ートレセン学園 本館 一階 トレーナー室ー
『メジロアルダン、まさかの天皇賞(秋)を一着!』
「はあ、あれだけレース前の新聞でアルダンの事を『人気は7位、やはりガラスの脚には天皇賞は無理か!?』とか『一番人気はやはりこのウマ娘、白い稲妻タマモクロス!』だの好きに書いていたのに…」
俺の名前はアルトレ、メジロアルダンのトレーナーだ。今俺はトレセン学園の自分に与えられたトレーナー室で昨日行われたG1レースである天皇賞(秋)のレース結果が書かれた新聞を読みながら独り言を言っていた。
「そもそもアルダンは人一倍努力できる奴なんだ。だから勝てたんだよ。」
俺はそう呟きながら新聞を読み進める。メジロアルダン、彼女は人一倍の努力家だ。自分の体の事を理解しながらもレースに出たいと思い努力する姿に俺は引かれ、そして彼女は適正距離てはない短距離の選別レースを努力で勝利したのだ。その後は数あるトレーナーの中、彼女は俺を選んでくれた。俺は彼女のトレーナーとなり二人三脚で頑張ってようやく彼女をG1のレースに勝たせる事に成功した。正直嬉しかった、本当に嬉しかった。しかし…
「…正直、彼女は頑張りすぎなんだ…」
勝利者インタビューが終わりウイニングライブを成功させた後、彼女は倒れた。
俺は急いで病院に運んで彼女をみてもらったが医者からは過労で倒れたと言われた。
「彼女は今日の夜に帰ってくる。それまでに練習メニューの見直しを…」
俺は新聞を見ながらそう呟くとふとある文が目に入る
『私がこの勝利を手にしたのは私のトレーナー様が辛い時も苦しい時も一緒に頑張ってもらったからです。だから私は勝利する事ができたのです!』
「…アルダン、インタビューでこんな事言っていたのか…」
俺は無意識に目に涙が流れていた。そんな時だ
ブー ブー
机の上にあったスマホがバイブを鳴らしたのは
「…ん?なんだ?」
俺は見ていた新聞を置き、机に置いていたスマホを見る。
『業務連絡
〇〇トレーナーが長期休暇になりました。みなさんも気をつけて下さい。
人参たくさんカレー辛口
たづな』
「〇〇トレーナーって、確かG1ウマ娘だけ出てない中堅のトレーナーだよな…」
しかし、俺はそれ以外気になって仕方がない部分があった。
「これ、なんだ?…普通個人の休暇の情報を業務通知で知らせるか?それに『気をつけて下さい』?何に?あと下の文はなんだ?」
俺はその通知に寒気がして来た。そんな時だ、
ジリリリリリリリリリリリリリリリ!
何処からか火災ベルの音が鳴り響いたのは…
『ここだ…』
『この部屋だ…』
『…』
『…コ…』
『 コ コ ダ ! !』
To Be Continued…