今回で200話目になります!!
どうぞ!!
新しい船の完成を待ち、3日目を迎えた。まだウソップからの連絡は無い…
「”記録”がたまった!!!”記録指針”が次の島を指してる!!」
「んじゃ後は乗る船だな!!楽しみだ!!」
「そうね。驚かせるから完成まで見に来るなって言われてるし…」
「おめェ達…その記録をたどるとどこへ着くか知ってんのかい?」
「いいえ…イオリはわかる?」
「まぁね。指針は少し下を向いてるんじゃない?」
「下?…確かに、斜め下な気がするけど。」
「んががが!!ほんとにおめェは物知りらな…そうら、次の島は海底の楽園”魚人島”らよ!!」
「!!」
「え~~~~~!!?んぎょぎょぎょギョ…ギョ…!!『魚人島』~~~~~!?ついに!!?」
「ええ!?どうしたんだサンジ!!!」
「魚人島か…複雑」
「そうだなァ、お前の村の事があるからな-」
「でもまァ、ありゃ魚人っつても”海賊”だろ?」
「……」
「その通りだ!よくわかってんじゃねェかクソ野郎!!魚人島は”偉大なる航路”の名スポット!!世にも美しい人魚達が海上に弧を描き、魚達と共に戯れる夢の王国!!」
「ウィ-…」
「………」
踊りながら喜んでいたサンジだけど、ココロさんを見てその表情が曇る。どうやらエニエス・ロビーの一件を思い出したらしい。
サンジはその場に崩れ落ちた。
「夢みたっていいじゃねェか!!!海賊だもの!!!」
「いるよ!!ちゃんと若ェのが!!!」
泣きながら床をドンドンと叩くサンジ。それを見てココロさんが大声をあげる。
「 - ただし、”楽園”には簡単に辿り着けるもんじゃらいよ」
「”海底”っていうのが気になるけど…」
「そこはまーいってみりゃわかるよ。その
「?」
- バサッ!! -
ココロさんが新聞をナミの前のテーブルに置いた。
「一面を見な。最近の新聞ら」
「!!?」
「…何コレ…『今月もまた14隻…船が消えた』…?どういう事?イオリは何か知ってる?」
「一応、記事の事はね。昔から月に一度は新聞に載ってるわよ?もっとも一面に載るなんて事はほとんど無いし、気にしてなければ読み飛ばしちゃう程度の大きさだけどね。”
「!?」
「気にしてなければって…イオリはなんで気にしてたの?」
「そりゃ、ルフィが”海賊王”を目指してるからね!!」
「「は…?」」
ナミ、チョッパー、サンジが頭の上に『?』を浮かべてる。
それじゃあ、説明しましょうか。
「”偉大なる航路”を制覇しようとしたら、必ず魚人島を通過するのよ。そして、その前には必ずその”魔の三角地帯”を通過する事になるの。」
最近は、スリラーバークがそこに在るからなんだけど、記事はその前から出てたのよねェ~…
一面に載ったのはスリラーバークが原因だと思う。
「そうら!”楽園”へ到達する為に必ず通る事になる海域ら」
「「…?」」
「その海では毎年、100隻以上の船が消息不明になるんら… - そして後々船から船員だけが消えちまった船が見つかったり…死者をのせて海をさ迷う”ゴースト船”の目撃情報が後を立たない」
「!!!」
「オバケ出んのか-!!?コエ~~!!!」
「生きたガイコツに会えるのか-!!?」
「お前、どんなイメージだそれ?」
「やだ!!絶対遭いたくない!!見たくもないっ!!そんな気味悪い船っ!!その海、何が起きるの!?」
「んがががさァね。その身に何かが起きた奴らはその海から出て来ねェんらから…わからねェ!霧の深い暗い海ら…気をつけな」
「キャアァアァ」
「とにかく遭難の多い危険な海ら。出港前にしっかり準備しておく事ら」
「…」
脅かしてくれるよねェ~…ナミが怖がってるのは良くないわね。
「ロビン!商船や海賊船のなれの果てのゴースト船っていうと、何を思い浮かべる?」
「そおねぇ…!!」
ロビンが私の思惑を理解してくれたようだ。
「そういう船には『宝船』の伝説がつきものよね!」
「”ゴースト船”を探すのよっ!!!」
この先の海を恐れていたナミの表情から恐れが消えて、やる気に変わった。
目がベリーになってるけど…。
私とロビンは顔を見合わせて微笑んだ。航海士が行手を恐れてちゃよくないからね!
