イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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約2年間編 ? …開始。
語呂悪っ!! ちょっと考えます

話数少な目です。(と思います。)








08-力をつける約2年
08-238話:これから(3D→2Y)


 カームベルト付近で浮上して、しばらくすると軍艦が近づいてきた。

 乗っているのはハンコックと石化した海兵達。原作通り、イワさん&カマバッカ王国の連中も乗っている。

 原作と異なる事と言えば、私たちがマリンフォードまで乗ってきた軍艦が一緒について来てることくらい?

 

 ハンコックはマリンフォードで頑張ったルフィをねぎらうために、私達も一緒に女ヶ島に誘ってくれた。実はあの島を目指してたんだけど、カームベルトはローの船でも無理らしく、浮上してしばらく待ってたんです。来ると思っていたからね?

 原作通りになって良かったわぁ!!

 最悪、私が船を小さくして運べばいいんだけど、それやっちゃうと今後に影響するかも知んないじゃん?

 

「くれない!そなた、いい加減ルフィから離れんか!!」

 エースとルフィに挟まれて、仲良く?しているのを見たハンコックが、また嫉妬の炎を燃やしてる。

 私とルフィの間に入り込み、そして私を睨んでる。

 でも、あれ?何だかハンコックの顔、赤くない?

 

 だからさァ…

 私ルフィの事、何とも思ってないからね?

 

 原作ファンだし、この子原作主人公だし、キャラ的にも面白いから好きだけど、LoveじゃなくてLikeですから!!

 

 それに、読者として見てる分には良かったけど、一緒に過ごしてみますとねェ…

 いろいろ大変な事もあるわけですよ(しみじみ…)。

 この子、基本素直でいい子なんだけど、何気に頑固だし、人の話は聞かねーし、思った事すぐ口にするし、言っちゃいけねーことまで言っちゃうし…。後先考えずに行動するから後始末が大変だったし(今も変わらずそうだけど…)。

 

 いや~…エースが出航したあとの3年が、すっげー長く感じたよ。

 悪魔の実を使いこなすまでが特に…

 その後は楽しくルフィを鍛える(いじめる)事が出来たけどさァ…

 

 しかし、原作ルフィは一人でよくもまぁ、あそこまで強くなったと思うわよ。

 

 ……あれ?

 

 あの3年で(私が)苦労したのって、実は私が原因か?

 私が居る事で、ルフィの成長を阻害してた?

 もしかして…悪いの私?

 

 いや、違うっしょ!!?ルフィは原作よりも強くなってんじゃん!!

 

「ハンコック!イオリはおれの義姉(ねえ)ちゃんで、おれの船の副船長なんだ!!そんなに怒んなよ!」

「!はいっ♪そなたがそう言うのなら!」

「「…」」

 

「その事は、私もマリンフォードでも言ったでしょ?私はむしろ、あなたを応援したいと思ってるんだから!!

「!?それはまことか!?」

 

「うん。マジでマジで!!」

「おおっ…話の分かるヤツじゃのう!そなたとは良き友になれそうじゃ!」

 私とハンコックの会話の裏で、ジンベエとエースも話をしていた。

 

「…恋は盲目というが…実際に目にするとキツイのう…」

「イオリは応援するような事言ってたけどな。」

「それは本気なんじゃろか?」

 

 その後、女ヶ島に着くまでにイワさんとニューカマーの者達が帰っていった。

 

「イワさん!ルフィには内緒だけど、シリュウ達に一団を形成してもらおうと思ってるの!一旦、エニエスロビーの少し北にある、無人島に拠点を置くつもり。」

 

「アラあそこ?…いい所に目を付けたっチャブルね。それにカマバッカ王国、女ケ島、魚人島に近いじゃない。」

 

「それでね?ボンちゃんに時々オカマ拳法の修業をつけてやってほしいのよ!」

「!!?」

 

「頼めるかしら?」

「ボンボーイ?なに言ってブル!!」

「イ~ワさ~ん!!」

 ポケットから顔をだすボンちゃん

 

!!?ヴァナータ!!無事だっチャブルね?」

「紅ちゃんったら強いのよ~!!」

 

 ・

 ・

 ・

 

「なにかあったら気軽に連絡してくれていいからね?一応、白電伝虫も持ってるから盗聴も心配ないし!!」

 

「そちらもね!じゃあ達者で~ッンナ!

