イムの娘(いむのこ)   作:槙 秀人

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ついに…
というか、やっとというか…

当初の目標は200でしたが、
いつしか、4桁行ったらいいなァ…
と思ったりしてて…(欲が出てきた?)

1年2ヶ月でようやっと超えた感じです。

今後減るかもですが、まぁいっか!


ドレスローザ編、中盤です…

ルフィ達を追って、ローの錠の鍵を持ったメンバーが
ひまわり畑に向かいます!


どうぞ!







11-291話:ひまわり畑

 ~ 旧 王の大地 ~

 

「ねェ!ヴィオラさん!!その鍵、私がルーシーに届けに行くよ!!!」

「レベッカ!?」

「どの道じっとしていられないの!!」

「よーし、そうすべ!!ルフィ先輩んとこさいくならおれも付き合うべ!!任せとけ!!!」

 

「レベッカ、あなたも町へ降りればゲームの『受刑者』よ?ただじゃ済まないわ!!」

「大丈夫よっ!!」

 

「私も行くわ!彼女の護衛は私達に任せて!!ルフィに連絡を入れるわね!!」

「そういう事なら屋根の上を行きましょう!ヴィオラ様!!ぼくとカブさんがお供するれす!ご安心を!!」

「!?」

 

「屋根の上?」

 

「ルフィね!私よ!!」

『ロビン!!』

「こちら、さっきあなた達がいた大地にいるわ、そっちは?」

『今~~~1段目の山だけど「ひまわり畑」って所に向かってる!』

「『ひまわり畑』は4段目よ!?」

 

「ヴィオラがトラ男君の錠の鍵を見つけたの!」

『!!本当か?ニコ屋!!すぐによこせ!!おれ達はどうしたらいい!!?』

 

「こんにちは!トンタッタ族のレオれす!!今からレベッカ様とニワトリ大人間とそしてロビランドをそちらに特急でお連れするれす」

「あとで4段目の『ひまわり畑』で落ち合いましょう!!」

『え?お前らどうやってこっちに追いつくんだ!?』

 

「説明は後れす!!とにかく『ひまわり畑』で!!」

『おう!わかった!!』

 

「インヘル!『工場』は任せてもいいれすか?」

「問題ない!!工場は手薄な様だ!!フラランドと共にトンタッタみんなでマンシェリー姫と仲間達を奪還してくるれす!!」

 

「マンシェリー姫は王宮だけどね?」

「「!!?」」

 

「イオリ!!?」

 私の声にウソップが驚く。少し前から居たんですけどね?ロビンは気づいてたってのに…

 

「だん、ダ、だ、だダン、ダ…」

「「??」」

 どうしたんだろう?酸欠の金魚のように口をパクパクさせるバルトロメオ…

 

「だ…男性スタイルのォ!!大参謀様だべェ~~~!!」

 男性スタイルて…

 まぁ変装してるから、確かに男装ですけども…

 

「…あなたが…くれない?…あうっ!!?」

「?」

 何かにぶつかったようにヴィオラは頭を仰け反らせた。

 

「(悪いけど、私の頭の中は覗かせないわよ?)」

「(…もの凄い覇気ね!見聞色がここまで強力な人に会ったのは、はじめてだわ!!)」

 私の見聞色とヴィオラの能力で頭の中で会話をした。なので、短い時間で情報交換を済ませる事が出来た。

 

「マンシェリーが王宮に居るの?」

「ええ!」

 

「よかった!『王宮』のどこれすか?」

 

「礼拝堂の裏にある、小さな部屋…かしら?そこの壁に小さな牢屋が据え付けられてるんだけど…誰か知ってる人はいない?」

「「!!!」」

 

「!!もしかして…」

「「おしおき部屋!?」」

 

「ちょっと待ってて!!」

 ヴィオラが視線を王宮へと飛ばす。マンシェリーの無事を確認するらしい。

 

「なあ、ヴィオラは何やってんだ?」

「彼女は『ギロギロの実』の能力者!400Km圏内なら視線を飛ばして離れた場所を見る事が出来るみたいよ?」

 ウソップが聞いてきたので答えてあげる。さっき確認したけれど、この国に着いた時に感じたのはやっぱり彼女の視線だったらしい。

 

「そりゃすげェな!ここから王宮の中を見てんのか!?…ん?王宮ってあれだろ?」

 ウソップが少し先に見える王宮を指さして言った。

 

「50Km圏内だよな…って事は、もしかして…?」

「ええ、視れるわよ?」

 だからこそ、姫があそこに居るって教えられたわけだしね。ここからならたぶん国中の様子が見れるんじゃないかしら?

