ぼっちの元カレ(イェーイな人ではない)   作:ぼっちの元カレになりたい人

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知っていると理解していると好きは全部違うからね。
だからこそ!邁進せよ!!


ぼっちのことは知ってるよ。知ってることくらいだけど。

ぼっちの両親に会った。かなり久しぶり…になるのかな?帰りにトラックで轢かれたと聞いてすっ飛んで119番してくれた御恩は忘れません。まじで。あの時はすんごい俺自身焦ったもんね。いやー感謝感謝。

 

ふたり「ほら、お兄さんもいるよ!」

 

後藤父「男女同室…!」ハッ

 

後藤母「何も起きないはずもなく…」キャー//

 

ヌ「ぼっちよりぼっちの両親がロックしてるのバグだよ」

 

虹夏「すごい言い方するね」

 

喜多「こんにちは〜」

 

ヌ「ふたりちゃんは…」

 

ふたり「お兄さんね〜、プリンくれるからね〜、好き〜!」

 

ヌ「私は好きという言葉をぼっち以外から受け取らないことにしていてだな」

 

喜多「わぁ」

 

虹夏「ひどい」

 

ふたり「じゃあお姉ちゃんに渡すから、お姉ちゃんはお兄さんに渡してね!」

 

ぼっち「えっ!?」

 

後藤父「とりあえずご飯食べる?」

 

ヌ「よしきた」

 

喜多「…もしかしてここを第一候補に選んだのって、ご飯目当て…?」

 

虹夏「そんな、リョウじゃないんだから。それに、ぼっちちゃんが珍しく言ったんだからさ!」

 

言えない…ぼっちが外で歩くの苦手だからやめといたって…言いづらい…!俺から言ったら不審者扱いされそうだからって、ぼっちから言わせたこと…言いづらい!バレないようにしとこ。そうして出てくるはピザ!ポテトらしきもの!唐揚げぇ!

 

ヌ「わぁ」

 

後藤父「いやぁ…ひとりにも友達ができるなんて」

 

ヌ「彼氏は中学からいましたけどね」

 

後藤父「認めてないので彼氏じゃない」

 

ぼっち「え、そうだったの?」

 

虹夏「なんで本人たちが知らないんだよう」

 

喜多「おかしいですね…」

 

後藤父「でもほら、今時写真なんていくらでも捏造できるって言うし…なんだっけ…あの、友達料金の奴とかもあるし」

 

虹夏「悲しいですね」

 

ヌ「この家の人間で熊と戦ったことある人がいるって言われてもなんか信じそう」

 

喜多「…いや、それは流石に」

 

ぼっち「あわあわあわあわあ」

 

後藤母「その子自分の世界に入って迷惑かけて…」

 

ぼっち「あ、ぁぁぁわわわ」

 

後藤母「帰って来て〜」

 

ヌ「クソベーシストのイケボを録音して来た好き好き大好き」スッ

 

リョウ『好き…好き…ぼっち…好き…大好き…』

 

ぼっち「ひぁっ(絶命)」

 

ヌ「店長の猫撫でボ」

 

虹夏「どこで手に入れたの!?」

 

ヌ「…赤髪がカラオケ店で滑り倒した時の」

 

喜多「え!?いなかったでしょ!?」

 

虹夏「…喜多ちゃんでも滑るんだ」

 

そう言って時は流れて行った。なんだかふたりちゃんがプリンよこせと言って来たりした。ない。ないったらない。代わりに某ソーダ味のアイスを…嫌い。うん。じゃあないもんね!などと言って席を立ったぼっちを…いやトイレか。トイレはダメだろ

 

虹夏「ね、気になったんだけど」

 

ヌ「?」

 

虹夏「トイレは撮ってないよね?」

 

ヌ「撮るわけねえだろ…?」

 

喜多「そうですよ先輩!流石に」

 

ぼっち「あ、私…トイレでこれ見つけたんですけど」スッ

 

ヌ「…」

 

後藤父「…」ゴゴゴゴ

 

ヌ「ぼっちの靴下に仕掛けてました。すいませんでした」

 

後藤父「許さん!!」

 

虹夏「当たり前だよ!」

 

喜多「犯罪者よ!?」

 

後藤母「あらあら」

 

ふたり「おもしろーい!」

 

ヌ「…ただの臭い取れるアレなのに…」

 

虹夏「ぼっちちゃんの足は臭くないよ!」

 

喜多「そうよ!」

 

ぼっち「あわっ!?」

 

ふたり「これやろー!」

 

ヌ「何それ。男女がいかがわしく身体を密着させるゲーム?」

 

ふたり「なにそれ」

 

ヌ「俺身体固すぎるからちょっと無理なんだよな」

 

ふたり「えいっ」グイッ

 

虹夏「え、すごい180度以上回ってない?肘だよね?」

 

ヌ「…外れてます…間接…」

 

虹夏「ダメじゃん!!」

 

外れた腕を直し、2階へ上がった。リョウの案は相変わらずクソッタレた案だったが、とにかくどうにかしてどうにかなるって話だ。そして話題はぼっちの私服に移った。俺も一回だけ見たことがある。母親の助言を手にした純白のワンピースは思い出すだけでもう俺を

 

ヌ「ちょっと出るね」

 

虹夏「お願いお願いお願いお願いお願い!」

 

喜多「ヌさんも出てったことだし!着替えましょうよ!」

 

ぼっち「は、はい…」

 

数分後。呼ばれた。呼ばれてしまった。

 

ヌ「…」

 

ぼっち「…あ、あの…」

 

ヌ「ヌ゛ッ゛」バタッ

 

喜多「後藤さんラブなヌさんには刺激が強すぎた!!」

 

ヌ「この部屋に斧投げたら聞いて来そう…!」

 

ぼっち「…?」

 

虹夏「つまり女神級に可愛いってことだよぼっちちゃん!」

 

ぼっち「え、えへへ」

 

ヌ「その顔で微笑まれたら私はもう」ピー

 

喜多「心電図!?」

 

ぼっち「あ、えっと、もう良いです、か…?」

 

喜多「前髪もあげましょうよ!」

 

虹夏「そうだそうしようよ!」

 

ヌ「それはいけない」スッ

 

虹夏「えっ」

 

ヌ「ぼっちのおでこセンサについて解説しよう。髪の毛を感知しなくなると急激にぼっちは気体となって消え去り、その後他人の体内へと侵入する。そして侵入された者は性格がぼっちとなる」

 

喜多「経験者は語るのね…!」

 

はい。経験者です。ちわっす!そう言ったが『それはそれとして前髪あげてるぼっちちゃんみたい』という意地先輩が前髪を上げてしまった。ぼっちは急激に消え去った。俺の肺の中に…肺の中にぼっちが!?うは、むっちゃ吸うしかないじゃん!!スーーーーーー!!!

 

虹夏「いつも軽さだけで乗り越えようとしててすみません」

 

喜多「ギター上手くならなくてごめんなさい。可愛すぎてごめんなさい…」

 

ヌ「スー…」

 

ふたり「みんなお姉ちゃんみたい!…あれ?」

 

ヌ「ぼっちが俺を避けてる…?ぼっちを吸いすぎて耐性がついたのか…?」

 

ふたり「おっかしー!」




ぼっちを吸ってなぜ無事だったのか。
ぼっちが無意識下でヌに危害を加えるのを避けているから。
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