イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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07-209話:鉄仮面のデュバル

「ちくしょう!もう囮は意味がねェ!!ハチを人質にして奴らを脅すんだ!!」

 マクロ一味がハチの檻に向かう。が…

 

 ― ガシャン!!ドボン!! ―

 

「!!?」

 

ニュ~~~!!檻と縄から解放された~~~~~!!ありがとうロロノア~おめーいい奴だな~~~!!!」

 

「船長命令だバーカ」

ンげ!!!ハチが解放された!!!」

 

「はっちん!!」

「ハチ~~~!!」

 船の上ではケイミーとパッパグが喜んでる。ここなら狙われる心配も無いし、安心だよね?

 

「お前ら今回はおれが動けねェのをいい事に、好き放題殴ってくれたな!!!」

 

「アウアウ!!おれはまだ殴り足りねェぞハチ…魚人空手でとどめをさしてやる!!!」

「全く運の悪い奴め!!モハモハハハまだそれだけ減らず口が叩けたばっかりに、これからもっとヒドい目に遭うんだ」

「さァ来い!!お前を斬る為に新開発した”金魚剣術”この海は血に染まるぜ」

 

「タコ焼きパ~~~ンチ!!!」

 普通のパンチだよね?まぁ右手3本あるけども…

 

「今日は見逃してやら~~~!!!」

 と言いながらマクロ一味は飛んでった。こうしてみると、ハチって強いのね?

 そもそも私たちと比べるのが間違ってるのか?

 

 

 マクロ一味をやっつけたハチはサニー号の甲板へ…

 

「うえーん!よかったはっちん!!」

 

「ニュ~~~悪かったなケイミーパッパグ、おれが助けに来たつもりが」

「気にすんじゃねェよハチ~~~!!」

 お前は何もしてないでしょうが!!

 パッパグって…なんかウソップに似てる気がする…

 

 

 原作ではケイミー達がアジト側に居たから、攻撃されそうになってゾロが助けてたけど、ここではそんな心配はない。

 ゾロはそのままアジトの足場へと上がり、攻撃してくるトビウオを斬り落としている。

 

 船上ではウソップも順調にトビウオを撃ち落としてる。大砲にくらべてパチンコは機動性が高いから、もう既に20匹近く落としたんじゃないかな?

 

『”ゼロファイト”誰かやらねェか?医療費100万出そう』

「のったぜヘッド!!おれが行く!!!どけどけどけ~~~エ!!!」

 

「なんかでっけー奴が来たぞ!!金棒振り回してる!! ― さっきの通信何だ!?医療費とか言ってたけど…」

「あいつハンドル持ってねェ!!まさか”体当たりってこっちゃねェだろうな」

 

「”ゼロファイト”って聞こえたからそうなんじゃない?」

 

「あの速度と巨体で突っ込まれちゃ船がもたん…!ルフィ、お前魚の方いけよ」

「おお!よしきた」

 いやいや…フランキーが聞いたら怒るわよ?トビウオの体当たり程度でダメージ受けないって!!

 心配なら私が甲板に武装硬化すれば、ダメージは全部あいつに返るんだから!!って聞いてないか…

 

「思い知れこの速度で落下する巨体の破壊力は”隕石”にも匹敵する」

 

「匹敵しねェって!」

 とてもじゃないが、あれがガープの投げる砲弾と同じ威力があるとは思えんわ!!

 

「やっぱり曲がる気ねェぞ!!!」

 ウソップが騒いでるけど…

 

「問題無いわよ。もうちょっと仲間の事を信じなさい!!」

 ちなみに仲間というのにはサニー号も入ってる。

 

「破壊力が増すのは飛んでるお前も同じだ!!」

「ほっ」

 甲板から飛んだ二人…

 サンジがライダーの顔面に蹴りを入れ、ルフィがゴムゴムの風船でトビウオの速度を殺す。

 

「おお!!!うりゃ!!!」

 ルフィはそのままトビウオを掴んで甲板にスープレックス。

 その瞬間に、私はトビウオがぶつかる辺りに武装硬化を施した。船への衝撃は少ない方がいいからね?

 

 ― ドスゥ…ン!! ―

 

 トビウオは気絶した。

 

「カッチョイ~~~!!!二人共!!」

 

「今日の夜メシだ!!」

 

「近くで見るとおおきいわね」

 

「 ― やっぱり、一筋縄じゃいかねェな、この一味」

 

「気がつきゃ結構な数飛んでるぞ!!一体何匹倒せば終わりなんだ!?」

乗りて~~~~~!!くそ~!!さっきのでおれが諦めたと思うなよ!!」

「諦めなさいよ!!イオリだって次はもー助けてくれないからね!?」

 

「何て事ですか…私!!”麦わらの一味”における初陣!!お役に立たねば男の名折れ!!!」

「おう、どうしたブルック」

 

「あのトビウオ、何騎減らせます事やら…不弁ながらもこの手並の程…ご覧頂きます!!とうー!!!

 タンッ!!と飛んだブルック。月歩でもないのに甲板から見張り台よりも上まで飛んでいる。

 

「うお!!」

「すげージャンプ力」

 

「何だ!?あのガイコツマスク!!」

「一突きにしてやる」

 

「”眠り歌・フラン”!!!」

 ブルックが空中でバイオリンを奏でる。ブルックに向かっていた3人が眠った。乗ってるトビウオも…

 

「ね…寝た」

「あんたたちもか!!」

 ナミが怒ってるけど、チョッパーとルフィは…まぁしょうがないわよね…

 

「ヨホホホ音楽は力です

 ブルックが海上を走り、落ちてくる3人に向かっていく。そして…

 

「失礼!!!」

「どわー寝てたァ!!!」

 斬り捨てた

 

「あの野郎!今の何だ!!?何か汚ェトリック使いやがったな”!?」

「ヨホホ!トリックじゃありません”音楽(ミュージック)”!!!」

 

「やるなブルックの奴っ!!楽しくなってきた!!おれも行くぞっ!!」

「あっ!!ちょっとルフィまたあんた!!」

 ルフィが手を伸ばして、またトビウオに飛び乗る。あー、これからあのシーンかしら…?