「まかせろ-!!!」
「え-!!いやだ-!!」
「…ま、がんばんな…」
脅かしていたココロさんが呆れ顔で言った。
「ただの遭難なら食料も充分積んでくつもりだ。心配ねェ」
「宝船か…刀もあるかな」
宝船じゃないけどあるわよ!しかもワノ国の宝がね!!
「海賊にーちゃん達~!!」
「ニャ~~~」
「麦わら~~~っ!!」
「ん?何か用か?」
キウイとモズが息を切らせながらやって来た。
「フランキーのアニキが…!!!みんなを呼んで来いって…!!!」
「”夢の船”が完成したんだわいな!!!」
「すっごいのできてるよ-っ!!」
「ニャー!」
「「!!?」」
「え-!?もうできたのか!?随分早ェ!!!」
「超一流の船大工が5人で夜通し造ってたんだわいな!!」
「よし!すぐ行こうぜ!!」
「うおお-!!!」
「麦~~~わら~~さ~~~…ん!!!」
「!?」
「麦わらさ~~~~~ん」
「フランキー一家…!!」
「あんた達、どうしたんだわいな?息切らして…!!」
「ハァハァハァ…実は無理聞いて貰おうと…手配書…!!見ましたか!?」
「手配書?」
「あんたら二人…!!とんでもねェ額ついてるぜ!!麦わらさん、イオリさん!!それに他のみんなも追加手配されちまってる!!」
「おれもか!?やった!!」
「…イオリの言った通りね…」
「おれも!!?」
サンジ、ナミ、チョッパーがつぶやく
「話すより…見てくれ!!」
手配書が広げられる。
「あんたら8人、全員の首に賞金が!!!」
新しい手配書は、このようになっていた。
『麦わら』 モンキー・D・ルフィ 懸賞金3億9千万ベリー
『紅参謀』 イオリ 懸賞金3億8千万ベリー
『海賊狩り』 ロロノア・ゾロ 懸賞金1億5千万ベリー
『悪魔の子』 ニコ・ロビン 懸賞金8千万ベリー
4人が更新され、新たに
『狙撃の王様』そげキング 懸賞金3千200万ベリー
『泥棒猫』 ナミ 懸賞金千800万ベリー
『わたあめ大好き』チョッパー(ペット)懸賞金50ベリー
4人が追加された。
…チョッパーをこんな額で賞金首にする必要あるのか世界政府?
しかし…
思った通り、私の手配書の絵は写真に変わっていた。
代わりにサンジが…
「うは-っ!!上がった-!!!」
「あ~あ、とうとう写真になっちゃった…」
「フン」
「ちょ…」
「ゴジュ??」
「…!!」
「誰だ!!?」
「そげキングにもついてるぞ!!」
「……!!」
「ゴジュ」
「…」
サンジとチョッパー、ナミもショックを受けている。
「……ま…まァ心中お察しするというか…色々と言いてェ事はあるだろうがその…
まー待ってくれっおれ達の頼みってのはこっちなんだ。コレ見てくれ」
「フランキー!!!」
見せられたのはフランキーの手配書だった。
『鉄人』 フランキー 懸賞金4千400万ベリー
となっている。
「 - そうなんだ…!!おれ達は何とか免れられたが…アニキはダメだった…」
「大変だわいな!!アニキが賞金首に」
「このW7にいちゃあ、アニキの命が危ねェんだ!!今度捕まったって…おれ達の力じゃもう助けだせねェ!!!きっとアニキはおれ達が心配で島を出ようとしねェからよ…!!そんで…みんなで話し合ったんだ…!!麦わらさん頼む!!!無理矢理でもいい!!!アニキを海へ連れ出してくれ!!!あの人もともと海賊の子なんだよ!!!!」
「…」
「何とか言ってくれ!!麦わらさん!!」
「何とかって…なぁ…?」
「私たちはそのつもりだし、まだ答えは聞いてないけど本人にも言ってあるわよ?。私たちはここで船大工を仲間にしようって言ってたの。フランキーの腕が確かなら仲間にするつもりでいるけど?」
「そいつはありがてぇ!!アニキの腕は確かだぜ!!あの船を見りゃあわかる!!」
私たちは、荷物を持って船に向かうことにした。
「お前ら、ウソップの事はちゃんとハラを括ったな!?これが”筋”ってもんだ…」
「…わかった」
「おい、いつまで落ち込んでんだ。最初からその額すげェぞ!」
「うるせェ!!!何でおれだけ絵なんだよ!!!これのどこがおれだ!?あァ!!?」
「そんなもんだぞお前は…」
「△□X~●※◇*~○」
