イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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すみません…
口調がグチャグチャです。
そのうちなおすと思います。(たぶん…)

(少し直しました…(^^;)








04-149話:海賊・ルフィVS神・エネル

「エネルに……!!勝てる……!!!」

「………!!」

 

「…いや…」

「えっ!?」

 

「…雷ってだけなら勝てるだろうけど…そう甘くないんじゃないかしら?」

 

 

「何だと言うのだ……貴様…!!!」

「おれはルフィ!!海賊で、ゴム人間だ」

「……ゴム?」

 

 そうか!たぶん空島にゴムは存在しないんだ!

 そういえば原作でウソップが輪ゴムといろいろ交換してたっけ…。

 

「雷なら効かねェ!!!」

 

「だから…!なんであいつは敵にそういうこと、教えちゃうかな?」

 しかもバカ正直に突っ込んでくし…マントラの事、忘れてんじゃないの?

 

 ルフィの攻撃が空をきる。

 

「ゴムゴムの鞭!!! 槍!!」

 

 バン!!!

 

 ルフィが錫杖で殴られ吹き飛んだ。マントラにより動きを読まれているルフィに攻撃は面白いように当たる。ただし単なる打撃だからダメージは無い。

 

「ルフィ!!」

 

「ぐっ!!」

 錫杖で喉を突かれ、壁に押し付けられるルフィ。

 

 あれじゃ息ができないだろうな…

 

「…!!図にのるな」

「…エホ…」

 

「シビレさせるだけが雷ではない…効かんとわかればそれなりの戦い方がある」

「ふん!打撃も効かねェよ!!!」

 ルフィが蹴りを放つが攻撃はまったく当たらない。

 

「っていうかマジで!!誤魔化せないなら、せめてバラすのやめてほしいんだけど?」

 打撃が効かないってわかったら、次は斬撃に切り替えるじゃないさ!!

 

「チキショー……こいつも動きが読めるっていうアレか」

 

「”雷冶金(グローム・パドリング)”!!!」

「ん!?」

 

「棒が…刃物に精錬されてく……!!」

「…ホラ…言わんこっちゃ無い…」

 

「形ある雷と思え!!!」

「わっ」

 

「貴様などと遊んでいるヒマはないのだ!!! ヤハハ弱点はやはり斬撃か!!」

「ああ」

 

「言うな!!!」

 

「ゴムゴムの…ガト… !!!消えた」

 

「ルフィ!!後ろ!!!」

 黄金の中を通ってルフィの背後に移動した事を、アイサがエネルの気配を感じてルフィに教えるべく叫んだ。

 

 槍が背後から突かれるけれど、ルフィは槍を避けて柄を掴んでいた。

 

「熱っち!!!」

「ヤハハ!!電気は効かずとも矛にたまる”電熱”は別か!! ん? !!?」

 

「ゴムゴムの…戦斧!!!!」

 攻撃が見事にヒットした。油断したエネルはそのまま甲板にる叩きつけられた。

 

「おのれ小僧がァ~~っ!!!」

 

「ゴムゴムの…銃乱打!!!」

 銃乱打はエネルに手を掴まれて止まった。

 

「い!!!?」

「手が増えたわけでもあるまい!!!」

 

「!!?」

 そして今度はルフィが甲板に叩きつけられる。

 

「ルフィ!!」

 

「空島観光…悪い時期に来たものだな青海人…私は神だぞ!!!何事も意のままにする!!! 私の思う世界を創るのだ!!!青海からひょっこり現れた訳もわからん小僧に それを邪魔されてなるものか。…どうだ一緒に見物するか!!?この国の果てゆく姿を……!! ヤハハハハ」

「!」

 

「……!!まさか!!」

「MAX2億V!!!放電!!!」

 

 電気が金を通って舟全体に伝わっていく

 

 …ゴウ…ン…

 

 プロペラが回り始める

 

「…見ろ…浮くぞ… 私を”限りない大地”へ導く箱舟……”マクシム”!!!」

 

 ナミの表情からなにやらゴチャゴチャと考えてるのが覗かなくても伝わってくる。

 

「どうしようルフィ!!私達…!!!」

 

 ルフィが麦わら帽子を投げてよこす。

 

「ガタガタ騒ぐな!!」

「だって…!!でもっ!!」

 

「未来の海賊王の仲間がよ…情けねェ顔すんじゃねェ!!!」

 その通りだよ!船が飛んだところで何の問題もないのにさ!ナミはまた忘れてんじゃないの?私の能力(ちから)!!

