愉悦部 in キヴォトス   作:山崎五郎

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キリエ・エレイソン(お気に入り登録&UA&評価&誤字報告&感想ありがとうございます)

今回は埋葬機関のメンバー紹介。

と思ったら戦闘も書いて長くなりました。
後オリキャラしか出ませんので苦手な方は回れ右推奨です。



8/31 読者様より『名字被ってるじゃんね』とご指摘を受けたので一部修正いたしました。


39話

どうも皆様。

清川シエルでございます。

 

この挨拶も随分と久方ぶりにしたような気がする。

 

 

この度私の元に集った問題児共を束ね、新たなる組織が誕生した。

その名も“埋葬機関”

 

 

 

 

型月世界においては聖堂教会の代行者の頂点たる者たちが集った組織だった。

この世界でもその名に恥じぬ腕っぷし揃いだ。

 

 

今回はそんな埋葬機関(ブルーアーカイブ)の最高にイカれたメンバーを紹介していくとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教会から少しばかり外れた、鍛冶場。

そこに燃え滾る焔を傍らに、赤熱を孕んだ鉄を打つものが一人。

 

 

「……………」

 

流れ落ちる汗も、その原因たる熱さも何ら気に留めることもなく鉄を打ち続ける少女。

彼女は神風(かみかぜ)エミリ。

 

元百鬼夜行連合学園の生徒だった人物。

 

 

 

…銃火器が一般戦力となっているこのキヴォトスにおいて、ひたすらに刃を創り刀塚を築きあげ続ける少女。

あまりの情熱から、他生徒の部屋はおろか学園の共有スペースにまで刀を置き、その上鍛冶を最優先とした結果録に授業にも出席しなかった結果、退学寸前まで追い込まれていたという刀匠のタマゴだ。

 

 

 

「………」

 

「……………」

 

 

 

 

しかし、まるでこちらに気づかないな。

一部のスポーツ選手や美食家は極限の集中によって自身や自身の触れるそれら以外の音が耳に入らなくなる現象があると聞くが、これもそのうちなのだろうか?

 

まあ、どの道話もできそうにないな。

立ち去らせてもらうとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あら局長、私に何か用?」

 

「いや、少し様子見にな。

他の者が何処にいるか知っているか?」

 

「さあ?私達は基本的に自分たち以外には不干渉だし。

普段からつるんでるシエル(アンタ)ノエル(アイツ)の方が珍しいぐらいよ?」

 

と、眉をひそめながら語るのは元山海経高級中学校の天霧(あまぎり)クスミ

玄龍門にも玄武商会にも属さぬ一匹狼のスタンスを貫き続け、両者に絡まれては気の向くままに叩きのめしていた結果、いつの間にやら居場所がなくなっていた。

 

そこに目をつけたノエルの勧誘を受け、埋葬機関の一員として加わった。

性格的にもつるむのは好まないのだろうな。

 

「…まあ、それはそれとして。

アンタの八極拳は大したもんだし、興味もあるわ」

 

「…ほう、私の八極拳を存じ上げていると?」

 

「鹿山のやつが言ってたのと、前の騒ぎを聞いてね。

今度ちょっと付き合いなさい」

 

「…了解だ、クスミパイセン」

 

「え、何その呼び方…気持ち悪いからやめなさい」

 

声的に何となくそう呼びたくなったのでな。

定期的に呼ばせてもらうとしようか、フフフ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教会のほんの一室。

それに見合わぬ膨大な部屋。

 

空間の法則や常識ををまるっきり無視した、科学技術の塊。

 

 

その場こそ埋葬機関第五位、元ミレニアムサイエンススクール生徒、(あらし)タマキの拠点であり工房である。

 

 

 

 

「…調子はどうだ、技術顧問」

 

「思ったよりは順調、といったところか?

アンタのアイディアは面白いが、実現には難いものばかりだ。

 

過度な期待はしてくれんなや。

後、開発出来たところでマトモに使いこなせるのは俺ぐらいだろうよ」

 

「結構だ。

そのレベルの代物でなければ困る。

 

どれほど素晴らしいものを創り上げようとそれをほんの一手で奪われる、など笑い話にもならんからな。

それで、現在で実践登用できそうなものは?」

 

「フラッシュフィールドは言わずもがなだ。

後は最初に開発した疑似雷逆鱗(スパークステラー)激流葬送(ハイドロザッパー)螺抉る螺旋(ドラフトスパイラル)の三つかね。

 

