アイドル関連についてはシャニマス をちょろっとやった経験から捻り出してます。よくわかっていないからこそ失踪確定だったんですね〜...。
【苺プロダクションの逸般人】
そのまま車に乗せられてらん豚の如く出荷...ではなく事務所に向かった。
心境的には『そんなー(´・ω・`)』って感じだった。
隣に座ってた星野アイが私に凄い話しかけていたが、どう返答したか全く覚えていない。
見守るの見がどこかに旅立ってしまい。私は自分で自分の逃げ道を塞いでしまった事を後悔した。
事務所にて発行された契約書に不備がないか隅々まで確認する。
斎藤社長の事だから万が一にも後ろ暗いことは無いだろうけど、これは私が私であるための行動でもある。
皆も契約書はしっかり端から端まで目を通して理解してからサインをするんだぞ。私との約束だ。
なんの不備もないのでサインと印を押して契約成立となった。
契約成立したからには全力で守るぞ。契約を違えない、これ大事。
こうしてプロダクションに雇用されたのだし改めて自己紹介を行なっておこう。
手首にあったゴムで髪をポニーテールにしてからスッと立ち上がって
「では、改めて。苺プロダクションで明日からボディガードの任に就きます。夜風紅羽です。誠心誠意勤めさせていただきますのでよろしくお願いします」
定型文に感情を込めて発してから一礼。
周りから拍手を受ける。ちょっと気恥ずかしい。
【初陣の日】
次の日、私は早速ボディガードとしてアイの仕事に同行していた。
格好はよくSPのドラマとかで見るパンツスーツ姿だ。この格好をしているのには理由がある。この体はかわいい。プライベートの格好でいるともうボディガードとは思えないくらいでなんの威圧感にもならない。
なのでパンツスーツ&ポニーテールだ。
流石に足への負担を減らしたいのでヒールのついた靴は履いてない。
若干鉄板の入った靴を装備しており、動きやすくて攻撃力も出やすいのでお気に入りの一品だ。
それはそれとして私はボディガードなのだが、纏うオーラが中途半端に強いため、芸能人と思われるのか二度見される事が多い。
その度にアイが嬉しそうにするのが不思議だった。
本日の仕事は、週刊レッドオーシャンというファッション冊子の表紙撮影と、今季の流行ファッションというコーナーで掲載するコーデの撮影だ。
以前アイが請け負った週刊プレイボーイの表紙についても大きな宣伝効果を生むので今回のは渡りに船というものだ。
現状で、アイの知名度はとても高いが、それでもまだ流行りの一人という枠だ。芸能界の地位をより強固にする為にはどんな有名でも気を抜かずに宣伝を続けて人の目に留まり続ける必要がある。
私の言っていることは当たり前なのだが、それを出来ずに消えていく人達は物凄く多い。数年前に流行った俳優で、現在もメディアで目立っているのは何人いるのか?それが答えだ。勿論、俳優だけではなくアイドルや芸人等も含む。
時代のおかげである程度輝いてテレビで売れなくなったら動画サイトの方で稼ぐという道ができているのは幸いだが、今はテレビや雑誌、映画など表のメディアで目立つ事が大事な筈だ。
B小町の格差もより激しくなってはいるが私としても特に言えることはないので見守ることしかできない。
さてさて、そんな事考えている間に撮影が開始される。
あの刺客を差し向けた人間は計画が失敗した場合の行動が不明の為、撮影スタジオでも警戒する必要がある。
犯人が自分で殺しに来ることは恐らくないだろうがまた刺客を送ってこないとも限らない。
本来であれば周りに適度な殺気をぶつけて威嚇しておきたいのだが、それだと撮影スタッフ等の集中力が散漫になってしまい、撮影が滞ってしまうと言う問題が発生する。
なので己の動体視力を極限まで高めて周囲をじっくり見回す事で即座に反応する監視カメラとなる事で、警戒態勢をとっておく。
それだけであれば比較的に楽なのだが、モデルがあのアイだ。
いくらカメラだけに能力が集中するとはいえ、その余波はこちらにも及ぶ。
大きな星の引力に吸い込まれる小惑星のように視線が流されそうになる。
そうならないように神経や電気信号を操作したり思考回路の使用量を制御して抗う。
正直アイのボディガードで一番疲れるのはこの抗うという行為だ。
少しぐらい気を抜いても良いんじゃないかという意見もあるだろうが、先程の理由で油断なんて出来たものじゃない。
既に過干渉に過干渉を重ねているので何が起きても不思議じゃない。
だから私は常に全力でアイを守る。
突っ立っているだけであれば退屈以外の何者でもない時間だが、こうしていると時間がたつのもあっという間で数十枚程撮って、表紙の部分が終了した。
一旦30分の休憩時間が入ったのでアイと合流し、撮影スタッフの方に軽く頭を下げる。
休憩室...といってもよくある楽屋なのだが、そこに着いて扉を閉めるとアイは椅子に座ってからため息をついた。
「アイさん、もしかして睡眠不足ですか?」
「ううん、違うよ?なんで?」
「いえ、なにかお疲れのご様子でしたので...。アイさんでしたら撮影で消耗する方とも思えませんし」
「いやー、ホントはじっとしているのってあんまり得意じゃないんだよね。ていうかクレハなんか堅くない?」
「ええ、それは業務中ですので。今の私はあくまでアイさんのボディガードです。護衛対象に雑な口調をすることはありません」
「真面目だなぁ」
「契約を結んだ以上は全力で履行する。人間として当然のことをしてるだけですよ。あまり難しく考える必要はありません」
アイが複雑な感情を込めた表情を見せるがそれが嘘で固めたものなのか、それとも真なのか今の私にはよくわからないが、休憩時間なのだから変に疲れることはしてほしくないな。
そうして楽屋内は気まずい沈黙で包まれる。
アイさんは私にじっと視線をぶつけ続けており、私としても気が気でならない。
「.....」
「....なんでしょうか?」
このままでは休憩にならないと思った私はアイさんに問う。
「こっち来てお話しようよ」
「私は業務中ですので、それを放棄することはできません」
「...紅羽ってもしかして私の事嫌いなの?」
「なっ!?そんなことは...」
「なら問題ないよね!それに近くにいた方が守りやすいんじゃない?」
「...それは盲点でした。わかりました、私の負けです」
「やったっ!あのね、昨日アクアとルビーが───」
結局アイさん喋りっ放しだったけど、休憩出来たのだろうか...?
あの後も、特になんの問題も起こらず無事に仕事を完遂出来た。
慣れるまで時間がかかりそうだと予想してたが、この調子ならば一週間でなんとかなりそうだ。
アニメ第二話でミヤコさんのパソコンの画面に写っていた、元社長とミヤコさんとB小町初期メン(アイを含む)とアクアとルビーで撮った写真。作者的に右側にいた緑髪のあの子が結構好きだったりします。かわいい。
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ストック尽きました。(放出しすぎ)
こっちもやってるから仕方ないか。
↓倉敷 アイという少女↓ 曇らせ要素有り
https://syosetu.org/novel/314559