 

「イワさんにもずいぶんと助けられたわい…革命軍。一概に良いとは言えんが思想には共感出来ん事はないのう。」

 

ルフィの父親(ドラゴン)が率いてるからね。それにもう一人の兄がそこにいるのよ。サボって言うんだけど…」

「なんと!!?」

 

「うん?知ってんのかジンベエ?」

「知っとるも何も…そのサボくんじゃが、革命軍の総参謀とも言われとる…」

「へぇ…イオリみてぇだな!」

 

 ・

 ・

 ・

 

「くれない…!おれはゼロから出直す。誰かの下につくってのは死んでも嫌なんでな。今は…テメェらに及ばねぇが…いつか越えてやるぞ?」

 

「二人で旗揚げって事?私らも最初はそうだったからなぁ…。まぁ、あんたは武装色の覇気を鍛えて水に気をつければ新世界でもけっこうやれると思うわよ?」

「海に出るなって事かよ!?…フン、まぁ色々策はあるさ…」

 いやいや、海に出るなとは言ってないわよ?能力者は普通、水には気をつけなきゃいけないんだから!!そもそも海賊が海に出なくてどうすんだよって話じゃん。

 

「ワニ…いやクロコダイル。おれはアラバスタでの事まだ許してねぇけど…。あの監獄じゃ助かった!ありがとうな!!」

 

!?クハハハ…相変わらず甘ぇヤツだ…次会う時は容赦しねぇぜ?麦わら。」

「ああ!望む所だ!」

 

「…(クロコダイルはもうオヤジさんを狙わんじゃろうな…)クロコダイルよ。わしからも礼を言っておく。」

「…白ひげが衰えすぎて拍子抜けしただけだ。仲良しこよしするつもりはねぇ!!行くぞ、ダズ。」

「はい、ボス。」

 

 さて…次に会うのは何処でだろうね?場合によっては味方に引き込めるかしら?

 

 

 そして、しばらく進むと見覚えのある海賊旗を掲げた船が…

 

「バギー船長ぉ~~!!」

 一輪車に乗った長髪の男と羊の毛皮を着た(※頭は地毛)変な男に、えらい人間味溢れるライオンと、黒髪の女性が乗った海賊船…

 そうです。バギー一味とアルビダだ。エースも知ってるよね?

 

 ってあれ? なんでジンベエと一緒に驚いてんの?

 …もしかして、会ってないとか?

 

「おおおおお前らぁ~~!!会いたかったぜぇ~!!」

「船長ぉ~~!!」

 ヒシッと抱き合うバギーとそのクルーたち。

 

「ん? バギーの仲間カネ? 変な連中だガネ…」

 3が呆れてるけどあんた、人のこと言えんて…

 

「アンタら…バギー見捨てたよね?」

 アビルダがツッコんでるけど、いつのまにやら一味を率いてる感がある。

 もしかして、副船長にでもなるんかね?

 バギー達はひとしきり騒いでから…

 

「ではまた!イオリさん!!じゃあなぁ麦わら!ジンベエ!また会おうぜぇ~!」

 

 バギーの船に船長である赤鼻と3、それにバギーに心酔した囚人たちが乗り込だ。ちなみにここに来るまでの間に、囚人たちのうち、4、50名がシリュウについて行くという話になったらしく、そのまま軍艦に残った。

 

「おう!お前もな~ありがと~」

 

 そういえば、シャンクスが来なかったから赤っ鼻の評価が上がるイベントも消えちゃったのよねェ…

 まぁ、海賊王のクルーで赤髪の兄弟分で、マリンフォードで白ひげと対等に話してて、一団を率いて戦った実績は、みんなが認めてくれている。

 もしかしてバギーって、自力はないけど統率力で意外と大成するんじゃね?

 ああ、そういえば七武海になるんだっけ?

 

 そうだわねェ…。資金提供でもしてやるか?クロコダイルに借りるよりもいいかも知れないし、お金を出せば口も出せるだろう。最終的にはシリュウんところで取り込むつもりでどーでしょう?

