『うわァ~~~!!』
電伝虫から悲鳴が聞こえる…
原作通りフランキーがオモチャの家を襲撃したようだ。
『ギャー…』
「ホラみろ…バカ共が暴れだした…!世界政府の加盟国を救うのはお前らの仕事だろう?」
「……」
藤虎は懐から電伝虫を取り出して部屋を出ていった。
部屋にはコロシアムの様子を写す映像電伝虫が置かれている。ちょうど今、レベッカが勝ち残った所だ。
「フフフッ フッフッフッフッ…!!観たか今のを!!運の強い女だなお前の孫は!!」
「…」
「しかし、まさか孫と揃って大会出場とはなァリク王!!!元国王が”悪魔の実”を欲するとはずいぶん追い込まれたな…今日はお前の一族の行動が目に余る…。ヴァイオレットにしてもそうだ。今日は何の記念日だ?」
「貴様が今朝とった行動はこの国の全てを諦めるのに余りある事件だった!!…それだけだ」
「…フフフッ お前はそうか… ― だが、ヴィオラは違う…!!あいつは計算高い女だ…!! ”賭け”に出たのさ!! ― このおれに盾ついてきた期待の新人”七武海”トラファルガー・ローと凶悪な血筋を持つ2年前の”時の男”モンキー・D・ルフィの『海賊同盟』におれが敗れる事を望んでやがる!!」
「…」
「だが、ローはすでにこの通り…!!”麦わらのルフィ”はもう『コロシアム』から人間として出て来る事はない…!! 今の所、奴らの動きといえば”麦わらの一味”の鉄人フランキーが一人、『オモチャの家』を襲撃しているらしいがウチの幹部に敵うかどうか…。残る”麦わら”のコマは”海賊狩りのゾロ””狐火の錦えもん””ニコ・ロビン””そげキング”の4人!!」
「…」
「それと…(戦闘に参加しねェ)厄介な女が一人だ!!」
「?」
「『オモチャの家』と『王宮の玄関』 この2ヶ所以外に『工場』へと続く入り口はない…!!奴らは地下へすら辿りつけねェさ…!!!」
残念ねぇ…
ドフラミンゴがうちのメンバーと接触していたならば、既に地下に2名が辿り着いた事を知れただろうに…
ルフィ、ゾロ、サンジは相殺を使っているようだから、接触したルフィの気配すらドフラミンゴは捉えていない。
これはきっとヴァイオレットの功績が大きいんだと思う。彼女が居れば見聞色を鍛える必要なんて無いもんね?
私も彼女には気をつけないと…
「海軍が動いた」
藤虎が部屋へ戻って来た…
「よく決断してくれたな…”藤虎”」
「…何もあんたの味方をしようってんじゃありやせん…”麦わらの一味”に加えさらに不審な者達の動きがあるというのなら…当然の”筋”」
「…」
「軍隊は市民の被害を最小限に抑える為に戦うべきだ。”麦わら”の目的がお前さんの首だとするなら大きな破壊もいとわねェでしょう。だったらそれを止めんのがあっしの”正義”」
「……」
「あんた
「!!? 何だと…?」
(…!?)
「あたくしァ世界徴兵の新参者ですが『大将』という立場を受けたからにゃ…やりてェ事がある!」
「…」
「”王下七武海”制度の完全撤廃でごぜェやす!!!」
「!!?」
「 ― 2年ほど前、某国で起きた海賊の王国乗っ取りの事件も…成就すればこんな足元の黒ェ国になってたんでしょう…」
「…三大勢力の均衡ってやつはどうなる?」
「 ― さァ?…崩してみなきゃわからねェ!」
― ヒュッ ―
― ガキィン!! ―
ドフラミンゴが藤虎に蹴りを入れる。が、藤虎は剣でそれを止めた。
「 ― だからあんまり悪ィ事重ねると首の値が上がりやすぜ?天夜叉の旦那」
「フッフッフッ『消すなら今の内に』と…言われた気がしたよ!!」
「慌てなさんな!今は仲良くやりやしょう!あんたの国を守ろうってんだ。これからこの国のどんな”粗”が曝け出されてもあっしは盲目…見えやせんのでご安心を!! ― 今年は”世界会議”」
「…」
「否が応でも世界は動く…」
藤虎は王宮から出て行った…
「……あんた
ドフラミンゴは辺りを見回したが何も感じない。巨大なスクリーンにはコロシアムの映像が映されていた。
ファミリーの事か? おれとローの事か? それとも…?
