東京と東京が混ざり合う。

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下書きに近く、続きも今現在は書く予定もないのでチラシの裏が妥当かな、と。


喰種事変

ビルの屋上に誰かがたっていた。黒い服装にフードも被り顔は見えない。その者は見下ろし何かを見つめていた。

 

 

 

(あれがちえさんから教えて貰ったターゲットか。)とふいに風もふいていないのにカネキの視界が頭を殴られたかのような酔ったように歪む。思わず身体もゆらりと揺れ慌てて身体に力を込める。

(おかしいな…思っていたより空腹だったのかな)首を傾げつつ再度下を見る。が、狙っていたターゲットの姿がいない。(しまった!)慌てて視線を彷徨わせる。足音も姿も見当たらない。カネキは唇を噛む。と下の方から

「きゃ、だ、だれなのあなたたち…!」と女性の声がカネキの耳に入った。

(そこか!)聞こえた方を見ると3人の人間が女性を行き止まりに追い込んでいた。そして頭の部分は大きく耳のようなものがあった。(ちえさんから貰った資料とマスクが違う…?まぁ今はそんなことはいい。それよりも女性を助けなきゃ。)カネキは女性の場所に向かってビルから飛び降りた。

 

 

「何しているんですか。」カネキは追い込んでいた3人と女性の間に立ち問いかける。

「なんだぁ?オレ達の食事の邪魔するんじゃねぇブヒ」

3人は豚を模したマスクをつけていた。カネキが視線だけ後ろを向けると女性は気絶していた。

「なぁアニキ!こいつも喰っちまおうぜ!ボク、こいつの腸を結んで首にかけたい!」ゲラゲラと3人は笑い、そして殴りかかってきた。

「…?赫子出さないんですか?拳じゃ僕に勝てませんよ。」というと

「かぐね?なんだそれ、必殺技か何かブヒか?」と笑う。(?まぁいいか、さっさと喰ってアジトに戻ろう。)

カネキは2本の赫子を出すと襲いかかってきた1人が

「な、おまえも怪物だったブヒ!?」と驚く。(怪物…?喰種の事か?)

「?はい、そうですが」そう答えつつカネキは早くこの場を終わらせて去りたいので3人の心臓に赫子で貫いた。背中を上にさせ「頂きます。」とカネキは喰べ始める。

(?あれ赫包が見当たらない?)不審に思いブタのマスクを取り外そうとするが中々外れない。無理やり引っ張るとそのまま皮膚がメリメリと剥がれるような音を立てた。それはまるでマスクではなく身体そのもののように…。

思わず手に着いた肉片を口にすると「う"ぇぇ」腐った豚の肉の味がする。今度は人間と同じ身体付きの背中の肉を口にすると「…美味しい?」意味がわからず混乱していると

「そこに誰かいるのか!?」と前方から声が届く。(しまった)カネキは慌てて跳びこの場を去った。

 

 

 

巡回中の警官が変な物音の元へ行くと背中が抉られた死体と女性が壁に寄りかかっていた。慌てて女性の脈を確認し、死体へ顔を向ける。そして死体の顔を見た瞬間、警官は電話をかけた。「…飯生警視、先程~~…」

 

 

 

***

隠神のケータイからバイブス音がし、隠神は手に取った。着信相手に思わず片眉をあげつつ応答する。

「お前から掛けてくるなんて珍しいな。飯生。」

「ねぇ隠神、お前最近屍鬼を拾ったと言っていたよね。」

「…それがどうした。」

「昨日の夜、○×通りの路地裏で豚人間が殺されてたのよ。お前何か知らない?」

「それは本当か!?」

「その口ぶりから本当に知らないようね。まぁいいわ、私人間相手で忙しいのよ。だからさっさと犯人見つけてくれる?」

「…分かった。犯人の特徴は?」

「さぁ?警官が行った時には被害者以外誰もいなかったわ。場所は教えたんだからあとは自分でやって。」

「ああ。だがそっちに新しい情報が来たらメールで教えろ。」

「はいはい。じゃ切るねー。」電話を切り頭を掻きつつため息がでる。

そして3人に呼びかけた。「夏羽!織!アキラ!仕事だ!」

とりあえず事故現場に向かうかね…。

 

 

翌日、車を走らせ事故現場に向かう。事故現場につき、現場の警官と話をし中へ通された。まだ薄らと残る血痕、検証跡、血の匂い。アキラは血痕で倒れ夏羽が支えていた。(争った形跡は……)強いて言えばこの壁か。壁にはザラっと少し削れ、汚れの無さから最近ついただろう白い部分のコンクリート壁。現場にこれといって収穫はなく、次に隠神達は事故現場にいた女性の元へ向かった。が、彼女は豚人間に追い詰められ気絶していた為、情報は無かった。

事務所に戻り、上着を雑に椅子になげ、(こりゃ時間かかるなぁ…)隠神は憂鬱げにため息をはいた。

 

 

 

***

謎の人間に出会って数日。カネキは困惑していた。あれから逃げるように尾行に注意しつつアジトに向かったが、アジトはなく。ケータイは繋がらず。さらに地図にはCCGの建物がないのだ。そして路地裏にいるとたまに見かける謎の生き物。全く持って意味が分からない。極めつけに謎の生き物には出会うが喰種には一度も出会わないのだ。

(…ヒナミちゃん万丈さん達は大丈夫なんだろうか)心配と不安で胸がいっぱいになるが、まずはそれを払拭させるにも今の現状を理解しなければ行動にも移せない。路地裏を転々と過し、ついにあの時のような人間に危害を加える謎の生き物に出会えた。


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