いよいよ新世界に入ります。
今日は5月5日のこどもの日!ルフィの誕生日ですね。
話の中の日付は、2月5日です。
(特に意味などありません。ただの日付の確認です。)
どうぞ!
10-267話:
「は~~~最高だった、マーメイド天国…」
サンジがデッキに倒れながらつぶやく。隣ではブルックがギターを演奏している。
「さァみんな、気持ち切り替えてね!!海に出たら安全な場所なんてないわよ!!また暗黒の海を通るんだから!!」
と言いながらも、ナミに魚人島へ来るとき程の緊張感は無い。来るとき同様に光の精霊によってデッキと船周辺は照らしているから不安も少ないしね?
「それ何だフランキー」
フランキーが凧のように縄を操作しているのを見てウソップが問いかける。
「浮力の高いこの『クウイゴスの木片』で船体を浮かすんだ。海に出す個数でスピードを調節する。」
「へぇ~」
船首では、ぼーっと上を眺める船長が…
「……」
「…? どうしたのルフィ」
「ここ上がったらよ…シャンクスのいる海だ!!!」
「そうね」
「…会いてェなァ」
「「…」」
~ じゃあ… ~
”この帽子をお前に預ける。おれの大切な帽子だ。いつかきっと返しに来い…立派な海賊になってな”
”お前なら必ずやれる…!!おれの弟だ…!!!”
”頂点まで行って来い!!!」
シャンクス、エース、レイリーの言葉が浮かぶ…
そして、コビーの言葉も…
”次の時代を切り開く者達の集う海!!その海を制した者こそが、海賊王です!!!”
「…」
「この海底を抜けたら!!世界最強の海だ…!!!」
「やっとだな。なんもかんも斬り伏せてやる!」
「待っててくださいラブーン!あと半周!!」
「行きたいところ、どこへでも連れてったげる!!」
「おおよ!おれの乗るサニー号ならどこでも行ける!!」
「ケガも病気もまかせとけ!!」
「料理はおれにまかせとけ!!」
「海の戦士も乗ってんぞぉ!!」
「フフ…」
「ガウ!」
「
「行くぞ野郎共ォ~~~!!!『新世界』へ~~~!!!!」
「「「ウオオオオオ~~~~~!!!」」」
原作ではこのあと、ナミが風呂に入っている時にルフィとウソップが釣り?して、巨大魚に引っ張られるんだっけ?
と、いう事で…
リヴァイアサンには、『襲ってくるヤツが居たら守って頂戴』とは言ってある。ただし、こちらからチョッカイを出した場合は放っておくように!とも言っておいたので、ナミと私がデッキからいなくなれば、きっと原作通りになるだろう。
恐らく、記録指針通りに行ったとしてもパンクハザードには行けると思う。(あれ?パンクハザードには行けないんだっけ?まぁいいや。)
けれど、スモーカー達が待ち構えてるみたいだから、飛び越すのには丁度いい。
まぁ、たしぎが居ないとイベント後の子供たちの面倒が大変だから、追って来てもらわないと困るんだけどね?
魚人島を出た船は、いよいよ”偉大なる航路”の後半の海、新世界へ向けて上昇中…
「順調、順調!!」
「コワイくらいだな!」
甲板の上ではルフィとウソップが話していた。
ナミは久しぶりにサニー号のお風呂を満喫していた。私も一緒に湯船に浸かってます。
原作と同じくチョッパーも一緒。実はチョッパー風呂嫌い。だけど久しぶりのサニー号なので、入る事になったらしい。
ちなみにチョッパーは人間女子には興味無し。
アラバスタで他の男子と一緒になって女湯を覗いていたのは、付き合いという事らしい。
ゾロに付き合えばよかったのにね?
※ちなみにチョッパーも10万ベリーを失っている。
ナミの頭上には小さな雲があり、そこからシャワーのように雨が降る。その雨は私が召喚したサラマンダによって暖められ適温シャワーになっている。
※設備としてはちゃんとシャワーもありますよ?
