イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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05-165話:戦闘力

 3方向から、ルフィ、ゾロ、私で囲む形となった。

 

 原作確認しておいて良かったわぁ~!下手したら、ルフィに壁ごと蹴られてたもの……!

 

「ロビン!!!!やっと見つけたぞ-!!!」

「……!!」

「……!?」

 

「おい!!ルフィ!!!てめェ一体どこに居やがったんだ!!!」

 は~い!その子は建物の間に挟まってました!その後原作通りなら、この建物の壁にも挟まってましたぁ!!

 

「ロビーン!!また会えてよかったぞ-っ!!」

「…ちょっと待って、この状況何!?あっ、イオリもいる!!」

 

「…イオリは…いつからここに!!?」

 ロビンが困惑顔で、私の近くまで来て小さな声で尋ねてきた。

 私も声を抑えて答える事にする。

 

「ロビンがアイスバーグさんと二人になった頃からかな?小さくなってたから気づかなかったでしょ?」

「!!?」

 

「……!?」

「やれやれ……」

 

「麦わら……ハァ…パウリ―………!!!」

 パウリ―は混乱していて、ルッチが呆れ、アイスバーグさんが苦しそうに声をあげる。

 

「…!!?アイスバーグさん!こりゃ一体…何がどうなってるんですか!!?」

「…!!…パウリ―てめェなぜ逃げねェ!!!」

 

…何なんですか…!!!まるでこいつらが……あなたの命を狙った犯人みてェに…!!!お前ら何でそんな格好してんだ…!!!」

「………」

 

「おい!!カリファ!!ブルーノ!!カク!!!ルッチ!!!

「……!!」

 

「冗談やめろよてめェら!!!」

 

「……そうだ!!あいつらお前と一緒にいた船大工だ!!ハトの奴だ!!な!!

「………」

 

「そういや、あの四角っ鼻知ってるぞ」

「…まさか…本当に”暗殺犯”が内部にいたって事!?」

「……!!」

 

「パウリ―…。実はおれ達は政府の諜報部員だ。まァ謝ったら許してくれるよな…? 共に日々……船造りに明け暮れた仲間だおれ達は…突然で信じられねェならアイスバーグの顔でも踏んで見せようか…!!!

 

「……!!!」

「………」

 

「ふざけんな…もう充分だ!!!…さっき聞いた”牛仮面”の声が…お前の声と一致するからな!畜生…!!!…てめェ……!!!ちゃんと喋れんじゃねェかよ!!!バカにしやがって!!!

 

「やめろパウリ―!!!」

 

”パイプ・ヒッチ・ナイブス”!!!

 ナイフの付いたロープが、ルッチめがけて飛んでいく。それを避けた、ルッチが剃でパウリ―の目前まで移動した。

 

「指銃」

「!!!?」

 ルッチの人差し指が第2関節までパウリ―の体に突き刺さる。

 

「まだ懲りないのか…!?パウリ―!!!」」

「おい!!!ロープのやつっ!!!」

「何で…!!!お前ら……!!!」

 パウリ―がひざをつく。

 

「無駄に耐えるな…おれ達は人界を越える技を体得している。長い訓練を重ね人体を武器に匹敵させる武術…」

 

「六式でしょ?それを極めた者は百人力に値するとか言われてるんだっけ?」

 まぁ…楽園側ではそうでしょうね?

 

「なんだ。こいつらがイオリの言ってたやつらか。自慢すんなよ!!六式ならイオリだって使えるぞ!!」

「!!?」

 話の骨を折った為か、ルッチが私を睨んできた。別に恐くはないけどね?

 

「…貴様が?六式を!?…フッ…」

「なんだお前!!ウソじゃねェぞ!!」

 …ルフィ?何であんたがむきになってんの?

 

「何で…お前らが……!!!」

 パウリ―が立ち上がった。

 

「……まァいい、どの道消す命…悲しいが友よ…」

「!!!ルッチ!!貴様ァ!!!」

 パウリ―に攻撃しようとするルッチを見て、アイスバーグさんが怒鳴り声をあげる。

 

「やめろお前ェ!!!」

 そして、ルフィがルッチに蹴りを入れる。

 

「!!?」

 ルッチがルフィの蹴りを受け止めた瞬間、今度は私が剃で移動してパウリ―を連れてルフィの隣に移動した。

 

「「!!?」」

 パウリ―も驚いてるけど、それ以上にCP9の面々が驚いているのが見える。

 

「ゴムゴムの…」

「!…鉄塊」

「銃乱打!!!」

 ルフィの拳がルッチを襲う。全て当たっているけど効いてない…

 

「そうか!!鉄塊…!全然効いてねェな……」

 

「……うっとうしい 

「!!」

 

「指銃」

「ルフィ!!」

 

 - ガシッ!! -

 

