なんか月刊総合7位まで行けてましたが、爆速で叩き落とされました。
推しの子×星野アイブーストの限界……ッ!
小説の書き方がへた。へたっぴさ……。
続きです。
目を瞑り、飯を食う。
ご飯と共に口へ八宝菜を掻き込む。
少しぬるぬるとしたあんが絡み付いたうずらの卵がいい味をしている。
咀嚼すると口にうずらの黄身の味が広がる。
うめぇ。
「学校の八宝菜って美味いよなぁ……。給食は学校専属の栄養管理士によってプランされてる以上いくら食っても大丈夫だし」
あんの味が染み込んだ白菜の食感が実に楽しい。これは家では出せない味だなぁ。
学校の給食は大量の生徒に向けて量を作る以上大きな鍋のようなもので調理する。これは給食を作ってる部屋を覗いた時に確認したからおそらく間違いない。
そうして大量の具材が入った鍋はめちゃくちゃ出汁が出るのだ。
この味は給食特有のものだな。実に美味い。
俺が学校に通うモチベーションの大半は学校の給食に依存していると言っても過言ではない。
いや……
「だからってあんまり食べすぎても太っちゃうよー。うん、おいし〜」
隣で食ってるこいつと話すためというのもあるのかもしれないな。
「さて星野くん」
「なに?」
「こないだの居酒屋体験の件だが……今のところ予定は4月の中頃となっているが、大丈夫かね」
「4月の中頃? んー、多分大丈夫! でもそうなると新学期で、私たちが3年生になってからかー」
「3年になって周りのガキ共が少しはまともになってくれることを願うばかりだ……」
あ、うずらの卵無くなっちゃった……よし。
俺は星野に結構なお金を費やしているのだ。少しくらいふるさと納税の如く返礼の品があってもいいんじゃなかろうか? いやいいッ!(反語)
星野の顔を伺う……が、どこを見ているのかさっぱり分からない。やつの目を盗みうずらの卵を窃盗する我が計画が爆速で破綻していくのをひしひしと感じる。
こういう時にまっ○ろくろすけって不便だな。
正攻法で行くしかないか……。
「ところで星野さんや、うずらの卵というのはタンパク質やミネラル、ビタミンが多い食材でのぅ……最近わしは貧血気味で、ビタミンが足りてないんじゃ……」
「何が言いたいのかは何となくわかるけどあげないからね?」
「まぁまぁ、そう言わず……のぅ?」
「いや私もうずらの卵好きだし」
ぐぬぅ……! 交渉失敗か……!
いいや、まだだ! まだ終わらんよ! 俺は甘いものは食えるが好きってほどでもない。
今日の給食のメニューは白米、牛乳、八宝菜……そしてフルーツポンチ。
等価交換だ! 俺のフルーツポンチと星野の八宝菜の中のうずらの卵をエクスチェンジ。
ちなみに俺はフルーツポンチの白玉が少し苦手。
いつまで噛めばいいのかわかんなくない???
ずっと噛んでると気持ち悪くなってくるんだよねアレ。
「俺のフルーツポンチ全部やるから! お前のうずらの卵全部くれ!」
「! なるほど……そう来るか。うーん……悩ましいなー……フルーツポンチとうずら……」
さあ、どう来る? どう出る? お前の選択はなんだ_______
「あ、いいこと思いついちゃった」
俺の提案を考えていた星野の声に喜色が浮かぶ。
とてつもなく嫌な予感がする。
こいつがいいことを思いついた時は大抵ろくなことではないことを俺は身をもって知っている。出来れば知りたくなかったが。
一見星野は常識的に見えるが、こいつの本質的な部分は刹那主義と表現することもできるものだ。
閃いたことを即興やろうとする割にクオリティを求めるから手に負えない。
そんなこいつがこの取り引きの瞬間にいい事を思いついたということは……何を思いついたんだ?
「……なんだね。言ってみなさい。ビッグプロフェッサー佐藤先生が聞いてあげよう」
「んふ、はいあーん!」
隣から伸びる、銀色の匙。
その窪みにはうずらの卵が存在し、自らの美味しさを伝えようとするかのように妙に光沢があった。
……なん……だと……?
想定外の自体に思わず目を見開く。
脳裏に走るのは過去のカレー争奪戦の悪夢。
まっ○ろくろすけが差し出すスプーンを咥え込む俺という異常な構図の記憶。冷や汗をかきまくった思い出が未だに残っている。
よもやこの悪魔はあの地獄をまたしても再現しようと言うのか……?
