バトル最強を目指す少年   作:のぞむ

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狙われたペンダント

リコ「ニャオハ!このは!」

 

ニャオハ「ニャ~!」

 

レン「いいぞニャオハ!頑張れ!」

 

 

しかしニャオハの技、このはは不発に終わる

ニャオハは近くの岩で爪とぎを始めてしまう

 

 

リコ「だめか…」

 

レン「まだまだこれからだ!…って、言いたいとこだけど、もう遅いから帰った方がいいよ?」

 

ピカチュウ「チャ~…」

 

 

レンの肩に乗っているピカチュウは欠伸をする

 

 

リコ「うん…ありがとう。いつも付き合ってもらっちゃって…」

 

レン「いいよ別に。な?ピカチュウ」

 

ピカチュウ「ピカチュウ!」

 

 

あの日以降、この湖はレンとリコ達だけの秘密の練習場になっていた

リコは放課後や夜中に抜け出してレンと一緒に特訓したりしている

 

 

 

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警備の目をかいくぐり、リコとニャオハは寮の中にある自室に戻って来た

リコはふとベッドの下に置いていた箱を取り出し、蓋を開ける

 

中にはペンダントが入っていた

 

 

「どしたの?」

 

リコ「わっ!?」

 

 

するともう一つのベッドで眠っていたリコのルームメイトが話しかけてきた

 

 

リコ「アン…ごめん、起こしちゃった?」

 

アン「いいよ別に。何それ?」

 

リコ「えっと…お守り、かな?」

 

アン「お守り?」

 

リコ「おばあちゃんから貰ったんだ。私の事、守ってくれてるんだって」

 

アン「へぇ~…触ってもいい?」

 

リコ「うん」

 

 

アンはリコのペンダントを手に取る

 

 

アン「何でしまっとくの?似合うのに!」

 

リコ「私にはまだ早いかなって…」

 

アン「そう?…そういえばさ、リコって最近放課後にどこか行ってるよね?何してんの?」

 

リコ「えっと、ニャオハを貰った日に知り合った子がいて、その子と特訓してるんだ」

 

アン「へぇ~。ちなみに男子?女子?」

 

リコ「男の子だけど…」

 

アン「男子か~。だったらそのペンダントをつけたらその子、リコにもっと見惚れちゃうかもよ~?」

 

リコ「へっ!?///そ、そんなんじゃないよ!ただニャオハの特訓に付き合ってもらってるだけで…」

 

アン「ごめんごめん!冗談だって。ふわぁ~…そろそろ寝よ?」

 

リコ「う、うん…」

 

 

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次の日の放課後、レンとリコ、ピカチュウはいつもの湖に来ていた

ちなみにニャオハはどこかで日向ぼっこしているらしくここには来ていなかった

 

 

リコ「私ね、故郷にいた時に、何考えてるかわからないってよく言われてたの。でも、私だってわかんないんだ、そんなこと…自分でもわからない何か何かを見つけたい…だからセキエイ学園に入学したの」

 

レン「それでセキエイ学園に…何かわかったの?」

 

リコ「ううん…ここでも、何も見つからないのかな…」

 

レン「…焦る事ないと思うな」

 

リコ「え?」

 

レン「焦ってたって見つかるものも見つからないよ。少しずつ歩いて、進んでいくんだ!…って、新人トレーナーなのに何偉そうにしてるんだろ…」

 

 

レンは少し恥ずかしそうに頭をポリポリかく

 

 

リコ「ううん…少し気が楽になった。ありがとう」

 

レン「ど、どういたしまして」

 

リコ「ねぇ。聞いてもいい?」

 

レン「うん?」

 

リコ「レンは、どうして旅に出たの?」

 

レン「…世界最強のチャンピオンになる為だよ!」

 

リコ「せ、世界最強!?」

 

 

あまりに壮大な目標だったからか、リコは驚いてしまった

 

 

レン「小さい頃、ある人と約束したんだ。世界最強のチャンピオンを決める大会、《ポケモンワールドチャンピオンシップス》で最強の座をかけてバトルしようって!」

 

ピカチュウ「ピィカ…!」

 

 

レンは被っていた帽子を手に取りそう言った

レンはもう一度帽子を被り直した

 

 

リコ(レンもピカチュウも、目標に向かって歩き始めてるんだ…私も、進まないと…!)

