なんかまっ○ろくろすけに懐かれた。   作:レトルトところてん

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【閲覧注意】読まなくても特に本編には影響しません。
このまま死蔵しとくのもなぁーと思ったので投稿。

ほれ、そこにアンチ・ヘイトタグが居るじゃろ?
そういうことだ。

あとは幸せになるだけだ……!
⚠作者は曇らせも好きですがハピエン厨です。

主人公君にはまるっと全部救っていただく予定だから……。
ユルシテ....ユルシテ...。




【閑話】星の記憶。

 

 

 

 

 

 

 髪を伸ばしたいと思うようになった。

 

 

 お母さんと暮らしていた頃は、

 

 長い髪だと掴まれるとイタイから自分で切っていた。

 

 

 

 ガラスを見てもあまり気にしなくなった。

 

 

 お母さんと暮らしていた頃は、

 

 ガラスの灰皿を投げつけられることも多くて、自然と体が竦んで、動けなくなっていた。

 

 ご飯に混ざってたこともあったなー。あれは怖かった……。

 

 

 

 泣けるようになっては……まだない。

 

 

 お母さんと暮らしていた頃は、

 

 殴られて、蹴られて、泣いてしまう時もあったけど、泣いたところで更に殴られるだけだったから、気付いたら涙は出なくなっていた。

 

 

 今じゃご飯も1日3食、美味しく食べられるくらいだ。

 まだ少しだけお箸の使い方は苦手だったりする。

 

 

 男に適当な扱いをされた時や、酔っている時、パチンコで負けた時。虫の居所が悪くなったらいつもお母さんは私に八つ当たりした。

 

 

 お母さんは元女優らしく、跡に残らないように叩いたり蹴ったりするくらいにしてくれた。

 

 

 もちろんイタイし、クルしい。

 

 でも、それでも私は良かった。

 

 

 だってお母さんは、『()()()()()』って言ってくれたから。

 

 

 私は愛されてるんだと思ってた。

 

 

 

 お母さんは元女優だったらしい。お酒が回るとよく自分の話をしてくれた。

 

 

 ________アイ。お前は将来、私の跡を継ぐんだ。

 

 ________私の美貌を受け継いだお前なら……!

 

 ________これがあれば、あの人も……。

 

 

 頬を火照らせながら、目をギラつかせユメを語っているお母さんはとても楽しそうだった。

 

 

 だから私も楽しそうにした。

 

 

 きっとお母さんはあまり深く私の事を考えたことはない。

 

 私は漠然と、このまま生きていくんだろうなと思っていた。

 

 

 でもそんなことは無かったみたいだった。

 

 

 お母さんはお酒とタバコで色々がっぺいしょう? を引き起こしていたみたいで、どんどん体力が衰えていった。

 

 

 すぐ疲れるようになったのだ。

 

 

 そしてお母さんは仕事を失った。

 

 

 お母さんも少しは貯金していたみたいだったけど、お母さんと5歳の子供はそこそこお金を使うらしく、1ヶ月もすれば底を尽きた。

 

 

 

 そんな時だ。

 

 お母さんが万引きをするようになったのは。

 

 初めは上手くいっていた。

 

 今までの貧困が嘘のように改善され始めていた。

 

 ________カメラワークを意識し、人の視線を読み、普通に買い物をしていたかのように見せかける。覚えときな。お前に絶対必要になる技術だ。

 

 

 これが肝要なんだと楽しそうに教えてくれた。

 

 

 

 

 お母さんが万引きを初めてから数ヶ月経った、ある日。

 

 

 お母さんは帰ってこなくなった。

 

 

 代わりに警察の人が来て……そこで初めて、私はお母さんが捕まったことを知った。

 

 

 お母さんは色々余罪があったみたいで、()()懲役されるらしい。

 

 

 少しだけ、ドラマみたいで興奮したなぁ……。

 

 

 お母さんが居ない間、私は施設に預けられた。

 

 

 当時の私は不気味だっただろうなぁー。あの時はまだ嘘も上手じゃなかったし。

 

 

 お母さんが刑務所に入る前に、1度だけ面会出来るらしく、私は当然すぐ会いに行った。

 

 

 

 

 ドラマで見るような白い壁と床でできた部屋の中央を、透明なガラスが仕切っている。

 

 

 その透明な壁の向こう側にお母さんが居た。

 

 

 すごい形相で私を睨んでいて、絞り出すような声で

 

 

 

 

 

 

『……何しに来た。そうか。わかったぞ? お前も私を笑いに来たんだろう! ええ!? 馬鹿な母親だと! ……犯罪歴が付いてしまった以上、お前にもう価値なんてない! 女優として返り咲くことなんてもう出来やしない! 消えろ! 目障りだ! 私に似た顔で……私を見るな!』

 

 

 

『で……でも……。あ、あいしてるっていつも言って……!』

 

 

 

『……はあ? そんなの()に決まってるだろ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『人にたかる寄生虫が、一丁前に愛されると思ったのか? 馬鹿が。()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 これが私とお母さんの、最後の記憶。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は、人に愛されたことがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




胸糞わっる。
浮かんだイメージ丸ごと書く悪い癖だな……。


ちなみに初めから主人公の瞳の色は決められてたりします。

インディゴ/藍色
具体的な連想は
宇宙、深海、海、夜、闇。

抽象的な連想は
集中、瞑想、安息、深い、思慮深い、静寂、不安、失望、ゆううつ、暗い、恐い、理性、知性、精神的、深い知恵、真実。

意味するのは
サードアイ(第三の目)チャクラ。
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