「何だと!!?」

「「!!?」」

 ルフィがルッチの腕を掴んで指銃を止めた。それを見てCP9の全員が驚いてる。

 

「お前、こいつ(といってパウリ―を指差す)と一緒に船大工やってたんじゃねェのかよ!!」

「 - さっきまでな…もう違う…」

 ルッチがルフィの手を振り払って距離をとった

 

「本当に裏切り者か!じゃぁいいよ!!とにかくおれはこいつと一緒に!!アイスのおっさんを殺そうとしてる奴等をブチのめそうと約束したんだ!!!」

 

 あらそう。『約束』したんだ…

 

「……」

 

「…なぜお前がパウリ―に味方するんじゃ…」

「……」

「おれもお前らに用があるからだよ!!!おい、ロビン!!なんでお前がこんな奴らと一緒にいるんだ!!!一味から出て行きたきゃちゃんと理由を言え!!!」

「!」

 

「そうよ!!こいつら政府の人間だって言うじゃない!!どうして!!?」

 ロビンが私をチラリと見てからナミたちに向き直った。

 

「……聞きわけが悪いのね。…コックさんと船医さんにお別れは言った筈よ?…伝えてくれなかったの?」

 

「伝えたよ!!だけどおれだって納得できねェ!!何でだ!!?ロビン!!!」

 

「私の願いを叶える為よ!!あなた達と一緒にいたら、決して敵わない願いを!!!」

「!!」

「…」

 

「…それを成し遂げる為ならば…私は、どんな犠牲も厭わない!!!」

 

「 - それで…平気で仲間を暗殺犯に仕立て上げたのか?願いってのは何だ!!」

「話す必要がないわ」

 

「正気の沙汰じゃねェ…その女は……!!」

「!?」

 

「気は確かかニコ・ロビン!!!お前は自分が何をやろうとしているのかわかっているのか!!!」

「あなたにはもう…何も言う権利はないハズよ!黙っていなさい!!」

「ぐあァ!!!」

 ロビンがアイスバーグさんに関節技を決める。

 

「アイスバーグさん!!」

「誰にも邪魔はさせない!!!」

「…」

 

「おいロビン!!何やってんだ!!?お前本気かよ!!!」

「ロビンどうしちゃったんだ!?」

 

「……!!」

「………!!」

「本当にもう…敵なのか!!?ロビ-ン!!!」

 

「イオリ!!ロビンの思考を読んで!!これがロビンの本心だなんて思えない!!!」

「!!?」

 ナミが声を荒げて私に叫ぶ。ロビンが戸惑いの表情を浮かべ、CP9達は驚いた顔を私に向けた。

 恐らくは、私が何かの能力者だと思ったのだろう。

 

「それはダメよ!!私は。仲間(・・)の思考は読まない事に決めてるの!!」

 基本的には…ですけどね?

 

「「!!」」

 

「悪いがそこまでにして貰おう…我々はこれから”重要人物”を探さなきゃならないんだ急いでいる」

「!」

「この屋敷にももう用はないし……君らにももう完全に用がない。カリファあとどれくらいだ」

「……2分よ」

 

「突然だが…あと2分でこの屋敷は炎に包まれる事になっている」

「!!?」

「……」

「何だと!!?」

 

「色々な証拠を消すのに炎は有効な手段だ。…君達も焼け死にたくなければ速やかに屋敷を出る事だ。まァもちろん…それができれば(・・・・)の話だが

 

「 - どうやらおれ達を消す気らしいな。『ニコ・ロビン』も向こうにいたい様だが… ルフィお前ロビンの下船にゃ納得できたのか?」

「……!!」

 

「できるかァ!!!!」

 

 

「一階のいくつかの部屋から直に火の手が上がる…まァ犯人は海賊なんだ……そんな事もあるだろう」

「……お前ら…!!!」

「………」

 

「人の仮面を被って好き放題なんて趣味悪いわね!!」

「元々汚れた仮面に不都合もなかろう」

「……」

 

 ポンッとルフィの肩に手を置き、小さい声でルフィに話しかけた。

 

「ルフィ…あいつらの思考を読んだわ!!」

「!!?」

 

「どこから火の手があがるか、わかったから対処するわよ!!ここは…任せて大丈夫?」

「おう!まかせろ!!」

 めずらしく…本当にめずらしく、ルフィが小さい声で答えてくれた。

 普段から、こうだと嬉しいんだけどな?

