イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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20時に予約投稿設定しているのですが、
気づいたんです。

アクセス解析の『昨日/今日』にて、
投稿した日の20時のカウントが一番高いって事に!!
モチベ!すっげ~アガる~!!

よし、がんばんべ!!
ってな訳?で、連日投稿となりました!

どうぞ!








07-208話:『はっちゃん』の正体

「トビウオ…どっか行った」

「明らかに攻撃態勢をとってたがな。」

「何か通信が入ってたみたいよ」

「…」

 

「撤退命令でも出たのでは?理由はわからないけど…」

 

「乗ってみてェなあのトビウオ!!5分も飛ぶのか!!」

「…」

 

「 ― とにかく、これから行く場所に…あのトビウオ達がいるんだな」

 

「普通に考えたら、空からの敵なんて対処するのが大変だろうけど、うちらには全く問題なさそうね?まぁ、数にもよるだろうけど。」

 

「イオリ!!さっきの弾はどうだった?覇気使えてたか?」

「なかなか良かったんじゃない?砲弾を破裂させたんだからね!!もうちょっと頑張れば貫けるようになると思うわよ?そうなれば、1発で複数の砲弾を落とすことも可能になるわ!!」

 

よぉし!コツは掴んだ!!今度あいつらが来たら、おれが撃ち落としてやるぜ!!

 あぁ…なんか、ウソップ一人でも充分な気がしてきたわ。

 落ち込んでるケイミーがなんだか哀れに見える…

 

「はっちん…大丈夫かな…」

「マクロの真の狙いはおめーだぞ!お前こそ気をつけろ!」

 

「あのォ~…みなさん、ちょっといいですか?」

「「ん?」」

 

「非常に言いづらい事なんですけどぉ~…大事なお話があるのです!!」

 

「な…何だよイオリ!!おめェがそんな言い方すんのは…」

「悪い予感しかしないんだけど…」

 

「え~っとですねェ…『はっちん』っていうのは、実はあの(・・)ハチだと思うんですよねェ~…!」

「「…ハイ?」」

 

「…やっぱりね…そうじゃないかと思った!!」

「何が?」

 私の発言にルフィが一人だけついてきてない。

 

「さっきからイオリちゃんがおかしかったのはそういう事か…」

 

「で?イオリは何でそう思うの?」

「さっき、ケイミーの思考を読ませてもらったからね。映像で見えたから間違いないと思う。」

 

「あぁ…!見聞色か…!!」

 

「なあに?」

「あ~前にちょっとな…ナミの故郷は昔”アーロン一味”っていう魚人海賊団に支配されてて、そのハチってタコはその一味の幹部だったんだ!!」

 ロビンが尋ねてウソップが答える。

 

「は~ん…知った敵なのか…」

 と、フランキー…

 

「まぁ当然、おれ様がルフィ達を引き連れて殴り込みをかけ一味は壊滅…!!!」

「お―」

「魚人達は海軍にしょっぴかれたハズなんだが…」

 

「成程、人に…歴史あり…」

 ブルックが紅茶を飲みながら呟いた。

 

何だと!!”はっちん”ていうタコ焼き屋は、アーロンとこのタコッパチの事かぁ!!!そうとわかりゃ、おれ達は助けになんて行かねェぞ!!!…!!でも!!世界一うめェタコ焼きかァ!!」

 

「揺れんな!!食欲と理性の狭間で!!」

 ルフィが迷ってますねぇ。サンジが呆れてる…

 

「アホらしい…」

 と、ゾロ。

 

「もしかしてみんなはっちんとお友達だったの!?」

 

「友達じゃねェよ!!!」

「!!?きゃああああ!!」

 ケイミーがポジティブに聞いたけど、ゾロに怒られた。

 

「ナミちんっ!!」

「ごめんねケイミー…あんたの友達がまさかあいつだとは思わなかったから…」

 

「そんな…じゃあ救出は…手伝って貰えないの…!?」

 

「ところで、なんでイオリは今になって言うわけ?黙ってたら助けてたかもしれないのに…」

 

