼ぶのを止めようか。
さっき会ったばかりだけど…鞠亜には親しく接したいし、接しられたいな。」
「…そう、ですか。」
鞠亜はまた何処か嬉しそうな顔をしていた。
「よし。それで…俺はどうすればいいのかな?」
「はい。では…士道。
アナタにやって行って欲しい事は『試練』です。」
「『試練』?」
「はい。では早速、その『試練』の会場にご案内します。」
そう言って鞠亜は士道を誘導し、階段を登る。
登った先に気になる光景が目に入った。
「琴里の部屋の扉が赤く光ってるのが…もしかして関係しているのか?」
「はい、その通りです。」
「一体…何が待ち受けているんだ。」
士道は琴里の部屋の前に立つ。
「けど、やらないといけないからな。」
「その通りです。
この『プロジェクト』は士道が精霊を攻略するのに作られたシステムです。
さぁ、覚悟が決まり次第、その扉を開けてください。」
「…」
鞠亜の言葉に士道は覚悟を決める。
ゆっくりと深呼吸をし、ドアノブに手をかけて───
ガチャ
ドアノブを開けて、赤く光る世界に誘われる。
・鞠亜の名前を付けるの無理矢理感あるかと思いますが…許して下さい。
・鞠亜編は凜祢版同様にオリジナルの展開になりますので、ご了承下さい。
『試練』とは何なのか…次回にご期待!
【おまけ】
黒ソニア
「第一回、『このキャラならこの属性の死ぬ気の炎だろう企画』ぅぅ!!」
士道
「…何コレ?」
黒ソニア
「さっき言った通りの企画だよー。
ではでは早速…最初の対象者は勿論!
我らが主人公の『五河士道』くん!」
士道
「俺? でも…もう答えなら【キャラ紹介・設定】で見れば分かるじゃん。」
黒ソニア
「そうねぇ…なら、原作の方の士道くんにしようか。
…無難に『大空』?」
士道
「まぁ、そうだな。
全ての『天使』も使える訳だし…まぁ当然か。」
…と、ありきたりな結論で何にも面白要素も終わりで2人は沈黙しながら企画部屋を後にしたという。
黒ソニア
「…次からはヒロイン達にしよう。」
五河士道(原作)の死ぬ気の炎は『大空』で決定!
チャンチャン…
…ナニコレ(3回目)