 

「マジかよっ!!どっちにしてもサンジが欲しがりそうな能力だ…!!」

「…」

 あんた()じゃないの?

 

「なんだかもの凄い会話ね。私もある程度の距離なら可能だけど…」

 ロビンも数キロ範囲くらいなら目を咲かせて見ることが可能だもんね?

 

「居た!!ほんとだ!!そこにいたの!?マンシェリー…!!!でもあなた、どうやって!?」

 最後のほうは私に視線を向けてヴィオラが聞いて来た。

 

「私は気配の質もわかるのよ。」

「気配の…質?」

 

「説明するのが難しいんだけど、大きさだけじゃなく雰囲気っていうのかな?そういうのもわかるのよ。トンタッタ達は探しやすいわよ?ピュアだからノイズが少ないからね!!」

 そういう意味ではルフィも探しやすい。

 

「おしおき部屋…。スカーレット様を思い出すれす…!!」

「!…お母様を…!?」

「ああ」

 

「王宮に出入りするぼくらは、ヴィオラ様とよくイタズラして、リク王に怒られたれすよ…。するといつもスカーレット様は…」

 

 ~ また怒られたの?懲りないわね! ~

 

「ちがうのよお姉さま!!お皿を割ったのはレオ達なのよ!!」

「ヴィオラ様が、わっていい(・・・・・)って言ったれすよ!!」

「さわっていい(・・・・・)って言ったの!!」

 

「後で私も一緒に謝ってあげるから!!果物持ってきたよ」

 

 ~ おなか空いてない? ~

 ~ すいたーっ!!! ~

 

「ぼくらはみんな…スカーレット様のことが大好きで…!!」

 グスグスと涙をこらえるトンタッタ達…

 

「それじゃ、姫の救出はレオとカブに任せていいわよね?」

「えっ?でも、ぼくらはひまわり畑に…」

 

「レベッカ達なら私が運ぶわ!そこまで二人も一緒にね!!」

「こんなに大勢、どうやって!!?」

 私がレオに答えると、レベッカが聞いてきた。

 

「彼女は『ミニミニの実』の能力者なの。私達もよく忘れちゃうんだけど…」

 ロビンがみんなに説明してくれた。

 

「急ぎましょう!!敵に姫の能力を使われたら厄介だからね!!」

 

 レベッカ、ロビン、バルトロメオを小さくして、レオとカブも一緒に座席を備え付けた箱に入れて運ぶ。月歩を使えば地上に降りる必要も無い。

 ピーカと戦うゾロの頭上を通り過ぎ、すぐさまルフィ達に追いついた。

 2段目から3段目に駆け上がっているところだ。

 

「イオリ!?」

「くれない屋!!」

 

「みんなを連れてきたわよ!!」

 とは言ったものの…

 

 原作通り、コロシアムで戦った面々が手を組み2段目は大混乱状態…私に気づいた敵も居るけど、攻撃する余裕は無かったみたい。

 

 味方も同じく敵を3段目に向かわせないようにと必死になって戦っている。

 そしてルフィ達が3段目に到着する…

 

「「!!?」」

 そこに居たのは…

 

「何だ!?このデカ人形!!!」

 

「人形…!?」

 

 展開が、少し早い気がするわね…

 

 私がダガマと話をつけた事で、王宮への流れが早まったのかも知れない。

 

 って事は、シュガーは慌てて復活させたのかしら?

 しかも、このオモチャの数…原作より多いんじゃないの?

 

 あ~!そうか!!展開が速くなった為、残ってた敵兵の数も多くて人形も多く作れたって事かしら? まぁ、そんなのどーでもいっか!

 でも、ここに降りるのは、レベッカにとっては危険よね。

 さて、どうしようかしら?

 

「くれない屋!!ココじゃムリだ!!」

「イオリ!お前、ひまわり畑で待ってろ!!」

 ローとルフィが叫ぶ。

 

「了解!!」

 私は頷いてひまわり畑へと向かおうとした。

 

「イオリ、レベッカをまかせてもいい?」

「?」

 

「ルフィを援護するわ!!飛び降りたら元の大きさに戻して!!」

 と言って、ロビンは箱からダイブする。

 

「!!? イオリ先輩!!おらも行かしてもらうべさっ!!」

 続いて飛び降りたバルトロメオもロビンと一緒に大きくして、私はその場を後にした。

 

 そして、ひまわり畑に降りて、レベッカを元の大きさに戻す。

 

「イオリンド!ありがとうれす!!レベッカ様、ぼくらはマンシェリー姫を助けにいくれす!!」

「うん!早く行ってあげて!」

 

「はい!!レベッカ様もお気をつけて!!」

「イオリンド!レベッカ様をお願いするれす!!」

 

「わかったわ。姫のことは頼んだわよ!!」

 レオ達が姫救出へと向かう。もしもの時の為にシルフも同行させた。

 さて…このフロアに居る敵は…

 寝てやんの…

 ちょうどいいから連絡しとこ!!

