【名探偵コナン×仮面ライダーW】 二人の名探偵   作:盈月さん

5 / 9
第4話 連続凍死事件/少年探偵団

翌日の朝、慧牙は支度しながらテレビをつけた。

テレビでは、ドーパントと仮面ライダーWについての話で持ち切り状態だった。

 

『仮面ライダーWは本当に味方なんでしょうか?』

『いや、分からないですよ~?正義の味方のふりをしているだけかもしれません…なんせ、仮面ライダーも今回のドーパントという怪人と同じようなメモリを使ってましたしね』

 

アナウンサーの質問に、偉そうな専門家が答えていた。

 

(あながち、間違ってはないけどな…)

 

朝食を取りながらテレビを見ている慧牙は、専門家が言っていることを否定しなかった。

 

『それでは、今出ている情報をまとめましょう…まず、メモリという物が人をドーパントと呼ばれる怪人に変える。メモリは使えば超能力を使えるが、重いデメリットが存在する。今ドーパントによる事件が増えているが、仮面ライダーWと名乗っている正体不明の者がドーパントを倒しているということですね』

 

アナウンサーがドーパントと仮面ライダーについて出ているまとめた物読み上げている中、慧牙はトーストを食べ終わり、カップに入ったホットカフェオレを啜り始めた。

 

『ここで速報です、たった今、ドーパントによる殺人事件が発生したとのこと、近辺の住民は十分気を付けてください』

 

ドーパントによる事件が起きたと聞いた慧牙は目の色を変え、カフェオレを一気に飲み干した後、学校に休むと連絡を取りながら家の駐車場に止めてある愛車のカワサキ Ninja 1000に跨り、事件現場へと向かって走り出した。

 

────────────

 

「ここか…」

 

慧牙が辿り着いた現場には、複数のパトカーと人だかりがあり、規制線が張られていた。

規制線の外からカメラで写真を撮ろうとした時、慧牙の目に見覚えのある子供が警官から事情聴取を受けていた。

 

「あっ、慧牙兄ちゃん」

 

慧牙のことに気が付いたコナンは、慧牙の元へと向かっていった。

 

「貴方がコナン君が言っていた松門慧牙さんですね!」

「なぁなぁ、なんか食べ物持ってねか?腹が減ってよー」

「もう元太君ったら…」

「…」

 

コナンの後ろから、そばかすがある子供、大柄な子供、ボブカットの子供、茶髪の子供がやってきた。

 

「君たちは?」

 

子供達に話しかけられた慧牙は、首をかしげながら何者かを聞いた。

 

「俺は元太だぜ!」

「歩美だよ!そして、こっちが哀ちゃん」

「僕は光彦です!」

「「「俺たち、私たち、僕たち少年探偵団」」」

「だ!」

「よ!」

「です!」

 

決めポーズを決めながら、慧牙に自己紹介する少年探偵団達。

全員の視線に合わせれるように、その場でしゃがみ込んだ。

 

「俺は松門慧牙…よろしくね?で、どうして君たちがここに?」

 

慧牙は自己紹介をして、何故5人が事件現場にいるか聞いた。

 

「登校中に悲鳴が聞こえて…来てみたら…」

 

コナンは後ろに振り返って指を指した。その先には目を見開いて、その場で固まっている女性が居た。その女性から少しだけ煙が上がっているのが目を凝らせば分かる。

また、女性の目の前にはブランド品がカバンから散乱していた。

 

「それで死因は?」

「うん、凍死だって…でもこの季節で凍死することはないから…」

「ドーパントの仕業ってことか…」

 

コナンから被害者の死因を聞いた慧牙は立ち上がり、死体に向けてカメラのシャッターを切った。

 

「これこれ!写真を撮るんじゃ…って、君かね」

「あっ、すみませーん」

 

慧牙が写真を撮っていると、それに気が付いた目暮警部がやめるように呼び掛けた。

 

