ぼっちの元カレ(イェーイな人ではない)   作:ぼっちの元カレになりたい人

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スターリー。それはぼっちに会える場所である。
そして、ぼっちが唯一ようやくなんとかして入れるようになった場所である。


オーディション(部外者入り)

スターリー。俺の愛しのぼっちひゃっほぉぉおい!!!な場所である。つまりどういうことかって?俺の心が300mくらい飛び上がり、そのままの勢いを使って時速200kmであたり一面を弾けまわるのさ。愛の力ってすげー(ハナホジ)

 

ヌ「…」

 

星歌「…」

 

PA「…」

 

虹夏「え、なんでいるの?」

 

ヌ「あ゛」

 

星歌「!?」

 

PA「今連れ出しますね」ガシッ

 

ヌ「ヌゥゥゥン…」

 

ぼっち「…?」

 

と言うことで、俺は今スターリーの外にいる。懐かしいな、ぼっちと再開した時もここで待ってたな。愛用の日傘を出し、天にブッ刺す。流石に慣れないからね。仕方ない。そういやトラックに轢かれた時の病院、前と同じだったな。すごく怒られそう。

 

ヌ「…っ!寝ない、寝ない。まだ寝ない」

 

警察「あの」

 

ヌ「何?」

 

警察「…壁に引っ付いて何してるのかな?というかどうやってるのそれ?」

 

ヌ「圧倒的な握力、圧倒的な体幹」

 

警察「あ、そう…とりあえず事情聴取なんだけど」

 

ヌ「好きな子がこの中にいまして…そんで持ってここで待ってるように言われたんでここで待ってるんです」

 

あ、そう。の一言を発して警察はどこかへ行った。そこから何時間待ったかわからんが壁に刺さって待ってると、喜多さんが出て来た。曰く、ぼっちが吐いたらしい。え!?ぼっちが吐いた!?は、吐いた!?んぇ!?うぇ!??

 

ヌ「大丈夫ぼっち!?」

 

ぼっち「あ、大丈夫です…はい…」

 

ヌ「本当に?マジ?本気と書いて?」

 

ぼっち「マジです…」

 

ヌ「よし、それならばよかろう。掃除しとくわ」

 

ぼっち「あ、いや、私が…」

 

ヌ「じゃあ一緒にやろう」

 

星歌「…」

 

ぼっち「…も、もしかして見られ…」

 

ヌ「うるせえ寝てろぉ!」

 

ぼっち「す、すいません!」

 

虹夏「あんまり刺激するとまた吐くんじゃ」

 

ヌ「安心したまえ。顔面で受け止める準備は」

 

星歌「早よ片付けろ」ベシッ

 

ヌ「パワハラっ!?」

 

星歌「顔面で受け止めるな。スターリーにそんな店員いたら即刻クビだ」

 

ヌ「店長っていっつもそうで」

 

星歌「事実だろ」

 

ヌ「クゥン…」

 

PA「なんでクビにしないんですか?」

 

星歌「いや、ぬいぐるみの件があるから」

 

PA「報復で何されるかわかんないからか…」

 

星歌「そう」

 

ヌ「ぼっち以外には何もしませんよ」

 

ぼっち「え?」

 

喜多「私もリョウ先輩以外には何もしませんよ」

 

星歌「なんでお前まで出てくるの」

 

ぼっちのゲロ騒動が治れば夏である。本格的な、夏。去年くらいにぼっちと一緒に街でご飯を食べたのを思い出す。必死になってもぐもぐしてるぼっち可愛かったなぁなんて思い出に耽ってると、病院で抜け出した罰と言って入院期間を延ばされた。ワロタ。そしてぼっちがチケットのノルマについて考えだした。残念だったな。俺がいる!と言って見たらぼっちの顔が少し明るくなった気がした。うん。かわいい。

 

ヌ「…」

 

きくり「あ、前駅で」

 

ぼっち「え、誰ですかこの人」

 

ヌ「知らない」

 

ぼっち「えっ」

 

きくり「きくりお姉さんだぞ〜」

 

ヌ「…とにかくベース渡すんで」

 

きくり「おお、私のベース…あれ、なんで君が?まあ良いや。私のお気に入りの場所まで行こう!少年少女よ〜!」

 

ヌ「んで、何?」

 

きくり「じゃーん!私のマイベース!昨日のライブで大活躍だったんだよ〜?打ち上げで飲みすぎちゃったけど」

 

ヌ「いや、ここどこ?」

 

きくり「…さあ?」

 

ぼっち「え、え、え…?」

 

きくり「お酒を飲んでると将来の不安全部消えるんだよ〜。年金問題とか、結婚とか。君どう?」

 

ヌ「カッコウに育てられてそうな人初めて見ました」

 

きくり「辛辣だね…」

 

ぼっち「あ、あの、チケットのノルマで困ってるんですけど、どうすれば良いですか…?」

 

きくり「ん〜?路上ライブで人を集めよう!」

 

と言うわけで始まった路上ライブ。俺?楽器とかよくわかんねーからカスタネット。カスタネットがほらタンタン。たたたたたたたたたたたた…ほあたぁ!酒豪、炸裂たん…決まったな。なんて思いながら後ろの川を見つめる。うん。どこ?ここ。

 

きくり「ギター上手いねぇ。それにどうやらノルマも達成したみたいだし…」

 

ファン1号「あの〜、このチケットください」

 

ファン2号「2枚ください!」

 

ヌ「…2枚で三千円ね」

 

ファン1号「しゃーっす!」

 

警察「すいません!ここでのライブは禁止されてるんですけど〜!」

 

ヌ「け、警察!?ぶっ飛ばすぞ国家権り」

 

ぼっち「あ、すす、いません!」

 

きくり「ぼっちちゃんの演奏に興味湧いたし…私も買っちゃおうかな!」

 

ぼっち「え、ほ、本当ですか!?」

 

きくり「おうとも!みんなでー…いいともー!」

 

警察「大声もやめてください」

 

きくり「あ、すいません」

 

警察「路上でお酒飲むのも」

 

きくり「えっ」

 

ヌ「帰ってヤケ酒しろ酒カス」

 

きくり「んな!?」

 

ぼっち「そ、それでは…さようなら」

 

きくり「ライブ楽しみにしてるよ〜」

 

そうしてぼっちの集客ノルマは達成となった。これによりそして伝説へが始まるのだ。これこそぼっちちゃんだぜ!

 

きくり「ごめん!帰りの電車賃無くなっちゃった!貸して!」

 

ヌ「ほい」スッ

 

きくり「お!ありがと〜!!じゃね〜!ライブは絶対行くからね〜!」

 

心配なことがある。彼奴等ベーシストは、どうしてこうも金を借りていくのだろうか。そして、その金はいつ帰ってくるのだろうか。ぼっちがリョウに奢らされた飯代は一向に帰って来ず、恐らく俺とぼっちが渡した代金も返ってこないだろう。

 

ヌ「…ベーシストってクソだよな」

 

ぼっち「え?」




金銭面でクズ リョウ きくり
ぼっち限定で妙に優しい ヌ 星歌
みんなに優しい 虹夏
リョウに優しい 喜多
でお送りしました。割と突貫工事的な何かで作ったので内容がひっじょーにごちゃってる!
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