「仕切り直しよ!!」
「「え!!?」」
みんなが驚いた顔を揃って私の方に向けた。かまわず話を続ける事にする。
「ルフィが一人で突撃しちゃった以上、最初の作戦通りにはいかないわ!それよりも、早く追いかけないとCP9に辿り着く前にルフィが疲れちゃう可能性が高い!!」
「「…」」
「ここは日が沈まない場所だからわかりづらいけど、今の時間は真夜中よ!そして、私たちが乗り込もうとしてる場所は、エニエス・ロビー!!敵襲なんて、CP9以外は予想すらしてないと思う。」
「
「大丈夫よ!奴らはアクア・ラグナを知っていて、ロケットマンの事は知らないんだから!!予想してたところで、本当に来てるなんて思ってないわ!!」
「…それもそうか…。で、どうするんだ!?」
「脱出の為に、ココロさんとチムニーには海列車で後で来てもらうとして…全員で突撃するわよ!!」
「「!!?」」
「イオリさん!!それじゃぁ、あんたらが疲れちまうんじゃ…」
「基本的には元の作戦通り、あなた達に頑張ってもらうから!!私たちは準備運動も兼ねて、援護させてもらうわ!!それに…。実は大きな戦力を得られそうなのよ!!ねっ?」
「!!?」
私がウソップもとい、そげキングの肩に手を置きながら言った。
チョッパーがキラキラとした目を私とそげキングに向けている。
「『本島前門』を守るのは、”巨人族”『オイモ』と『カーシー』!!そげキングなら、その二人を仲間にできると思うのよね!!」
「「!!?」」
私はそげキングにだけ聞こえるように話しかけた。
「ドリーとブロギーの部下だった奴らよ!この写真(っといって記念撮影した写真を手渡す)を使えば、すぐに仲間になってくれると思うわ!!」
「!!」
「すげェー!!そげキング!!そんな事が出来んのか!?」
「私に任せておきたまえ。彼らとは浅からぬ縁がある!!」
「「本当かよ!?」」
「イオリさんが言うんだ!間違いねェ!!おーし、時間がねェ、全員で突撃するぞ!!!」
「オー!!」
「行くぞ、ソドム!!ゴモラァ!!!」
「バヒヒヒ~~~~~ン!!!」
「鉄柵をよじ登り『正門』をコジ開けろ-っ!!!」
「うおおお~~~~~lっ!!!」
遠くで銃声が聞こえる。
「どうやら、ルフィが見つかったみたいね…」
「おめェケガは?」
「大丈夫だ。私はそげキング」
「イオリさん達は、キングブルに乗って進んでください!!」
「わかったわ!」
「…ねェ、イオリ。」
「ん?」
「あの人、あんたに惚れちゃってるんじゃないの?」
「どうかしら?それより今はやるべきことがあるんだから、そっちに集中しましょう!」
「あ~ぁ…好みじゃないんだ?可哀想なの!」
「あのねェ…」
ナミに言われたくないんだけど?
ガレーラとフランキー一家が海兵を倒しながら進む。
あれ?もしかして覇王色とか使ったほうが早くね?
そして、先頭が『正門』にたどり着く。
「開門だァ~~~~!!”怪力デストロイアーズ”!!!」
「うおおお~~~~~~~~~~~~~~!!!」
「開かせるな-!!死守しろォ!!!」
「ウオオ-!!!」
「どけ、邪魔だァ-っ!!!」
「なだれ込め!!!」
「第一の門『正門』突破だ-っ!!!」
「うォっしゃ~~~~~~~~~~っ!!!」
「うおーっ!!!なんじゃこの穴は-!!!」
「目もくれるな前進しろ-!!!」
「『本島前門』へ走れ-っ!!!」
「滝だ-!!」
- ドスン!!! -
巨大な音を立てて、二人の巨人族が現れた。
「ふァ~~~…まだ寝足りねェなァ…早ェトコおっぱらってまた寝るぞ」
「オイも」
「本当だっ!!!」
「イオリさんの言うとおり、巨人族だっ!!!」
「行くわよ!!そげキング!!」
「ま…待て!!まだ心の準備が!!!」
私はウソップを抱えて月歩で飛び出した。
「おめェらこんなトコに何しに来たかは知らねェが潰れる前に帰った方がええぞ、なァオイモ!!」
「ああカーシー、オイも同感。骨の髄までペチャンコにしちまうぞ!!」
「オイモとカーシー…!名前も合ってるっ!!間違いねェ!!!」
「なんだおめェら…オイたちの事を知ってんのか?」
