アビドス高校一年 雨之こよみです!   作:よわよわよわ

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誰だって夢があるから。

シャーレの『先生』の噂がキヴォトスの誰もが知るレベルで広がってきた頃、もう一度彼女たちへと相対することになった。

 

驚いたことに───否。驚くべきことではなかった。

 

此処にいるということを考えれば次に彼女らが言うことも容易に想像が付くというもの。私は姿形が一変した彼女らの言葉を静かに待っていた。

 

「───コヨミ先輩」

 

呼び掛ける声、自信を帯びたその表情は祝福に値する。彼女らに向かって頷き、目線で"その先"を促した。

 

「先輩が言っていたことの答え……伝えに来ました。」

 

"先輩"などと呼ぶのであれば、その先に続く言葉も予測できてしまうだろう。だがしかし、別の学校へと行く宣言をしに来た可能性に賭けて彼女らの言葉を待つ。

 

「───アビドスに入学します。」

 

「─────────」

 

「借金で廃校になる寸前?そんなの知ってるわ。」

 

「セリカちゃんと話し合って、それで……答えは結局"アビドスに入学する。"でした───」

 

そう語る彼女ら───だが、私はそれを理解できなかった。

 

彼女たちには特別なバックボーンなどは無かった。調査してみるも、中等部はアビドスではなく近辺の学区の学校だ。当然だった。何故ならば過去にアビドス学園が保有していた中等学校はホシノちゃんが入学する代で全て廃校になった筈なのだから。

 

ノノミちゃんがいたネフティスだってそうだ。多くがハイランダーに進学していたらしいが、アビドスにも生徒は来ていた。人口減少の影響を受けて廃校になり、ノノミちゃんが最後の生徒だった。

 

あいにくシロコちゃんは自身の過去について語らなかった。だが、ヤンチャな行動もするけれども、どうにも"教育"を受けたことがあるのだと私は確信していた。それでも彼女は他地区からアビドスに流れ着いたという訳ではないことは、砂漠の生活と他地区についての知識などからアビドスで生活していたのだろうと推察できた。

 

私の知る限り、この学校に来るのはアビドスに何かしらの"因縁"のようなものを持っている人間だけなのだと解釈している。

 

問題はそこだ。先ほどの解釈は少しだけ違っていた───自らの身を切って尚、アビドスに居着くような"因縁"を持つ者しかここには残らないのである。

 

"因縁"あってアビドスに来るのではなく、"因縁"あってアビドスから出ていかないということなのだ───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………悪いけど、君たちについて調べさせて貰った。……特にアビドスに関する接点は無かったみたいだけど───「しつこい!」───ッ!!??」

 

パンと風船を割ったような声。セリカちゃんは手を握りしめ、怒りに震えながら言葉を続けた。

 

「何年アビドスに住んでると思ってるのよ!そんなの当然知ってるわ!」

 

「……じゃあ、他の学校にすれば良いじゃないか!」

 

「嫌よっ!!!」

 

「!?」

 

「何が"別の学校に行く気はないか?"よ!バカみたい!仮にも新入生を歓迎しようって考えは無い訳!?」

 

そこを言われるのは心苦しいけど、歓迎なんかしてたまるか。

 

「な、なんだ、なんだよ!この学校は()()()()のに!どうしようもないのに!犠牲になると分かって犠牲者を増やすなんて有り得ない!!!」

 

「誰が"犠牲者"よ!?」

 

彼女はそう言って私に人さし指をピンと立てた。そこから一歩、二歩と詰め寄った。

 

「しっかり考える時間を作ってくれたのはありがたかった───でも」

「もう一回言うわ───そんなこと知ってるのよ!

 

「……!!」

 

些細なことであると、彼女は言った。アヤネちゃんも心配───そして、少しばかり当然であるといった顔をしている。

 

─────────驚いた。

 

「それなのに、先輩は私たちを説得しようとするわけ?ふざけてんじゃないわよ!」

 

「ま、まあまあセリカちゃん……落ち着いて……」

 

遂にアヤネちゃんが割って入る。が、どちらかといえばこっちの反応を窺っているように思える。

 

 

 

「…………分かった。」

 

いやはや、驚いた。まさか、身を投げうつ覚悟を持っていたとは。だけど、そうか……──────

 

「─────────だけど、その前にだ。ハンコを押したことがある?所謂"シャチハタ"って奴じゃなくて本当のハンコ……実印って呼ばれているアレ。」

 

「「……?」」

 

「実印に相当するハンコって持ち手にどちらが正しい向きなのか"アタリ"が掘られていないことが多いと言われているんだ。これは、何かを契約する際に実印を押す時に()()()向きを確認させることで考える時間を増やすためだと言われている……」

 

「……それが、何?」

 

「私の主義を押し付けて申し訳ない……が、"くどい"と言われようがもう一度だけ聞かせて。本当にアビドスへと入学するのかい?」

 

「当り前よ!」

 

───隣のアヤネちゃんを見る。

 

「もちろんです!」

 

「……ファイナルアンサー?」

 

「2回聞いてるじゃない!」

 

「……や、ごめんごめん。でも、君たちの───いや、後輩たちの意見はしっかりと聞いたよ。」

 

 

 

「後2ヶ月か───」

 

満足した言葉を引き出せたからか、喜んでいる勇気ある者たちを見やる。

 

───恐怖、諦念、憎悪……それらを知らず、心を剥き出しにして歩んで来た彼女たちが()()()()()()()()()()()()()

 

私が求めてやまない"答え"は、未だ見つからない。だが……

 

(……そうだよね。彼女たちを見習うべきだ。)

 

彼女たちは"覚悟"を見せた。それは自らのやりたいことを追求し、勝ち取ったとも言えるだろう。

 

だが私はどうだ?"(しま)い方"ばかり気にして他の選択肢を潰してばかりではないか?

 

やれるべきことをやる───それは、終わりを迎えるのではなく、真に問題を解決する手段も探すということである。

 

すっかり後ろ向きになっていた思考に喝を入れる。彼女たちに感化され、教えられるまで気付かないとは()()()()()()()()と同じではないか。

 

"人生とは夢の体現"である。私が生きていたという記録はこのアビドス高校として残っていくのだ。───今こそ、新たな夢を叶える為に果てしない旅へと挑戦する瞬間だ。

 

いつもやってきたように、道程に一つの夢増やせば良い。

 

私は久しぶりにやるべきことを書いたノートをバッグから取り出そうとする。だけど、最近は機会が無かったので彼女にノートを取り上げられていたことに今、気が付いた。

 

彼女から返してもらおうかと考えたが、私は拠点に帰ってノートに書き足すのだった。

 

"□アビドス高校の借金返済"




───なんで、限定が4人いる……?

く、くそっ!こうなったら───おや?100連無料?───たやすいものだな^^

と、フラグを立てたところで……なんとセクシーセイアとビックシスターとなんかしらないけど制服モードC&Cが実装!いやはやミレニアムにお邪魔フォックスですまないね。今日からエナドリ派さ。


追記:
3日目時点で0勝176敗5分。
星3は
メイドアリス
ヒビキ
アズサ
イズミ
コハル
でした。

ざっけんじゃねーぞ!フラグなんて立ててしまうからこうなっちまうんだよぉ!
不味いな……このままだとアスナは見逃しかもしれない……;;

更に追記:1月24日
爆死して天井で爆笑
さようならアスナ……と思いつつも課金するかどうか悩む所。
だってネルリオピックの時は6%ですぜ?これは無料分でも引けるやろと思っていたりいなかったり。

───心のなかで限定は引いとけおじさんが囁いている。

更に追記:1月26日
340連 了

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