「「「!!??」」」
「てめェ!ふざけんな!!さっさと元に戻しやがれ!!!白ひげをぶっ殺してグラグラの実の力を手に入れようとした計画を台無しにしやがって!!」
「あ~…それは残念だったわね?」
しかしまぁ…ホントにこいつはガキじゃんね?
聞いてる周りの連中は、ティーチが何を言っているのかわからないでしょうね?
ただ、ティーチの計画が失敗に終わったという事は、誰の目にも明らかになったようだ。
「ホホホ…どうやら私は見誤っていた様ですねぇ…!!『黒ひげ』マーシャル・D・ティーチ…。この男が世界に覇を唱える!そう思っていた時期が私にもありました。が、失望しましたよ。」
「ラ、ラフィット…!!?」
黒ひげが、驚いたように仲間の一人に目を向ける。
「あなたの計画は完全に失敗のようですね?しかもこれから挽回出来そうにない…。見限らせていただきましょう!!」
「それじゃ、おめぇはおれんとこにでも来るか?『奇術師』ラフィット。確か、航海士だったよなぁ?」
「『雨のシリュウ』ですか。あなたは…”彼女”に? いいですね。お世話になるとしましょうか!!」
「!!??ラ、ラフィット…冗談だろ…なんで…?」
バージェスが呆然としながら呟く
「さて、お前らはどうする?ま、別に船長と『運命』を共にしたいってんなら構わねぇが…そこまで付き合う義理はあるのかねぇ?」
シリュウが黒ひげ一味に向かって言った。
「くっくそっ…てッてめェ!ぶち殺してやる!!
黒ひげの能力で私の体が引き寄せられる。シリュウは微動だにしない。
「白ひげ!コイツ…ヤっちゃっていい?」
「手を出されちまったんなら仕方ねぇな!好きにしろ!!」
「りょーかい!!」
「
ティーチはさらに引っ張りこんで私の胸ぐらをつかんだ!
私は知らず、口元に笑みを浮かべていた。
「「!!?」」
「ゼハハハハ!捕まえたぜぇくれない!! もう能力は発動できねぇだろぉ! 油断しやがってバカが!テメェさえ殺しゃあ、ラフィットも正気に戻るだろうぜ!」
「確かに能力は発動しないけど?ところで、私の
しかも闇水は海楼石と違って能力を封じるだけみたいだし…
そもそも枷は着けたままだから、どのみち意味はないけどね?
「ぐげ!?」
私は黒ひげの手首をかえすと体を入れ替え投げ飛ばした。パージェスが口をあんぐり開けて驚いてる。
「そんなバカな!あの華奢な体で船長を…!!?」
「バ、バカな…この力、赤髪以上だってのか!? ありえねぇ!? いや、これは何かの冗談だ!このおれが負けるワケがねぇ!!」
「なるほどな。そちらのシリュウという方はお前についたのか。これもまた巡り会わせ・ならば私もそれに殉じよう。」
「!? オ、オーガー!?まさか…お前まで!!?」
「我輩はこの者から強い
「運命とは突如としてその身に降りかかる…ゲフッ…ならばおれは甘んじてそれを受け入れよう。ここで船長と別れるのもまた運命!ゴフッ ああ…」
「オーガー!?ドク!?お前らまで船長を!?」
航海士に続き、狙撃手、船医まで手に入れた。あとはコックがそろえばとりあえずOKかな?
そのうち船大工と操舵手は見つかるだろう。
ああ、そう言えばパージェスが操舵手だっけ?
「…バ、バージェス!お前は!お前は残ってくれるよなぁ!?なあ!頼むよぉ!」
「せ、船長…」
「じゃあここで死ぬのは2名だな?…おい、くれない!黒ひげ以外はおれが殺るぞ?一人しかいねぇが…」
「なァ~んだ!『チャンピオン』って名乗ってたから野望でも持ってるかと思ったのに…」
「!!そ、そうだ!おれは自分の野望があったんだ!おれは世界一の格闘家にならなきゃならねェ!!殺されるワケにはいかねぇんだ!!おれも、アンタに乗り換えるぜ!!」
「バ、バージェスぅ!?…こ、これは…そうだ!夢だ!そうに決まってる!このおれが!世界を取るこのおれがぁ!!」
黒ひげが空を見上げて吠えている。なんとも虚しい感じよねぇ…
「己の野心の為に、私たちの義兄を巻き込んだのがあんたの運の尽きね。海賊同士の戦いだけならば兎も角、エースを手土産や餌という『道具』として扱った罪はキッチリ償ってもらいましょうかね!!」
― ドン ―
この瞬間だけは枷も外してヤりました!!
ゾワァ!!!!
「むぉっ!!?…こりゃァ…とんでもねぇ覇気だな…!!」
黒ひげだけに向けたはずなのに、私の後方にいた白ひげがうめく。
あれ?
エースとルフィが随分と離れてるのはどうしてだろうね?
なんか顔が青くなって見えるのは気のせいだろうか?
他のやつらも驚いてるみたいだけど?
ああ…でも、驚いてるのは私に対してじゃなかったか…
彼らが驚いていたのは…
「!!?? ヒイィィィィ!!!」
圧倒的な殺気を受けて、悲鳴をあげる黒ひげ、ティーチ…
ありゃあ~…黒ひげの髪と髭が真っ白に!!?
黒じゃなくて白になっちゃったじゃんよ?
