イジス 俺の名は   作:RYUxxx

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vol47 祈祷

「火の用心マッチ一本火事の元」

 

新月の夜、最上家屋敷を一周回って可奈様は祈っていた

最上家だけではなくご近所の安息を・・・桜も引き継ぎ祈らせてもらいます皆様の安息を・・・

 

 

 

「全く男(おと)は力任せで全くわかっていない」

 

「先生、丸見えです」

 

「わかっているカカシ、お前しか見せていない。お前しか見せない安心しろカカシ」

 

違ったでござる、拙者の骨法逆さ開脚連打は全然違う

先生の座技多歩々(ざぎたんぽぽ)は、正座から逆立して開脚連打し正座に戻る先生の多歩々(たんぽぽ)

 

「私は女々とはいえメスだカカシ、メスが蹴り技なんてはしたない事するかバカ物!男(おと)は派手な力技にすぐ走る。いいかカカシ骨法は骨だ。技なんて力任せで恥も外分も無い勝つ事にこだわって、力の世界だけが全ての真実だと思い込んでいるからアホだというのだわかるかカカシ」

 

「はい先生」

 

「技は努力だカカシ、努力は大事だが頭を使えカカシ。無駄な努力はないが、それがわかるのは人生においてだカカシ。人生を信也様に教えられる立場か?カカシ?お前は何様だカカシ」

 

「すみません先生」

 

「カカシ、信也様は既に奥義無体鋼(むていこう)大の字の形を独自に辿りついた。信也様の才能を落としてどうする、神技を伸ばすのだカカシわかるか?」

 

「先生、その奥義を俺は知りません」

 

「問題ない!今から教える寝技(しんぎ)を、脱げ!カカシ」

 

「え?えぇー!」

 

拙者はあれから毎夜先生から寝技を教わり・・・先生から離れられない身体になったでござる・・・

 

 

「火の用心マッチ一本火事の元」

 

 

「いいの?信也様の部屋から離れて柚葉ちゃん」

 

「はい桜様、今は桜様お守りする事の方が大事だからです」

 

大事(だいじ)ね、柚葉ちゃんにとっては私の存在が大事・・・信也様にとって大事(おおごと)ですか・・・

あれから一月、私はお仕置き部屋に篭り粛正しています

誰も来ません・・・桜ちゃんだけが食事を用意してくれている・・・

 

可奈様、由紀様、私(わたくし)は間違いを犯していたのでしょうか・・・旦那様に逢いたいです。旦那様を支えて慰めたいです。

 

 

「火の用心マッチ一本火事の元」

 

 

「ここいい店だろみほちゃん」

 

「そうですね」

 

桜ちゃん・・・とーのっち、そしてしんちゃん

みんな変わっちゃった・・・可奈さん、私も変わったかもしれない

お局会の推しの佐々木人事部課長、上原常務、唐澤専務、連日連夜

顔通しされ美味しい食事と楽しい夜を過ごした。

そして今日は田村先輩・・・私は普通の美少女・・・お局会に選ばれた新人美人受付嬢・・・普通のメスとして普通の美少女の道を歩いて行く・・・私は普通のメス・・・

何故!何故私なの!私を見守るの!私より、私なんかより・・・

 

 

「火の用心マッチ一本火事の元」

 

 

骨法

カカシとの修行で俺は骨法の真髄を学んだ

転、宿地による歩法で素早い足捌き、でんぐり返しによる接地点の分散による力の分散、首を絡めての力の受け渡し・・・

点、表間接の打撃、裏間接を押しての拘束術、骨と肉の間の反射反応・・・

多くの理を学び多くの中、一部、ごく一部の術を使える様になった

まだだ!

まだ俺はカカシを立たせる事が出来ない

まだカカシの足捌きを使わせられない

どんな武器を持っても奪われていく俺の力・・・

カカシは座して待つだけ、俺は何をしても未だに吹っ飛ばされている

俺は弱い

俺は誰も守れない

 

 

「火の用心マッチ一本火事の元」

 

 

 

 

 

この物語はフィクションであり、私個人のまおりゅう同人小説です。

無許可で書いて、無許可で配信しています

訴えられたら即アウトの著作権侵害作品です。

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