「全く、最近の若者はどうなっているんだ…」

「まぁまぁ目暮警部…」

 

溜息を吐いている目暮警部を宥めるように一人の刑事が声をかけた。

彼の名は高木渉、コナン達が頼りやすい目暮警部の部下だ。

 

「ねぇ慧牙兄ちゃん…慧牙兄ちゃんはどんなドーパントの仕業だと思う?」

「…凍死となったら、そりゃ氷系だろうな」

 

コナンと慧牙が犯人に対しての推理を始めた時だった。

 

アイスエイジ

 

メモリを起動する音声が聞こえ、音声を聞いた二人が聞こえた方を見ると、人だかりの中に毛が逆立った雪男が立っていた。

ドーパントの存在に気付いた人々は、悲鳴を上げてその場から逃げだし、場はパニックとなった。

 

「何故、ここにドーパンドが!」

 

ドーパンドの存在を確認した警官達は懐にある銃を構えた。

 

「撃て!」

 

目暮警部の命令で警官達は一斉に拳銃を発砲した。

 

「ふっ…」

 

ドーパンドは片手を警官達に向け、白い煙を放って弾丸を凍らせた。

 

「撤退ー!!」

 

煙を出して次々とその場を凍らせていくドーパンドを危険と判断し、目暮警部は警官達を一般市民の者と共に避難していった。

 

「アイスエイジ…氷河期か」

 

ヒート、ジョーカー!

 

全員が避難していった後、現場にはドーパンドと慧牙が残っていた。

慧牙はドライバーを装着させ、赤色のメモリと黒色のメモリのボタンを押し、それぞれドライバーに刺しこんだ。

 

「変身」

 

ヒート、ジョーカー!

 

慧牙は右側が赤、左側は黒の仮面ライダーWへと変身した。

 

「さぁ、お前の罪を数えろ!」

 

お決まりのセリフとポーズを決めた慧牙は、右手を炎に纏わせてドーパンドに殴り掛かったが、ドーパンドは炎を打ち消しながら慧牙の拳を受け止めた。

 

「お前が仮面ライダーか…」

「ああ、そう…だ!」

 

拳を受け止めた慧牙だったが、左拳で次々とドーパンドに拳を入れ、ドーパンドをひるませた。

 

「色々と聞かせてもらうぞ…」

 

ジョーカー、マキシマムドライブ!

 

慧牙はドライバーから抜き取ったメモリをケースにセットした後、ケースのスイッチを押した。

すると、慧牙の両手がそれぞれ炎と紫のオーラを纏い、慧牙は拳を構えたまま走り出した。

 

「ジョーカーグレネイド!」

 

慧牙は炎とオーラをそれぞれ纏わせている両手で、ドーパンドにラッシュを始めた。

 

「がぁ!」

 

怯んで後ろへと下がるドーパンドに、慧牙は容赦なく拳を入れ続け、最後に強烈なブローを食らわそうとした。

 

「私はまだ…やるべきことがあるんだ!」

 

ドーパンドはブローを入れられる前に白い煙を慧牙に当てた。

 

「うおっ…!」

 

白い煙により慧牙の右手と足元は凍り付いてしまい、ブローは不発で終わってしまった。

その様子を見たドーパンドは、息を切らしながら路地裏へと逃げて行ってしまった。

 

「待て!」

 

右側の全身に炎を纏わせ、何とか溶かすことができた慧牙は、ドーパンドが消えていった路地裏に向かったが、そこには誰もいなかった。

 

「くそ!」

 

慧牙は壁を叩いた後、悔しい気持ちを抑えてその場を去っていった。




ネクストコナンズヒーント!
『財布』

歩美「この時期で寒かったら風邪引きそうだね」
慧牙「ハーックシュン!」
コナン「もう一人アウトっぽいけどな」
慧牙「うぅ…」

Wの他のライダーをオリキャラに変身させて

  • 出す
  • 出さない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。