あと本編はショタ視点で話が進んでいきますが、番外編は女の子視点で話が進みます。
あと、とにかく好きな事書くのでちょっと本編と照らし合わせるとおかしいかもしれません。
本編から何日か前の事ーーーーー
む、目が覚めた。私は公園のベンチで昼寝をしていた。よくよく考えたら、めちゃくちゃ危ないな。まぁ私中性的だから男に見間違えられることもあるけど。それはそれでツナギのお兄さんに絡まれそうで大変だな。
…私が1人で寝ていたらの話だけど。
私の横で透也は幸せそうに寝ている。きっと学校の帰りで疲れたんだろうか。小さな男の子一人で公園のベンチに寝かせたままってのも相当危ないし、私が横で寝てあげていた。危うく手を出しそうになった。いや…もう手遅れか。
何度か彼のお腹に手を回して、抱き寄せたりした。あと、今こうして太ももや頭を撫でているし、髪の毛の匂いも少し嗅いだ。少し、いい匂いとは言えなかったけど、嫌いな匂いじゃない。
元々年下は少し好きだ。公園で草を食べていると小さい男の子にたまに話しかけられて、一緒に遊んで昼寝…ということがある。
それより、透也が少し心配になってきた。あんまりにも起きないから、体に以上が起きていたりしないだろうか…って、透也ったら寝言を呟いてる。
「ひとりお姉ちゃん…だいすき…」
…そうなんだ。やっぱりぼっちに一途なんだ。寝言でも言うんだね。
まあ、私だってぼっちのことは大好きだし、ぼっちから透也を奪う権利は私には無い。何より、透也とぼっちには幸せになって欲しい。
だけど…透也に触れたい。こんなに近くにいたから我慢できない。そんな事言われたら余計に燃えてしまう。
もう、いいよね。ずっと寝ている透也が悪いんだよ。
そう自分に言い聞かせて、私は幸せそうに寝ている透也の唇に自分の唇を重ねた。甘い。とろけるような感覚が口の中に広がる。ああ、ちょっと幸せだな…今。
透也が起きないうちに口を離し、自分の口の中にある唇の余韻を噛み締めながら元の体制にもどった。
今になって罪悪感が込み上げてくる。ぼっちがいるにも関わらず透也を汚してしまった。ぼっちが積極的なら安心するけど…
しかも、私はこんな小さい男の子を良くない目で見てしまった。
「どうすれば良いんだろう…。」
つい声に出てしまう。
どうしようも無い気持ちが頭の中でぐるぐるしている。それでも透也は、何も知らないかのように、まだまだ眠り続けている。
だからこそ、心配だ。純粋な子供に手を出してしまった…ぼっちにも手を出したことはあるけど、さすがにここまで年下となるとまずい。
そんな複雑な私の気持ちと相反して、夕日は何の汚れもないかのように下北沢の街を照らしていた。
汚れた私の心を炙り出すかのように。
…1回目の番外編はリョウの話です…。
バンドメンバーに透也君を奪い合わせたい所ですが、あんまりバチバチさせたくないんですよね。なのでこのように分け合う形にしました。が、透也君の主導権はぼっちちゃんが握ります。
そういや透也君の複雑な家庭の話はそのうち番外編でやるかもしれません。