「フッフッフッ!! 本当に厄介だなァ…」
藤虎は何かを感じたのか?
これほど気を揉まされるのはコラソン以来かもしれねェ…
― ビー ビー ビー ―
決勝戦が始まってしばらくすると、突然城の中に警報が響き渡った。
『外壁塔、正面入口より報告!! 侵入者~~~!!!』
『麦わらのルフィです!!!』
「!!?」
『闘魚が飛び出す!!それを軽くかわすルーシー~~~!!さすがの身のこなしィ~~~!!』
「?あァ!?……何を言ってやがる…」
別の部屋では、ベビー5が警備の者と交信中 その声もドフラミンゴに聞こえている。
『侵入者は本当なの!? ― だけど見間違いよ!!”麦わら”は今”ルーシー”としてコロシアムで試合をしているわ!!』
『 ― こちらB-2外壁塔大食堂前 間違いありません!!侵入者は”麦わらのルフィ”!!”海賊狩りのゾロ” ― そして、ヴァ…ヴァイオレット様…ギャー』
「…!!…じゃあ今、コロシアムにいるあいつは誰なんだ!!!一体何が起きてる!!!」
…ナメきってるなァ…ドフラミンゴのヤツ!
鍛えたのは自分だけじゃねェの?ラオGはしようがないとしても、他の連中はもっと鍛える事が出来たでしょうに…
もっとも…こっちも何やってんだかって感じだけどね!!
ルフィ、ヴィオラと別れたゾロがビーカーと戦ってるけど…
「ハァハァ…キリがねェ…!!どこをどうすりゃ攻撃した事になるんだコイツ!!!」
「ゾロ!あんた、何のために覇気を鍛えたのよ!!」
「「!!?」」
「イオリじゃねぇか!!おめェ何やってんだ!!?」
「見物だけど?」
「あのなぁ…ってか、そうか!!コイツの気配を探りゃいいのか!!」
「そうそう!見聞色は相殺にだけ使うもんじゃないのよ?」
「へぇへぇ…悪うござんしたねェ!!」
「きさま…くれないか!!?」
「!!驚いた…もっと太ェ声かと…」
声を聞いてニヤニヤするゾロ。あんたは…笑ってる場合じゃねェだろうに!!
「街や城を勝手に変形させんじゃないわよ!!」
私はゾロが進んできた道を元の状態に戻した。
「なんだと!!? きさま…一体何をした!!?」
「おいおい…おめェはまた…」
「ほら、ゾロはあいつをやっつける!!」
「お、おう!!」
さて、私はトンタッタ達の回復にでも行きますかね?ここではまだ二人の決着は着かないだろうし…
この国のイベントで、持ってる献ポポは使い切ってもいいと思っている。イベント後には補充できるだろうしね?
回復薬も仙豆も充実してるから、それらを使ってもいいかもね?
