【星を守る逸般人】   作:白ノ宮

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どんどん関係ない話を出して読者を混乱させる作者の屑、白ノ宮です。

遂に【推しの子】のカテゴリが登録されましたね!
あ行だから検索もし易くなった!やった!

明日出す予定のものを投稿してしまうほど興奮してしまいました。
休憩期間が一日縮むっ...!


休憩シリーズ 02

【紅羽の買い出し】

 

殺害阻止成功の翌日。

私はあたりめを加えてテレビを見ていた。

 

報道番組では昨日のあの出来事が特報で出ていた。

 

「そりゃ、食い付くか。結果がどうであれ格好の餌だもんね」

 

マスコミがハエの如く集る姿が容易に想像できる。

 

 

背を預けた座椅子の背もたれが軋む音が部屋に反響する。

案外煩いなこれ。

 

視線をずらして姿見に映る私を見る。こんな自堕落なポーズでも絵になるのって本当に凄いよなぁ...。

 

陳腐な言葉でしか表せないのがちょっと悔しいな。自分自身の語彙力の無さに若干嫌気がさした。

 

(不機嫌気味な表情もかわいい...)

 

こうして事あるごとに視界に姿が映るたびに見惚れるという事が無ければ更に良いのだろうが...。いずれ治るかな?

 

12時間ほど前まで赤黒くに染まっていたガーゼや包帯は既に無く、左手は傷跡を残さずに刺される前の綺麗な手に戻っていた。

 

日付が変わった時点で頭痛が綺麗さっぱり無くなったので気を操る術を手に入れた。さっきまですっごい集中していたせいで疲労のたまりがすごい。まるで身体中に重りをつけている気分。

 

時刻はちょうど午前9時。そろそろスーパーマーケットも開店時間なんじゃないだろうか?

 

家にまともな食料が残っていないという事実に気付いたのはついさっき。

あたりめを開封して一切れ咥えた瞬間、パッと思い出した。

そしてお腹の虫が一時間ほど前から鳴きまくっている。

 

あたりめで誤魔化すことは出来なさそうなので買い出しにでも出かけるとしよう。

 

「よっこらほいっ」

 

独特な掛け声で膝に手をついて立ち上がる。

空腹状態のせいか力が抜けたような足取りでクローゼットに向かう。

近くに出かけるだけなのでいくつかある中で真っ先に目についたものを着る。

 

無地の白いTシャツに灰色のフード付きパーカー、そこにジーンズという容姿を活かさないスタイルだが着飾ったところで何の意味もないため、これでいく。

 

首と髪の間に手を入れて押し上げるようにして髪を服から出す。

夜を想起させる青みがかった黒髪が広がる。

使っているシャンプーとは別の香りがするのは少し不気味で怖いところではあるが、そういうものなんだろう。

 

白いシュシュを咥えて後ろ髪を手で集めて、うまくまとまったところでシュシュを着ける。黒いキャップを被って想像通りのスタイルになると自然と満足げな表情になる。

 

長財布の入ったリュックを背負って支度が完了する。

 

最後にテレビの電源を落として外に出る。

鍵をしっかり締めてから空を見上げる。

 

そこには晴天の空があり、清々しい気持ちで道を歩き始めた。

 

 

 

あれから安めの食品を購入して大きいリュックに詰め込んだ帰り道。

 

トコトコという擬音がつきそうな歩調で歩いていると駅前で路上ライブを行なっている人たちを見かけた。

 

(楽器を鳴らして歌を歌って...芸能の世界を目指す人って強い心を持ってるなぁ)

 

勝手な憶測と自己完結した価値のない独り言を心に秘めて再び空を見る。

 

人間がどんなに頑張り、苦労をしていたとしても自然は知ったこっちゃない。

 

人々を照らす太陽は、どこから湧いて出てきたのかわからない暗めの雲に覆い隠され、曇天模様だった。

 




番外編の第一作目で出そうとしてたやつです。

原作一巻だけ読んだんですけど、やっぱりアニメ見るよりはアイの口調が入って来やすいですね。
文字って素晴らしいわ。尚、理解度...。



最近紅羽のキャラもブレ始めて来ました。
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