ティーチは膝を付き、髪の毛・まつ毛まで真っ白にして白目を剥いて虚空を見上げていた…。
その口からは泡も…
「……哀れすぎて殺す気も失せちまった…もう失せろ、ティーチ。」
心の底から同情した白ひげがつぶやく。
とりあえず後ろ手に海楼石の手錠をはめてセンゴクさんの所へと蹴飛ばした。念動力があるからコントーロールも完璧だ。
さて、目的は全て果たせたし…
「帰るとしますかね!」
まぁまだ、シャボンディには帰れないけどね。
「まっ、待てい!くれない!!」
センゴクさんが叫んでるけど?
この状況でまだ、私らに何か用でもあんのかねぇ?
「およしよ。せっかく帰ってくれるっていうんだ。帰ってもらおうじゃないか!!」
センゴクさんの側に来ていたおつるさんが言う。
「そいつがこの戦争の元凶よ!!自分の野心の為に海軍をも利用した!!あんたらはそいつの力を利用するつもりだったんだろうけど、逆に利用されたってわけ!!」
「ぐ!ぬ…」
もっとも、七武海の称号は結局役にたたなかったみたいだけどね?
「さっき渡したでしょ?世界政府・海軍にとって最悪の事態は避けられたはず!主犯も捕縛できた!!今回はそれで満足して頂戴!!!」
おつるさんがセンゴクさんの肩をポンポンと叩く…
これにて終了…だね!!
「さて、今度こそ、帰りましょうかね!!」
とりあえず、モービーディック号に白ひげを連れて行く…
船に乗ったところでエースが言った。
「イオリ。おまえが居なかったら、おれはルフィやみんなに顔向け出来ねぇところだった。おれを…、みんなを救ってくれて…ありがとう!」
「私よりも、ルフィやみんなに感謝しなさいよ?あの時、ルフィに言った事!もう一度、ちゃんとみんなに伝えなさい!!」
「お…おう…」
エースが顔を真っ赤にするのを見て、ルフィが笑う。
そんな中…
「ぐっ…」
白ひげが片膝をつく。
「「オヤジ!?」」
「元々死にかけの体で無茶したからな…分かってた事だ。エースはもちろん他の家族にも犠牲が出なかったのが…何よりの幸せだ。もう何ヶ月も持たねぇが…おれは満足している!!」
「
シチュエーション的にはDBと同じよね。悟空の心臓病も仙豆で治す事は出来なかった。
「いや、十分すぎる助けだった。エースを、みんなを救ってくれたオメェに…最大級の敬意を表してぇ…ありがとよ。」
「エースの
「グラララ…なんならおめェらもおれの子になるか?」
「…なんか、別の思惑が透けて見えるけど?」
「ちっ…バレたか。」
「…」
「用事を済ませたら見舞いに行くから!それまでちゃんと養生してなさいよ?」
そして、私たち兄弟はジンベイと一緒に船を降り、白ひげ達の船団がマリンフォードから離れていくのを見送った。
「で…乗ってくのか?『くれない屋』…」
「「うわっ!!びっくりした!!」」
エースとルフィがビックリして飛び上がる。
頼んどいたんだよね…映像が切れたらマリンフォードに向かってくれって…
「悪いわね。私たちがどこに行くのか、海軍に知られたくないのよ。ローの船は潜水艦だからね」
「…おめェには返しきれねェ借りがある。気にするな!!」
「なんだイオリ!こいつとも知り合いだったのか?」
「まぁね…ちょっと船に乗せてってお願いしたら乗せてくれるって!」
「なんだ、おめぇいいヤツだな」
「…」
「ほんじゃ、とりあえず潜って頂戴!!行き先はそれから伝えるわ!」
白ひげ海賊団に続き、私たちもマリンフォードを後にする…
結局、シャンクスは来なかった。
ルフィを避けた…という事では無いと思いたいけど…どうなんでしょうね?
カイドウと戦った後は宴でもしてるんだろうか?
「( ああ!ルフィを追わなければ…)そこの海兵共!船を用意せぬか!『麦わらのルフィ』を追う!!」
ニューカマー組は原作通りにハンコックの乗った軍艦に潜入し、軍艦はローの潜水艦を追う…
マリンフォードにやって来た軍艦にはバギー一味?(脱走した多くの囚人)が乗り込みハンコックの乗った軍艦を追うようにして、マリンフォードを後にした。その船にはクロコダイル組とシリュウ達も乗っている。
「ドレーク船長!」
「海軍をこうも手玉にとるとは…。しかし…おれはヤツを知っている気がしてならん…」
Xドレークが虚空を見つめる。
「…四皇の勢力図が変わるかも知れねぇ…麦わらの一味…もはやルーキーとは言えねぇかもな…」
カポネ・『ギャング』・べッジが吐き捨てる。
「まさか副船長があれほどとはな…あの一味は間違いなくこれからの台風の目となろう…」
ウルージ僧正が悟った様な表情になった。
「まったくトンデモねェな…でも、アイツとなら楽しくやってけそうな気がすんなぁ!」
スクラッチメン・アプーが踊りながらも未来を決めた。
「あんなバケモンがいやがったなんて…くそっ…なめやがって!」
ジュエリー・ボニーがなぜか嬉しそうに叫ぶ。
「…白ひげの死亡確率…?…どういう事だ?」
バジル・ホーキンスが何かに気づいた。
「けっ!とんでもねぇ隠し玉がいやがったもんだぜ!だがテメェ等に簡単に前を走らせねぇぞ!覚悟しやがれ!!」
ユースタス・『キャプテン』・キッドが宣戦布告する。
こうして、頂上戦争は幕を降ろした…
幸か不幸か、海賊たちはイオリがマリンフォードで
イオリが3大将を封じた所は見ていたので、それぞれの発言になったようです。