ブルーアーカイブにウエディングイベントが無いのはこういう理由があると思ったので書きました
「………ウエディング衣装の宣伝?」
「はい!その新郎役をぜひ先生にして頂ければと…!」
「いや、何で私に?他にも相応しい方がいるでしょうに…」
「何をおっしゃいますか!!この件に先生以上に相応しい方なんていませんよ!!」
「ええ…?いや、でもそれは…」
「受けてみれば良いじゃないか先生。よっと…」
「…どこから出てきてるのさシエル」
「以前隠し部屋を作っておいたと言っただろう?それはそれとして、その仕事は受けたほうがいいと思うが」
「いやなんでさ。
しかもシエルが積極的になるのって絶対ろくなこと無いときだよね…」
「失礼だな。私は真剣に先生に純白のタキシードが似合うと思うから勧めているだけだ。
…無論、先生がそうなる以上、その隣の争奪戦が起こることは明白だろうがな。フッ」ニヤリ
「やっぱり変なこと考えてるじゃない…
あの、そういうわけですから…やっぱり私が関わると妙なトラブルが起きるというか…」
「うーん…確かにシャーレは数々のトラブルを解決してきたと聞いてはいますが、裏を返せばそれだけ色々と巻き込まれるということでもあるわけですか…そういうことでしたら」
「あー。こんな色男が表示を飾ったりしたらそんな雑誌は飛ぶように売れるだろうなぁー。
加えて先生が新郎役だなんてキヴォトス中の美少女が揃ってモデルとしてやってくるだろうなぁー!
美男美女揃いの雑誌なんて一体どれほど売れるんだろうなぁー!!」
「…………………………先生、やはり出てみる気はありませんか!?」
「ちょっと!?」
「あ、あはぁ…
ど う し て こ う な っ た」
「観念したほうが良いぞ、先生。
既にキヴォトス全域からオーディションを受けに来た生徒でごった返しているからな」
「………シエルは受けないの?」
「まさか。私は神父(牧師)役だ。
本来ならシスターフッドの連中にでもやってもらうんだろうが…どうやらあの三人娘もオーディションに参加してる様だからな」
「……………さいですか」
全く、この先生は何を落ち込んでいるんだか。
ウエディング姿の美少女に取り囲まれて幸せな姿を写されるなど健全な男性ならば誰しも一度は思い描く姿であろうに。
…ああ、生徒と■■■するような先生は健全な男性ではないということか?
まあ私のせいなんだけどな。ワハハ
「それはそうと先生。
オーディションには先生も立ち会うのだろう?そろそろ行かないとまずいのではないか?」
「はぁ………そうでした………………行ってくるね」
「どうも、失礼し「「「「「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」」」」」…………………」
「先生ー!お嫁にしてくださーーーい!!」
「今だから言いますけど一目惚れですーーーー!!!」
「………大人気ですね、先生。
会場に収まらないくらいキヴォトス中から生徒が押し寄せてるんですよ。
最初にあのお嬢さんが仰った時には半分ぐらい冗談だと思ってたんですよ。
正直舐めてましたね」
「………色々と、申し訳ありません」
「いえ、むしろ願ったり叶ったりなのでありがたいんですが…今日一日では終わりそうにありませんね。しばらくお付き合い願うことになるかと…」
「………………ごめんなさい…」
それから一週間。
長き?に渡ったオーディションが終了し、本日よりいよいよ撮影の日。
私も神父役としての撮影があるので現場にやってきた、のだが……………
そこに居たのはまぁ、案の定のメンバーなのであった。
「…えー。早瀬ユウカ様、生塩ノア様、砂狼シロコ様、聖園ミカ様、阿慈谷ヒフミ様、空崎ヒナ様、久田イズナ様、入られました!」
「……………一部を除けば随分と見覚えのある面子だな。しかし…」
まさか生塩ノア。彼女まで居るとは…ユウカはともかく、彼女は先生にそういった感情を向けていることは感じられなかったが…
まあ今世でも対して関わってきた事もないし、前世でも引けていない生徒だったということもあるんだろうがな。
「うーん…私は先生と並ぶユウカちゃんの姿を撮影でもしようかと思ったのですが、ユウカちゃんがどうしても『一緒にオーディション受けてほしい』って必死に頼んでくるものですから♪」
「………ほう?その話、詳しく聞かせてもらえるか?」
「ちょ、ちょっとノア!!そんなに必死には頼んでないでしょ!?