 

 どりゃどりゃ…

 

 私はルフィの行動を見れるように左目を閉じて(エイタによる)観察を開始した。

 

「よーし捕まえた!!お前潜ったら許さねェからな!!おい…?」

「ぐー」

 

!?寝てるー!!!おい、お前!!起きろ~~~!!ぎゃぁー

 

「うわ!!あの野郎ヘッドの部屋に!!」

「!!!」

 

「…!!…う、いてて…ん?」

「……」

「……あ!!?」

 

 ガチャ…

 

 その男がルフィを見た後、鉄仮面をかぶる。

 

「……見たな」

 

「あ~~~~~!!!お前っ!!!」

「…おれを…知ってるよな…!?」

 

 

 ~ ~ ~ ~ ~

 

 

 ブルックは飛んで奏でて斬り捨てる。という事を繰り返していた。

 

「どわァ」

 

「ハァ、ハァ…ぬお…!!ヨホ!!!

 ブルックにとっては水面を走るにも、かなりの体力を必要とするらしく、海面から足場に飛び乗った。

 

ドゥハ-!!もう限界~~~!!!足ツリそうですツる筋肉ないんですけどー!!」

 

「ブルックはりきってんな…!トビウオだいぶ落としたろう?」

「ハァ…ハァ~!!お役に立たねば…!! ― でもちょっと休憩をば…」

 原作ではダメージが抜けきっていなかったゾロは、ブルックと一緒に休憩している場面。でも身代わりは私がやったので、ゾロのダメージは既に回復している。もちろん私も回復してるけどね!!

 

「しかし、まだまだ飛んでやがるな…いったい何匹いるんだ?」

 休んでいるブルックめがけて飛び込んできた一匹を斬り落として、ゾロが呟く。すると放送が…

 

『一騎で行くな。編隊(へんたい)を組め!!』

「え?」

 その放送にフランキーが反応する。

 

編隊(へんたい)飛行で攻めろ!!!』

「え?」

「…」

 

「女か!!もったいねェが皆殺しの命令!!」

 

「来た!!」

「殺せるかしら?いらっしゃい!!」

 チョッパーはマストの上に、ロビンは見張り台の上に居る。ナミは後方の屋根の上に見える。

 トビウオが3匹と2匹…組になってやって来る。

 

 スカ! スカ!! スカ!!!

 

「ぬ?」

「お!?」

「何!?」

 

 3匹が連なってナミに襲いかかり、3連続でこん棒の空振り音が響く。

 

 敵だから別にどうでもいい事だけど、連なった3匹が同じ動きするって…

 編隊組んでる意味なくね?

 

「何だァ!!!?」

残念!”ミラージュテンポ”!!前方の雷雲に注意してね!!」

 

「ぎゃあああああ!!!」

 

二本樹(トス・マーノ)”クラッチ”

ぶへ!!!

 2匹が雷雲に突っ込み感電…急旋回して雷雲を避けた1匹はロビンによって仕留められた。

 そしてもう2匹の組は…

 

「刻蹄『菱形』!!!」

 チョッパーによって仕留められた!!

 

 

編隊(へんたい)をくずすな!!』

「え?」

 

「あーもー!いちいち反応すな!!変態(ヘンタイ)じゃないからっ!!

「あ、それでフランキーは反応してたのか…」

 私の発言を聞いて理解したウソップが呆れてる…

 

「うわ!!何だあいつ!!?銃が効かねェ!!!」

 

「ストロングハンマー!!」

「どわぁ!!」

 

すっごーい!!みんな本当に強いね!!パッパグ!!

「ここまでやる奴らだとは…ハチを助けたら一目散に逃げるつもりだったのにな」

 

「しかし、だいぶ減ったな…」

 フランキーとウソップが飛んでいるトビウオの数を見て呟く。確かにもう20匹も居ないんじゃないかしら?

 多い時は100くらい飛んでたのにね…

 

「わざわざあいつらの罠の中に入ってやったのにね。これじゃ訓練にもなりゃしない!!」

「訓練っておめェ…確かに修練場の特訓に比べりゃなんてことねェけどよ…」

 ほんと、シャボンディ前に、ウソップが武装色を使えるようになるなんてね!!おだてたのが良かったのかな?まあ本心だけど

 

 あ、ルフィが出て来た…

 

「うわあっ!!!」

 銛を連射する銃?でルフィが追い立てられる。

 

「危ねェ危ねェ」

「ルフィ」

 

「逃げろ!!でっけェの来るぞ!!」

「ヴォオオオ!!!」

「でっけーの!?鉄仮面か!?」

 

「仮面のやつと!!牛!!」

「牛!?」

 

「ヴおぉおおぉお!!」

「”モトバロ”の声だ」

「「ヘッドだ!!」」

 

 牛?に乗った鉄仮面の男がルフィを追って建物を壊しながら現れた

 

「バタバタと叩き落とされやがって!!!」

 

「何だよ!何か出て来たぞー!!」

 

「蚊やハエじゃねェんだぞ!!!”トビウオライダーズ!”!!!」

「自分ち踏み潰して現れた…!!!」

 

「…!!もう、このアジトはいらねェんだ!!麦わらの一味さえ殺せりゃあな!!!」

 

 

 

 

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