…しかし、どこでこんなアイディアを仕入れてくんのかね、アンタは」

 

「企業秘密ということにさせてもらおう。

それと、念のため自身の武器の調節も怠らぬよう頼むぞ」

 

「……………俺が射撃は不得手だって知ってんだろ…」

 

「そのためのマーカーシステムだろう。

自身の開発したシステム、存分に活用してくれ給えよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして第四位清霜ノエル。

彼女については来訪の日について語ったので特段語ることもない。

 

ので今回は割愛だ。

 

 

「ちょっと!?」

 

 

というわけで一つ飛ばして第三位。

彼女が居座るのは氷の小屋敷。

 

 

 

 

うだるような猛暑の中で、溶けもせず(・・・・・)崩れもせず(・・・・・)欠けもしない(・・・・・・)

決してその形を揺らがせることのない永久凍土。

 

元レッドウィンター連邦学園が一生徒であった少女、吹雪(ふぶき)アルハがここに居る。

 

 

 

 

 

「……………」

 

「おや、居たのかアルハ。

 

まあ、君がここから動くことなど余程のことがなければ無いのだから当然か」

 

「……………」

 

『何の用だ』と言わんばかりの目つきで扉の向こう側からこちらを見続けている。

基本的に不干渉な埋葬機関の面々だが、その中でもアルハは特に顕著と言える。

 

 

『レッドウィンターは間に合わせのために入っていただけ。キヴォトスに来たときにそこにあったから都合が良かった』と言い切るほどに、彼女は学園に…いや、そもそもキヴォトスに関心がないと言える。

 

 

 

そもそも、彼女はキヴォトスの外で産まれ、育ちここに来た存在だ。

この世界のルールなどとりあえず頭に叩き込んでいるだけに過ぎないのだろう。

 

加えて、彼女の話を聞くうちに面白い話題を聞くことが出来たのだが…まあ、それはおいおいだ。

 

しかし、私がこれ以上用事もないのに居続けると本気で機嫌を損ねそうだ。

さっさと退散するとしよう。

 

…ただ。せめて一言。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『ご当主(・・・)』の真似事も結構だが、それは本来お前にすら過ぎた力だろう。

無理に極寒に身を置き続ければ、自身を滅ぼすぞ」

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、第二位…は、居ないな。

まあ、ノエルの話ですら『いつの間にか現れて、いつの間にか頭数に加わってた』という程の神出鬼没だ。

 

そのうち気まぐれに姿を表すのを待つとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

「…お帰りアマロ

何やら大事そうに抱えているが…それは…」

 

 

教会の扉を押し開くのは、ぶっきらぼうに伸ばされた朱色の長髪に、顔には眼帯と傷の付いた女。

彼女こそが埋葬機関第一位。

 

 

 

私の下に着く七人の内で最も優れた実力を持つ者。

 

 

 

海風(うみかぜ)アマロ。 

 

 

 

キヴォトスの中でもゲヘナと同等、あるいはそれ以上に荒れに荒れているというオデュッセイア海洋高等学校の出身。

 

少なくとも自分が『先生』としてブルーアーカイブの世界に触れていたときには終ぞ出ることのなかった学園ゆえ詳しい話は知らないが、キヴォトスの中でも恐れられているらしい。

 

特にアマロは不良グループなどの間ではある種の伝説、或いは畏怖の対象となっているらしく、様々な噂が飛び交っているとのことだ。

 

そんな彼女は、埋葬機関の第一位となって現在。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ふ、フフフ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムフフぅ!!ドゥフフフフ…!

新刊大量購入しちったぁ!

 

いやあ、風のうわさに『レッドウィンターで一作品の最終巻限定の同人誌即売会がある』とか聞きつけたときには『それマジ?』と半信半疑でござったが、いざ訪れてみればよもやよもや!

 

やっぱり信じられるのは自分の直感と意思でございますなぁ!!」

 

 

どう見ても全方位オタクです。それもオールドタイプの。

本当にありがとうございました まる

 

 

 

「あんれぇ〜。局長、何だか拙者を見つめる目がものすごーい冷たいような気がするのでござるが、気の所為だよね?」

 

「……………」

 

「…あの、すいません、無言の圧力が一番辛いんで…勘弁して下さい…」

 

これが不良共に恐れられた蛮族扱いされてた女だというのだから世の中わからないものだ。

本人曰く『拙者とにかく何にでも興味持つし、何でも欲しくなっちゃうタイプ!