リフトに着くと既にラオGの姿はなかった。リフトの中や外で倒れたトンタッタ達の口に回復薬を入れて回る。
一本で10人くらい回復できそうかな?傷も重症でなければ治るので、丈夫な彼らなら十分だろう。
「あ、あなたは?」
「え~っと…私は、イオリンド?」
「「えぇっ!!?ウソランダーズの一人れすか!!」」
「そうそう!この薬を倒れた仲間たちに飲ませてやって!!回復した者達は王の大地に集まるように指示し回って頂戴!!」
「「了解れす!!」」
さて、ルフィは?…ヴィオラと兵隊と一緒にドフラミンゴの近くか…ん?ローも居るわね…
私はロー達の様子を伺いつつ地下へと向かった。
「 ― お前らの狙いは『SMILE』工場…それだけのハズだ!今日の思いつきでできる事じゃねェ…」
言って、ドフラミンゴは、先のイオリとの会話を思い出した。
~ それに2年間、私は遊んでたわけじゃないのよ? ~
「まさか…また”大参謀”かァ!!?」
「!?」
「麦わら達とグリーンピットの小人達がつながってる事を考えりゃ、それもあり得る!!小さくなりゃ、地下への侵入も容易かろう。しかし…なぜ”シュガー”を狙う…!!?」
「答えなさい!!若が聞いてんでしょ!?ロー!!」
― パン! ― とベビー5がローの頭を叩くが…
「…!!」
― ギロッ!! ―
「……!!」
しく…しく…しく…しく…
ベビー5はローに睨まれ、怖くなって泣いた。
「泣くならやらなきゃイイだすやん!昔のまんまだなお前ら!!」
「言ったハズだ…あいつらとおれとはもう関係ねェ…同盟は終わってる。お前の言ってることはおれには、ほぼ理解できねェ…」
「フン…!!こんな尋問ヴァイオレットがいりゃあ瞬時に真実を見抜けるんだが ― それともお前の差し金って事もねェよなァ…リク王!!」
「!!!(お父様!!なぜ王宮に…!?)」
「トラ男!ちゃんと息あるな!」
「(リク王様!?…10年間…!!ご無事で…!!必ずお助けします!!!)
「…」
「トンタッタはかつてお前にも仕えていたんだ… いや、それもヤツが絡んでりゃ説明が付く!モネやおれ、幹部の誰かの思考を読めばこの国の闇の『根幹』を探るのは訳ねェんだからな!!」
ドフラミンゴが、スクリーンの映像を見やる…
「(ルーシーは…まさか”くれない”?いや、ヤツなら出場せずに”グラグラの実”を手に入れてるか…)」
「…」
「フッフッフッ!!なるほどヤツは戦闘にゃァ関わらねェが、こういった策略には積極的に関わるらしいな…。本当に厄介な女だ…!参った!!どうにもならねェ!!」
ドフラミンゴがお手上げのポーズを取る。ローは驚いて彼を見つめていた。
「「若!!」」
いや…驚いたのはローだけではない。部屋に居る者そして窓の外の者も…
「各所に連絡を入れろ!!”麦わらの一味”を追い詰めるぞ!!」
「!!?」
「(ヤツがカイドウよりも強ェってんなら、ファミリーが束になっても敵わねェが…)」
ドフラミンゴはサングラスを人差し指で触り、口角を上げて笑みを浮かべた。
「フッフッフッ!!どうあっても”くれない”を引きずり出してやりたくなった!!」
「「「!!?」」」
~ ~ ~ ~ ~
「…」
なるほど、こういう場面ですか…
私の足元には、ぬいぐるみになったロビンが居る。玩具になってもロビンの気配は変わらない。マジか!?
能力も使えるのかな?いや、そんなことより、忘れているフリをしないとね?
恐らく、ロビンも私に忘れられてると思っているハズ…
オモチャでも思考を読む事は出来る。少し躊躇したけど私はロビンの思考を読んだ。
「ウソップを知ってるの?そうか!もしかして
コクコクと頷くロビン。私は覚えているけど、それは言わないでおく。
「大丈夫よ!ウソップを信じましょう!!」
なんとなく、ドフラミンゴの動きが原作と違うように思えるけれど、ここのイベントに支障はないと思う…
とは言え、ここでシュガーを気絶させれない場合のフォローは考えておかないとまずいかもね?
ぶっちゃけたことを言うと、ウソップは既に見聞色を身に着けているのでドレスローザでの開花イベントは無い。
つまり、シュガーは覇王色で気絶させてその後復活させないようにするというパターンもアリなのですよ!!
でもね…
少なくともウソップが逃げている今、私が動くのはマズイ…
何がマズイかっていうと主にウソップの精神面の事だ。逃げてもなんとかしてもらえると思うのはよろしくない!!
