【名探偵コナン×仮面ライダーW】 二人の名探偵 作:盈月さん
「お邪魔します」
慧牙が転校してきてからの初めての日曜日。慧牙は毛利探偵事務所に訪れていた。
「いらっしゃい松門さん、こっちがコナン君、あっちに座っているのが私の父の毛利小五郎です」
蘭は、慧牙を事務所のソファの上に座らせた後、自身のデスクトップの前に座っている小五郎と、慧牙の向かい側のソファに座っているコナンを紹介した。
二人を蘭に紹介してもらった慧牙は、ソファを立ち上がって小五郎の元に向かった。
「小五郎さんですね!」
「ん?ああ…」
慧牙に興味がない小五郎は、新聞を読みながら適当に返事を返した。
「つまらないものですが…お近づきの印として…」
そう言い慧牙は、持ってきた袋から有名メーカーのプレミアムビールが入った箱を小五郎の前に置いた。
「……仕方ねぇなぁ!」
慧牙が持ってきた物が、有名メーカーのプレミアムビールだと気付いた小五郎は、新聞を読むのをやめ、ご機嫌な様子になった。
(おっちゃん…)
(お父さん…)
ご機嫌になっている小五郎は、呆れているコナンと蘭からの目線に気づくことはないだろう。
プルプルプル…プルプルプル…
「ん゛んっ…はい、こちら毛利探偵事務所」
ご機嫌な小五郎の元に一本の電話がかかってきた。その電話の相手は…
「目暮警部!本日はどのようなご用件で?」
目暮警部だった。目暮警部の名前を聞いたコナンと慧牙は、目を少し鋭くして耳を澄ませた。
「はい…はい…分かりました!この毛利小五郎、警部殿の期待に応えられるよう、一生懸命務めさせてもらいます!それでは、また後程…」
小五郎は電話を切り、出かける支度をし始めた。
「事件?」
「ああ、なんでも理解ができない点が多いんだとよ」
蘭に聞かれた小五郎から出た言葉を聞いた慧牙は目の色を変えた。
「小五郎さん、自分もその事件ご一緒させてもらってもいいですか?眠りの小五郎の推理を是非!見学させてもらいたくて…」
「ダメだ」
慧牙の頼みに小五郎は、支度をしながら断った。
「お前らは大人しくしとけ!…いいな!?」
支度を終えた小五郎は、出る際慧牙といつも事件になったら着いてくるコナンに釘を刺して、出かけて行った。
「行っちゃったね…それじゃあ、私たちは大人しく留守番をしy……あれ?コナン君?松門さん?」
小五郎を見送った蘭は、後ろにいるだろう二人に声をかけながら声がした方に振り返ったが、そこには誰もいなかった。
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「目暮警部!」
「おぉ!来たかね毛利君!」
目暮警部から事件現場を教えてもらった小五郎は、目暮警部に声をかけた。
「…それで、なんですかこれは…」
「我々も全く理解できていなくてな…」
小五郎と目暮警部の視線の先には、車道トンネルの天井に穴の一番奥が見えないほど縦長の大穴が開いていた。
「爆弾とかではないのですか?」
「…目撃者の情報だと、見たことがない化け物が目の前に現れ、天井をいきなり溶かしたとのことだ…このことから、我々はドーパントによる犯罪だと予想している」
「なるほど…それで警部殿、私を呼んだ理由は?」
「ああ、これだ」
目暮警部が小五郎に見せた紙には、
『次回1 おはぎ2 東風1 帝京2 たい焼き1 ワイヤー14』
共通点がない単語と数字が書かれていた。
「次回…おはぎ…東風…帝京…たい焼き…ワイヤー…そして数字と……今はさっぱりですな~…」
「そうか…で、君たちは何をしているのかな?」
目暮警部の視線の先には、いつの間にか現場にいた慧牙とコナンが居た。
コナンは現場を観察しており、慧牙は自前のカメラで現場の写真を撮っていた。
「お前らぁ!どうやって入ってきた!」
「コナン君と一緒に、小五郎さんの関係者だと言ったら通してくれました」
入ってきた理由を正直に小五郎に話した慧牙。それを聞いた小五郎は二人の襟首を掴んで規制線を張っている所まで連れて行った。
「子供がこんなところに立ち入るんじゃねぇ!」
二人に説教しながら小五郎は、規制線の外へ二人を投げ飛ばした。
「追い出されたちゃったねコナン君」
「うん」
現場から追い出された二人は、ズボンについた砂埃を叩き落としながら立ち上がった。
「それで?あの暗号が書かれている紙は撮れたの?」
「勿論」
コナンに聞かれた慧牙は、得意げな顔でカメラを起動し、暗号が書かれて紙を撮っている写真を画面に映し出した。
「コナン君はこれを見てどう思う?」
暗号の画面から、先程の大穴の写真を慧牙はコナンに見せた。
「爆弾にしては穴が縦穴だし…それに穴の地面が焦げていたから…何かで焼き溶かしたんじゃないかな…?」
「ふ~ん…小学生にしては観察力がいいね…本当に小学生?」
「えっ…!」
慧牙に観察力の良さを指摘されたコナンは、驚愕して思わず声を出してしまった。
「な何言ってるの慧牙兄ちゃん!偶々だよ!」
冷や汗を一滴頬に垂らしながら、コナンは否定した。
「…それもそうか、ごめんね変なこと聞いて…」
慧牙はコナンに謝り、暗号を撮った写真を見始めた。
(あっぶねぇ~…服部のように疑われてるから、気を付けねぇと)
コナンは慧牙を見ながら、慧牙に対する警戒心を強めることを心の中で誓った。
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コナンと慧牙は現場の近くにある公園のベンチで、暗号の写真を見ていた。
「…」
「…」
ベンチに座って、小学生と高校生が真剣な顔でカメラを見ている所は、他人から見たらシュールな光景だろうが、本人達にとっては真面目にやっているのだ。
「1、2、1、2、1、14か…」
「単語の方は次回、おはぎ、東風、帝京、たい焼き、ワイヤー…」
二人は暗号見ながら顎に手を当てていると、はっと何かに気づきた。
(なるほど…)
(そういうことか…!)
次の事件現場がどこで行われるかが分かった二人は、早速現場に向かうためにコナンはスケボー、慧牙は乗ってきたバイクが置いてある場所へと向かった。
ネクストコナンズヒーント!
『数字』
これから松門慧牙をよろしく~!
一段と気を付けねぇと…
Wの他のライダーをオリキャラに変身させて
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