オデュッセイアに居た時はそんな感じで欲しくなったもんを片っ端から奪って奪ってまた奪って、それを繰り返してたらなんか知らないうちに祀り上げられてたってゆーかぁ…』

 

とのことだ。

まあ、荒れ放題のあの世界で力ずくで略奪まがいの行為を続けられる時点で実力者なのは間違いない。

 

実際一度戦った(・・・・・)が相当な強さだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピロピロピロピロ ゴーウィwwwゴーウィwwwヒカリッヘーwwwwww

 

「はいもしもしぃ?拙者ですけど」

 

「お前の着信音か」

 

「…ほう、場所は?」

 

おや、顔つきが変わったな。

この顔になるということは…

 

 

 

 

「…局長、チンピラ共が暴れてるってよ。

 

それも割と大規模」

 

「ほう。それはそれは。

それだけ大人数となると、全員(・・)の出動もやむなしか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日、ゲヘナ学園領でそれなりに名を馳せていた不良グループが完全に壊滅したと報告が入った。

 

それらを壊滅まで追い込んだのはたった8人。

 

 

 

ゲヘナに先日作られたばかりの武装集団、埋葬機関によるものであった。

 

 

 

 

 

街中で我が物顔で銃を発砲、建物を爆破。

好き放題に暴れていた彼女らを最初に襲ったのは…

 

 

 

 

 

 

 

 

『ウッ』

『カッ』

『キヒュッ』

 

『…え、な、何だアッ』

 

 

 

『…!?て、敵襲!?

敵襲ーーーーっ!!けいかいしッ』

 

瞬く間に、次々と倒れていく仲間達だった。

その彼女らの傍らに、いつの間にやら一人の少女が立っている。

 

 

 

 

 

『…これでも、斬れない(・・・・)かぁ。

 

此度も斬れるは意識と服のみ、と…』

 

神風エミリ。

元百鬼夜行生徒、埋葬機関第七位。

 

『キヴォトスの者をも切り捨てん至高の一振り』を求め続ける鍛冶職人見習いの少女。

無論、今振るいチンピラ共を討ち倒しているのも彼女の打った刀である。

 

 

 

『な、何だコイツ!?』

 

『今どき刀で戦おうとか舐めてんのか!?

銃で戦うなんてキヴォトスじゃ常識』

 

 

 

 

 

『ふーん。じゃ、素手で(・・・)戦う私はもっと異常ってわけね』

 

『へっ?誰だおまえ゛っ

 

 

言葉を言い終わるより前にチンピラの腹に崩拳が撃ち込まれ、真っすぐ吹き飛びビルの壁にめり込んだ。

 

天霧クスミ。

『銃など飾り』と言ってのける、元山海経の八極拳の達人。

 

 

あのシエルをして『八極拳のみに限定すれば自身よりも上』と言わしめる女。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『な、何なんだこいつら!?マジで化物かよ…!』

 

『ビビンなバカ!!

所詮近接しかできねぇんだろ、なら距離を取って射撃し続ければ』

 

『じゃあ銃使うわね』 

 

 

 

 

 

バババババババッ!!

 

 

『『『ぎゃあああああ!?』』』

 

『い、痛ったぁ!?

何だよ今の銃撃!?

 

こないだ戦ったトリニティの連中のよりも痛いんだけど!?』

 

『あー。それって正実のこと?

 

そりゃそーでしょ。あんなお硬くとまってる連中と違って、うちの銃はみんな改造済み(・・・・)よ?』

 

『んな…!?』

 

『ま、私もエミリとかクスミには同意側かなー。

なんたって、直接ぶっ飛ばす方が気持ちいいもんね!!』

 

と、小柄な体格に見合わぬ大振りの戦斧(ハルバード)を振り回し、チンピラの脳天に振り下ろす清霜ノエル。

悲鳴すら上げること無く、チンピラは失神した。

 

『アッハハハ!ごめんね?強くってさぁ!!』

 

そうして一人、また一人。

チンピラ達は次々倒されていく。

 

こんな物はもはや戦いではない。

ただの一方的な蹂躙も良いところだ。

 

 

 

 

『じょ、冗談じゃねぇ…私は逃げる!!』

 

『右に同じ!あんなのとやってられ…え?』

 

逃げ出そうとしたチンピラ達を阻んだのは、氷の壁(・・・)

こんな物は先程まで無かった…否、あるわけがない。

 

火山活動が活発なゲヘナだからとか、極寒のレッドウィンターじゃないからとか、時期外れとかそんな理由ではない。

眼の前に理由もなく突然こんな物が表れたのだ。

 

そんな事はあり得ない。

 

 

 

 

 

…ただ一人、それを生み出せる者を除けば。

 

『……………』

 

『な、何だこのガキ…!?』

 

『き、気味悪ぃ…っていうか、こんな暑いのに毛皮コート!?』

 

『……………』

 

『ひっ…!?ち、近づくな!』

 

無表情のまま近づく少女に向けて銃を構える。

しかし、

 

 

 

『え、あ!?