 

「そんじゃ、おれらはその無人島に行ってりゃいいんだな?」

「はいこれ!そこの永久指針!!あとで行くから適当にやってて頂戴!!」

 空いた軍艦はそのままシリュウが乗って行く。

 

 ~ ~ ~ ~ 

 

「おい!!なんでおめぇがここに居るんだ?それになんだァ?その(めん)は!!?」

「ないしょ!!そのうち教えてあげるわ!さて、とりあえずの拠地(にする場所)に急ぎましょ~~~!!」

 

 

 ~ ~ ~ ~ 

 

 

「ジンベエにも世話になったな!おめェ、これからどうすんだ?」

「わしは、お前さんがこれから先どうするか見届けようと思う。その後は魚人島で養生しようかのう。」

 

「そっか…おれ、ジンベエにもいっぱい借り作っちまったもんなぁ~!いつか礼がしてぇな!」

「フフ…なら、みんなの期待に応えていく事じゃな。オヤジさんもエースさんも、それからクロコダイルも…今後お前さんに注目しておるんじゃからな。」

 

「ああ!おれ…今回ので自分の力の無さが良く分かった。皆の助けがなかったら、なんもできなかったもんな…。おれはほんとにまだまだだ!!もっと…もっと強くならねェと…!!」

 

「安心しなさい。強くなってもらうわよ!!」

「…おめぇがそれ言うと恐ェんだよ!!」

 

「はは…頑張れよルフィ!!」

「何言ってんのエース。あんたもいっしょだからね?」

 

「なっ!?なんでだよっ!!」

「当たり前じゃんよ!!あんたは白ひげの跡を継ぐんだからね?少なくとも今の白ひげを超えるまでになってくれなきゃ、他の隊長達が納得しないでしょうよ!!ルフィ以上に鍛えるつもりなんだから覚悟しときなさいよ!?」

「…マジかよ…」

 

「ししし!!エースもイオリには肩なしだな!!」

「もう尻にひかれておるようじゃ…」

「おいこらジンベエ!!てめぇ何言ってやがる!!」

 いやいや、別に夫婦じゃないからね?イチユリに怒られちゃうから変な事言わんといて!!

 

 それからしばらくして、私たちは女ヶ島に到着し、ハンコックは凱旋帰国の歓迎を迎えるため、一旦住まいに戻る事に…。ちなみに私はハンコックに付いてった。やることあるんだよね?

 

 

 私以外はみんな男なので領内に入れず、海岸で待っていた。そこに…一人の男が突然海から現れた。

 

「むっ!?なんという覇気…何者じゃ!?」

「あっ!?レイリーのオッサン!?何でここに!!?」

 

!?レ、レイリー!?(ま、まさか『冥王』…)シルバーズ・レイリー…?」

「お、わしを知っておるか?…七武海にまで知られてるのは光栄だな。」

 

「本物とは…!こんな超大物まで知り合いじゃったとは…」

「イオリ君から連絡を受けてな…。ルフィ君のこれからについての事だ。」

 

「おれの事?」

「うむ…その前に。ハンコック達も来てからまとめて話そう。」

 

 

「麦わら屋!そろそろおれたちは行くぜ。(くれない)屋には宜しく言っといてくれ!!」

「おう!わかった!!送ってくれてありがとな!!!」

 

「…気にするな…!!次は新世界でな!!」

 

 

 しばらくするとハンコックが来てレイリーとやり取りをする。わしを含め、男に冷たいのはちょっと傷つくのう…

 

「イオリ!そなたもゆっくりくつろぐがよい。」

 

「あれ?おめェらいつの間に仲良くなったんだ?」

 

「イオリさんは私達の恩人なの!我ら3姉妹は彼女の為ならなんでもするの!!」

「気にしなくていいってば!!」

 

「そうはいかぬ!この恩…わらわはどのようにして返せばよいかわからぬ程じゃ…」

「大げさだっての!怒るわよ!!」

 

「??」

 

 

 

 ハンコックの妹達は映像電伝虫でマリンフォードの様子を見ていたらしい。

 エースが生きている事にビックリしてた。

 

「映像が流れてないところで、いろいろあったのよ…」

「ああ…それでおれは危うく死にかけたけど、イオリに助けてもらったってわけだ!!」

 エースがその時の事を思い出したようで顔を赤くする。

 

 やっばいわぁ~…マジでイチユリに怒られそうな気がするぞ?

