ぼっちの元カレ(イェーイな人ではない)   作:ぼっちの元カレになりたい人

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文化祭を見ないことによってサクッと一期ラストを通らせる最強の策…!
…でもメイド姿のぼっちを見た時、主人公は北斗神拳よりも早く死ぬので仕方ないんですよ。ほんと。


文化祭なんか見ないもんねー!

メイド、怖い。私みたいな日陰者がメイドをやって良いのだろうか?でも、虹夏さんたちも来てるし…どうしよう…こんな時、林さんがいれば…でも私なんかから振っといて頼るのもなんだか申し訳ないっていうか、私なんかじゃダメだっていうか…

 

ぼっち「あぅぅ…」

 

喜多「いた!」

 

ぼっち「っ!?」ビクッ

 

喜多「後藤さん、てっきり暗い場所にいると思って探そうとしたけど…意外と人混みの中にもいれるのね」

 

虹夏「ぼっちちゃんのメイド楽しみにしてたんだよ!ヌ君から写真頼まれてるし!」パシャッ

 

ぼっち「あぅっ」

 

リョウ「私も、ぼっち持ちのオムライスが」

 

虹夏「ヌ君に何されても知らないよ」

 

喜多「次借りたら髪の毛白に染めて一本一本抜いていってやる〜って言ってましたもんね」

 

リョウ「それはあり得ない。感謝されてるはずだから」

 

ぼっち「ぅぁ…」

 

虹夏「さ、来たよ〜!」

 

リョウ「オムライス」

 

ぼっち「い、えっと…お、おかえりなさい、ませ…」

 

虹夏「ヌ君がいたら泣いて卒倒しただろうなぁ〜」

 

ぼっち「そ、そうですかね」

 

嬉しいな…いやでも、もしかしたら…

 

ヌ『ぼっちは奉仕される側だ。死ね』

 

ありえる…いや、別パターンも…

 

ヌ『ぼっちに奉仕されるとか嫌』

 

ゔっ…ダメージがでかい…これが元カノ…!!さようなら、私の元好きだった人…新しい好きな人、早く来て…

 

ぼっち「うぅ…」

 

虹夏「ちょ、メニューの説明は!?」

 

喜多「また溶けてる…」

 

リョウ「ぼっち、面白い」グッド

 

ぼっち「全部同じオムライスです…」

 

虹夏「…じゃあこのハートキュピキュピオムライスを3つ」

 

ぼっち「あ、はい…」

 

レンジでチンするだけだからって、持ってくる私が何か言われたらどうしよう…怖いな…怖いな…怖いなぁ…確か、600w何分でもう固定されてるんだっけ。大丈夫、スターリーのバイトと比べればこんなこと…

 

ぼっち「こちらハートキュピキュピオムライスです」

 

虹夏「メイドさんのアレやるんだよね!」

 

リョウ「私たちをヌだと思って」

 

喜多「えーっと…ぼっちが出してくれた飯ならなんでも良い…言いそうですよね?」

 

リョウ「絶対に言う」

 

ぼっち「…も、萌え萌え…キュンッ」ペチャ

 

リョウ「…もう一回!」

 

あ、相手はみんな林さん…みんな林さん…!林さんが目の前にいて…それで…ダメだ…あの人私のやることなすこと全部褒めてくるから結局いつも通りのアレしか出来ない…このままだと依存…いや、依存はダメだ!

 

ぼっち「も…萌え萌え、キュンッ!」

 

喜多「よし」パシャッ

 

ぼっち「えっ」

 

喜多「送信完了」

 

ぼっち「え…?」

 

虹夏「おお、さっきとは打って変わっての味!」

 

リョウ「愛、愛を感じる!」

 

喜多「本当だ…これがヌさんへの愛の力…!」

 

ぼっち「…それでは、おたのし」

 

同級生「後藤さんこの後その人たちとバンド行くんでしょ?良いよ、一緒にいた方が何かと助かるし」

 

虹夏「ぼっちちゃんがお世話になっております」

 

リョウ「ぼっちは私が育てた」

 

喜多「私も育てられてます!」

 

同級生「…はは」

 

ぼっち「あぅ」

 

リョウ「じゃあ、ぼっちも食べよう」

 

ぼっち「え、お金は」

 

リョウ「ある。これ以上ぼっちからお金を借りたらベースを全て叩き割るって言われたから」

 

喜多「安心してください、全て私が買い戻します!」

 

虹夏「総額200万は下らないよ喜多ちゃん」

 

ぼっち「わ、私も弁償しますのでどうか被害届は…」

 

虹夏「ぼっちちゃんは弁償する要素ないよ」

 

リョウ「…」

 

喜多「でも、トラックに轢かれて来れないのはかわいそうですよね」

 

虹夏「だね〜…来れば良いのにね、今からでも遅くないと思うよ?」

 

時間的に間に合わないんじゃ…私と林さんの家って確か徒歩20分くらいで、駅が一つ違うかどうかくらいだった気がするし…だからここまで来るのに大体二時間くらいは掛かるし…さっきからスマホ鳴ってるけどなんだろう?お母さんからかな?

 

虹夏「ぼっちちゃん、学校ではマナーモード」

 

ぼっち「あ、すいませ…!?」

 

お母さん『林君連れて行くわね』

 

ぼっち「ゎぁ…」

 

虹夏「お、来るんだ!」

 

喜多「ヌさん来るんですね。よかったじゃない、後藤さん!」

 

良くない…良くない…やだ…やっぱやだ…演奏してる途中に帰られたらと思うと…ゥッ…!ぁ…三途の川に…メイド服が流れてる…ぅぅ…みんながお金を出し合って買ってくれたメイド服を水に浸してごめんなさい…私はいつまで経っても元彼を引きずる馬鹿物です…

 

虹夏「壊れた」

 

喜多「ヌさんについて考えた結果ですね」

 

虹夏「もう完全に恋してるじゃん!ラブだよラブ!ハートだよ!?」

 

喜多「恋バナ、ですね!」

 

リョウ「…私もヒモになりたい…」

 

喜多「私がリョウ先輩をヒモに」

 

虹夏「やめて。バンド内での恋愛は禁止〜」

 

喜多「え、ヌさんは」

 

虹夏「(あ、ヤベという顔)」

 

喜多「(え、何?という顔)」

 

ぼっち「はっ」

 

…もしかして、気失ってた?なんて考えてると、もうそろそろ林さんがここに来る頃かな。送られてたのが30分も前だったから…どうなんだろう、わかんないけど…昼だし道路は空いてるのかな。世の中に詳しくなくてごめんなさい…

 

ヌ「うぇい」

 

ぼっち「わっ!?」

 

ヌ「んじゃふちるさるし」ゴゴッ

 

虹夏「耐えたねぇ」

 

ぼっち「お、おお、おかえりなさいませ、ご主人、様!」

 

同級生(男)「後藤さんのあんな顔初めて見た」

 

同級生(男2)「完全に恋してるよあれ」

 

ヌ「…っ!」

 

同級生(女)「男の方が凄い揺れてる」

 

ヒャッハー「メイドはみんなのアイドルだぞクラァ!」

 

ヌ「ぼっち…オムライスで萌え萌えきゅんとかやってたりする…?」

 

ぼっち「あ、します」

 

ヌ「よしこい!!」




この後主人公は間近で萌え萌えきゅんを喰らい、口からハートの形をした吐血をしたらしい。
なんでハートの形してるのかって?…愛、かな。
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