 

「カイゾク王?そいつはどこの王様なんだ…?」

「世界の偉大な海の王だ!!!」

 

「ご立派だな……決着をつけようじゃあないか…!この空で!!!」

 

「聞いたわよ!!ルフィとここで、決着をつけるのね?」

「!!」

 

 それじゃあ私は見届けるとしますか!

 

 

 

「ヤハハハハハハ!!! ……この箱舟の究極の機能への回路がすでに開き作動している。名を「デスピア」”絶望”という名のこの世の救済者だ!!!」

 

「………何をする気!?」

 

 ボウ…ウン…!!

 

 不気味な音を上げ、煙突から黒い煙のようなものが放出される

 

「!? え…!!!何あれ」

「ヤハハハハハハ!!」

「……」

 

「あれは…恐らく…雷雲ね!!」

「雷雲!!?」

 

「そう、”雷雲”だ。私のエネルギーによって”デスピア”はきわめて激しい気流を含む”雷雲”を排出する!!! やがて雲はエネルギーを増幅させながらスカイピア全土を闇と共に包み込む。それらは私の合図で何十本もの雷となり、この国の全てを破壊する!!! ― 例えば」

 

 エネルが雷雲に手をかざすと一本の稲光がエンジェル島に向かって走った。

 

 エンジェル島の人々がパニックになっているのがわかる。…アイサも気づいたはずだ!!

 

「ヤハハハハハ…」

「今…何を…!!?」

 

「天使達を…少しからかってやったのだ…」

「………!!」

 

「神なら、何でも奪っていいのか!!!」

 

「そうだ”命”も”大地”もな。さァ!!貴様には消えて貰おう!!!宴の準備は始まったのだ!!」

 

 再び、エネルとルフィの戦いが始まる。しかし、マントラを乱さない限りルフィの攻撃は当たらない。

 

「”心綱”がお気に召さん様だな。当然だ…それも私の圧倒的な力の理由!!!」

「あそこがいいっ!! ゴムゴムの…」

 ルフィが壁に向かって拳を繰り出す。

 

「何で船を!!?」

 

「なるほどね…」

「え!!?」

 

「”たこ花火”!!!」

 

「バカめ!!私には当てられんっ!!船でも壊そうというのか!!?無駄だ!!! ん? !!?」

 壁に跳ね返った拳や蹴りがエネルを捕らえた。

 要するに跳弾だからルフィの意思がない攻撃だ。つまりマントラで読む事もできないってワケだ。

 もっとも…

 普通に見てよけりゃいいだけの事なんだけどね?

 

「もう、逃がさねェぞ!!! ゴムゴムの…!!!」

「く…待て…!!!」

 

「バズーカ!!!」

「!!? ……グフッ!!」

 

《い、いかん…!!来るぞ!!逃げ…逃げねば…!!》

 

「ゴムゴムの…」

 

《来るぞ…!!!か…回避を…!!!》

 

「回転弾!!!」 

 エネルが吹き飛ばされて壁に激突する。

 

「やった…」

「!」

 

「…ハァ…ハァ…」

 エネルが立ち上がる。

 

「……!!!バカめ………!!これ…これしき……ゲホ ハァ…ハァ…!! 貴様さえいなくなれば…私の天下なのだ。再び…!!誰もが私に怯え…崇め!!奉る…!!! …私の…世界 貴様などが…この私に敵うものか!!!不可能などありはしない。 我は全能なる神である!!」

 

「…見てろゴム人間……堕つ島の絶望………もう誰にも止められん……っ!!!」

「やめろ!!!」

 

 ドロッ… エネルが壁に熱を加えて溶かす。

 

「え 金の壁を!!」

「”雷冶金”!!!」

 エネルが金を巨大な球体にしてルフィの拳を包み込んだ

 

