イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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07-212話:”ヤルキマン・マングローブ”

「うんんん~~~~~めェ~~~!!!」

「ね!?はっちんのタコ焼きは世界一でしょ!?」

 

 サニー号の横にハチの屋台舟を横付けして、私たちはタコ焼きをご馳走になってます。

 

「止まらねェ!とめられねェ、なんてうめェタコ焼きだ!!!!」

「確かにうめェ…どうなってんだ、このソースの味の深み…」

 ルフィはもの凄い勢いでタコ焼きをクチに放り込んでいる。その横でサンジはちょっと悔しそう…。確かに、空島に行く前に食べた、サンジのタコ焼きよりもおいしいもの。

 でもあれだ…!!このソースの味、たぶん…いえ、きっと!!基本(ベース)は『お○ふくソース』だわ!!

 これは、是非ともユナに知らせてあげないと!!

 

「屋台舟っつーのがこれまたオツだしな」

 とウソップが言い、

 

「ハフホフホフオフ!!」

 チョッパーは、しゃべる暇もなく食べる食べる!

 

「私、タコ焼きなんて文化に初めて触れます。美味しい~~~ですね~~~!!!」

 ブルックも感激してるけど、タコ焼きってこの世界じゃどの海の文化なんだろう?ブルックが知らないって事は、西の海ではないみたいね…。

 サンジが知っているのはコックだからって可能性もある。ルフィが昔から知ってる事から東の海なのかな?

 ま、…どーでもいっか!!

 

「こっちがダシ入り、こっちがモチ入りね!」

 ケイミーが配膳。パッパグがソース担当。ハチも張り切って焼いている。

 ちなみに私はナミの隣で皿に盛られたタコ焼きを一緒に食べてます。

 

「ニュ~~!!どんだけ食っても今日はタダだぞっ!!おめェらがおれ達を助けてくれたお礼だからな!! ― で…どうだ?…あの…ナミは…?その…味は…」

 ハチがナミの反応を気にして声をかける。すると、ルフィとサンジの動きがピタっと止まった。

 

「……」

「…!!!」

 

「…これで何かが許されるってわけじゃないわよねェ…」

「…」

 

 サンジとルフィはビクビクしながら答えを待つ。

 

「いやっ!勿論そんな…!そういう意味で言ったんじゃねェよ!?味はどんなかなーって!ホントに!!」

 慌てるハチに、ナミはクスッと笑い、

 

「すっごくおいしい!!」

 と返した。

 

「ニュ~~~~~そうか?そうか?」

 ナミの言葉に安心したのか、ハチは涙を浮かべ、ルフィ達もほっと胸をなでおろした。

 

「よ~~し!おめェら!どんどんいけ、どんどん食ってくれ!」

「おう、どんどん焼け!食い尽くしてやる!」

 

「おい人魚!コッチも追加だ!!」

「は~い!ただいま~~~~~!!」

 サニー号にいるフランキーからタコ焼き追加の注文が入り、ケイミーが応える。

 

「?…何よ、じっと見て…」

「ん、いいえ。ナミはいい女だなァ~って思っただけよ!!」

 

「な、何よそれ?…やめてよもう…!人が聞いたら誤解するじゃない!!」

「…」

 なに赤くなってんだか…

 

 サンジはこのソースがどうも気になるようで、ハチからレシピを聞き出そうと躍起に成ってる。

 なんでも昔の伝説のタコ焼き屋が使ってた秘伝の…と言いかけたところに邪魔が入った。

 

「オ~~~イイ!おめェらァ~~~!若旦那~~~!!!」

 

「…誰だ?」

「さっきの人たちの声じゃない?」

 サニー号船上ではフランキー、ゾロ、ロビンがタコ焼きをつまみに一杯やっていた。

 酒を飲んでるのはゾロだけかしら?フランキーはコーラ飲んでるみたいだし…

 

「待て待て~~っ!!あいさつナシってそりゃないぜーーっ!!!ハンサム…!!あっ!間違えた!!!デュバルだぜーっ!!!」

 

 ― ドキューン!!! ―

 

 現れたのは、一応イケメン?っぽくなったデュバル。サンジのイケメン象ってこんな感じなん?

