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この話、本当は『ウタとの出会い』の話に
追記しようとしてた、すぐ後の場面です。
~ 『ウタとの出会い』 のすぐあとの場面 ~
イオリはウタとルフィを連れて、小舟をつないだ海岸に戻った。そして、小舟に乗っていたのは航海術の実地訓練の為であり、いずれ海に出ようと思っている事を二人に話します。
「すげ~なイオリ!、おめぇ、航海士なのか?」
ちげーよ!なんでお前は私に役をつけようとするのかな?私が航海士になっちゃったらナミが悲しむでしょ?
「航海術を学んでるだけよ。海に出ようとするなら基本でしょ?他にもいろいろ勉強してるの!」
「すごいなぁ。楽器もできて、航海術も持ってるなんて。私は歌だけだもん。」
「十分なんじゃないの?それに必要なら教えてもらえるでしょ?私にはそういう人がいないから自分で学んでるだけよ。」
「ところでイオリは普段、山に住んでるって言ったよね?山の生活ってどんな感じ?」
ウタが興味深々で聞いてきた。まぁ海賊船に乗っている子が山での生活を知るはずもないか。ルフィも興味あるみたいね?身を乗り出している。
「ウタは海の上の生活が長いんでしょ?私は逆に海の上での生活がどんなのかわからないけど、そうねェ…自然と一体になって過ごすのが基本かな?動植物が豊富だから食べる事には困らないわ。私みたいな子供が言うと驚かれるけど。」
山の暮らしを話して聞かせると、二人は目を輝かせていた。好奇心がくすぐられたようだ。もしかしたらウタは曲を思いつくんじゃないかしら?
確かルフィは既にジャングルとかに放り込まれてるんだっけ?でも私の話した山の生活にはすごく興味があるみたい。なんかこう、うずうずしてる感じ?
山賊が嫌いになっていない今のルフィからすれば、山の生活は冒険のように思えるんだろうな。
おや?もしかして…?
今すぐヒグマを討伐したら、ルフィはシャンクスを見損なう事もなく、シャンクスは腕を失う事もないのでは?
ダメか。そうするとルフィがシャンクスの為に何かすることもなくて、麦わら帽子をもらえなくなっちゃうのかな?
いや、ちがうわ!シャンクスはルフィが言う”ロジャー”と同じ言葉を聞いて、ルフィを次の世代と思ったわけでしょ?だからどうにかして麦わら帽子をルフィに託そうとするはずだ。…と思う。
ヒグマ、討伐しちゃう? でもなぁ~…それで何かが変わっちゃうのも怖いのよねェ。
山賊を嫌いになったとしても、ルフィはダダン一家を好きになる訳だし、私が関わる部分ではシャンクスが腕を失ったところで何のデメリットもないのよね?
それに、将来どう転ぶかなんてわからないから、シャンクスの戦闘力が削られるのはむしろメリットなんじゃないの?
いやいや、どう転ぶか分からないならそれがデメリットになる事も考えられる…
シャンクスが腕を失わないならもしかして、ミホークとの(伝説の?)戦いは終わらない?それでシャンクスが死んじゃったりしたらそれこそダメじゃんね?
やっぱやめとこ!
「イオリ、どうかした?」
「あ、ごめんごめん」
しばしトリップしてました。話を続けましょうか。
「それと、店でも言ったけど、二つ年上の男友達が二人いて、彼らと一緒にいろいろやってるわ。二人は将来海賊になりたいんですってよ?」
「海賊になりたい奴が山にもいんのか!会ってみてぇな!」
あんたは一緒に暮らすことになるんだけどね?
「そうね。機会があったら紹介してあげるわ。で、海賊になるには強くならなきゃダメでしょう?だから私が鍛えてあげてるの。あとは主に悪い事ね!」
「悪い事ってなんだ?」
「悪さをする盗賊とか山賊とかをやっつけて…」
「ねぇ、それって…いい事なんじゃないの?賞金稼ぎ的な…」
「身ぐるみ剥いでるけど?」
「えっ!?」
「おめェが山賊じゃねェか!!?」
二人は目を剥いて驚いていた。ルフィの発言はスルーして話を続けることにする。
「あとは、食い逃げとか、スリとか窃盗とか?」
「イオリ…聞いてるとあなた、思いっきり悪者なんだけど…」
呆れ気味にウタがつぶやいた。だから悪い事って言ったじゃないさ!でもそんなにひどい事かしら?シャンクス達とあまり変わらないと思うんだけど?
ピースメインとは言え、
「私はやっつけるだけよ?技術は学んだけどスリも窃盗もしてないわ。」
内緒の事だけど、食い逃げは実際にはしていない。私は”もどき”と言っている。私が一緒に行動している時は、後払いではあるけど料金は、迷惑料も含めてちょっと多めに支払っている。『食い逃げだ!』と言って追ってくれるように頼んではいる。そうしないと二人が怪訝に思ってしまうから。
お金を持っている事を知られたくないわけではないけど、教えない方が良いと思っている。
飲食店側で連絡が十分なされていない事もあり、時には本気で追われる事もあるけれど…。
「二人は船出する為の資金集めもしているの。海賊貯金とか言ってたかな?」
ちなみに現在、その保管場所は私のポケットの中。縮小して収納貝に入れている。一番安全な場所だと思うからだ。
「面白れェなそれ!おれもやりてェ!!」
「ルフィあんた、ガープに怒られるわよ?」
「えっ、じいちゃん!!?」
挙動不審にキョロキョロとあたりを見回すルフィ。
今、居ないって…。名前だけでこの反応は無いんじゃない?
タイトルの再会とはルフィとの再会という意味です。
今回は、あとがきに載せていたような感じのものを
一つの話とさせていただきました。
まえがき、あとがき
の使い方が明らかに違うと思うので
そのうち修正するかもです。