どうぞ!!
我に返った全員が、本来の自分たちがすべき行動を再開する。
白ひげ海賊団は撤退を急ぎ、海兵たちは彼らを捕えようと動くも、白ひげがその邪魔をする。
私は、いまだ項垂れる、サカズキさんとボルサリーノさんに海楼石の手錠をはめて、高速移動でクザンさんにも手錠をかけた。
「「「!!?」」」
そして3人まとめて小さくしてからセンゴクさんのところへと持って移動。
- バカな!!? -
センゴクさん達、海軍幹部は驚愕していた。
あまりのスピードに海兵達のほとんどは気づいていない。
気づいていたなら、確実に士気に影響しただろう。
「驚いたね…。黄猿よりも速いんじゃないかい?」
「…」
ガープは冷や汗を流していた。
ロックス
「あの娘は……まだまだ強くなりそうだね!末恐ろしいよ…」
そう言う、おつるの額にも冷や汗が流れていた。
「ここに置いて行くわね?手錠のカギはこの箱の中に入ってるわ!私たちが
「くれない!貴様…!!なぜ、3人をここに置く!?」
「下にそのまま居いておいたら危ないでしょう?」
いくら海賊たちが撤退しているとはいえ、無防備に項垂れてたら、殺られちゃうかも知れないじゃん?
「なっ…!!?」
「「「!!?」」」
「私の目的はエースを救い出すこと!!それ以上は望んでないの。さらに言わせてもらえば、その為に無駄に血を流したいとも思わない。3大将の力は私たちがここから脱出するには邪魔になる。だから封じた。けれど命まで奪いたいとは思わない。知ってるでしょ?私たちはピースメインだからね!!!」
「何を甘い事を…」
「そうかしら?エースを救えなかったらもしかして…私は、あんたら全員殺してた…かもよ?」
「「「!!?」」」
「親の罪を子に引き継ぐのは間違ってる!!ロジャーの息子だからエースを殺すというのなら…次は、容赦しない!!」
「「「…」」」
「あ~、それと…はい、これ!!」
「…今度は…何だ?」
「マゼランと約束したの。ほとんど一方的にだけど、これをあなたに渡しておくってね!!」
「「「?」」」
「この牢屋もこの箱と同じ頃に大きくするからね。一応、海楼石の手錠で捕縛してあるけど、元の場所に収監しなおしなさいよ?まぁ、3大将もいるから大丈夫でしょ?」
「一体、何を言っとるんだ?」
センゴクさんが小さい牢屋を覗き込む…
「…こっ…こいつらは…!!?」
さて…おいでなすった!
「ゼハハハハ!!久しいな!死に目に会えそうで良かったぜオヤジィ!」
「ティーチ…」
全身傷だらけの白ひげが処刑台を見上げる。その視線の先に目をやり、海兵達も気づいたようだ。
「処刑台の上に誰かいるぞ!!」
「貴様ら!!インペルダウンに何しに行った!!一体どうやてここに!!?」
センゴクさんの問いにはラフィットが答えていた。
結局、黒ひげはインペルダウンで戦力を得ることは出来なかったらしい…
人数が増えていないのは海軍にとって喜ばしい事だろう。
「エース隊長ぉ…死んでなかったのかぁ!?スゲェな麦わら!助けちまうとはなぁ!!しかし、白ひげ海賊団は腰抜けの集まりじゃねぇか!!まあしょせん過去の遺物かぁ!!」
「!ティーチィ!取り消せぇその言葉!!」
「エース!!」
「ゴミ山の大将共々おめでたいヤツらだぜテメエらは!ゼハハハハ!」
「『白ひげ』はこの時代を作った大海賊だ!」
「このアホたれがぁ!!」
― ガンッ…!! ―
「う…イオリ?」
「おめェは、さっきあんな目にあったばかりでまた繰り返す気か!?」
このバカ!学習能力あんのかオメェ!!
「わ…悪い…けど、あの野郎オヤジを…」
「白ひげはそんな事、いちいち気にする男じゃないでしょうが!!」
「!!?」
「こんなガキみたいなヤツにいつまでも構ってるじゃないわよ!!」
「ガキだと!てめェ!?い、いや、今はてめェなんざどうでもいいんだ!!」
「ティー…チィ…」
「ゼハハハハ!オヤジ!!今トドメを刺してやるぜ!」
「この戦争の責任…オメェを始末してケジメをつける!!」
「死にかけの体でよく吠えるぜ!
「なっなんだ!?黒ひげから黒いナニカがっ!?」
船の上で海賊達が騒ぎ出す。黒ひげは笑いながらその視線を受け止めた。
そしてその時、白ひげは
「……!」
白ひげがグラグラの実の振動パンチを繰り出そうと構える。
「おれの前では『悪魔の実』の力は全て無力になるのさぁ!おとなしくくたばりやがれぇ!
