さよひなつぐの姉妹   作:ローマン

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 今年最後の投稿にして、最終回です

 最近はライブ回をずっと描いていたので、最後は主要キャラたちの日常を描いて終わろうかと思います

 それではどうぞ!!






エピローグ
最終回 ヒカワーズとハザワーズ


 

 

 

 

 あのライブから、早数ヶ月……

 

 

 

 

紗夜「あら? 夕貴、こんな所で何をしているの?」

 

夕貴「あ、紗夜お姉ちゃん! 今から路上ライブやろうと思って準備してるんだ!」

 

 

 

 あれから数ヶ月の時が経ち、私は2年生に進級し、お姉ちゃん2人は大学生になっていた

 

 Pastel'Palletsの活動も順調で、特にRoseliaはプロデビューを果たしており、この1年は激動の年だったように思える

 

 

 

紗夜「夕貴、私もやるわ、小型のアンプは持ってるかしら?」

 

夕貴「お姉ちゃんも!? うん、分かった!」

 

 

 

 私は、予備で持ってきていた小型のアンプをお姉ちゃんに渡した

 

 お姉ちゃんはそれを受け取ると、手慣れた手つきで自分のギターに繋いでいく

 

 

 

紗夜「曲は決めているの?」

 

夕貴「折角だからRoseliaの曲をやりたいかな。」

 

紗夜「分かったわ。」

 

 

 

 そう言った後、お姉ちゃんはある曲のイントロを奏でる

 

 何度も聴き込んだ変拍子の多い曲だ

 

 

 

紗夜(さすがね夕貴、イントロだけで直ぐについてくるなんて。)

 

 

 

 お姉ちゃんが弾いたのは、Avant-garde HISTORY

 

 私が1番好きな曲だ

 

 ちなみにインストアレンジのため、伴奏はお姉ちゃんが担当し、歌のメロディーは私が弾いている

 

 

 

夕貴「ありがとうございました!」

 

 

 

 気がつくと、周りには人だかりができていた

 

 ん? あそこの見覚えのある5人組は……

 

 

 

日菜「ゆっきー、ズルイよ〜! あたし抜きでおねーちゃんと路上ライブなんて!」

 

千聖「今は紗夜ちゃんとのセッション中だから、後にしなさい。」

 

麻弥「でも奇遇ですね、日菜さんのギターメンテナンス直後に2人に出会うなんて!」

 

イヴ「これぞ、ヒカワーズですね!」

 

 

 

 この様子は、当然紗夜お姉ちゃんも気付いていて……

 

 

 

紗夜「そういえば、まだ3人で弾いたことは無かったわね。」

 

夕貴「お姉ちゃん……!」

 

紗夜「日菜はケースを背負っているわね、今なら3人でのセッションが出来るかもしれないわ。」

 

夕貴「うん! 行ってくる!」

 

 

 

 私は、人混みに紛れているパスパレの人たちの元へと走った

 

 

 

麻弥「あれ? 夕貴さん、こっちに走ってきましたよ?」

 

彩「も、もしかして!?」

 

千聖「日菜ちゃん、行ってきなさい。」

 

イヴ「ブシドーですよ、ヒナさん!」

 

日菜「オッケー! 最高にるんっ♪てするサウンドを奏でてくるよ〜!」

 

 

 

 私と日菜お姉ちゃんは、お互いの手を取った

 

 そして私は日菜お姉ちゃんの手を引き、紗夜お姉ちゃんの元へ戻る

 

 

 

夕貴「あ、でも曲どうしよう……」

 

日菜「じゃあ、パスパレの曲で!!」

 

紗夜「パスパレで最後を締めるのも、悪くないわね。」

 

日菜「えぇ〜!? まだおねーちゃんたちとも演りたいよ〜!!」

 

紗夜「だそうよ、夕貴はどう思う?」

 

夕貴「え、えっと……日菜お姉ちゃんがるんっ♪と来るまで演ろう!!」

 

紗夜「フフッ、分かったわ。」

 

日菜「それじゃあ行くよ〜! しゅわりん☆どり〜みん!!」

 

 

 

 その日は日が暮れるまで、3人のギタリストがセッションをするという事態になり、お姉ちゃん2人はそこそこ有名人だから、ネットでは大バズりしたらしい

 

 もちろん私の存在もその動画で明らかになり、ヒカワーズが生まれたのはここだけの話……

 

 

 

 