 少なくとも、私の好みではないわね。

 一般的に見ても、そうイケメンではないような気がするけども?

 

「え―!?アレ…あいつか!?」

 顔の変化に驚きながらも、『んめェんめェ』とタコ焼きをひたすら食べ続けるのはさすがルフィ。

 

「…骨格変えてやったんだ、もう何も言われる筋合いはねェだろうよ!」

 サンジが応える。

 

「いや~~!黒足の若旦那!!ボッコボコに顔面蹴られたあの後、意識を取り戻しておれ達も~~びっくり!!こ~んなハンサムにして貰っっちまって!もう自分でウットリ!コレ、女子が放っとかねェべよ!!人生バラ色ぬらっ!!みたいな!!アハハハ!」

 

 デュバルはモトバロにまたがり(水上もOKらしい)、子分達はトビウオに乗って回りに付いてきていた。ご機嫌のデュバルは、ちょっと引き気味のルフィ達に気付いていない。

 

「すぐにでもまたのんびり田舎に帰りてェとこなんだが、恩人達に恩も返さず帰った日にゃあ、寝覚めが悪ィってんでね!!!この海域は初めてだろ!?何かおれらでお役に立つ事があれば何なりと申し付けて欲しいん…だ!!!」

「慣れてねェならウインクすんなよ…」

 サンジが冷めた顔でタコ焼きをほお張りながら言う。

 

「不満がねェならそれで結構。頼みがあるとすりゃ、もう二度とおれ達の前に現れるな!!って、聞いてんのかよ!!!

 

 しかし、デュバルは鏡に映った自分を見るのに忙しく、サンジの話なんか聞いちゃいねェ!!「いっそ白馬に乗りたい」とか言ってるし…

 

「そうかそうか…え?ハンサム?

「言ってねェだろ、そんな事一言も!!!」

 

 ふとクチを拭いてるナミが目に入ったデュバル…

 

「あ…」

「ん?」

 

「照れくさいが受け取ったぜ、お前の投げKISS!

してない!!タコ焼きのたれ拭いてただけよ!どんな前向きな幻覚見てんの、あんた!!!」

 とナミは必死に否定…

 

 私は無視を決め込んでいる。こういう輩は相手をするとつけあがるだけだからね?

 

「ああ…鏡よ鏡、この世で一番ハンサムな男はおれ?」

「一択クイズ!?」

 

「ハンサムはわかったが、元がバカだからどうしようもねェな。」

 とウソップが言うも、

 

「!!? …嫉妬?」

 とデュバルに返され

 

「違うわ!!!」

 ウソップもデュバルにキレた。

 

「やめろウソップ!!なんか性格的に敵わねェ!!!」

 そのウソップをルフィが止める。

 

「ほんじゃ若旦那達!これおれの電伝虫の番号なんで、いつでも呼んでくれ。必ずあんたらのお役に立つぜ!!!」

 と引きつったウィンクをして番号を書いた紙を二本の指に挟んでサンジとルフィの前に差し出す。

 ひたすらタコ焼きを食べ、無言の二人。

 

「ホント迷惑かけたな!!!とんだトバッちりでごめんな!!!行くぜ!“人生バラ色ライダーズ”!!」

「イエス、ハンサム!!!」

「早く行け…」

 

「……」

 え~っと…あいつらの今後の役割って確か…

 

 ①ケイミーさらわれる → サンジが連絡 → 探す。

  これって見聞色が使える私が居たら必要なくね?

 

 ②オークション会場から脱出?の際の道案内。

  何の手助けにもならないし、いらないよね?

 

 ③一味が飛ばされた後の船の番

  くまがいるし、私はどこへ飛ばされても戻ってこれる。

  もしもくまがいないなら、サニー号は小さくしてシャッキーさんとこに保管しといてもらえばいいんじゃね?

