ここはミリオン島。今日ここで、とある悪魔の実の取引が行われる。
取引の相手はドン・キホーテ・ドフラミンゴ。そう、『オペオペの実』の取引だ。
CP0だけでなく他のCPへの訓練を依頼され、(依頼なのかな?五老星には内緒らしいけど…)了承した事で、総監とはとても仲良くさせてもらっています。
向こうはまだおっかなびっくりな感じはするけど、まぁそれはいいでしょう。
総監と仲良くなれた事は大きな収穫と言える。裏どりは必要なものの、知りたい情報を驚くほど早くしかも簡単に入手できるのはとてもありがたい。情報共有の為に忍を飛ばす必要はあるけれど、それほど面倒な事ではない。面倒なのは裏どりの方かも知れない。
今のところガセはない。信用していない訳では無いが、ウソでなく間違いという事もあり得る。そのため裏どりは重要なのだ。
ここには”超能力”で飛んで来ました。瞬間移動です。これってすっごく疲れる。たとえば1m先の場所に移動するだけでみなさんが400m走全力と同じくらい。(私は400m走全力でも疲れませんよ?あくまでイメージで言っていますので、ご想像ください。)
もうね、ゼーハーするわけです。へとへとになるっていうのは…なんだか久しぶり?って感じ。
移動の疲れは距離と重さが関係する。なのでミニミニで小さくなることで負荷が軽減させられる。ちなみにコルボ山からここまで1/100で飛んで来たら、しばらく動けませんでした。冬島という事を知らなかったら大変な事になってたと思う。防寒対策しててよかった。下手したら凍え死んでたところだったわ。
でもさぁこれって…もしかして意味ないのかな?剃刀で移動して来た方がよかったんじゃないのかな?だってそれくらいしばらく動けなかったもの。
繰り返し使えばもしかして慣れていくのかしら?失敗したわぁ…。そういえば全然使ってなかったもんね、超能力。ほかのもちゃんと試しておかないとダメね。
ここに来た目的は3つ。
2つは最悪の世代の2人、
ドフラミンゴには会いたくない。今のところ私の存在自体バレたくない。たぶん、頂上戦争で会う事になると思う。けど、そもそも頂上戦争が起こるかどうかも微妙な感じ。なぜならエースが強くなっちゃうだろうからだ。
原作でほぼ互角だったから、エースはティーチに勝つんじゃないかな?もっとも相手は仲間もいるので、結局捕まってその後は原作通り…って事になる可能性も大きいけどね。
さて、どうなりますやら…
~ ~ ~ ~ ~
いい感じに動けなかった事で、時間的には終盤戦となっていた。
ローは既に実を食べ終え、コラソンに頼まれ海兵に密書を渡すも相手はヴェルゴ。コラソンとローがボコボコにされた状態の場面に出くわしたわけです。
ちゃんと動ける状態まで回復するのに時間がかかっちゃった。残念だけど、コラソンを助けるのは難しそうだ。
ヴェルゴが電伝虫でドフィと会話中、目を離したスキに小さくなっていた私は二人の所まで
「ご、ごめん…ハァ…ハァ…ここまで移動するのが…限界…」
「いや、誰だか知らねェが…助かった!!」
コラソンに礼を言われたその時、鳥カゴが発動されたみたい。すごいね。”シャー”って大雨みたいな音が聞こえるよ。
「何だ…アレ?」
音を聞いて気づいたローが、鳥カゴが閉まっていく様子を見てつぶやく。
「恐らく…ドフィの…能力だろう…一つだけわかるとすれば…もう逃げ場はない!!」
「!!?」
さてと、私はもう一人のほうに行かないといけないのよねェ…めっちゃしんどいんですけど。
「おい…おまえ!!…何処に行くんだ?」
「私の名前は…イオリっていうの。…本来…私はここに居ない人間…なの。とりあえず…その子の囮は…用意するから…あとは…まかせるわ」
そういってイオリはその場から立ち去った。
「…」
「あいつ、何言ってんだ?」
遠くからは人々の悲鳴が聞こえる。誰かがだれかを襲っているようだ。コラソンはそれがドフィの能力によるものだとわかっていた。
《檻の中で寄生糸か…成程地獄だな。しかしあのガキ…囮って事は、なんとか誤魔化せばロー一人だけなら逃がせるって事か? …バカげてるかも知れねェが、あのガキの言う事を信じてみるか。おれはもう助からねェけど…おれが死んでも憶えててくれよ?おれは笑顔で逝くからよ!!》
「ロー、移動するぞ!」
~ ~ ~ ~ ~
ドリィはなぜか、鳥カゴの中にいた。
あれ?原作ではかごの外に居なかったっけ? だから逃げれたのよね?私はこの子を海軍の船まで送り届けようと思ってたのに…
うわぁ…まじか?この子も抱えて一緒に飛ばなきゃいけないの? え~…もっと疲れるじゃないのさ!!いいや、とりあえず鳥カゴの外に移動したらあとは自分で逃げてもらおう。もう無理だわ…
糸に触れるも手が切れて、おろおろとするドリィの前にイオリは姿を見せた。
「!!?」
「私はイオリ!