「…言葉にしろ、わからねェ…」
「今まで私は絵だったけど、逆に便利だったけどな?」
「そうだな。イオリも誰だかわかんねェような絵だったもんな~!!」
「イオリちゃんに言われちゃ返す言葉がねェな…。でもォ…もうすぐ魚人島なのにぃ~~~!!笑われるんだ…おれは世界中のレディーから…」
「イオリが言ってたから、地元の雑誌って言ってたカメラマンが怪しいとは思ってたのよね…かわいく撮れてるからそれはいいけど…。はぁ~…とうとう私も賞金首か…」
「おれだって海賊だぞ!!!ちゃんと男らしく戦ったんだ!!もの申すぞ50ベリー!!」
「まー次頑張れよ!」
「逆にチョッパーは凄いと思うわよ?少額の賞金首の記録じゃない?」
「…なんだよ…イオリまでバカにすんのか!!?」
「バカになんかしてないわよ。のりしろが評価されたんじゃないかしら?賞金首にしておかないとマズイと思われたのよきっと…」
「えっ!?そうなのか?」
「きっとそうよ。イオリの言うとおりだと思うわ!」
ロビンがニコニコしながらチョッパーをなだめた。
「そうか!!よし!!これからもおれガンバル!!」
動物などの賞金首は、低く設定される事が多いらしい。理由としては、動物を捕獲して賞金をゲットしようとする詐欺防止の意味があるらしいけど、チョッパーについてはどうなのかわからない。これはなんとなく…シャレなんじゃないかな?
「急ぐんだわいな!アニキが待ってるわいな」
「忘れ物すんなよ-!!!船とフランキー貰って出港するぞ!」
「もう行っちゃうの-?海賊にーちゃん達」
「サンジが動かねェ」
「放っとけそんなぐるぐる」
「あァア!!?」
「ア-ニキ~~~!!」
「呼んできたわいな~~~!!」
「あれ?…フランキーの気配が無い…。なんで?」
「「えっ!!?」」
「ア~~~ニキ~~~!!!」
「ん?…来たか」
「おお!!でけェのがあるぞ!!」
「あれか-っ!!」
「おーい!!来たぞーフランキー!!!船くれーっ!!!」
「ンマー」
「アイスのおっさん!」
「来たな…あいにくフランキーは外しててな。だが船は出来てる。おれが代わりに見せよう。」
「……」
「この船はすごいぞ。図面を見た時目を丸くした。あらゆる海を超えて行ける。この船なら世界の果ても夢じゃねェ。フランキーからお前への伝言はこうだ麦わら」
「早く見せてくれ-っ!!!」
「おまえがいつか”海賊王”になるんなら!!この”百獣の王”の船に乗れ!!!」
「!!!」
アイスバーグさんが船に掛けられていた布をめくった。
「うお-っ!!!でけ-!!!かっこいい~~~~~!!!」
「色々飛び出しそ~~~~~!!!」
「うおおコレくれるのか-!!?」
「へぇ…メリーの2倍はあるな!」
「おっきな縦帆!!”スループ”!!?」
「キッチン見せろ!!キッチン!!」
「立派な船…!」
「……」
「船首は何のお花かしら?」
「ンマーあれは勿論ライオンだと思うが…」
「中もスゲー!!」
「芝生の甲板だ~~~!!!」
「すべり台~~~!!」
「ガーデニングもできそうね」
「機動力ありそう!あの大きな縦帆!!」
「”ブリガンティンスル”と呼ばれるものだ。”スプール船”は人の想像の赴くままに帆走する船。活かすも殺すも航海士の腕次第だ」
「うん!腕が鳴るわ!!頑張る!!」
「この船には『噴出貝』って珍しい装備も…」
「…」
「イオリは見に行かないの?」
「ん?…ええ…あとで……」
「?」
「イオリちゃーん!!この船も鍵つき冷蔵庫だよ~~~!!食料庫も鍵つきになってる!!大きさも倍以上!!巨大オーブンまである!!フランキーありがとう!この船サイコーだぜ!!」
「なァアイスのおっさん!フランキーどこだ!?礼もいいてェのに!!」
「 - もう、お前らに会う気はねェらしい。」
「「!!?」」
「麦わら、あいつを”船大工”として誘う気なのか?」
「うん!!おれが寝てる間にイオリが誘って、船が完成するまでに答えを聞くって約束してんだ。なぁイオリ!?まぁイオリが誘わなくてもおれが誘ってたけどな!!」
「………」
「?」
何故か浮かない顔をしているイオリに気づき、ナミは首を傾げていた。