 

 

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あれからリコはニャオハの行動パターンやお気に入りの場所をチェックし、それをスマホロトムに記録するという事を毎日繰り返していた

 

レンはピカチュウとこの前ゲットしたニョロモは自分達の特訓をしつつ、リコの相談にも乗っていた

 

 

それからしばらく経ち、リコはニャオハのお気に入りの日向ぼっこ場所の1つである学校の屋上にやって来る

 

 

ニャオハ「ニャ~オ!」

 

リコ「見つけた…!」

 

 

リコは屋根の上で日向ぼっこしているニャオハを見つけた

 

 

リコ「ニャオハ!もう、無茶な事しないで!こっちにおいで!」

 

ニャオハ「ニャア…」

 

 

ニャオハはしばらくリコを見る

 

 

ニャオハ「ニャ~!」

 

リコ「あっ!」

 

 

ニャオハはリコに向かって飛んできた。その際にリコは尻餅をついてしまった

 

 

リコ「そんなことするなら…肉球触っちゃうぞ~!」

 

 

リコはニャオハの肉球を楽しそうにプニプニ触った

 

 

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レン「そっか。よかったね!」

 

リコ「うん」

 

 

リコは自分の膝の上で眠っているニャオハを撫でる

ピカチュウもレンの膝の上で眠っていた

 

 

リコ「そういえば、そろそろ大型連休が始まるんだった…」

 

レン「大型連休?」

 

リコ「うん。友達は実家に帰るって言ってた」

 

レン「リコは故郷に帰らないの?」

 

リコ「私はまだいいかな。お父さんもお母さんも忙しいし…」

 

レン「…そうだ!」

 

リコ「どうしたの?」

 

レン「リコさえよかったら、大型連休の間、俺と旅しないか?」

 

リコ「え…えぇ!?」

 

 

レンからの突然の誘いにリコは思わず驚いてしまった

 

 

レン「ああ!旅をしたら、色んなポケモンに出会える!リコもニャオハともっと仲良くなれるよ!」

 

リコ「旅…」

 

 

リコはレンからの誘いを聞き、しばらく考える

 

 

レン「まぁ、無理には誘わないから、考えといて」

 

リコ「私…」

 

レン「え?」

 

リコ「私、旅に出たい!レンと一緒に、色々なところに行って、色々なポケモンに会って、ニャオハともっと仲良くなりたい!」

 

レン「…決まりだな」

 

 

レンは微笑みながらリコに手を差し出す

 

 

リコ「え?」

 

レン「これからよろしく、リコ!」

 

リコ「…うん!」

 

 

レンとリコは握手をした

 

 

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しばらく経ち、セキエイ学園は大型連休に入った

多くの生徒はスクールバスに乗り始めていた

 

 

アン「久しぶりに実家だ~!ゴロゴロしよっと!あと、ミジュマルも紹介しなきゃ!」

 

ミジュマル「ミジュミジュ!」

 

 

アンのリュックの上に相棒ポケモン、ミジュマルが乗っていた

 

 

アン「リコは例の男の子と旅に出るんだっけ?」

 

リコ「うん。ニャオハも一緒に」

 

ニャオハ「ニャア」

 

アン「楽しんできてね!」

 

リコ「うん!またね、アン」

 

 

リコはアンを見送った

旅の支度を始めるために、リコはニャオハと一緒に寮に戻って行った

 

 

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「すみません」

 

 

その頃、寮の方では白と黒のツートンカラーの髪をした少年がやって来ており、寮母に話しかけていた

少年は背丈的にレンやリコより年上そうだった

 

 

寮母「はい?」

 

「リコさんという方を訪ねて来ました。こちら、許可証になります」

 

 

そこへちょうどリコとニャオハが戻って来た

 

 

寮母「あ、リコさん!お客さんですよ」

 

「初めまして。リコさんですね」

 

リコ「あ、はい。どちら様ですか?」

 

「おばあ様の代理人です。手紙を預かってきました」

 

 

少年はリコに手紙を渡す

 

 

リコ「手紙?…あの、これは一体…」

 

「事情は後程。大切なペンダントを、くれぐれも忘れずに持ってきてほしいとの事です」

 

ニャオハ「ニャ~…!」

 

リコ「ニャオハ、失礼よ」

 

 

リコは少年を威嚇するニャオハを注意する

 

 

リコ「準備してきます。待っててください」

 

 

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自室に戻ったリコはすぐさまドアを閉める

 

 

リコ「いや…いやいやいや!何あの人!?うちのおばあちゃんが手紙なんて変だよ!それに、ペンダントを持ってこいなんて、絶対怪しい!」

 