 

「貴様…どこに行く気だ?」

 私が部屋から出て行こうとすると、見咎めたルッチが声を掛けてきた。

 

「ちょっとお手洗いに…」

「……」

 

「 - じゃあ、私は先に行くわ」

「ああ、役目は果たした。ご苦労」

「待て!!!ロビン!!!認めねェぞ!!!」

 全員の意識がロビンに向かったところで、私は階下へ移動した。

 

 

「さようなら…」

「ロビン!!」

 

「……行かせるな…!!…ハァ…ニコ・ロビンを……!!」

「またどこへ行くんだよ!!!やっと見つけたのに!!!」

「!」

 ルフィの行く手をブルーノが止める。

 

「どけお前ェ!!!」

「鉄塊」

 ルフィの蹴りが顔面にヒットするも、ダメージを与えられない。ブルーノは笑った。

 

「…!!こいつら全員”六式”使いだっけ…やっかいだな…」

 

「鍛え上げた我らの肉体は”鉄の甲殻”にまで硬度を高められる」

「どけって言ってんだ!!!」

「紙絵」

「うわ!!全然当たらねェ!!あんなデカイのに!!」

「まるで紙みたいにヒラヒラと……!!」

「ロビン!!待て-!!!」

 ロビンはお構いナシに歩を進める。

 

「この…!!!ゴムゴムの…!!」

「?」

「銃弾!!!」

「剃」

「!!!」

 

「銃弾!!!」

「鉄塊!!ぐぅっ!!」

 

「重い拳じゃな。しかも…剃が見切られとる…」

「さっき居なくなった、くれないが、”六式”を使えるというのは本当かも知れないわね…。」

 

「「嵐脚」」

 カクとカリファがルフィに嵐脚を放つ。

 

「ぶ!!!?」

 ルフィは飛ばされて壁に激突する。

 

「お前らふせろ!!!訓練の時のイオリの比じゃねェ!!」

「「!!?」」

「きゃあ」

「わー!!!」

「うあう!!」

 壁が切り裂かれた。ガレキがルフィを埋める。

 

「ルフィ!!」

「…壁が…すごい切れ味…」

 

「…嵐脚も…ご存知のようね…」

「海賊に”六式”使いがいるとは…厄介じゃのう…」

 

「……!!」

「!」

 ゾロがカクに斬りかかる。カクは斬撃をノコギリで止めた。

 

「船で会ったなロロノア」

「お前、船大工じゃなかったんだな!! - じゃあまさかあの時の船の査定」

 

「………!!残念ながら…船の査定はまじめにやった」

「……!!そりゃ残念だ」

 カクとゾロが斬り結ぶ

 

「うがァ!!!」

「ルフィ!!」

 ガレキからルフィが立ち上がる。ロビンは窓を開けた。

 

「行くなロビン!!!まだ話は終ってねェ!!!」

「……いいえ終わりよ。もう二度と会う事はないわ」

「ロビン!!!」

 ゾロがカクのノコギリを斬った。次いでカクに斬りかかる。カクは回転してそれを避けた。

 

「ルフィ!!!早くロビンをとっ捕まえろ!!!」

「うおお!!!」

「………」

 

「ロロノア…余所見するとは余裕だな」

「!」

 

「指銃」

「!!!」

 

「ゾロ!!!」

 

「なんじゃと!!?」

「ぐぅ……すげェ衝撃だ…」

 ゾロがひざを付く。強固な服により指銃は防げたが、衝撃で痺れて動けない。

 

「鉄塊…とは違うようじゃが…」

 

「……!!!」

 ルフィはルッチに捕まっていた。

 

「………行け。ニコ・ロビン」

「…ぐッ……!!!!」

 頭を掴まれながらルッチを殴りまくるが相手は鉄塊でガードしている。

 そのスキにロビンは窓から飛び降りた。

 

「ロビ-ン!!!」

「ルフィが簡単に捕まった…!!」

「……!!」

 

「……くそ…」

「イギギ………!!!」

「……」

 ルッチはルフィを壁に投げつけた。

 

「ルフィ!!ゾロ!!」

 

「……何なの…!?あいつらの強さ…!!!」

「何者なんだてめェら」

「……環境が違う…!!我々『CP9』は物心ついた頃より政府の為に命を使う覚悟と”人体の限界”を超える為の訓練を受けてきた……そして得た力が6つの超人的体技『六式』よく身にしみたハズだ。政府の重要任務を任される我々4人と…たかだか一海賊団のお前達とのケタ違いの戦闘力の差が…!!!六式使いを欠いた時点でお前らに勝つ術はなくなった。もっとも”(くれない)”が居たところで結果は同じだろうがな…」

「……」

 

「 - この一件は、世界的機密事項。お前達ごときが手を触れていいヤマではない!!」

「ルッチ、発火装置の作動の時間よ。私達も急がなくては…」

 

「あァ…ただ、くれないの行動が気になる。火の手が上がるのを確認してから引き上げるとしよう。 - せっかくだ。少し待つ間に面白いものを見せようか…」

「……!!?」

「え……!??」

「!!?」

「うわあああああ!!!」

 

 

 

 

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