イジス 俺の名は   作:RYUxxx

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vol10 上手い話

「ゲームウイルスですか?」

 

口頭無形の発想に私は初め困惑した

 

「ござる!」

 

ござるって、口頭無形の発想そして語尾のござる・・・そしてさらに丁髷・・・カツラでなく・・・長い髪を纏めてるのでも無く

本当に頭頂部を剃りあげ結った丁髷・・・

決して彼、長野賢治は相撲取りではない

むしろ逆に痩せいて、目の下には隈がある貧相な面立ちだ

 

冗談の様な芸人が何言っているのかと疑った

それがグランドマスターの指示で紹介された、私の奴隷であり優秀な忍者である長野賢治の第一印象だ

 

「マスター殿はナルトを知ってるでござるか?仮面ライダーエグゼイドを見てるでござるか?」

 

「いや、ナルトは昔アニメを見てたかな」

 

「月の目計画がわかっていれば話は早いでござる」

 

「月の目計画?」

 

「知らないでござるか?ナルト見ていたなら普通知っているでござる」

 

「いやちょっとだったし、ファンでもなかったので」

 

「そうでござるか・・・まぁ良いでござる。して仮面ライダーエグゼイドは見てるでござるか?」

 

「いや」

 

「ウム、そうでござるか・・・まぁ良いでござる。してこの携帯電話の3Gそして今年から始まった4Gについては知ってるでござるか?」

 

「まぁ通信速度が早くなるらしいねえ」

 

「そうでござる今までの1ギガバイトから計算上100倍の100ギガバイトになると言われてるでござる。これにより停止画いわゆる写メから、動画の時代に転向すると各企業はもとより拙者達プログラマーも3Dグラフィックも3Dアニメ動画にと就職が広がるでござる!」

 

「なるほど」

 

「そして携帯ゲームもがらりと変わり、昔のゲームを移植し始めていくでござる!噂ではファンコンのマリコシスターズ、ドラゴンクリスタル、が移植され販売されると言うでござる。スペック上ではCD ROM時代のファイルストーリー10はいけるのでござるが難航してるみたいでござる」

 

「ほう」

 

私の勤める会社でも計画が進んでいた話だ

 

「でござる!拙者は立ち上げ弱小企業で拙者の実力をマスターに伝えるでござる。そしてマスターとゲームを作るでござる」

 

売り込みか

 

「なるほど」

 

「そしてマスター殿まだ政府が発表していないムーンショット計画があるでござる・・・」

 

丁髷男の口頭無形の話に私は当初、空返事をして流していた

 

そして優秀な忍者である長野賢治は、その口頭無形な話を実現させていったのである

 

もちろん私も無能なわけではない

 

ちゃんと仕事はしている

 

 

 

「いやーパッケージ販売に次継ぐ、今回のソフト販売は上々で良かった良かった」

 

開発部部長から専務にした、ハゲデブは高級料亭に俺達を招いていた

初期企画案提出した時からは全然違う俺への待遇

ハゲデブはわかってない、世が実力社会や実力主義に企業は変わったと言ってはいるが、わかっていない

 

企業とは、会社とは人だ、人脈のないあんたは成り上がりの一つで。企業アピールのパンダなのだ

 

「長野君も投資家の娘さんとの結婚おめでとう」

 

「はい、是非専務殿には是非祝辞をお願いするでござる」

 

「わかった、わかった、さぁ前祝いだ美味しい魚に、美味しい新たな計画を聞かせてくれないかね」

 

私はハゲデブに美味しい計画を聞かせる、もちろんハゲデブ好みの味付けをして・・・

 

優秀な忍者は来月結婚する

 

ハゲデブなんかとは違い、実に優秀な私の忠実な奴隷だ

 

 

 

 

この物語はフィクションであり、私個人のまおりゅう同人小説です。

無許可で書いて、無許可で配信しています。

訴えられたら即アウトの著作権侵害作品です

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