 

リコはペンダントをしまっている箱を開ける

 

 

-コンコン

 

 

すると少年がドアをノックする。驚いたリコはペンダントを落としてしまう

リコはすかさずペンダントを拾って首にかけ、リュックを持って窓から出る

 

 

「失礼!」

 

 

少年はリコの部屋に入る。すでにリコとニャオハの姿はなかった

 

 

「大人しくついてくればいいものを…逃げた。周辺を固めろ」

 

 

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レン「遅いなリコ…」

 

ピカチュウ「ピーカ…」

 

 

その頃、レンとピカチュウは湖でリコを待っていた

 

するとスマホロトムにリコからの着信が来た

 

 

レン「もしもし?」

 

リコ『レン!助けて!』

 

レン「リコ?何かあったの!?」

 

ピカチュウ「ピカ?」

 

リコ『えっと、怪しい人に追いかけられてるの!それで…それで…』

 

レン「落ち着いて!今どこ!?」

 

リコ『まだ学校の中!』

 

レン「すぐ行く!」

 

 

レンはリコとの通話を終える

 

 

レン「行くぞピカチュウ!」

 

ピカチュウ「ピィカ!」

 

 

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リコとニャオハは屋根の上に隠れ、レンが助けに来るのを待っていた

すると屋根の下に黒スーツを着た女性が辺りを見ていた

 

 

リコ(あの人…さっきの人の仲間?)

 

『見つかったか?』

 

「いいえ。どこかに隠れているかと…!」

 

 

女性は屋根の上にいるリコとニャオハを見つけた

 

 

「いました!」

 

リコ(ヤバッ!)

 

 

リコとニャオハは屋根の上から降りる

ニャオハはうまく着地出来たがリコは尻餅をついてしまった

 

 

「そこか!」

 

 

今度は黒スーツを着た男がやって来る

 

 

「いけ、サイドン!」

 

 

男はサイドンを繰り出してきた

 

 

リコ「サイドン!?」

 

ニャオハ「ニャア!」

 

リコ(って、ニャオハやる気だし!…やるしかない!)

 

リコ「ニャオハ!このは!」

 

ニャオハ「ニャア!」

 

 

ニャオハはこのはを放つがサイドンはこのはを防いだ

 

 

「ハハハ!そんな出来損ないのこのはで倒せるものか!」

 

リコ「う…!」

 

 

 

 

レン「ニョロモ!みずでっぽう!」

 

ニョロモ「ニョロー!」

 

 

そこへレンが駆けつけ、ニョロモにみずでっぽうを指示する

サイドンは怯んでしまう

 

 

リコ「レン!ピカチュウ!ニョロモ!」

 

ピカチュウ「ピカ!」

 

レン「リコ!大丈夫!?」

 

リコ「なんとか!」

 

「なんだお前は!?」

 

レン「それはこっちのセリフだ!なんでリコを狙うんだ!」

 

「我々の目的はそいつが持つペンダントだ!邪魔をするなら容赦はしない!サイドン!」

 

 

男はサイドンに指示を出そうとする

 

 

リコ「ニャオハ!このは!」

 

ニャオハ「ニャア!」

 

 

ニャオハは再びこのはを放った

 

 

「何度やっても無駄だ!」

 

 

ペタ!ペタ!

 

 

しかしそのこのははサイドンの両目に張り付いた

 

 

サイドン「サイ!?」

 

「なに!?」

 

ニャオハ「ニャ!」

 

 

ニャオハは前足でサイドンを踏みつける

その時出た甘い香りでサイドンは眠ってしまう

 

 

リコ「やった!ニャオハ!」

 

レン「ああ!凄いよ!…って、喜んでる場合じゃない!戻れニョロモ!」

 

 

レンはニョロモをモンスターボールに戻した

 

 

レン「行くよリコ!」

 

リコ「うん!」

 

 

レンとリコは校舎の屋根に上った

 

 

男の元に少年と女性が駆けつける

 

 

「どこに行った?」

 

「上に逃げました!それに邪魔者まで現れました!」

 

「邪魔者?何者だ?」

 

 

少年は男に邪魔者について聞く

 

 

「ターゲットと同い年位の少年で、ピカチュウを連れてました!」

 

「わかった。引き続きターゲットを追うぞ」

 

「「ハッ!」」

 

 

はたして、この3人は何者なのだろうか…?




レンの現在の手持ち


ピカチュウ(♀)

ニョロモ(♂)
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