 

 ってあれ…?

 もう田舎に帰ってもらっていい気がする。鍛えてやっても使えなさそうだし…

 まぁいいや…私は関わらんトコ…

 

 と言う事で放っておくことにする。

 

 

「ぶはー!ごちそうさまー!!食った食った、おれしやわせ!!」

 風船のように体を膨らませたルフィが幸せそうに甲板のうえでひっくり返る!

 

 ブルックは自分の顔マーク入り(?)の水筒から、これまた自分のマーク入りのカップにお茶を注ぎながら、

 

「いやァ…よい午後でした、マスター。初めてのタコ焼き、私も大満足です。ちょっと失礼…」

 と、オナラとゲップを同時発射!だが…

 

「汚い!!!何もかも!!!」

 ナミに思いっきり怒られて沈んだ…

 

「ニュ~~!疲れた…。よく食うなァ~~~!さすが麦わらの一味、腕があと6本欲しかった…」

 一方、タコ焼きを焼いていたハチとパッパグも倒れこんでいた。一人ケイミーがごしごし鉄板を磨いてる。

 

「うふふっ、お疲れ様、はっちん、みんな満足だって!」

「ニュ~…そうか、じゃあ…おれも満足だ」

 

「んまかった―…」

「も―食えね―」

 ルフィ、ウソップ、チョッパーは甲板上でお腹が大きくて動けない状態…

 

「おい、タコ助にヒトデにケイミーちゅァ~~ん、一休みなら甲板へ上がれ、茶はこっちでもてなそう!」

「ニュ!?そうか?」

 

 そしてサニー号でみんなでティータイーム

 

 ルフィはまだ消化出来ないらしく、チョッパーの診察中。

 ゾロはすでに眠たそうだし。

 ブルックはいまだ、ナミに怒られ蹴られてる。

 

 しかし、海軍本部が近くにあるっていうのにこの緊張感の無さ。

 ちょっと前までナミも言ってたことなのにね?

 

「ニュー…うめー茶だ…」

「進路はこれで合ってるよ。行き先は“シャボンディ諸島”ね!」

 

「そこに行かなきゃ“魚人島”へは行けねェのか?」

「おれ達魚人や人魚なら潜ってすぐに行けるけどな!おめェらは人間だからそのまま潜ると水圧で死んじまう。」

「確かに潜水艦でも限界だった…」

 

 この話の流れだと色々説明してくれそうな気がする。知ってるけど説明めんどいし…。説明したいヤツもいるみたいだから任せようかな?

 

 そんな事を考えてると、パッパグが欄干に乗って話し出した

 

「よーし注目!!おめェら何も知らねェみてェだから、この辺の海の事一通り教えといてやろう…。誰がだって?おれだよー!!!まず!!“新世界”へ抜けるルートは実は2本ある!! ― だが、お前らみてェな無法者にとっては1本に限られる!!」

「何で」

 

「なぜならば!!1本は世界政府にお願いの上、“赤い土の大陸”の頂にある町『聖地マリージョア』を横切るという手段だからだ。海賊に通行の許可なんか出るわきゃねェ!!」

 

「“赤い土の大陸”を歩いて渡るのか?じゃあ船はどうするんだ?」

 チョッパーがパッパグに問いかける。

 

「船は一旦乗り捨てて向こうの海で似た船を購入するんだ。」

「船を乗り捨てる~!!?」

 フランキーが全身を怒りで震わせている。そりゃそうだろうな…

 もっとも、新世界からこっちに戻って来た時に使えばいい話…。恐らく貴族連中はそうしてるんだろう。

 仮に、私たちがそのルートを通るなら、サニーを小さくして持っていけばいいんだけどね?まぁ、通してくれないだろうけど…

 

「金もかかるし、申請に時間もかかるが安全だから普通はそうするんだ。だがしかし!!お前らの使う航路は船もそのまま、“魚人島”経由の『海底ルート』!!!