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※かなみ視点

 

 

 

 

かなみ「つぐみ〜、お待たせ〜!」

 

つぐみ「あ、買い出しお疲れ様! コーヒーあるよ!」

 

かなみ「ありがとね、つぐみは可愛いな〜!」

 

つぐみ「も、もう……大げさだよ……////」

 

 

 

 とまぁ、可愛い妹が出迎えてくれた今日の羽沢珈琲店は、無事に営業時間を過ぎようとしていた

 

 外も暗くなってるし、大体この時間に来るお客さんは少ないのだが……

 

 

 

日菜「やっほ〜! つぐちゃん居る〜!?」

 

つぐみ「日菜先輩!? こんな時間にどうしたんですか!?」

 

日菜「おねーちゃんとゆっきーたちで路上ライブしてたらさ〜、あっという間にこんな時間になっちゃって! 何か食べて帰ろうかなって話してたんだ!」

 

かなみ「なるほど〜、じゃあケーキとか沢山焼いちゃうよ〜!」

 

紗夜「かなみさん、遅くにすみません。」

 

かなみ「大丈夫だよ〜! あ、夕貴ちゃんも座ってていいからね!」

 

 

 

 夕貴ちゃんはここでバイトしてるけど、今日はお客さんとして接する

 

 折角だから、作り方を覚えてくれたウチ独自のレシピで作るスイーツを振舞おうかな!

 

 

 

夕貴「そうだ、かなみ先輩たちも一緒に食べませんか?」

 

日菜「今はあたしたちだけだからさ!」

 

紗夜「まったく……私からもよろしいですか?」

 

つぐみ「いいですよ! ね? お姉ちゃん!」

 

かなみ「もちろんだよ! 今日は羽沢家と氷川家の記念日ってことで!」

 

つぐみ「お、お姉ちゃん……////」

 

 

 

 おっと、少し誤解を生みそうなことを言ってしまった気がする

 

 まぁ、いいでしょ!

 

 さぁ、沢山作っちゃいますよ〜!!

 

 

 

 

 

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日菜「ご馳走様〜! 美味しかったよ〜!」

 

紗夜「か、かなみさん、さっきのは……?////」

 

かなみ「紗夜ちゃん、もしかしてあーんされたことない感じ? 可愛いな〜!」

 

紗夜「一言余計です!////」

 

 

 

 あーんしてる時の紗夜ちゃんを見てたつぐみと夕貴ちゃんは、顔を真っ赤にして見ていた

 

 私の周りには、可愛い子が沢山居るってあらためて思ったよ

 

 

 

かなみ「来年は大学生か〜、まだ実感が湧かないなぁ〜!」

 

日菜「うんうん! 時間が過ぎるのって本当にビューンって感じだし!」

 

紗夜「そうなると、夕貴は2年生になるのね。」

 

夕貴「先輩になるのって、全然実感が無いよ……」

 

かなみ「つぐみは最高学年だもんね、この調子なら生徒会長は目前かな?」

 

つぐみ「あはは……どうだろうね……?」

 

 

 

 そう遠くない未来

 

 気まぐれに過ぎないけど、予想を超える様な未来が待ち受けている気がするなぁ

 

 けど、今この時間だって止まらないままでいてほしいな

 

 そう言いつつ何年も過ごしてきて、いずれ大人になるんだよね

 

 

 

かなみ「ねぇ皆? 今から私の部屋でセッションしない!?」

 

紗夜「い、今からですか!?」

 

日菜「るんっ♪てきた! 早くやろう〜!!」

 

つぐみ「お姉ちゃんの部屋に、5人も入るかな……?」

 

夕貴「かなみ先輩とのセッション、どんな感じになるんだろう……?」

 

 

 

 そんなこんなで、この日限りの5人のセッションが羽沢珈琲店から聴こえてきたのは、ある意味商店街での伝説となった

 

 今日も楽しく食べて寝て、そしてやってくる明日に希望を持って生きていきたい

 

 唯一、確実に言えることがある、

 

 それは……

 

 私たちの物語は……まだまだ始まったばかりってことを……!

 

 

 

 

 







 はい、活動報告を見ていただければ分かると思いますが、彼女たちの物語はまだまだ終わりません!!

 この小説自体は完結になるのですが、別作品として彼女たちは登場予定です

 約一年に渡り、この作品を観ていただいた全ての方々に感謝致します

 それでは、良いお年をお過ごしください!!



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