「!!? ……!! あ…熱ィ~~~っ!!!」

「ルフィ!!!」

 

「ガハ…ハァ!!…ハァ…ヤハハハハハ…」

 

「何を…あァっ……抜けねェ!!!抜け……!!!ん え!!?」

 

「……ハァ…青海のゴム人間…何も無理に私がお前と…勝負する必要などないのだ…」

「…」

 

「なんだとォ!!?」

 

「…イオリ?」

 

「外せェ!!!この野郎!!!」

「またお前に手を出して…噛みつかれてはかなわんからな」

 ガンっと金の球を蹴り飛ばすエネル。

 

「!!?」

 

「このまま別れようじゃあないか この金塊は……貴様の善戦を称え…くれてやる…!!!」

 

「うわっ…!! わ!?」

 

「貴様さえ封じてしまえば…また元通り…私の天下だ!!!私に敵う者などこの世にいなくなる!!!」

 

「この世にだと…!!?」

「!」

 

「……!!そんなもん!!いくらでもいるぞ…!! 下の海には…もっと怪物みてェな奴らがうじゃうじゃいるんだ!!!お前なんか」

 

「口の減らん小僧だ…」

 エネルが欄干で堕ちまいと耐えるルフィを弾く。

 

「!!!」

「堕ちろ、空島と共に…!!」

 

「お前なんか…!!!」

「やだ…ルフィ―っ!!」

 

「うあぁぁ…あ!!?」

 

「!!?」

 船下に蹴り飛ばしたはずの球体が大きな弧を描いて甲板に落下する。ルフィも一緒にだ。

 

「…なんだ、何が起こったのだ?」

 

「イオリ!!なんだ、おまえ居たのか?」

「イオリ!!?」

 

「…なんだ貴様は…どこから現れた?」

 

あ゛?…そんな事はどうでもいいんだよ!!」

「何っ!!?」

 

「決着をつけるんでしょ?あんたがそう言ったから私は黙って見てたんだ!それが何?敵わないと見るや相手を動けないようにして遠くに追いやろうとして…。要するに、あんたはルフィから逃げようとしたのよね?それがあんた決着の付け方って事かしら?それとも、自らの負けを認めるって事なのかな?」

 

「…貴様…口を慎めよ私は…」

 

「あんたは神なんかじゃねェわ!!」

「!!?」

 剃で間合いを詰めて顔面にまわし蹴りを入れる。もちろん武装色は忘れない。

 

 エネルが吹き飛び、壁に激突した。

 

「ガハッ…」

 

「えっ!?」

 ナミが驚いているのが見える。ルフィは…ちょっとムッとしてる感じ?

 

「…き…貴様も…まさか、ゴム人間かっ!!」

 蹴り飛ばされたエネルが驚愕顔で呟く。

 

「そんなわけねェだろっ!!イオリはシュクショウ人間だ!!」

 ルフィが答えた。

 

 でも、どうしてこの子は人の事までバラしちゃうのかな?今回は問題ないから別にいいけど…

 

 エネルは無視してルフィの拘束を解く。何のことは無い。ルフィの腕から先を1/2にして元に戻しただけだ。

 せっかくなので金の球は1/100にしてポケットに入れた。

 

「おぉ、サンキュー、イオリ!!」

「…何をしたのだ? 貴様は…一体?」

 

「だからイオリはシュクショウ人間なんだって!!」

 

「あんたが言い出した事なんだから、ちゃんと決着つけなさいよ!!」

「……」

 

「めんどくさいわねェ!あんたの”心綱(マントラ)”じゃ、私の気配は読めないわ!!さっきルフィが言ったでしょう?下の海にはあんたより強い奴なんてうじゃうじゃ居るってね!私がそのうちの一人って事よ!ルフィだってそう!あんたより”私たち”のほうが強い!!」

 

「……どういうつもりか知らんが…私が本気なってもそう言っていられるかな?」

 

「”雷神(アマル)”っていうのは、自らを雷と化して巨大化する事かしら?」

「!!? な、なんだと!!?」

 

「今、考えたでしょ?私の心綱のほうがあんたより強力みたいでね!あんたの考えてる事は全部筒抜けなのよ!!」

 