私がフォローするのはあくまで一生懸命やった結果、どうにもならなくなった場合に限る。!それ以外のフォローは仲間の成長を止めてしまう事になりかねない。余程の事情が無い限りそれはしないと決めている。
『おい、外の者~~~!!!んねーんねーちゃんと働いてんのーっ!!?見せモンじゃねーぞコノヤロー!べへへへ!!』
止まっていた港の者達がいそいそと動き出す…。オモチャ達からは期待の思いが溢れ出している感じ…
『ウゾラ゛ンドォ!!!』
「「!!?」」
『ウソランド?んねー誰それ』
『だから、さっき言ってた小人の仲間…!ばかねあんた死んで!!』
『! ぶへーっ!!死ぬかクソガキ!べへへへ』
放送は、わざと流しているのかな?シュガーがやられるとは夢にも思ってないらしい。ナメられたもんだわねェ…
『ウソランドは…ぼくらのヒーローれす…』
『べへへ!!ヒ…ヒ…ヒーロー~~~ じゃあ…おまえらを救ってくれるのか!?』
『そうれす…ハァ ぼく達だけじゃない…!!ウソランドは…全てを救ってやると…言ってくれたのれす!毎日毎日…この地下で働かされてるオモチャ達も…!!工場で奴隷にされてる、ぼくらの仲間達も…!!楽しく街を歩くようで…心の中で泣き続けているオモチャ達も…!!愛する者を失った事にも気づけない不幸な大人間達も…!!ウソランドはみんなを救ってくれる…!伝説の英雄なのれす!!!』
いやぁ~~~素直っていうか、トコトン信じ込むっていうか…
怖いわぁ~トンタッタ族!!
確かにウソップは全部まかせておけと(原作知識)言っていた。でもさぁ…
息も絶え絶えに、ここまで具体的に放送流されたら…ねぇ…
ウソップの心中はまさしく針の筵だろう。
『哀れだなァお前ら…!!それは全部ウソだ』
『えェ!!?』
『お前らまたダマされたんだな?』
『ホ…ホントれすか!??』
『お前たちがこんなに傷ついても助けに来ねェのが…何よりの証拠だろうが!!!どこにヒーローがいる!?んねーどこ!?』
『…!!だけど、本人が言ってたれすよっ…』
『今頃マヌケなお前らをどっかで笑ってるよ!!!べへへへ!!!』
『ええ!!?』
『正直なお前らの言う事だ 誰かはいるんだろうが、いざとなって腰が引ける程度の男だ!希望など捨てろ!!!』
『そんな…!!』
『黙れ!!ウソランドはウソなんかつかなりれす!!!』
あ~あ…なんかウソップがイジメられてる気がする。
まぁ自業自得だけど…
『ぼくらに何かあっても「必ず全てを救ってやる」と言ってくれたんれすからね!!!』
『そうだよ!!』
『そうだ!!』
『約束したれすからね!!!英雄がぼくらをダマす筈がないっ!!!これ以上ウソランドを侮辱したらただじゃおかないれすよ!!!』
決定的ね…
リフトへと向かっていた気配が反転して戻ってくるのを感じる。
直接来ないところがウソップらしいっちゃらしけど…
私が向ける視線の先をぬいぐるみになったロビンも追っている。
『おまいら…よく覚悟をしておくレス!!ウソランドが来たら…』
― グシャッ!! ―
『ピギャ』
『べへへ!!「ピギャ」だと!?面白ェ!! トンタッタの断末魔はピギャ』
『『!!!』』
『レオ!!!』
『ゲフ!!』
『そうだ!!”SOP作戦”は必ずウソランドが成功させてくれる』
― バキッ!! ―
『ピギャ!!』
『!!!』
『そうれす…!!哀れなのはお前ら ピギャ!!』
『ピギャ』
『べへへ!!じゃあ早く呼べ!!』
『ピギャ!!』
『ピギャ』
「ピギャ」
「ピギャ」
「…ようやく来たわね…」
私とロビンは、トンタッタ達が見えるところまで移動した。小さくなって気配を消しているので、トレーボルもシュガーも誰も、私たちには気づいていない…
「いい加減にしろお前らァ~~~っ!!!」
「…!!」
「ゼェ、ゼェ…」
「!!?」
「ウ…ウソランド!!」
「ウゾランドォ~~~~~ォ!!!」
「とりあえず、誰も死んでないみたいね。はてさて…なんとかなるかしら?」