「 ― でも、『海底ルート』は危険も多いよ!」

 と、ケイミーが話を引き継ぐ。

 

「あれ?ケイミーケイミー?バトンタッチしてないぞ」

「海獣や海王類に船ごと食べられちゃう人達もたくさんいるから。」

「え!?」

 

「おれ…”魚人島”やっぱ行きたくねェ…」

「おれも」

 チョッパーとウソップはお茶をすすりながら言ってるけど、行くしか無いんだから諦めなさい!!

 

 周りを見るとサンジはハートマークの煙を吐きながらケイミーをうっとり見つめたまま…。ゾロは熟睡中…

 

「…ちょっと待って、ケイミー、今…“船ごと”って言った?」

「そうだよ!?あれ?イオリちんにコーティング職人紹介するって約束したけど、ナミちんは知らないの?」

 ケイミーに言われ、ナミが説明しろという目を向けてきた。仕方がないので説明を引き継ぐ事にする。

 

「”赤い土の大陸”には唯一穴が空いてる場所があって、海賊連中は新世界と行き来する為にそこを通るのよ。穴は海底深くに存在して、船にコーティングを施してその穴を目指すのよ。そして、その穴にあるのが“魚人島”!!」

 

「ちょうど聖地マリージョアの真下あたりだ。潜って潜って1万mの海底にある!いいトコだぞ!」

 ハチが補足する。

 

「…確か空島が上空一万じゃなかったか?」

 起きてきたゾロがあくびをしながらつぶやいた

 

「おい、イオリ!!コーティングってなんなんだ!?」

 フランキーはまだサニー号で海底に行くことがよくわからないみたい。

 

「島を見ればわかるわよ。」

 

「これから行く島?で船に”シャボン”のコーティングをするんだよ!!」

「シャボン?」

「ホラ前を見ろ着いたぞ」

 ケイミーとパッパグがフランキーの問に応える。

 

 島を見て…

 

「お」

「あ?」

「わっ…きれい」

「何だアレ」

「なんか飛んでるな」

「なんとまー!!」

「あわ?」

「おー!!」

「幻想的」

 ルフィ、フランキー、ナミ、ウソップ、サンジ、ブルック、ゾロ、チョッパー、ロビン。全員が顔を輝かせた!

 

「あれがシャボンディ諸島だ!!!」

「…シャ…シャボン玉か!!?」

 

 その島?はシャボン玉のようなものがフワフワと浮き、高い木の上にもシャボンが浮いている。

 その高い木は縞模様になっていてそれぞれに数字が刻まれている。

 

「どうなってんだ!?あれは!下から上にフワフワと…次から次へ…島からシャボン玉が発生してんのか!?」

「誰が飛ばしてんだ?」

 ウソップとルフィが浮いてるシャボン玉を見て疑問を投げかける。

 

「島から発生してるの!」

「してるのったっておめー」

「…何で?」

 ケイミーが応えるも、ルフィとウソップはまだ納得出来ない。

 

 すると何かに気付いたロビンがケイミーに問いかける。

 

「…あ、ちょっといいかしら。話を割ってごめんなさい。」

「?」

「“記録指針”は大丈夫?」

 

「あ、そっか、今指針は“魚人島”を指してるけど、この島で記録が書き換えられちゃう事はない!?」

 ナミはログポースを見て言った。

 

「ニュ!!それは心配ねェぞ。シャボンディ諸島は“樹”の集まりで磁力はないからな。」

「ありゃ島じゃねェのか!?」

 

「マングローブっていう樹を知ってるか?」

「海の干満で根っこが水上に出たり引っ込んだりするやつか?」

 

「ここの場合、根っこは海上に出っ放しだけどな!!シャボンディ諸島は世界一巨大なマングローブ、“ヤルキマン・マングローブ”という樹の集まり。」

「やる気満々グローブ~~!?やる気ありそうだなー!!おれもあるぞー!!!」

 ルフィが楽しげに声をあげる。

 

