「火災ベル!火事か!?」
俺は素早く立ち上がり、スマホをポケットに入れる。すると
ドンドン
誰かがトレーナー室の扉を叩いた
「だっ誰だ!?」
俺は急に叩かれたドアに驚きながら返事を返す。
ドンドン
ドンドンドンドン
「え?」
何故か入って来ずにドアを叩く音が増える、そして…
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン…
バキバキ!
「ひぅ!?」
ドアが壊される。そしてそこには…
「…」
茶色の髪の両腕の手首に包帯が巻かれた目のハイライトが無いウマ娘がいた。
「だ…誰?」
俺は本当に知らない子なのでその場で名前を聞いてみた。しかし彼女は
「…わ…」
「え?」
「私のトレーナーだ!!」
彼女は俺に向かって突撃して来た。
「!?」
俺は条件反射で突撃して来た彼女を避ける。彼女はそのままさっきまで座っていた椅子にぶつかり転けた。
「何?何!?」
俺はいつでも部屋から出れる用にドアがあった場所まで下がりながら狼狽えていた。すると
「私のだ…私の…」
彼女は俯きながらゆっくりと立ち上がり。そして…
「私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の私の!ワ タ シ ノ ダ!」
鼻血を流しなららも狂気的な表現を俺に向け、再度突撃して来た。
「う、嘘だろ!?」
俺はそう叫びながら向かって来た彼女を再度避け、急いでトレーナー室から走って逃げた
ートレセン学園 本館 一階 第二資料保管室ー
「ハア…ハア…」
俺はなんとか息を整えてようと過呼吸気味に息を吐く。あの後なんとか彼女を巻き、適当にこの選んだこの部屋に逃げ込んだのだ。
「一体…何…が…」
俺は訳もわからずそうぼやく。そうしていると
ガタッ
急に何かの音が鳴る
「!?」
俺はまだ上がっている息を無理やり整えて身構える。
「だ…誰だ?」
俺がそう小声で言うと
ガタ
ガタ
ゆっくりとそれが近いてくる。そしてゆっくりと見えてきたその姿を確認できた。その子は…
「もしかして…君はハルウララくんか!?」
「あ、アルダンさんのトレーナーさんだ!」
その子はアルダンより先にG1レースであるマイルチャンピオンシップで一着になり有名になったピンクの髪のアイスが好きな元気なウマ娘、ハルウララがそこにいた。
「よかった、アルトレさんも無事だったんだ!」
ウララは嬉しそうに近づいてくる
「ああ、無事だよ…ん?俺『も』?」
俺は彼女の言葉に疑問を抱く。すると彼女は
「うん!こっちだよ!」
俺の腕を引っ張り始める。俺はそのまま彼女の誘導に従い部屋の奥に進んだ。そしてそこに居たのは
「よう、アルトレ。お前も無事だったか…」
「ウララトレ…」
Tシャツの左腕の部分が破け、左腕に複数の手の形の跡が付いているハルウララのトレーナーであるウララトレがそこに居た
To Be Continued…