【名探偵コナン×仮面ライダーW】 二人の名探偵   作:盈月さん

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プロローグ

サイレン音と慌ただしい足音が鳴り響くとある研究所内、この研究所は今火の海に包まていた。

そんな研究所の一室に、一人の子供がうずくまって泣いている。

突然、部屋の扉が開いてそこにケースを片手に持った一人の女性が入ってきた。

 

「…坊や、こんなところでどうしたの?」

 

女性が子供に話しかけるも、子供は何も喋らない。

 

「あら、冷たいのね…折角助けに来てあげたのに…」

 

女性の言葉を聞いた子供は顔を上げた。

その顔は絶望の中微かな希望を見つけた人の顔だ。

 

「ほん…と?」

 

少し動揺しながら子供は女性に本当かどうか確認した。

 

「えぇ…その代わり……私と約束してくれない?」

「やく…束?」

「それはね──

 

辺りが火の海の中、子供は恩人である女性ととある約束を交わした。

 

────────────

 

数年後、米花町のとある廃ビルにて

 

「待てー!!」

「ハァハァ…何なんだよあのガキは!!」

 

錆び切った非常階段を必死に上る男と、その男を追う一人の小学生が居た。

その小学生の名は江戸川コナン。

そして、コナンの後ろからは警察思われる人たちが、コナンの後を追って今回の殺人事件の犯人を追っていた。

 

「クソッ、屋上まで来ちまった!」

「観念するんだな!」

 

コナンに追われた男は、廃ビルの屋上まで追い詰められてしまった。

 

「へ、へへっ…あんまり使いたくなかったが…やるしかねぇなぁ!」

(なんだ?あれ…)

 

屋上に追い詰められた男は、ズボンのポケットから禍々しい長方形の小さな箱を取り出し、箱のスイッチを力強く押した。

 

コックローチ…!

 

男がスイッチを押した時、コナンの後を追っていた警官達が屋上にたどり着き、警官達が男を取り囲んだ。

 

「コナン君!」

「小僧!」

 

コナンの後に続いて入ってきたのは、警視庁の目暮警部とメグレ警部の部下達、そしてコナンが居候している探偵事務所の経営者である毛利小五郎だった。

 

「観客は多い方がいいよな!」

 

小五郎達が来たのを確認した男は、上の服をめくり、へそのから少し上ら辺に箱を勢いよく刺した。

腹に刺さった箱は、男の身体に吸い込まれるように入っていき、それと共に男の姿は悍ましい物へと変貌した。

 

「なっ…!!」

「これが俺の力だ…!」

 

悍ましい姿に変貌した男が消えたと思った次の瞬間、男を囲っていた警官達がいきなり吹き飛び、その場に倒れこんで気絶してしまった。

 

「情けねぇなぁ…おい!」

 

消えていた男は、元の位置に現れて軽い挑発を行った。

 

「目暮警部…!何ですかあれは!」

 

男の理解ができない力を見た小五郎は、目暮警部に質問した。

 

「……最近になって確認され始めたドーパンドと呼ばれる怪人だ…まだ公表されていないがな…」

 

小五郎の質問に、目暮警部は一度目を閉じた後、ゆっくりと目を開けて男の力について説明した。

 

(ドーパンド…?)

 

コナンが目暮警部から聞いたドーパンドという単語に一瞬気を取られたとき、

 

「まずは、貴様だクソガキ!」

「やっべ!」

 

男はコナンが油断した一瞬のスキを突き、素早く間を詰めた後コナン目掛けて拳を振り下ろした。

 

「小僧!」

 

小五郎がコナンを守るために、コナンの元に走り出すが、間に合いそうにない。

コナンに男の拳が当たりそうになったその時、男の拳が何者かによって受け止められた。

 

「はっ!」

 

男の拳を受け止めた者は、男の拳を振り払った後、男の胸に蹴りを入れて吹き飛ばした。

 

「だ、誰だ!」

 

吹き飛ばされた男は態勢を取り直しながら、自身を殴ってきた者に問い詰めた。

 

「俺か? 俺は仮面ライダーW……さぁ、お前の罪を数えろ…!」

「仮面…ライダー…?」

 

仮面ライダーWと名乗った者を、コナンは驚いた表情で見つめていた。

 

「誰だが知らんが、俺の邪魔をするなら容赦はしね!」

 

そう言い、男は持ち前のスピードでWに襲い掛かるが、Wは綺麗に男の攻撃を避け、数発男に拳を入れた。

 

「その姿…コックローチだな…?…ハァ、今月で三件目だぞ?」

 

少しめんどくさそうな態度を取りながらWは男の顔部分に回し蹴りを入れ、回し蹴りを食らった男は盛大に転がりながら吹き飛んだ。

 

「色々と聞きたいが、生憎明日の朝から予定があるからな…一気に決めさせてもらうぞ」

 

Wは正面の腰にある機械からUSBのような物を取り出しては、右腰にあるケースのような物に差し込んだ。

それと共にWを中心に風が発生し、その風によりWは徐々に宙に浮かび上がった。

風の力で宙に浮いたWは、ケースのボタンを叩くように押し込んだ。

 

ジョーカー、マキシマムドライブ!

 

「ジョーカーエクストリーム!…てりゃあー!」

 

Wは両足からそれぞれ緑色と黒色のオーラを纏って男にドロップキックを繰り出した。

 

「ぐわぁーー!!」

 

Wのドロップキックを食らった男は大爆発を起こし、元の姿に戻って倒れこんだ。

 

コッ…コココ、コッ…ク…パキン!

 

「くっ……そ、がぁ…」

 

男が使っていた箱は乾いた音とともに壊れ、それを見た男は気絶した。

 

「ふぅ…それじゃあ警部さん、後は任せますね」

 

Wは一息を付き、目暮警部の方を見てそう言った後、別のビルに飛び移ってどこかへ行ってしまった。

 

「警部殿、あの者は一体…」

 

Wが去った後、小五郎は目暮警部に仮面ライダーについて話を聞くことにした。

 

「ドーパンドが出現するようになった時、現れドーパンドを倒す…まさしくヒーローだ」

 

目暮警部の説明を聞いた小五郎は唾を呑み込んだ。

その後、応援の警官達が駆け付け、男は逮捕された。

 

────────────

 

「この!もう少しで危ないところだったんだぞ!!」

 

事件解決後の帰り道、小五郎はコナンの頭に大きなたんこぶができる力でコナンの頭を殴った。

 

「えへへ…ごめんなさ~い…」

 

少し申し訳なさそうにコナンは小五郎に謝った。

 

「全くお前は…!」

「仮面…ライダーW…か」

 

ブツブツと小五郎が文句を言っている中、コナンは夜空を見上げ、仮面ライダーWの名を呟いた。

Wの他のライダーをオリキャラに変身させて

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