「樹は全部で79本。その一本一本に町や施設があって ― それを79の島から成る“シャボンディ諸島”と呼ぶ。“新世界”へ行こうとする航海者達が集う島だ。正面44番GR(グローブ)は民間の入り口だから、ちょっと奥に船を着けよう。」

「近づくとでっけー根っこだなー」

 

「樹もまたでっけーな~!シマシマだ!!アメみてェ!!!」

「じゃ、ここに船を着けよう。―ここは『41番GR』みんな番号を忘れるなよ!!島と島は必ず橋で繋がってるから、番号を覚えとけば迷子にはならねェ。」

「それでも迷うヤツいるよな」

「いる」

 ウソップとチョッパーが二人してゾロを見る。

 

「見んなこっちを!!」

 ゾロが怒ってるけど、怒れる立場じゃないだろうに…

 

 島からは泡がモコッとせり出し、それが浮かびながら大きくなって空へ向かって飛んでいく。

 

「うわー!地面からシャボン玉が出て来た!!」

「どういうしくみ?」

 

「乗れた!!」

「わーいいなー!!」

 ルフィがシャボン玉の上に飛び乗ったのを見て、チョッパーがうらやましがってるけど、自分だってやりたきゃ、やってみりゃいいんじゃん?しかもあなた、月歩出来るんだから落ちる心配もないんだし…

 

「このヤルキマン・マングローブの根っこから特殊な天然樹脂が分泌されてるんだ。」

 バッパグが説明してくれるとロビンは足元を触り…

 

「…やだ、ベタベタするわ…」

 とそのベタついた手をウソップのパンツに擦り付けた…

 

「つけんな!!」

 とウソップ。

 

「樹の根っこが呼吸する時にその樹脂が空気で膨らんで空へ飛んでく。」

 

「成程、じゃあこの風景が自然のものなのか、すげーな」

 感心するウソップ。

 その間にルフィは一度乗ったシャボン玉から次のシャボン玉に乗り移り、それを繰り返して遥か高いところまで上っていった。

 チョッパーがうらやましそうに見上げている。

 

「おい、遊園地が見えるぞ、行こう!!観覧車乗ろう!!」

 シャボンの上からルフィが叫ぶ

 

「遊園地~~~!?」

 

「シャボンディパークだよ!いいなあ、観覧車…私あれに乗るのが夢なんだ」

 

「夢?…なんで乗らねェんだ?」

「バカいえ!ダメだぞ、ケイミー!!」

 ケイミーの言葉にチョッパーが不思議がっていると、パッパグがケイミーを注意した。

 

「…う~んわかってるよぉ」

 しゅんとするケイミー…。

 

「おれも乗りてェけどダメなのかな…?」

 

「ハチ!イオリがケイミーにコーティング職人を紹介してもらうって約束したんだけど、知り合いでも居るの?そもそもコーティングってなに?」

「ニュ~…!!知り合いに職人が居るぞ!!コーティングっていうのは船を樹脂で包む事だ。簡単に言うと、それで船は海中を航海できるようになる。」

「「えェ!?ホントに!?」」

 

「 ― それがおめェら人間が魚人島へ行きつく為の唯一の手段だ…!!だけど腕のねェ職人に当たっちまうと、船も人間も海中で大破してお終いになる。おれが一人だけ信頼できる職人を知ってるから…そこへ連れてく。」

 

 後ろでは上空からルフィが落下…!

 その話を聞いてブルックは、タコさんはいい人だ…あ、いいタコだ…と。

 ハチがさらに言葉を続ける。

 

「そのかわり一つだけ約束を守って欲しいんだ。」

「……」

「おう、何だ?」

 ルフィあんた、いつの間に戻ってきたの?

 

「町に入ると『世界貴族』が歩いてることがある。」

「誰だそれ」

 

「聖地マリージョアの住人達よ」

「ふーんそいつがどうした」

 

「たとえ町でどんな事が起きようとも、『世界貴族』にゃたてつかねェと約束しろ!!!たとえ目の前で人が殺されたとしても見て見ぬフリをするんだ!!!

「「!!?」」

 

 

 

 

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