「…なるほどな…だからどうした?人間が雷より早く動けるわけはあるまい。読めたところで追いつけなければ意味はなかろう?」

 

 エネルが雷になって移動する。”心綱”が使えるクセにその対策がなってないわね…

 

「!!?」

 エネルの拳をよけてその腕を掴んで一本背負い。武装色を纏っているので自然系だろうが掴むことが出来る。そしてそのまま甲板に叩きつけた。

 

「ぐぉっ!!!」

 

「おい、イオリ!!そいつはおれの相手だぞ!!」

「ごめんなさいね!でもしょうがないじゃん。コイツが攻撃してくんだもん。」

 

「おう、謝ったからゆるす」

 

「……おのれ…許さんぞ!! ”神の裁き”」

「イオリ!!」

 ナミが叫ぶけど心配ない。私は閃光の先端を武装色を纏った手の平で押してその向きを変えた。

 光の柱がそのまま向きを変えて舟の顔に激突した。閃光は顔に吸収されて大量の電気が船内へと流入…

 デスピアが悲鳴を上げ、船内のあちこちで爆発音が聞こえた。

 

「あ~あ、なんか壊れたみたいよ?言っとくけど私のせいじゃないからね?」

「…なんだと言うのだ…貴様…一体…何者だ!!」

 

「だから、イオリはシュクショウ人間だって」

 ルフィ、それもういいから…

 

「青海には、能力者のチカラを無効にする技術が存在するの!それが使える者に、今のあんたは勝てないでしょうね!!それだけの事よ!!」

「私の能力は無効化されるのか…!!ならばデスピアの作り出した雷ならどうだ?貴様にもダメージを与えられるのではないか?」

 

「さあ、どうかしら?試してみればいいんじゃない?もちろん待ってやるつもりはないけどね!!」

「……」

 

《イオリは言ってた…エネルの雷より、私の天候棒の雷のほうが戦闘力が上かも知れないって…。という事は、エネルが言ってることは当たってるんじゃないの?…イオリは涼しい顔してるけど違うの? 何、ハッタリ?… 》

 

「…成程…どうやら貴様も頭が切れる様だな…」

「どうでもいいけどねェ…あんたの相手は私じゃないんだけど?聞いてなかった?」

 

「いい加減にしろ!!」

 ルフィの蹴りがエネルを襲う。”心綱”でわかっていたエネルは難なくよけた。

 

「お前の相手はおれだろうが!!」

 さっきの爆発で、舟から新たな雷雲は生まれていない。

 さて、エネルが攻撃をしかける前に…

 

「月歩!」

 

「!!?」

 

 雷雲の近くに行って、いくつもの”雲貝”を放り投げ念動力で雷雲にくっつける。すぐさま数十個の雲貝に雷雲が吸い尽くされた。私は貝を回収して、甲板に戻った。

 

「はい、雷雲回収完了!!」

 

「……覚悟は出来ているだろうな!!貴様らだけは絶対にゆるさん…この場で、八つ裂きにしてくれる!!」

 

「あんたさァ…私たち1人ずつに敵わなかった奴が、どうやって2人相手にしようっていうのよ?」

 ルフィとナミが頷いてる。

 

「バカじゃねェのか?」

 

「2人ではない。3人だろう?」

「!!?」

 

「”神の裁き”」

 ナミに向けてエネルが攻撃を放つ。

 でも残念!あんたの考えてる事なんて、全部お見通しなのよね!!

 

「えっ!?なんで私ここに…?」

「イオリ?おまえ…今、速くて見えなかったぞ!!」

 

「ちょっと本気を出しただけよ。なにせ相手は雷…速いからね!」

 私とナミはルフィの隣に移動していた。エネルが私の事を驚愕の表情で見つめる。

 

「…ば…バカな…雷より早く動ける人間など…」

 

「…ルフィ、ナミを下に降ろして来ようかと思うんだけど?」

「ああ、それがいいな。イオリ、任せた」

「わかったわ。…で、あんたはどうするの?」

 

「決まってんだろ!あいつをぶっ飛ばす!!」

 

 

 

 

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