「知ってるわよ!あなた達、オイモとカーシーでしょ?エルバフ出身の海賊で、100年前に大暴れした、“ 巨人海賊団”の一員よね?」
「なんだおめェ、ちび人間のクセにやけに詳しいじゃねェか。誰に聞いたんだ?」
「お…おれの名前は『そげキング』!!!狙撃の国からやって来た、泣く子も黙るヒーローだ!!お前らの事を誰に聞いたかって?そりゃおめェ、ドリーとブロギー師匠に決まってんじゃねェか!!」
「「!!?」」
「なんだと!?おめェら…お頭達とどういう関係だ!!いつ…どこで会ったってんだ!!」
「お頭達は今インペルダウンに捕まってんだぞ!!」
「そうだぞ!!だからオイ達は50年前からここで門番をしてるんだ!!」
「オイとカーシーが政府の為に100年働けば…この門を100年間守れたら、お頭二人を解放し故郷エルバフへおい達と共に帰らせてやると約束してくれたんだ!!!」
「!!?んなわけあるか-っ!!おれ達はついこの間、リトルガーデンって島で二人に会ってんだ!!100年もの間、決闘を続けていまだ決着は着いちゃいねぇ!!証拠もあるぞ!!ほら、コレを見ろ!!!」
「「!!?」」
「お頭だ!!おめェ達が一緒に写ってるっ!!?」
「え?…そんなバカな…!!?」
「いや、間違いねぇ…!!写ってるのは”あの”島だっ!!」
「…酷いわねェ…あなた達二人は騙されてたのよ!50年間も…」
「「!!!」」
「おれ達が…騙されてたっていう事か…!!?」
「50年もの間……」
「お二人さん?そこで相談なんだけど…。この際だから、ここで気のすむまで暴れて見たらどうかしら?私たち、ここを襲撃しに来たの!!」
私の言葉に、二人は顔を見合わせ頷いた!!
「「その話…乗ったァ!!」」
「お頭の無事を喜ぶ前に……無駄な歳月を過ごした事を悲しむ前に…」
「気の済むまで怒りのままに…!!暴れてくれる!!!」
「すっげー!!!」
キラッキラの目で、そげキングを見つめるたぬきがそこに居た。
「…マジで巨人族2人が味方になった!!?」
「おい、おめェ達早く進め!!すぐそこまで海兵が押し寄せて来てる!!!」
門の前でしばらく止まっていた為に、後ろから海兵たちが来たらしい。
「ん?なんだ?突然雲みたいなものが…」
「”冷気泡”に”熱気泡”で大気の水分を雲にかえる……!!さすがね完成版”天候棒”今までとは速度も大きさも段違い!さァ試させて貰うわよ!雷の威力!!」
「何かする気だあのねーちゃん」
ソドムの近くでナミがなにやらやらかしてる!?…って、おいおい、コラコラ!!!
「”サンダーボルト=テンポ”!!!」
「近すぎよ!!みんな!何かに掴まって!!」
私は叫びながら剃でソドムの下まで移動した!!そして、ソドムを持ち上げ剃で移動!!
次の瞬間!!!
ー バリバリ ドカァァン!!! ー
「!!?」
ナミが作り出した雷雲から無数の雷が降り注ぐ!!!
「ぎゃああああああ!!!」
ナミ自身も雷の攻撃から逃げて、その威力に悲鳴を上げた。
「って無差別か~っ!!」
「いで-!!」
「そげキング-!!!」
「まったく!!イオリがいなかったらみんなにも当たるとこだったじゃない!!」
「ナミ!何でそげキングをぶつんだ-っ!!!」
「いいのよこんな感じで」
「私に当たるな!!君の使い方に問題があるんだろうが!!そもそもウソップ君は、こんな機能つけた覚えはないと言ってるぞ!!!……それにしても……すごい威力だな……だいぶ倒せたぞ」
あっ…ゾロとサンジは振り落とされてたみたい。敵と一緒に黒焦げになってるや…
「てめェナミ!!!何してくれてんだ!!!」
「んナミさんおれは今、君に出会った衝撃を思い出したよ!!」
「謝りなさいよ!そげキング!!」
「お前が謝れ!アホかァ!!!」
「二人共ごめんね!咄嗟だったもんだから…」
「…おめェが謝ることじゃねェだろうが…」
「そうだよイオリちゃん。振り落とされたマリモがバカなんだよ。」
「テメェだって一緒に落ちたろうが!!」
「おれは文句いってねェぞ!!」
「「やんのかおらァ!!」」
「はいはい…。まったく仲がいいわね…今はそれどころじゃないでしょ!?」
「「仲よくねェし!!」」
ハモってるじゃんよ!!
