あと、純愛適正ある子はみんなおねショタ適正高いンだよな…。
「次ここ…弾けるかな…?…わぁ!もう…弾けるんだね…。すごい…」
僕はひとりお姉ちゃんにギターを教えてもらっている。ギターは思ったより複雑で難しい、だけど学校で教えてもらうどんな楽器より自由な気がする。
「ありがとう。でも、ひとりお姉ちゃんは2ヶ月で弾けたからすごいね。」
確か去年の夏休みから、僕はひとりお姉ちゃんにギターを教えて貰っていた。とても親切に、でも駄目な所はしっかりと指摘してくれる。そして震えた手で頭を良く撫でてくれる。言葉選びや仕草から僕を傷つけないようにしてるのが伝わるし、無口だけどひとりお姉ちゃんが優しいって事はすぐ分かった。
だから、大人たちからの軽い避難場所としてひとりお姉ちゃんの家に毎週通っていた。
「そんな…人それぞれだから…大丈夫…だよ。」
人それぞれ…曖昧な言葉だ。
でも、僕の努力が足りないのは知ってるし、才能だって小さい。だけど、ひとりお姉ちゃんとはギターがあれば繋がっていられるし、現実を忘れられて楽しいってのもあるし何より…自分の意味を感じられる。
「えへへ…よしよし…頑張ったね…」
頑張ってるというよりも楽しいから趣味としてやっている。というのが本音だけど…ひとりお姉ちゃんが頭を撫でてきて頭がほかほかしてくる。僕は、ひとりお姉ちゃんのおかげで今、ギターを続けられているのもある。だから、もう少しやってみたいと思う。というか…
「あの、ギター教えてもらってる僕が言うのもなんだけど…外で遊んだりしない?」
その時、ひとりお姉ちゃんが液状化しだした。何かブツブツ言っている。なに…?「陽キャの光が怖い」「リア充に出くわす」…?なんだかよくわからないけど、僕が横に居ればなんとかなると思う。
「えっと、僕が色々するから、ひとりお姉ちゃんは肩の力抜いていいよ。」
そういったはひとりお姉ちゃんは肩の関節を外して腕をブランブランさせている。
違う、そうじゃない。
「だって…私…誰かと遊んだ事、少なくて…透也君、案内してくれる…?」
僕がひとりお姉ちゃんを案内…!
「うん!公園に行こっか!」
ーーー公園
「ひとりお姉ちゃん!ブランコ押してー!」
「アッハイ…」
僕は遊具を一緒に楽しむ事にした。ひとりお姉ちゃん、体育とかをしていないから運動不足なんだと思っている。
「滑り台乗ろうよ!」
「あ…じゃあ私の…膝の上で…滑ろっか…」
そして滑り台はいい。ひとりお姉ちゃんの膝が疲れてそうで心配だけど、スピードがでてるのにひとりお姉ちゃんの体に優しく包み込まれるから、空を飛んでるみたいだ。
何より、ひとりお姉ちゃんの胸が低反発枕になってて凄く心地よかった。
「あっ…あの…」
「なぁに?」
「ブランコ…私も、乗りたい…透也君、押してくれる…?」
ーーーこうして僕たちは1時間程、公園の遊具を楽しんだ。この時、ひとりお姉ちゃんは…今までに見た事ない笑顔をしていた。
次回から結束バンドのメンバーとか出します。