な、何だコレ、銃が凍りやがった(・・・・・・・・)!?』

 

『な、何なんだよコレ…ゆ、夢か?

悪い夢だろ…』

 

『……………!』

 

 

 

無表情の少女…吹雪アルハはなにかに気づき後ろに飛び退く。

 

 

 

 

 

 

 

 

憤怒の炎槍(ブレイジングバリスタ)

 

上空から落ちてきた炎の槍。

その槍は真っすぐに氷の壁に落ち。

 

 

 

『え?』『あ』

 

 

 

 

 

 

水蒸気爆発。

 

チンピラ達は勢いよく吹っ飛んだ。

 

 

 

 

『…試運転にしちゃ上出来だろ。

しっかし、こりゃ俺の銃の出番はやっぱりなさそうだ』

 

と、そうぼやく嵐タマキの右手には自身のハンドガンが握られていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…そして。

 

埋葬機関第一位。

 

 

その道では恐れられた蛮族、海風アマロの戦場はというと。

 

 

 

「はぁ~なっさけねぇでやんの。

お前らそれでもゲヘナ生徒かよ…?

 

そんじょそこらのチンピラに毛が生えた程度とか、アタシ(・・・)のコト舐めてんのか?」

 

と、ぶっ倒れた一人をペシペシ…いや、ベジベジと引っ叩きながら話している。

彼女の退屈さも最もだろう。

 

 

 

 

彼女が単身先行して乗り込んだのは、チンピラ共の本拠地。

 

まず入口のドアを挨拶代わりに蹴っ飛ばして破壊。

さらにそれをチンピラ共の溜まり場に向け踏み飛ばし押し潰した。

 

 

 

 

『『『『『ぎゃあああああああああああああああ!?』』』』』

 

『な、何だコイツ!?』

 

『ん〜何?お前らもしかしてアタシのこと知らない?

チンピラの癖に先人へのリスペクト無しかよ…

 

なら、今名前覚えていきな。

 

 

 

 

 

 

 

我が名は海風アマロ。オデュッセイアの7つの空、7つの海。

総てを略奪(うば)った女ってなァ!!!』

 

 

 

両手の片手銃(ハンドガン)を次々と発砲。

 

違法クラスの改造を施したそれの弾丸は、一弾でチンピラ共の意識を刈り取っていく。

 

 

勿論チンピラもやられっぱなしとは行かない。

HG(ハンドガン)SMG(サブマシンガン)AL(アサルトライフル)、様々な銃が火を吹き敵を撃ち続ける。

 

が。

まるで効いている気配がない。

 

 

 

「あァ〜?何だこの銃撃…

 

オデュッセイアの下っ端のほうがよっぽど効いたわ…

話にならねェってこういうことか!!」

 

銃弾の雨霰に真正面から突っ込み、眼の前の一人の顔面にドロップキック。

さらに吹き飛んだところに両手銃の銃撃を撃ち込む。

 

『ひっ、ひ…な、何だコイツ!?頭おかしいんじゃねぇの!?』

 

チンピラにこんな事を言われてはおしまいだし、

チンピラがそんな事を言ってはおしまいである。

 

『お前ら退け!!』

 

『!』

 

出てきたのは重戦車。

それも複数。

 

生徒一人相手に何を大げさな…と他のものなら思うのだろうが、この状況では話が別だ。

 

こんなものを複数持ち出さなくては勝ちの目など見えないと、チンピラなりの判断であった。

 

 

 

 

『ほォ〜〜〜…ようやくやりがいのあるヤツが出てきやがった!!』

 

この上なく嬉しそうに笑みを浮かべるアマロは、懐に手を突っ込み…

紐で繋がれた大量の手榴弾を取り出した。

 

そして、それを倒れたチンピラの身体(・・・・・・・・・・)に括り付け始め(・・・・・・・)…!

 

『え?』

 

 

 

『そォうらァ………行けェ!!』

 

そのチンピラ達をぶん投げた!!