「何なんだあの一味は…あのねーちゃんはせいぜいサポート役かと思えば、十分な戦闘員じゃねェか!!」
「それに…おい、見たか?ソドムを持ち上げて運んだぞ!?」
「人間の力とは思えねェ…」
「 - ところで、先に突っ走ってったあのアホはどこにいるんだ?」
「……」
「イオリ、あんたわかる?」
「気配を探るまでもないわよ。ホラ!」
ー ボカァ…ン!! ー
少し離れた塔で爆発が起こる。
「「絶対あそこだ!!」」
「それじゃぁ……追いかけるか!」
「ぬう…!!!このエニエス・ロビーの本島、海賊風情が騒ぎ立ておって…許さん!!」
「なんか物騒な武器付けてるわね…」
「イオリ、あいつら何?」
うん、知ってる。原作知識だけど…でも情報としては持ってないのよねェ…
「…あんた達、何者?」
「知らないなら知らないって言いなさいよっ!!」
「我々は”法番隊”!!!裁判長パスパビルの名により、この門にて貴様らを裁き討つ!!!」
「だってさ…!」
「…」
「この門の守備をおおせつかった『法番隊』!!未だかつて!!我々の背を見たものはいないっ!!!このライン、誰一人として抜けられんぞォ!!!観念せよ悪党共ォ-!!!」」
「……」
「ちょっと、敵多すぎ!!!」
「そうね、ホントに多すぎね!!出て来て早々悪いけど、邪魔だから、あんた達には寝てもらうわ!!」
「何をバカな…」
ー ドクンッ!! ー
「「!!?」」
ビリリ!!
ブクブク…
ドサ ドサ …
犬も含めて法番隊が次々と気絶した。今のでざっと80名くらいかしら?
「「!!?」」
「何だぁ!!?あいつら突然!!」
「…もしかして、これ…イオリがやったの?」
「まーね!これも…覇気よ!!」
「え!?」
「これが3つ目!『威圧』の覇気…覇王色よ!!」
ちょっと、ドン!って感じで言ってみた!
仲間と敵とが入り混じってる状況だから、普通はこんな簡単には出来ないのよ?エイタがあるからこその覇王色なんだから!!
たぶん一人でも出来ると思うけど、神経使うだろうから
「おいそりゃ、百万人に一人っていうあれか?」
ウソップもとい、そげキングが聞いてきた。あれ…?私、そんな事言ったっけ?
「どうかしら?」
そう言われてるけど、私は違うと思うのよね~
「なるほどな…」
「何よゾロ!?」
「いや…イオリがアラバスタで反乱軍が集まるのをどうやって阻止したのか気になってたからな。それがありァ、容易いだろうと思っただけだ。移動だけでもかなりの体力が必要だったろうからよ?」
「な~んだ、心配してたのは私だけじゃなかったんだ。」
ナミがジト目でゾロを見た。
「べ…別におれは心配なんかしてねェよ!!」
「おれは心配してたんだよ~!!イオリちゃーん!!」
「おい!イオリさん達!!乗ってくれ!!!」
「バヒヒヒ~~~~~ン!!!」
「うおお-っ!!」
「ここへ来た本分を忘れねェでくれ!!あんたらの暴れる場所はここじゃねェ!!!」
法番隊の残りと、海兵たちが押し寄せてきた。
「…キリがないわね…」
「確かに…この数をまともに相手してたら日が暮れる…」
「ロープをつかめ!!今は前へ進むんだ!!!」
「バルルルルン!!」
パウリーのロープを掴み、私たちはブルに乗る。
そげキングはその場に残った。巨人2人と行くみたい。
「衛兵離れろ!!」
「バヒヒヒーン!!」
「ウォーターセブンの”キングブル”だァ-っ!!!」
「うわああ-っ!!!」
「大砲を用意するんだ」
「フランキー一家全員ゴモラにしがみつけ!!!」
「うおおおおお…!!!」
「バルルルル」
「ソドムに続いて突破するぞ!!!」
「んがががが元気あるじゃねえか!!」
「突撃っ突撃っ」
「ニャーニャーニャー」
「死ぬんじゃらいよ-!!!」
ココロさんとチムニーの気配がした。無事に駅までたどり着いたみたいね。
「おい!!法番隊の奴ら、飛び乗って来る気だ!!」
「ウソ!!」
「手綱をとれ」
「?」
パウリ-が手綱をサンジに渡した。
「お前ら……」
「あいつらに会ったら、言っといてくれよ。てめェらクビだと!」
「……必ず」
ゾロが答えると、パウリ-達がブルから飛び降りた。
「頼んだぞ!!ガレーラ!!」