ぼっちの元カレ(イェーイな人ではない)   作:ぼっちの元カレになりたい人

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バンドらしくってなんやねん。


せめて、バンドらしく

スターリー。所謂…前も言ったアレである。結束バンドの溜まり場。ぼっちと会える場所。西、東、北、南。ぼっちを中心に俺は回っており、その輪廻の循環に身を置くことで感じられる後藤ひとりと言う愛しい人の体が━

 

虹夏「おーい!」

 

ヌ「なんですか」

 

虹夏「なんですかじゃないよ!より一層バンドらしくなるためにはって話題なんだけど」

 

ヌ「…ぼっち」

 

ぼっち「あ、いや、その」

 

ヌ「バンド…バンドねぇ…変な壁をバックにして写真撮ってるとか、オラついてるとか…」

 

虹夏「まあそれは…でもそれはそれとして!とりあえずバンドグッズ作ってみましたー!」

 

喜多「それってただ結束バンド巻いてるだけじゃ…」

 

虹夏「え?可愛いから良くない?いろんな色あるよ!」

 

ヌ「俺こう言う腕につけんの嫌なんだよな…ぼっち、髪」

 

ぼっち「痛いの嫌です」

 

リョウ「ぼっち、その人には普通に話せるんだ」

 

ぼっち「あ、はい、一応」

 

ヌ「んー…つーかこれって結束バンドっていうんだ。初めて知った」

 

虹夏「ええ!?」

 

リョウ「サイン付きで600円」

 

喜多「安い!買います!」

 

そんで持ってさっきの続きだが。ぼっちというブラックホールによってできる軌道に俺は身を置き、そこで輪廻の輪を感じ取っているというのは言ったな。しかしそれではぼっちに近づけない。だが、ぼっちを見るには、触れる立ち位置は近すぎるのもブラックホールによるものだ。理解してほしい。今?…俺、吸い込まれてる途中!

 

ヌ「…ぼっち、歌詞作れるの?」

 

ぼっち「あ、え?」

 

虹夏「おー!忘れてた!そうそう、ぼっちちゃんが作詞して、リョウが作曲するんだよね!」

 

喜多「本当ですか!?」

 

ヌ「ぼっち、受け狙わなくて良いからさ、ぼっちらしい歌詞書いてね」

 

ぼっち「…わかりました!」

 

翌日 後藤宅

 

ヌ「…」

 

虹夏「…ねえ、なんで私も来てるんだっけ?」

 

ヌ「昨日のロイン見てください」

 

虹夏「どっち?ぼっちちゃんについて心配しまくる方?結束バンドの方?」

 

ヌ「心配しまくる方」

 

虹夏「…あ、えーっと…『心配だから見に行かない?』…言ってた」

 

ヌ「山田と喜多は来れなくって。こうやって合流したわけで」

 

虹夏「みんな薄情だね〜」

 

ヌ「あんたも割とそうだと思うよ。よし、まあどーせぼっちのことだ。歌詞の一画目すら出てきてないだろうから飯食いましょ」

 

虹夏「ええ!?二人で!?」

 

少し間をおいて。近くのファミレスに来た。先輩が妙に意地張って『いやいやいやいやいいやいや!!男女だよ!?男と女だよ!?』みたいなこと言ってたから時間がかかった。ここで溶け腐るかファミレスで英気を養うかって選ばせたらファミレス選んだから結果的には良し。

 

ヌ「そんで、なーんで先輩はそういうふうに考えたんですかね」

 

虹夏「いや、私だって女子高生だよ?青春なんだよ?JKなんだよ?」

 

ヌ「JK一つ多い」

 

虹夏「恋に勉強にバンドに家事に…」

 

ヌ「店長なーんもやらなさそうですもんね」

 

虹夏「それはおいといて。色々と経験する高校生!私!」

 

ヌ「…ぼっちちゃん大好き!俺!」

 

虹夏「そうじゃない。でもさ、良いじゃん。そういうこと意識しても」

 

ヌ「NTRに注意をしろ…!?」ガタッ

 

虹夏「立ち上がらない立ち上がらない。やめ、やめて!」

 

ヌ「…」スッ

 

虹夏「だからさー?恋をしたいわけだよ!私も!」

 

ヌ「ここは奢りますんでさっさと帰ったほうが」

 

虹夏「ここに誘ったのは君でしょ?」

 

ヌ「話題を振ったのは先輩です」

 

虹夏「…。まあ良いけどさ!君に期待してなかったし!」

 

ヌ「ん?ぼっち?どしたー?…ん、うん。えー…山田先輩がいいと思うよ。うん」

 

虹夏「ぼっちちゃんから…どんな電話?」

 

ヌ「歌詞の良し悪し聞くなら誰がいいですかって。気が早いね」

 

虹夏「ええ!?出来たの!?」

 

だから出来てないって。サインずっと書いてるだけだって。そう思ったがいうのはやめておこう。見てて面白い。そうしていろんなことを想像したり結びつけようとしたり離そうとしたりした虹夏先輩は疲れた様子で家に帰った。帰った、とは言っても帰り道はほとんど一緒だし…ん?駅周辺でナンパされてる!?

 

ヌ「…はーい、お兄さん」

 

お兄さん「ん?何?」

 

虹夏「お!」

 

ヌ「○○○に○○○ぶち込んで○○○刺激しない?」

 

お兄さん「え…は…?」

 

ヌ「…」

 

お兄さん「え?し、知り合い?」

 

虹夏「もー!帰り道一緒なら言ってよ〜!」

 

お兄さん「は、はあ!?こんな奴と帰るの!?」

 

ヌ「アイラブぼっち」

 

虹夏「さ、かえ…っ」

 

お兄さん「あんな奴より俺の方が」

 

虹夏「いやあの」

 

お兄さん「そこでお茶するだけでいいからさ!」

 

虹夏「えっと…」チラッ

 

ヌ「助けませんよ」

 

虹夏「に、逃げろ!」ダッ

 

ヌ「しかし まわりこまれてしまった !」

 

お兄さん「なんでそんなに避けるのさ!」

 

お姉さん「うぇーい!妹ちゃんじゃん!」

 

お兄さん「酒臭っ!」

 

お姉さん「私だよ〜、きく」

 

虹夏「行こ、ヌ君」

 

ヌ「あい」

 

あの酒臭いお姉さんと知り合いっぽい…感じの先輩はスタスタ歩いて行った。巷ではああいうのが流行なのだろうか。それともああいうのをママ系というのだろうか。いつぞやの何かを思い出しそうになって、必死に押さえつけた。ぼっち、歌詞作れてると良いな。

 

ヌ「リョウさんからロインだ」

 

虹夏「嘘、私来てない」

 

ヌ「個人ですから」

 

虹夏「えーっと…『ぼっちに奢られてくる』…」

 

ヌ「…」ゴゴゴゴ

 

虹夏「あ、いや、喜多ちゃんの間違いだったみたいだよ!」

 

ヌ「それなら良いんだ」




うおおおおおおお!!
○○○を○○○して○○○○をしまくって○○○○にするんだ!!
伏字って便利!!
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