まあ、確かに一緒に受けてほしいとは言ったけどそれはあくまでもセミナーとしての宣伝を兼ねるなら二人の方が確率的には安心できるしミレニアムのイメージ向上にも繋がるかと思っただけであって別に深い意図はないっていうか」
でたな早瀬ユウカ特有の早口誤魔化し。
先生と
にしても、ミカやシロコはともかくイズナやヒフミまで居るとはな。
イズナの方は和装モデルも一人ぐらいいたほうが良いといえば納得はできるが、ヒフミ…まあモデルとしては十二分だろうな。
「にしてもヒナ。お前まで来ているとはな
てっきりアルやアコでも出てくると思っていたが…」
「………まあ、オーディションで姿は見かけた。
便利屋の面々は皆居たし、何となく分かってはいたけど…アコも居たのは、少し驚いた…」
ふむ。ヒナはアコが先生とハードプレイ■■■をしていることは知らないと…これはいい情報だな。
さて、こんな美少女花嫁達に取り囲まれる先生は果たして今どうなっているのだろうか。
神父役として様子を見に行ってやるとしよう。
「……………」
「あ、シエル。
一応衣装着てみて、あと化粧も少しだけしてもらったんだけど…どう?似合ってるのかな…シエル?」
「…………………………」
思わず、言葉を失った。
普段、自分にとって面白い男としか思わない眼の前の彼を、今私は美しいとすら思ってしまう。
それぐらいに今の彼は素晴らしかった。
「…美しい
これ以上の芸術作品はこの世に存在し得ないでしょう」
「えっ…シエルさん…?」
「おっとすまない、独り言だ。さあ行こうじゃないか先生、愛しい妻達が待っているぞ?」
「妻って…まあ花嫁衣裳ならそうと言えなくもないのかもだけど…」
「…!先生…」
「あら…ふふ、よく似合ってますよ、先生♪」
「…わーお。かっこいい…」
「で、ですねぇ…あれ?ヒナさん!?」
「…………………………(固)」
「………ん。流石私の旦那様」
「え、えへへ…こんな素敵な主殿のお隣で、一日とはいえ花嫁になれるなんて…」
「は、ははは…皆もよく似合ってるよ。
とっても素敵だ」
「「「」」」
「「「ヒュッ」」」
「…あれ?みんなどうしたの急に固まって………
き、気絶してる…だと?」
「…先生、あなたは今自分がどういう姿でどんな者たちの前に立っているのかをよく考えてから行動するべきだと思うぞ」
白タキシードに薄く化粧を施した色男が素敵な声で先生すき♥な生徒たちに素敵な微笑みでそんな言葉を投げればそりゃあこうなるだろう。
この後ヒナ達が復活するまで数十分を要し、撮影も先生の素敵な姿を撮ったり撮影の都合上先生と密着するせいで途中で生徒が気絶する自体がちょくちょく発生し難航することとなった。
そんなこんなでどうにか撮影を終えることができ、雑誌も売り出されたものの…
「先生のページは…ミ゛ッ」
「わぁユウカ先輩だ〜!で、次のページはカヒュッ」
と、こんな具合に先生を見た途端生徒が気絶する事態が各地で勃発したため、一部で雑誌は販売中止、どうにか販売が叶った地域でも『色男に耐性のあるお方のみご拝読下さい』という注意書きが表紙にデカデカと出されるなどの対策が取られた。
「やれやれ…この手の話題には先生が絡むと碌な事にならないナ」
「君もノリノリで勧めてたし人のこと言えるようなことしてないよね?」
まあ、コッソリ雑誌を見ては真っ赤になって悶えたり気絶したりするヒナを見ることができるようになったし、良しとしよう。
雑誌の内容
・各生徒の花嫁衣裳(それぞれウエディングドレスタイプに違いあり、イズナは白無垢で撮影)
・先生の花婿衣裳(こちらも和装洋装両方)
・シエルの神父衣裳
・その他現場に参加してくれた生徒達の結婚式の参席衣裳
・パイプオルガンを演奏するシエルと聖歌隊(シスターフッド一部生徒協力)
・各生徒と先生の様々なシチュエーションのツーショット
(なお、この撮影には数時間を要した)
特に人気だったのは先生とユウカのバージンロードを歩く写真、ミカから先生へのファーストバイト(ロールケーキ)、ヒナをお姫様抱っこする先生、シエルも協力した先生とノアの夫婦の誓い、先生とイズナの三々九度の盃、先生に膝枕するヒフミ、先生とシロコの誓いの口吻(フリだったがシロコが本当にしようとして止めるのが大変だったbyシエル)。
これで来月ブルアカにウエディングイベント来たら笑う。
好きな生徒が居ないやん!って先生の皆様は申し訳ありません。