 

 

 

『嘘だろォーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?』

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼっかーん。

 

チンピラに括り付けられた手榴弾は次々誘爆し、戦車も残ったチンピラも諸共にふっ飛ばしてしまいました。

 

 

 

 

『ふ、ふ、ふ…!!

 

フッざけんなァァァ!!テメェそれでも治安維持のための組織の一員かよ!?

そんな野蛮なやり方許されるとでも思ってんのか!?

 

エラくない…テメーはぜんっぜんエラくないッッッ!!!』

 

『そりゃー拙者褒めてもらうためにやってるんじゃないもん。

というか、そんなこと言ったらうちの連中ほぼ全員テキトーに理由つけて暴れたいって半分は思ってるやつばっかりでござるよ?』

 

『は、あ、な、あ――――――――――――』

 

『つーわけで…………おやすみ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「かくして埋葬機関の精鋭達は、チンピラなどに苦戦するはずもなく見事雑草を引き千切るがごとく叩きのめしてみせたのでした!

 

さあ次の戦場へ赴け埋葬機関!

 

戦え埋葬機関!

 

次の物語が君たちを待ってるぞ!!」

 

「…こんなところに居たのだな、シルベ」

 

「おや局長。

まあ、私は戦闘向きではないからね。

 

みんなのことを観察するのが私の役割さ!」

 

と、木の上に腰掛け語る銀髪赤目の少女、(おぼろ)シルベ

 

自らを元アビドス生徒(・・・・・・・)と語った、素性不明の女。

 

 

「あの連中を集めたのはお前だろう?

チンピラの何人かがちょうどお前の特徴と合致する特徴を上げてくれたが」

 

「おや、そうなのかい?他人の空似じゃないのかな?

 

まあ、確かにチンピラに『ゲヘナに最近腕自慢のグループが出来たらしいよ〜』って言ったような…」

 

「……………まあ、我々の名前を売るのにも丁度いいだろう。

が、あまり戦いすぎても不満になる可能性があるのでな。

 

程々に頼むぞ?」

 

「了解。私も追い出されるのはゴメンだし!

 

あ、それはそうと依頼が来てたよ?」

 

「ほう?」

 

果たしてそれは本当に純粋に頼まれたものなのか、眼の前のこの女が焚き付けたものなのか。

 

まあそれは置いておくとして…ふむ。

 

 

 

「これは…先生の協力を仰ぐ必要がありそうだ」

 

 

世が世ならイベントとして記されるようなものだな。

名を冠するならば…

 

 

 

 

 

『埋葬機関のサメたいじ!!』

とでも呼ぶとしよう。

 




埋葬機関メンバー紹介(シエル以外)


海風(うみかぜ)アマロ

元オデュッセイア海洋高等学校生徒。
裏社会で伝説として名を馳せたほどの悪童子。

しかし現在は立派な全方位オタクです本当にありがとうございました。

CV:村川○衣



(おぼろ)シルベ

元アビドス高等学校生徒。
学年、年齢、その他プロフィール全てが不詳の謎の女。

ノエル曰く『いつの間にか居た』。

CV:川○綾子



吹雪(ふぶき)アルハ

元レッドウィンター連邦学園生徒。
『キヴォトスの外から来た』と語る少女。

彼女の居る場所には自然と氷が現れる。
『ゲンリケッカイ』なるものが関係しているとかなんとか…。

CV:和氣あず○



清霜(きよしも)ノエル

元トリニティ生徒。
シエルに虐められていたところを助けられて吹っ切れた結果、トリニティを退学することとなり埋葬機関のメンバーを集めた。

小柄な体格に見合わぬハルバードを軽々ブン回す。

CV:茅○愛衣




(あらし)タマキ

元ミレニアムサイエンススクール生徒。
エンジニア部に勝るとも劣らぬ技術、その他多くのミレニアム生に劣らぬ学力の持ち主。

本人曰く『射撃はこの上なく不得手』。

なにやら危険な発明によりミレニアムを追われたらしいが…

CV:津○美波




天霧(あまぎり)クスミ

元山海経高級中学校生徒。
八極拳の達人。

声的に先輩と呼びたくなる。

CV:伊瀬茉○也




神風(かみかぜ)エミリ

元百鬼夜行連合学園生徒。

銃社会のキヴォトスで刀を打ち、振るう生徒。
『キヴォトスの者をも切り捨てん至高の一振り』を求め、今宵も鉄を打ち剣の丘を築く。

CV:悠○碧




さて、次回からはイベント(妄想)編です。
よろしくお願いいたします。
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