「どうやったって救出する前に分かっちゃうもの!その場になって今のこの状況になるのがイヤだったのよ!だって、そうなったらケイミーとパッパグが無理に助けに行こうとして捕まるだけじゃない?」

「「…」」

 

「そしたらケイミーちゃんだけは、おれが助けるぞ!!」

「そのケイミーは何で捕まるのよ!!」

 サンジの発言に呆れた顔で言葉を返した。ケイミーを助けたところでなんの解決にもならない。

 

「ハァ…わかったわよイオリ!!…みんな!ハチを救出しましょ!!」

「「えっ!!?」」

 

「ハチは大丈夫!!実は無害な奴だから!!…コーティング職人だっけ?紹介してもらうんでしょ?」

 ナミの英断?に私は肩を竦めてみせた。

 

「確かにその場で分かるより今わかってよかったわ。ムダにケイミー達が危険な目に合わずに済んだんだもんね!!」

「ナミちん!!イオリちんもありがとう!!」

 

「そういうわけでルフィ!!助けに行くわよ」

「おめーがいいんなら仕方ねェ!!タコッパチを助けよう!!」

「目がタコ焼きなんですけど!!?」

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

「着いたぞ!!アレだな!!”トビウオライダーズ”のアジト!!」

「あそこに”はっちん”こと、あのハチ野郎が捕まってるわけだ」

 

「あっと言う間に助けるからね!ケイミーちゃん!!」

「ありがとうサンジちん!気をつけてねみんな…!マクロ一味だけでも私が30回は捕まった程の敵…

 

「捕まりすぎだろお前っ!!」

「食われすぎだし」

 

「…なんか静かだぞ」

「おい…ルフィ…」

「進めーっ!!!」

「…」

 

「ここは島でもねェな。海にムリヤリ建てた居住区か…」

「わざわざなぜ、こんなトコに住んでんだ?」

 

 その建造物?は上から見るとCの字型に足場が組まれていた。相手を誘い込んで攻撃する為の造りだね。

 入り口を包囲して逃げられないようにするんだろう。まぁどうでもいい事だけど…

 

「はっちーん!おーい!!はっちん無事なの~~~!?」

「出て来いマクロ~~~!!ハチを返せ~~~!!」

 

「あのオリの中…誰かいるわよ?」

「あれ?はっちんかな?」

「しめたぞ!ケイミー!敵は丁度誰もいねェ!きっとおやつの時間だ!」

「…本気で言ってんのかお前ら…!コレ…誰が見ても“罠”丸出しじゃねェかよ!!全員その辺に隠れておれ達を狙ってるに決まってんだろ!」

 

「はっ!!!…スッゴイ裏読み」

「…そ…そんな悪い事思いつかなかった…」

「だから捕まるんだよお前ら!!!」

 

「ニュッ!おれはここだケイミー!無事だから心配するな!!」

 

「キャ~~!はっちん真っ黒け!どうしたの!? コゲたの~~!?」

「ニュ~~!? いやあコレはちょっと…おれの都合だ。それよりコレ罠だから早く引き返せ!おれは強いの知ってるだろ!?大丈夫だ、行ってくれ!」

 

「…イオリの言うとおりバレバレだな…。気付かず助けるなんて無理だ。」

「ホントね…まぁ、あれで分からないと思ってるところが無害って証拠なんだけどね…」

 

「とりあえず、確定させてみる?」

 といってサンジに用意しておいた質問を投げかけてもらう

 

「おい!!アーロンは元気かァ!?」

 

「ニュ~~!?あァ!アーロンさん!?あの人もチュウもクロオビもみんな海軍に捕まったままよ!おれ一人で脱獄してきて今、昔からの夢だったタコ焼き屋やってんだけど…」

「「…」」

 はい、確定しました!!

