ハンコックと一緒に住まいに戻った時の事…
『やることあるんだよね?』
と言っていたのは、この事です。
どうぞ!!
九蛇の街(?)に入ると、私の姿に驚く者が多く居た。ルフィが来たと聞いていたのに、一緒に来たのが私だったからだろうか?
それとも手配書は既に写真になっているので、それが原因?
いや、それはないか…九蛇の民が海賊を恐れるわけもない。
まぁいいや…。あとで誰かに聞けばいっか!
そして九蛇城に通され、ハンコックの妹達とニョン婆がそこに居た。
「ルフィとは違う者が一緒と聞いて来てみれば、そニャた…もしや『くれない』ではニャいか?」
先々々代皇帝のニョン婆こと、グロリオーサが開口一番聞いて来た。
「正解よ。ところで聞きたいんだけど、私の事を見て驚いてる人が結構いたような気がするんだけど?」
「恐らくそニャたの小説ファンじゃニャいか?新聞を読んで驚いている者も中にはいるじゃろうがニャ」
「あ~なる。そう言う事ね。」
ここにも小説のファンが居ましたか…。素直に喜べないのが悲しいのよねぇ…
「ニョン婆は、彼女の事を知ってるの?」
「まったく、おニュしらにも困ったものじゃ。時事に疎すぎニュ…。その者もまた、ルフィと同じく天竜人を殴るという暴挙をやってのけた者!!」
「「!!?」」
「なんと…そなたもか!!?」
「いや、だって…あいつら、私たちの友達を撃った上に、親子揃って私に銃口向けて引き金引きやがったんだよ?息子の方はルフィがぶん殴ったから、親父は私がぶん殴ってやったのよ!!だいたいねェ…偉い偉いと言われているのはあいつらの祖先であって、あいつら自身は害悪でしかないんだからね?自覚しろっちゅうの!!」
「姉弟揃って、とんでもニャい事を平気で言われるのぉ…」
「ところでイオリ。そなたがここに一緒に来た理由は何じゃ?」
「それなんだけど…最初に謝っておくね?あなたの頭の中を覗かせてもらったの。」
「なっ!!?」
「…私には心の傷を消す事は出来ないけれど…せめて烙印くらいはなんとかしたいと思ってね!」
「「!!?」」
最初に妹達をやって、その後にハンコックと思っていたんだけど…ハンコックは自分が最初にやることを志願した。
妹たちの不安を払拭したいとの事。
へぇ…立派なお姉ちゃんじゃん。
湯あみの時と同じく、誰も建物に近づけさせないようにして、上半身裸になってもらう。
私はハンコックを1/10の大きさにすると、その背中の烙印を手のひらで覆い隠した。
生命帰還と透視を使って烙印の深部を測る…
「じゃあ、行くわよ?」
私の言葉にハンコックが頷く。
私は施術を開始した!!
「うっ!!」
「ぐっ!!」
「「姉さまッ!!」」
………
………
………
3人の施術が終わった…
「「信じられない…こんな事が!!?」」
「生命帰還でこんニャ事が出来るとは!!…一体何処でこんニャ術を!?」
「流石に生命帰還だけじゃ、こんな事は出来ないわよ。私は悪魔の実とは別の、ある特殊能力が使えてね…」
結構な体力使いますけどね?今回はさすがに神経もすり減りました。
生命帰還と透視をフル活用して、烙印に
「!!?どうしたのじゃその手は!!」
私の血だらけの手を見て驚く3姉妹とニョン婆…
「あぁ、これ?ここから細胞を取り出して移植しただけよ。大丈夫…すぐに治るわ…」
イオリが目を閉じて集中すると流れていた血が段々と止まる。
とりあえず血が止まったところでイオリは目をあけた。
「ふぅ…結構な体力を消耗するのよね。回復薬があれば簡単に治せるんだけど、あいにく今回の
仙豆はまだまだあるので、回復薬の補充はできるけどね。
「「…」」
「あなた達のほうはどう?背中、痛くない?」
「…少し、張るような感じじゃが…」
「ちょっとヒリヒリするわ…でも…」
「ええ…ほとんど気にならないわ。なにより烙印がこんなに目立たなくなるなんて…」
「ちゃんと安定するまでは安心出来ないけど…最後までちゃんと面倒見るから心配しないでね?」
最終的には何もなかった状態まで持っていけるはず!!
「そなたは…」
「ん?」
「そなたはわれら姉妹の恩人じゃ!」
「そんな大げさな!気にしなくていいわよ。私が勝手にやったことなんだし。それじゃあ、みんなの所に戻りましょう!」
イオリはルフィ達の待つ海岸へと歩き出す。
「「「…」」」
3人は潤んだ目でイオリの背中を見つめていた。
実は頂上戦争前、反乱軍の本部に行った時に、
コアラの背中の烙印も消そうと提案したのですが…
「これは『フィッシャー・タイガー』さんがつけてくれた『太陽の海賊団』の印だから!!」
と言って、見事に断られました。
医療技術的に細胞の入れ替えによる刺青などの除去が可能かどうかはわかりません。そもそも細胞の入れ替えなんて普通は出来ませんけども…。
それに、他人の細胞に入れ替えた場合、拒絶反応あるかもね?
そういった細かい部分はとっぱらって、烙印消えて良かったね~!
的な感じで読んでもらえたら嬉しいなァ…
あ~…あれ使っても良かったのかな?
※あれについては、また別の話で…