駒を回している
意味がわからない
ひたすら駒を回してなんの稽古と言うのだ?
先生の動きは駒でござる信也様、八掛拳(はっかけん)の回転運動それを知るでござる。
知っても・・・
違うでござる
わからない?
なんでござるか先生の動きは・・・
力任せ、男(おと)では駄目、メスとは?マゾがなんの意味があるでござる?
とにかく先生に似た技なら教えられるでござる
八掛拳なら教えられるでござる
円運動で回るでござる・・・多分
しかし・・・拙者は?
あの時拙者は?
捕縛術
今なお日本独自の武術として進化し続けている術です
回るのでなく回す
そして神技
捕縛され身動きの取れない状態で相手を組み伏せる寝技(ねわざ)
まずは円(えん)そして縁(えん)だカカシ。それから急(きゅう)と球(きゅう)
転と点、急と球、円と縁、心(しん)と身(しん)
カカシ、先は長いぞ!
「教える事は簡単です。ですが伝えてどうするのです?身に着けさせて満足ですか?終わりですか?迷い苦しむのです。苦しみを楽しむのです。喜びを得る糧にするのです。分かりますか?巴ちゃん」
由紀様、あの時の私にはわからなかった・・・
私はメスでなく女々であろうとしていた・・・
可奈様をお守りする為に
か弱いメス可奈様をお守りする為女々として・・・
しかし女々は女々
か弱いメスの可奈様に及ばない
カカシお前がメスにしてくれた
女々の呪縛を解き放ち、今ならできる真偽(しんぎ)
「見事です巴、真偽ウルウル瞳(まなこ)を習得しましたね」
「はい可奈様、カカシとの縁(えん)を結んだおかげでございます」
「メスの顔になって、いやらしすぎだから巴」
「はい、ありがとうございます可奈様。可奈様にはまだまだ遠く及びません」
「応援してるわ巴、私みたいにならないでね」
「はい」
「ちょっとー、少しは私に気を使いなさいよー巴」
「すみません可奈様」
「ふふ、いいのよもうあなたは普通のか弱いメス。怖い物だらけで、怖い物なしの、ただのメスなのですから」
「はい可奈様」
「信也さんの事カカシに任せられるわね」
「はいもちろんです可奈様、カカシは私の物ですので」
「貫きなさい、一途な愛を巴」
「はい可奈様」
「可奈様、専務様より電話が入りました」
「そうありがとう桜、・・・お待たせしました可奈です・・・」
「どうかした桜さん」
「べ、別に」
何、なんなの?カカシさんと何なの?一途な愛ってどう言う事?・・・そう言う事よねぇ?いいの女々じゃなくメスで?か弱いメスで?鬼詑番頭がただのか弱いメス、普通のメスで?
「分かりました明日のお昼過ぎですね?あ、どうですかその前にお昼食などご一緒に?はいこちらでお弁当をお持ちしますわ何人ほどいらっしゃるのですか?・・・はいわかりました手配いたします。・・・大丈夫ですよ私が作る訳ではないのでウフフ」
変わられた可奈様・・・あんな子供の頃の様な笑顔で・・・そして・・・巴も・・・
女々でなく普通のメス・・・か弱いメス・・・
もうなんなの?私はか弱い普通の美人受付嬢なの!
何にも出来ない普通の美少女なのにー!もう!
この感覚・・・なんなのよ!
「沢渡さん何処見てるの?」
「すいません」
「あと5分で中村常務がお見えになるからよろしくね」
「はい先輩」
「よ、みーほちゃん今夜暇?」
「暇じゃありません!」
「ちょっと田村さん、沢渡さんは仕事中です。それに沢渡さんはあなたみたいなヒラと」
「わー!・・・何言い出すんですか?先輩!」
「何って決まってんでしょ時期愛人様に変な虫つかない様に守ってあげてるんじゃない」
「どうかしたのみほちゃん」
「もう田村先輩はいつまでいるんですか・・・とにかく今日は駄目です!」
「じゃ明日は?明後日は?」
「だから沢渡さんは・・・」
「あー!田村先輩!中村常務がくるから今度今度!」
「わかった今度だね!みーほちゃん」
「はいはい、先輩も常務がくるのでお仕事お仕事」
「ふーん」
「なんですか?先輩」
「好きなんだ、田村さんの事」
「はーぁ!?」
この物語はフィクションであり、私個人のまおりゅう同人小説です。
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