「どお?”シャワー=テンポ” あんたも入る?」
ナミがチョッパーに提案してみる。
「おれいい!それよりその雲、甘くてウマそうだなー」
チョッパーは頭から水を被るのがあまりスキじゃないみたい。
「(え?甘くてウマそうなものがお風呂場に…?)」
「(本当だ!!甘くてうまそうだ~~~)」
「「!」」
「…ナミ」
「うん、わかってる…」
湯船に浸かりながら、私はナミに話しかけた。お風呂場なので普通であれば反響しそうなものだが、
「チョッパー、雲から離れて」
「?」
ゴロゴロと音を鳴らしながら移動する雲をチョッパーが目を点にして見送る…
雲は覗きの助平二人に雷を落とした。
― バリバリバリ!! ー
「「ギィヤァアアアァアア!!!」」
「やっぱ、食いたくねェ その雲!!」
~ チャポーン… ~
「は~~~… ほっとする!2年振りのサニー号のお風呂!」
「深海の眺めも夜空みたいでキレイだし…」
「そうよね~…こんな景色を見ながら入浴なんて、普通出来ないもん!最高に贅沢!!」
「ナミもイオリもいなくて、甲板大丈夫かな?」
「上昇海流に乗る前に出るから平気よ。怪獣が出たらあいつらが倒してくれるでしょ」
「そもそも襲ってくるヤツもいないでしょうからね?」
「そうか!船は海神様に守られてるんだな?」
「ええ、襲ってくるモノからは守ってくれるわよ?」
そう、襲ってくるモノからはね…
「………ねぇ、襲われたんじゃない場合は?リヴァイアサンは守ってくれないの?」
「ん?どういう事だ?」
「え~と、それはつまり、こっちからチョッカイ出した場合って事?」
うなづくナミ。
「それは当然、守ってくれないでしょう?」
流石にこっちからチョッカイだした相手からまで守ってはくれないでしょ。
それで襲われた場合、悪いのこっちなんだし…
リヴァイアサンは天竜人みたいな事はしないわよ!!
― ガタガタ… ―
そんなやり取りをしていたら、船が大きく揺れだした。心なしか外の景色が上へと動く。
「船揺れてるし、甲板騒がしいな…!!」
耳を澄ますと、わー、ギャー と喧騒が聞こえる…
「やっぱり任せちゃダメだったかしら…」
「…景色が上に動いているような…?」
それはつまり沈んでるって事だ。
「え!?まさか…ホントだ!!」
「ナミ、とにかく急いで出ましょう!!」
私たちがデッキに降りると、白い長い渦が見えた。
「大変!!あれは、”白い竜”!!?」
「へぇ~あれが!初めて見たわ…」
ナミと私はバスローブを着ております。
「この渦に捕まった船は後日…信じられない程遠くの海で
「船乗り全員死んでるよな それ!!!おい!!逃げよう!!」
下のデッキではロビンが”白い竜”の解説をしているようだ。ウソップが慌ててる。
「!! 船が信じられねェほど遠い海へ!? じゃあ、アレは…夢の”ワープゾーン”!?」
「違うわアホ!!!」
ルフィのボケにツッコむウソップ。怖がってたのにね?
「みんな!!急いであの渦から離れるわよ!!」
「ホラ、航海士登場だァ!!逃げるぞバカ共!!」
「キャー!何、あの魚っ!!」
「あっ釣ったんだ」
「あの揺れはそれが原因か…」
でも、深海魚っておいしいのよねェ~
「何やってんのよ!!!あんなの船に繋いでたら身動き取れないでしょ!!?ホラ、魚が渦に巻き込まれてく!!」
ゴゴゴゴ…
あ~だいぶ渦に近づいてきちゃったわね…
「やべ!!取り返すぞ」
「違う!!切り離すのよ!!!」
「「え~~~~~!!!」」
「何でイオリまで!!?あんたら魚と命とどっちが大事なのよ!!目を離したたった10分でよくもここまでトラブルを呼び込めたわね!!!」
「それは同感だけどね…」
「フランキー!”クー・ド・バースト”!!」
「いや…スーパー手遅れだ!!」
― ズボッ!! ―
渦に深海魚が突っ込んだ…
「あ…」
「な?」
「うは!!やっべ~~~!!」
「船体にしがみつけ~~~~~!!!」
「「!!?」」
私はナミとチョッパーを抱えて浮いていた。他のメンバーは船に掴まってるから大丈夫そうだからね。
渦の中に入ると、筒状の海のような感じになっていた。渦のスピードがハンパないけども…
― ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴ… ―
「「あああああああぁ…」」
暫く進むと…
あ~…アイルランドクジラの群れに突っ込むんだっけ?
― ドォン!! ―
「!?」
「ギャ―ッ」
「止まった!!?」
「何かにぶつかっ……」
「え!?」
ブルックが驚く…いや、ブルックだけじゃないか…
つい先日の事だけど、超大型海王類を間近で見たのは私とルフィだけ。魚人島からでもそれなりの大きさに見えただろうけど、間近で見るアイルランドクジラの群れのほうが迫力はあると思う。
「……!!」
「「うおおおおおおおおお!!!」」
「ラブ~~~ン!!!」
ルフィが驚きの声をあげる。
「いや、ちがうから…」
って、聞いてませんね…
「……!!」
ブルックが涙を流しているのが見える。50年前の双子岬の事を思い出しているに違いない。
それは発せられた言葉からも見て取れた。
「ラブーン!!!お前、こんなに大きく…!!」
「バカいえ!!ラブーンがいるのは”
ウソップがツッコんでるけど、これまた聞いてませんね…
ってか、穴って魚人島のある所よね?海王類だって通れるんだから、通れるでしょ?