「お前ら一体どこまでおれを信じるんだ!!!マヌケな小人共め!!!」
「「え~~~!?」」
「そいつらの言う通り全部ウソなのに!!!」
「「え~~~!!?」」
「おれは伝説のヒーローでもねェし!ウソランドなんて名前でもねェ!!泣く子も黙る麦わら一味の狙撃手!!名前はウソップ!!!海賊だァ!!!」
「!!?」
「そこは正直に言わなくてもいいのにね?まぁウソップらしいけど…」
「…!!何で…そんな事いうのれすか…?海賊だけどでも…ヒーローなんれしょう??」
涙ぐみながらレオが言う…
「違うっつってんだろ!!海賊は海賊だ!!!何度も言わせるな!おれはお前らをダマしてたんだよ!!それをいつまでもしつこく信じやがって…!!」
「!!」
「…!!」
― しくしく…しく… ―
「うええええん」
「……じゃあお前、”ウソ”とわざわざ教えに来たのか!?べへへ」
「そうだよ!悪いか!!そうしねェとコイツら死ぬまでおれを待つじゃねェか!!そんな寝覚めの悪ィマネされるてたまるか!!だからよ…こんなおれを信じてくれたお礼によ!!」
「!?」
「命の一つも賭けて散る方が格好がつくってもんだろう!!?」
「…え??」
「おれの名はウソップ!!よく覚えとけトンタッタども!!もしおれが死んだ時は!!ノーランドの横におれの銅像を建てやがれ!!今からおれが本当に!!お前らの、”伝説のヒーロー”になってやる!!!」
「!!?」
「ウソップ…!!」
「べへへ!!ヤケだな」
「一か八かだ”必殺緑星”!!『プラタナス』手裏剣っ!!!」
― ズバババァン!! ―
「!!!」
あ~あ…まったく!!覇気使うの忘れてるし!!
「ウソランド~~~!!!」
ちゃんと落ち着いて覇気を使わないとダメじゃんよ!!どんな敵なのかを把握するのが先でしょうが!!
おっしいなぁ~!こいつら油断してたから、覇気を使えば鉛星でも倒せたかも知れないのに…
結局…
原作通りウソップはトレーボルにあっさり?捕まった。変に逃げてシュガーにオモチャにされなくて良かったかもね?
『トレーボル!!早くシュガーを王宮へ!!』
「べへへ!!大丈夫だドフィ~~~!万が一の事態も起きやしねェよ~~~!!」
「安心して若!!敵はもう意識さえない…!!」
『トレーボル!!いいから言うことを聞け!!』
「ウゾランド~~~!!」
「この毒入りグレープも返すね!あんたが食べて…!!」
『隠し玉が何処にいるかわからねェ!!いいから早くシュガーと王宮へ戻れ!!』
「べへへ!!ドフィー!麦わらの一味を追い詰めるんだろ?これで一人減る…!!!」
「!!」
― パク! ―
「死になさい」
「ああ!!ウソランド~~~!!
― ガリ! ゴッ…クン! ―
ウソップは涙を流しながらタタババスコの塊を、
「ぎィやあぁぁぁあぁぁぁ~~~!!!」
ウソップが奇声を上げる!!涙と鼻水とよだれを流し、口から火を吹き!目と舌がとぐろを巻いて飛び出した!!
その瞬間、私はシュガーの体をウソップの方へ50cm近づけ、首から上を2/3に小さくした。
要するに、ウソップの顔が近づきさらに顔が巨大化して見えるようにしたってワケだ!!
― ビクゥ!!! ―
「!!!? きゃあぁぁぁ!!!!」
ビックリ箱どころじゃないわね。至近距離であの顔見たら、そりゃ怖いでしょう!
シュガーも負けず劣らずの顔になってるけども…
― あぁぁぁあぁああぁぁぁああぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁぁぁ ―
「…!!?」
トレーボルが見た時には、シュガーは元の状態に戻っていた。
「おい!!?シュガー何してる!!気をしっかりもてェ!!!」
『どうした!!おい、トレーボル!!何が起こった!!?』
シュガーは白目を向いて泡を吹き…
― カク… ―
その首が…力なく倒れた!!
「き、気絶したァ~~~~~!!!」
地下港にトンタッタ達の絶叫がこだまする!!