しかし、あの時と今では状況が違う。
あの時星野はスプーンを差し出したが、まさか本当に俺が食べるとは思っていなかったはずだ。ちなみに今の俺もそう思う。
対して今はどうだ?
あの時を経て星野には俺がスプーンを差し出せば食べるやつだという認識が存在するはず。
つまり、星野は本当に俺に食われるかもしれないという可能性を認知しながらもスプーンを差し出しているということ……!
「どうしたの? 食べないのー? ほらほら〜」
何を考えている……?
俺を辱めるためと考えるには前回の悪夢が邪魔をするはずだ。今俺が星野の差し出すうずらを食べなかったとしても、前回食べたという実績があるのでそこまでダメージは受けない。
この「あーん」は俺を引かせる、及び辱めることを目的としているわけではない……?
なら何のために?
思い出そう。あの時確か、あいつは俺が食ったあと
『んー、なんかペットに餌やりした気分?』
と言っていたはずだ。ここから導き出される答えはただ1つ……。
星野はッ! この俺をまさかのペット枠だと認識しているッ! まじかよォ!?
なんたる屈辱だろうか。いや、確かにこれは俺を辱めるための行為では、星野の中ではないのだろう。
単なる餌やり。そこに貶めるもくそもない。
「君まさかこの俺をペットかなんかだと思ってる????」
確認してみよう。この返答によって今後の待遇が変わるぞ星野ォ!
「また妙な結論に至ってる……そんなわけないじゃん。友達でしょ? あ、でもペットになりたいんだったら考えてあげなくもないよ」
疑った俺が馬鹿だったようだ。星野の言葉には嘘がひとつもなかっ……た……?
おい待て後半にも嘘がないとはどういう事だ。ん??? 星野くん?????
君とは後で深く語り合う必要がありそうだ。
……結局どういう意図なんだ?
まさかアツアツカップルよろしく「はいあーん♡」をしたいわけでもないだろうし、そこまで好感度を稼いだ覚えもない。
まぁ多少一緒に遊びに行ったりもしたが、それくらい普通の小学2年生ならするだろう。特別好感度が上がるような大したことでもないしな。
家に遊びにも来たが……それこそ仲が深まるような出来事もなかった気がする。これも普通の小学2年生なら頻繁にするものだろう。
言うなれば今は好感度34/100くらいか。……ごめんちょっと盛ったかも。でもまぁ、多分このくらい。
本格的に意図が読めない……が、それでも星野は俺を友達と呼んでくれたのだ。
別に意図が読めなくたって星野が俺に悪いようにするようにも思えない。
「ん、食べる。ちょっと遠いからもうちょい近付けてくれ」
「お、待ってました」
再び俺の元にてかり輝くうずらが差し出される。
「はいあーん。あ、ちゃんとあーんって言ってね?」
……いや俺を辱める意図がなくても恥ずかしいものは恥ずかしいんだけどどうしたらいいかなぁ!
俺の顔は軽く赤くなっているに違いない。
「……あーむ」
差し出されたらスプーンにかぶりつき、うずらの卵を頂戴する。
こんだけ疲労が激しい食事は初めてだぜ……味わって食べなくては。
うん、美味い。妙に美味しく感じる。これが人から貰う飯は美味いというやつか?
「! 食べた〜! えへ、えへへ。なんか楽しいなー!」
てめぇ! さっき嘘じゃなかったけど実はやっぱり俺の事ペットみてぇに思ってるだろ!
なんだ「食べた〜!」って! 犬か俺は!
くそ恥ずかしいからやめろォッ!!!
はぁ……とんでもなく精神的疲労を感じる。こいつは俺に対する最強の人間なのかもしれない。
まぁうずらの卵は食えたし良しとしよう……。
うん、良しとする。
「まだあと3個あるからね。はいあーん」
ん……? ゑ????????
結局全部食べました。
ちきしょうっ!
絶対に復讐してやる。いいか、これは絶対だ。
俺と同じ目に星野を合わせるまで、俺は絶対に諦めない。
ここにッ! 復讐の誓いをッ!
初めての復讐の誓いはうずらの卵の味がしました。まる
お分かり頂けただろうか?
フォント弄ったりとか最近試してます。
え? 今度は何に影響されたんだって?
なまこ兄貴……っすかね……。あの小説のネタの多さには驚愕する。見習わねば……!
仮面ライダーもの好きだから結構見ちゃう。
面白い小説ありすぎて書けないよハーメルンくん!
早く更新してくれぇ……!
なお更新されたらされた分こちらが遅くなる模様。
度し難い……!