 

「しまったー!!!」

「「おめェか、やっぱりー!」」

 

「…確かに無害だなありゃあ…」

 ゾロがニヤけながら言う。事情を知っていれば、コントにしか見えないやりとりだよなコレ。

 ルフィは大笑いしてるし…

 

「安心しろよタコッパチ!!ナミの了解は得てる!!助けてやるからタコ焼き食わせろ!!」

「ニュー!!麦わらァ!!お前って奴はァ~!!!恩にきるぞォ~!!!」

 

「ゾロ!!タコッパチの檻とロープ斬れ!!!」

「おう!!!」

 

麦わらァ気をつけろよ~~~!!!もうお前ら罠の中だ!!!トビオウライダーズが海中から囲ってるぞ!!!」

「言われなくてもわかってるわよ!!」

 

「海からでも空からでもかかって来い!!暴れてやるぞ~!!野郎共!!!戦闘だァ~~~!!!

「「うおおお~!!!」」

 

 

 結構な数の気配が海中に感じる事が出来る。ただし、サニー号の近くには20個ほどの気配しか感じない。トビウオとライダーがセットだから、10匹って事かな?

 

「サンジ!トビウオは爆弾を落としてくるから対処よろしく!!チョッパーは帆を畳んで!!」

「了解」

「おう!」

 

「さァ来い!!トビウオ!!」

 

「ウソップ!10匹、下から来るわよ!!3匹くらいは落としなさいよ?」

「おう!まかせとけって!!」

 

「出て来た!!!」

 ドドドォ―ン!!

 

「!!?」

 

「おぉっ!!!」

 

「当たった―!!見たかコンニャロ!ご愁傷さんっ!!!」

「ウソップすげー!!」

 

 ウソップは初撃で言った通りの3匹落とした。

 普通、頂点で狙い討つもんなんだけど?

 海面から飛び出た直後って…

 

 チョッパーの言うように確かにすげー!!

 ウソップあんた、既に見聞色使えてんじゃねぇの?

 

「やるな!ウソップ!!どりゃどりゃ、活きがいいのはどれだ?」

 あ、ルフィは原作通りやる気なんだね?そうすると、チョッパーとブルックが飛び込まないように注意しておかないと!!

 

 そんな事を考えてる間にルフィが手をのばす…

 

「ん?」

 

「つーっかま~~~えたっ!!」

「え!?」

 

「うわ!!爆弾!!投げ込まれた!!」

 

「イオリちゃんの言ってた通りだ!!おれにまかせろ!!」

 

 サンジが月歩で飛んで回し蹴りで爆弾を蹴り飛ばす。爆弾は船から20mほど離れた空中で爆発した。

 

「わかってりゃこんなもんなんでもねェ!!」

 

「今ルフィ、アレに飛び乗ったぞ!?」

「ほっとけ」

 とサンジが言ってるそばからトビウオが海に潜った

 

「ルフィ~~~!!!」

「ルフィさーん!!?」

 飛び込もうとした二人を念動力で甲板に押し戻し、私が海に飛び込んだ。

 

「!!?」

「え!?イオリちゃん!!?」

 

 ルフィをつかまえて、水中を月歩で移動…

 

 ザパァーッ!!

 

「ちょっと!!え!?どうなってんの!!?」

 

「ふぅ…」

 甲板に降り立って、ルフィをおろす。ちなみに私が濡れているのはルフィを抱えた部分だけ。

 

「てめェ戦闘中に何やってんだァ!!!」

「ぶばー…すびばでんでしだァ…ゲホ…」

 サンジに怒られてルフィが泣いて謝ってる。

 

「ねぇ、ちょっと!!イオリは能力者なのにどうして?

「ちょっと試してみたのよ!念動力で空気を身にまとって海に潜れるかな?ってね!」

 

「もう!!失敗したらどうする気よ!?助けなきゃ成らない人数が増えるだけじゃない!!」

「いや、別に…私は溺れないんだけど?」

「はぁ?」

 

 サンジにウインクすると、何を勘違いしたのかメロリン状態になってる。ってコラ!

 私が海楼石の腕輪してるって事を知ってるから合図しただけだっての!!

 

「てめェらも気をつけろよ!!!」

 

「イオリさん感謝です!!ルフィさんと一緒に溺れるところでした!ヨホホホ!!」

「おれもだ!!たすかった!!」

 フランキーに注意されてブルックとチョッパーが礼を言ってるけど、ルフィを助けようとしてくれてのことなんだから、気にしなくていいわよ?

 

 

 

 

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