ぼっちの元カレ(イェーイな人ではない)   作:ぼっちの元カレになりたい人

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前東京スカイツリーか東京タワーのどっちかっつーか多分どっちでもないどっかの展望台見に行ったんですけど、愛・地球博公園にあるサツキとメイの家が見える展望台の方が見るものありましたね。まじで。


展望台、それは…どっか見る場所。

展望台に来た。相変わらず何を見るのかわからん場所である。海…えっと…海…?後は…アレだ。雲。俺が好きなのは積乱雲で、別名入道雲だったり雲の峰だったりする。ぼっちと比べた場合、そりゃぼっちになるのだがな。

 

ヌ「…」

 

喜多「綺麗ですよー!」

 

ヌ「え、何見るのこれ…?」

 

喜多「えっ」

 

ぼっち「うっ眩しい…」

 

虹夏「クーラー最高〜」

 

リョウ「極楽…」

 

喜多「一体何を…?ヌさんはどこからダンベルを…?」

 

ヌ「知らんのか。人の腹の最大容量は300Lくらいだ」

 

喜多「知りませんけど!?」

 

ぼっち「わぁ…」ドロォ

 

喜多「後藤さんが太陽の光を受けて溶けてる!?」

 

ヌ「ぼっちに塗れるぜ!」ダッ

 

ぼっち「!!」スッ

 

ヌ「…そんなに俺のこと嫌い?」

 

ぼっち「いや、そういうわけじゃ」

 

虹夏「拒絶反応だ…」

 

リョウ「恐るべし、ヌ」

 

喜多「…ヌさんのフルネームってなんでしたっけ?」

 

ヌ「俺も覚えてねえから良いっしょ」

 

虹夏「喜多ちゃん満足したみたいだし降りよっか!」

 

ぼっち「ですね」

 

リョウ「ごー」

 

喜多「あ…インドア人達め!」

 

こうして我々は5人に分かれ、それぞれの旅路を行かない。そういえばネットで撮り鉄の撮影を妨害した自転車の一般通行おじさんがいたな…あの人が有名になった原因が江ノ島だった気がする。江ノ島…なかなかに楽しかったぞ…

 

ぼっち「あわあわあわあ」

 

リョウ「アイス代」

 

ヌ「…」

 

リョウ「ヌが出してくれないならしょうがない。ぼっち、貸して」

 

ぼっち「あっぅぇっ」

 

ヌ「リョウが観念しないなら仕方ない。虹夏、責任とれ」

 

虹夏「なんで私!?」

 

リョウ「それはいけない」

 

ヌ「虹夏、体で払うか、金で払うか選べ」

 

虹夏「い、嫌だよ!?リョウ!」

 

リョウ「私は今金欠で」

 

ヌ「…おっちゃん、一時間この子をお願いします」

 

おっちゃん「えっ何、どういうこと?」

 

ヌ「後アイス」

 

おっちゃん「あ、はい」

 

リョウ「危うく虹夏が売り飛ばされるところだった」

 

虹夏「リョウが悪いの、わかってる?」

 

リョウ「何故?世の中は助け合いで」

 

喜多「後藤さん大丈夫?」

 

ぼっち「うわへぇ…」ベチャァ

 

喜多「…ヌさんに取り憑いてる…!?」

 

ヌ「名付けて…スタ」

 

 数分後

 

ぼっち「ミ゛ャ゛ーーーーー!!!」

 

トンビ「ほーほー!」ゲシゲシ

 

ヌ「お前を殺す」ガタッ

 

喜多「法律に触れるからやめてぇ!?」

 

ヌ「喰らえ不慮の事故キック!!」ゲシィッ

 

トンビ「!!」ゴギィッ

 

虹夏「今絶対鳴っちゃいけない音したよね!?」

 

そう言って俺たちの江ノ島体験は終わりを迎えた。トンビを2匹はたき落とした俺は、警察のお世話になりかけたが…なんとかなった。友人が襲われたから助けるためにトンビを蹴ったと言ったらなんとかなったのだ。よかった。ほんとよかった。帰り道にロインを見たら、なんかリョウと虹夏の寝顔が送られてきた。赤髪から。グループロインで。

 

ヌ「ぼっちの…寝顔希望…っと」

 

喜多『後藤さん起きてるので無理です』

 

ヌ「…そうだったかぁ…」

 

その日の帰路は、なんだかいつもより地球の質量を多く感じれたと思う。そんな感じだった。そして学校!!