 いやマジで…私としは人口呼吸的な感じだったんですけども?

 後でエースに言っとかないとな…

 

 そして原作通り、大量の食料が運ばれてきたので皆で食べる。

 

「さて皆揃ったな…。ルフィ君…!君はこれからシャボンディに向かうつもりだな?」

「うん、みんな…仲間に会いてぇ!」

 

「本当にそれでいいのか?」

「!?」

 

「あの島でキミ達の身に何が起きた?」

「………!!」

 ルフィの顔が青くなる…

 

「繰り返す為に…また集まる気か?」

「……!!」

 

 エースとジンベエ、ハンコック達もレイリーさんの話しが見えていない感じだったので、シャボンディ諸島で私たち『麦わらの一味』に起こった事を説明した。

 

「イオリ君とも話し合ったんだが…一つ提案がある。のるかそるかはもちろん君が決めろ。」

「なっ、なんだ!?」

 

「しばらくの間立ち止まり、力を身につけろ。新世界で生き抜くために!!」

「! ……」

「君には類い稀なる才能がある。イオリ君のおかげで既に目覚めはじめているようだがまだまだだ…。それを私が完全に目覚めさせよう。」

 

「(覇気か…。レイリーさんなら適任じゃろうな。今のルフィ君が3種の覇気を体得すれば…それは大いなる力になるはず!!)」

 

「基礎はともかくとして、しばらくしたらハンコック!あなたも協力してくれない?覇気の扱いに関しては、あなたは世界有数レベルだもの!」

「うむ、ハンコックも加われば隙はあるまい。わしも暇な時、様子を見に行こうかの。」

「し、しかし…わらわはルフィに手荒な事をするなど…」

 

「お、おれ何されるんだ…?」

 

「ハンコック!!拳を交えれば友情が高まるのよ?そして性別が違えば友情はやがて愛にも変わるのよ?せっかくのチャンスを逃しちゃっていいの?」

「「…」」

 

「そ、そうなのか!?よし!わらわはルフィのために、あえて鬼になろう!!」

「…分かった!おれ、修業する!…あっ、でもみんなになんて言や…」

 

「ジンベエ、たしかマリンフォードにオックスベルってあったわよね?」

うむ、あるが…それがどうしたんじゃ?」

 

 

 

 一週間後、ジンベエとレイリーさん、そしてルフィと私の4人でマリンフォードにおもむき、オックスベルを16回鳴らした。私たちの仲間だけに分かるメッセージを送るために…

 

 原作通りとまではいかないものの、マリンフォードの海軍本部と町にはそれなりの損害が出ていた。

 そのため、そこには修復のための作業員や世界各地より集まる野次馬、そして各国の取材陣達が押し寄せていた。

 

 また、頂上戦争が痛み分けに終わったという記事を見て、触発された海賊達が次々と事件を起こしている。その一部は白ひげ海賊団によって鎮められてはいるものの、海軍も黙って見ている訳にもいかず、動ける海兵のほとんどがその対応に追われることとなっていた。結果としてマリンフォードは手薄な状態に…。

 

 私たちがマリンフォードでやったことは原作通り。まぁ、私が居たのでちょっと違う感じになったけどね?

 

 現場は大物2人と超新星の2人が現れたことで一時騒然となったものの、暴れるわけではないと分かると、海兵達は遠巻きにして傍観していた。

 私たちは軍艦を奪い、その艦でマリンフォードを一周。その後、ルフィが一人で広場の西端にある”オックス・ベル”を16回鳴らした後、広場に花束を投げ込んで黙祷した。

 そして、たまたま(というかタレコミしておいたので)居合わせたマスコミ関係者達により、ルフィが写真を撮られ、目的を果たした私たちはマリンフォードを後にした。

 

 海軍本部ではこの事が話し合われることになるだろうけど、白ひげもエースも死んでないからどう思うんだろうね?

 

 

 

 

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