ドリィが目を閉じたの見計らい、イオリは自分とドリィを小さくして鳥カゴの外へと飛んで元の大きさに戻った。数メートルの移動だけれど二人分。
く、苦しい。息が…
「ハァ…ハァ…海軍…の…軍艦がハァ…ハァ…この先に…居るから…ハァ…ハァ…(海賊から)逃げてきたって…言えば…きっと、保護してくれると…思うよ?」
そう言って、イオリはドリィが自分から目を離したスキに彼の前から姿を消した。(小さくなって剃で移動。)
「!!?」
「…!!ドリィ!!どこへ行く! 助けろ!!この檻何とかならねェか!!?」
「……!!」
「おい!!逃げるな!!」
その後、ドリィはおつるの軍艦に保護され、『少年を保護した』という通信が流れた。そして、ドフラミンゴ一味のメンバーがその通信を傍受する…
~ ~ ~ ~ ~
これはねェ…あかんと思いますわ。しばらく続けて使ってみて、疲労が少なくなっていくのであれば良し。そうでないなら使うのは諦めないとダメね。
動けなくなるのはダメよ絶対!!さすがに私でも動けなかったら何もできないもの。敵の真っただ中に飛んだら死んじゃうわ。
でもこれっておかしくない?まぁこんな
私の体力はそれはもう、ものすごいんですよ?なのに何故に?1m程度を飛んだだけであんなんなりますか?
あっ!これもしかして、体力アップに使えるかしら?めっちゃ疲れた状態になれるんだから訓練の時に有効だったりして?
そんな他愛もない事を考えている間にある程度体力は回復した。コラソンの気配は…もうどこにも感じられない。とりあえずローの所へ行ってみようか…
「!!?」
周囲の爆発音でローの泣き声は消されているが、ドフラミンゴは目で確認できる距離に居る。
何してんの!あんたバカか!?
これはまずい!!何かの拍子に気づかれでもしたら一大事だよ。
私は剃でローに近づくと、有無を言わさず泣きわめくローを抱えてドフラミンゴ達の船のある海岸からは見えない場所へと移動した。
飛ぶのはもう無理。剃での移動です。(音速は超えてないわよ?ローが耐えれないから。)
泣きわめくローを、私は泣き止むまで抱きしめてやった。そして防寒グッズ(海軍の軍艦から拝借した防寒着や靴をローに合うように小さくした。)と食料を少し渡す。
海軍の方々すみません。ローの移動用として救命ボートもいただきました。
「この先に行けば”プレジャータウン”があるはずよ?」
「!!?」
ローが驚いた顔をする。私は無視して話をつづけた。
「わかってるでしょうけど…。あなたはあの人の分まで生きなきゃいけない。」
「あ…当たり前だ!!おれは、コラさんの
「はい、これ…」
「?」
「悪魔の実の図鑑の抜粋よ?オペオペの実について書いてあるわ。文献はこれだけじゃないと思うけど私が手に入れられたのはこれだけなの。ごめんね?あとは…自分で調べなさい。」
「お前…一体何モンなんだ!!?」
「さっきも言ったけど、私の名前はイオリ。縁があればまたいずれ…会うこともあるでしょうね?」
「答えになってねぇぞ!!」
「…じゃあね!!」
一応カッコつけで、ローから見えないところまで飛んだ。
ダメだこりゃ…。もう動けませんわ。
物陰からローがボートを出すのを見送るのが精いっぱいだった。ローが辺りをキョロキョロとしてたけど、私を探してたわけじゃないわよね?
次に彼らと会うのは、おそらくシャボンディ。11年後だ。
覚えててくれるかしらね?
~ おまけ・カノン(イオリ)のひとり言 ~
CP0の総監。彼女(?)はフアリさんと言う。なんとなく”
年齢も性別も不明。とはいえ、現在の性別は女性との事。本当の名前は憶えていないらしい。
だから現在はフアリさんという事なのだと思う。
名前を憶えていないって…どれだけ長い年月を過ごしてきたのだろうか? 五老星とどちらが年上なのかな?
どっちでもいいだろ!とか言われそう…