 

下北沢高校

 

ヌ「…」

 

同級生「ねえ、あの先輩達と江ノ島行ってたでしょ!?私見たんだよ、可愛い女の子ばっかだったよね!」

 

ヌ「…え、何それ、知らない…その日俺は警察のお世話になってたし…」

 

同級生「!?」

 

虹夏「やほー!」

 

リョウ「やほ」

 

同級生「あの人達とだよ!?」

 

ヌ「あー、ナンパ師3人吹っ飛ばしたことまでは覚えてるよ」

 

同級生「えぇ!?」

 

リョウ「でもおかげで助かった」

 

虹夏「アレがなかったら私たち今頃日焼けまみれだったよ〜」

 

同級生「え…え…?」

 

虹夏「さて本題。昨日のグループロインの写真、保存してないよね?」

 

バカな。俺がぼっち以外の寝顔を保存するのか。しないと断言しよう。そう言ったら納得してどこかへ行った。話しかけてきた同級生には見せてやった。私にもくれとか言ってきたが、流石に色々と怖いのでやめておく。だって、あの人たち、友達多いし。

 

同級生男「今度さ、あのピンク色の子しょうか」

 

ヌ「俺の元カノだが?」

 

同級生男「ってことは俺にもチャンスあるってこ」ガシッ

 

ヌ「訂正しよう。俺の彼女だが?」

 

スターリー

 

ヌ「文化祭か…」

 

星歌「迷ってるくらいなら出てたほうがいいよ。一生に一度だし」

 

ヌ「あんまり真に受けんなよ。店長は高校ロクに行ってないからな」

 

ぼっち「えっ」

 

PA「私は高校中退で〜す」

 

星歌「…待て、お前なんで知ってる?」

 

ぼっち「(相談相手間違えた‥)」

 

ヌ「結束バンドで文化祭ねぇ…」

 

虹夏「結束バンドで文化祭!?出るの!?」

 

ぼっち「あ、いや…」

 

リョウ「私は出たことある。マイナーな曲弾いて会場をお通夜にしてやった!」ドヤァッ

 

ヌ「こいつは失敗例」

 

ぼっち「あ、なるほど」

 

ヌ「まあ存分に迷いたまえ!俺は知らん!!」

 

ぼっち「えっ、一緒に出るんじゃ…?」

 

ヌ「え?」

 

虹夏「…え、出ないの?司会役とかあるよ?」

 

ヌ「それは赤髪の役目じゃん」

 

PA「某宝探しの漫画に出てくるキャラみたいですね」

 

そんなことを言いながら、まあ最終的にはぼっちが決めるということになった。が。ここで心配な点が少しある。なんと言っても喜多という奴である。だって、あいつ…多分だけど、出すでしょ。勝手に。しかも既に出されてる可能性が…

 

ヌ「ぼっち、赤髪には気をつけなさい」

 

ぼっち「あ、えっ」

 

星歌「あー、あの子出しそうだもんなあ」

 

喜多「私がどうかしましたか?」

 

ヌ「…騒音係」

 

喜多「!?」

 

虹夏「そんなことないよ、盛り上げ役だよ!」

 

リョウ「…都合がいい」

 

喜多「ヒュッ(過呼吸)」バタッ




その後、喜多は自ら『ゴミ箱に落ちていたので出しました…』と白状した。
ヌは憤怒した。決して、かの陽キャ、喜多を許してはならぬと。
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