海底1万mまでクジラが行けるかどうかが問題だけどね。
「奇跡的…アイルランドクジラの群れに出会うなんて…!!」
「ラブーンと同じ様に頭をケガしてるのが何頭かいるぞ」
「うん、傷までそっくりだ…!!びっくりした。ラブーンじゃねェのか!!」
「あんた、傷の上に絵を書いたでしょ?ラブーンはあの絵を消したりしないわよ!!」
「あっ!!そうか、絵がねぇもんな!!なんだ、クジラ違いか!!」
お前、絵の事忘れてただろ?
「ピンクス~~~の酒を~~~♪ 届け~~~にゆっくよ~~~♪ ラブ~~~ン!!止まって!! 聴いて下さい!!ブルックです!!!」
「正気に戻れ!!!クジラ違いだっつってんだろ!!!」
「ラブゥ~~~~~…ン!!!」
ブルックは号泣しとります…もう、放っといていいんじゃね?
「落ち着いて鑑賞してる場合か!!!渦を抜けてもここも充分危険だ!!まず、さっきの渦で誰も飛ばされてねェか!? 人数確認!!ナミさん!!」
「はい」
「イオリちゃん」「は~い!」
「ロビンちゃん」「いるわよ」
何でサンジが点呼をやってるのか分からんけども、呼ばれたので応えてみた。しかし、サンジだって見聞色で全員いるのわかってるでしょうに…
「OK!!すぐにここを離れるぞ!!こんなデケェクジラに衝突されたら船は大破だ!!」
「おれたちも数えてくれー」
「サンジ君、他の6名も恥ずかしながら生きております!」
ほら、チョッパーとウソップが泣きながら訴えてるじゃんよ!!
「ナミさん指示を!!!」
「このままでいいわ」
「そう!このままでいいんだバカヤロー!すぐにクジラ鑑賞だ!!!」
「「何なんだお前!!!」」
「これだけ大きなクジラの群れはすでに海流を生んでる!流れに逆らっては危険がますわ!しっかり帆をはって!船体をクジラたちと同じ方向へ!!!」
「「おお~~~~~!!!」」
「そうだ!ここはラブーンの故郷…!ご親族の方おられますか…!?」
「危ないわよブルック!!」
「50年前…群れから逸れた子クジラをお探しの方!!ご安心くださいね!彼は反対側の海で元気です!今や大きく育っているそうです!どうかご安心ください!!」
「…」
クジラがサニー号の脇をすり抜ける。強い海流で船が揺れた。
「うわあああ」
これは、深海魚は回収したほうが安全かな?
とりあえず縮小しておきましょう。
「海流を受けて!」
「おう」
ナミの指示にルフィが応える。クジラ海流を受けて帆が膨らむ
「ヨホホーホホーホホホー」
ブルックが楽器を取り出し演奏を開始する…
「ビンクスーの酒を♪ 届けーにゆっくよ 海風気まかせ波まっかせー 潮の向こうで夕日を騒ぐ空にゃ輪をかく島の唄ー♪」
船の周りのクジラ達がニコッと笑う。演奏に合わせて尾がテンポよく動く…ノッてるみたい?
「……」
「わ!!」
「え…!?」
1頭のクジラがサニー号にゆっくりと近づき、頭の上に乗せてくれた。
リヴァイアサンは無反応。それはつまり相手に敵意は無いという事
「おい!のせてくれんのか?」
「ブオオオォ…」
「このまま連れてってもらいましょ!みんな上昇海流にのるみたい」
~ ビンクスの酒を届けにゆくよ 今日か明日かと宵の夢♪
手をふる影にもう会えないよ何をくよくよ明日も月夜♪
果てなし あてなし 笑い話… ~
しばらくすると海面が見えて来た。光は感じるけれど薄暗い。
夜ではないので、天候はあまりよろしくなさそうだ。
「海上に出るぞ!」
「ブオオオオオオオオオオオ!!!!」
「出たァ~~~~~!!!」
「ウオオオ!『新世界』~~~!!!」
「天候最悪!!!!」
「ヨホホ!空は雷雨!!」
「風は強風!!」
ウソップ、ブルック、ロビンが…
「海は大荒れ!」
「指針的外れ!!」
「赤い海が見える!」
フランキー、ナミ、チョッパーが…
「逆巻く火の海!!」
「島が燃えてる!」
「まるで地獄の入り口」
サンジ、私、ゾロが…
「望む所だァ~~~!!!」
最後にルフィがお決まりの文句を叫ぶ!!
いざ、新世界!!