「むぅ…振動を?」
「ゼハハハハ!もう地震は起こせねぇぞ!」
「そうかい…だいたい分かった。じゃあ、とっとと消えうせろティーチ!!」
「!?なにを言って…」
「フン!!」
白ひげが振り下ろした薙刀が黒ひげの肩をえぐる
「!?ぎゃあああ!!?痛ぇ!ちくしょおお!何だおめぇ!!なんで復活してやがる!!?」
「…オヤジ!!?」
「オヤジが復活した!?」
「胸のキズ…いや全てのキズが消えてる!!」
「やっちまえオヤジ!!」
「ここで『やる事』ってのはこの事かよい!!」
「ガベッ!?(ちょっまてなんだこの腕力は?…てっ手を離せ首が)」
「…過信…慢心…軽率…全てがお前の弱点だ。」
「オイやべろぉ!オヤヂィおれは息子だど本気で殺す気…」
白ひげがティーチを地面に押しつけ振動の力を使って一撃を放つ!
「ぎゃあああ!?何が…一体なんだってんだぁ!?」
「白ひげのダメージと体力は完全回復してるのよ!今のあんたに勝ち目はないわ!悪いけど、これ以上、力をつけさせてやるつもりもないんでね!!!」
「ハア!?(くれない…なんで無関係のコイツがそんな事を…ってヤベェ殺される!!そうだ!仲間に…)早くおれを助けろぉっ!!!(早く助けやがれ役立たずかよ!くそったれが!)」
「!船長を助けるぞ!」
「(と、とにかく一刻も早く逃げ…)」
「ぬぅぅぅぅん!!」
「「「ぐわっ!!?」」」
「くそっ!(白ひげの振動パンチが仲間をふっ飛ばしやがった!)」
「ウルフ!ちょっとこっち来て!!」
「わかったつった!!」
「(なっなんだ?くれないのところにガキが走ってきやがる!?)」
「イオリ姉ちゃん?」
「あいつら通せんぼしといて!!『解除!!』」
「とおせんぼするった!!」
「なんだぁ?ガキがデカくなった…っアレはまさか巨大戦艦…サンファン・ウルフだと!!?(なんでアイツがくれないに…まさか…レベル6の奴らがあんな状態だったのは…!!?)」
「白ひげ!私にもちょこっとそいつの相手させてくれる?」
「…ちょっとだけな!」
「すぐ済むわ!」
「!!?」
イオリが、黒ひげの肩に触れる。そして耳元で囁いた。
「残念ね。グラグラの実は、あなたのモノにはならないわ!」
「!?バッ…バカな!?なんでソレを…!!?」
「はい、もういいわよ!!」
「「「!!?」」」
白ひげ海賊団の見聞色を持つ者達がその変化を感じ取った。
「どうなってんだよい。ティーチの奴の気配が…」
”ひとり”になった!!?
「!!テメェ、何を、いったいなにをしやがった!!?」
何のことはない。ヤツを
これでヤツの体もゆっくり眠れるようになるんじゃないかしら?
実際に眠れる状況に居られるかどうかは知らんけど…
仮想空間では、トットムジカが楽しそうに遊んでいる。逃げ惑う黒ひげ
残念だけど、そこから出る事は不可能よ?
たとえトットムジカを倒せたとしても、私が許可を出さない限り…ね?
黒ひげたちは成すすべもなく、やられて悲鳴を上げている。それはそうだろう。誰一人として、戦闘に有用な能力は持っていないのだから…。
彼らは単なる普通(?)の大きな男でしかない。
多少力に覚えはあったとしても、複数人なら無敵でも、ひとりずつになってしまえばモブとたいして変わらない。
トットムジカの第二楽章形態でもオーバーキルの状態だ。
精神体が死ぬ事は、そのまま個人の死につながる。肉体が生き続ける事は可能でも植物人間と変わらない。しかも意識を取り戻す事はない。元の世界であればそれでも延命措置はできるだろうけど、この世界では肉体も衰弱して行き、死に至る。
まぁね、そもそも
目の前に残る男が恐らく本体だと思う。もしかしたら、たまたま表に出ていた時にそれ以外が引き離されたのかも知れないが…
しかしコイツ…。努力している形跡がないわね。仮想空間に真面目そうなのが一人いるけど、あの子が努力して強くなったのかな?もしかしてあの子が本人?
だとすると、目の前の男は、欲…かしら?
しかし、ベガバンクの猫といい、目の前のコイツといい…
確か、七武海もそんな感じじゃなかったっけ?
異形というのが何なのか?
臓器が複数あるのかな?とも思っていました。
心臓は1つでも大丈夫でしょうけど、脳はねぇ…
脳が1つだとしたら、マグロのように半分ずつ機能するとかですかね?
どうでもいっか。
この話では、多重人格ではなく、
中に複数人分の魂が居るという解釈で書いています。
その魂の出どころまでは考えていません。
もしかしてジーベック居たかも?