 

 

「イオリ…さん?」

「ん?」

 私が電伝虫でオモチャの事をヴィオラに伝え終わると、レベッカが声をかけてきた。

 

「さっき、気配がわかるって言ってたでしょ?…ルーシーと一緒に居た片足の…」

 

  ― ガサ… ―

 

  「?」

 

  ― ガサ… ―

 

「!!}

 

「ふああ…誰か来たな?」

「!」

 

「あァ~~ん…??」

「!!?」

 そこには、ディアマンテが居た…

 

「お前か…」

「……!!!」

 ディアマンテがレベッカに言い放つ…

 

「それと…」

 そして、ディアマンテの視線がレベッカの隣に向けられる…

 

「お前は…誰だ!?」

 

 

 

 

 

 ~ サボvs藤虎 ~

 

「うわあああ!!」

「とても”麦わら”達を追えねェ!!!」

 

 サボは藤虎と戦っていた。竜の鉤爪により粉砕したガレキがあちこちに転がっている…。その道を抜けようとする海兵たちには覇王色を浴びせて気絶させていた。

 

「おかしな人だ…あんたの目的は海軍を止める事でしょう…?」

「ハァ…ハァ…いつまでシラを切り通すつもりだ!」

 

「…参ったな…!…へへ…あっしゃあ盲目ですよ?少しは同情くらいして貰わねェと…」

「おれは”差別”はしねェんだ!!」

 

「恐ェなァ『革命軍』のNo2はダテじゃねェ様で…!!…あっしにも立場ってもんがござんす…どうかご理解を!!”重力刀(グラビとう)”!!!」

 

  ― ズシッ!! ―

 

「!!!」

「”猛虎”!!!」

 

「!!!(真横に重力!!?)そうだな!!これくらいはやって貰わねェと!!”剃刀”!!!」

「!!」

 

「(こいつ…何企んでる!!?)」

 

  ― ギュンッ!! ―

 

  ― ヒュンッ!! ―

 

  ― ドン!! ―

 

「ぬうっ!!!イチが出るかバチが出るか…この首一つ賭ける覚悟だ…」

「!」

 

「…転がす『サイコロ』を失っちゃあ、ツボ振る前からお釈迦でござんす」

「!?」

 

 

 

 

 ~「4段目」ひまわり畑 ~

 

「おいおいレベッカァ!!そんなヤツの後ろに隠れてねェで、おれと戦え!!」

「…」

 

「お前は剣闘士だ!!おれを殺しに来たんじゃねェのか!!?」

「残念ね!彼女があんたと戦う必要はもう無いの!!」

 

「うるせェ!!テメェは黙ってろ!!おれはレベッカと話してんだ!!」

「それも残念!!彼女はあんたと話したくないってさ!!」

 

「だまれ!!レベッカ!!お前は剣闘士だ!!おれを殺しに来たんじゃねェのか!!? ― コロシアムじゃあ、お前をネタにいい興行が出来たが!!もう用済みだな!!」

 

  ― ブォン!! ―

 

  ― ギィン!! ―

 

 ディアマンテの放った斬撃を私が弾いた。この程度ならなんて事はない。

 しかし、いくら軽くとはいえあの体躯でこの剣圧って…

 

「クソッ!!邪魔をするなァ!!剣がダメなら…!!そうだな、銃の方がいいよなァ…」

「!!」

 

「銃ならキサマも防げまい!!スカーレットも、銃で死んだ…!!」

 

「いや、別に…(防げますけど?)」

「!!?」

 それに、私の出番はここまでみたいよ?真打が現れたみたいだし…

 

  ― ドンッ!ド・ドンッ!! ―

 

 1発目は私、2,3発目はレベッカを狙った弾丸。

 

 私は回転するようにして弾丸を全て受け止めた。

 

 キュロスには見えていたようだが、レベッカには私が撃たれて倒れたように見えたみたい?

 

「イオリさん!!」

 レベッカが叫ぶ。そしてイオリに銃口が向けられた!!

 

「助けて…!!兵隊さァ~~~ん!!!」

 

  ― ドシュッ!!! ―

 

「ぐわァ!!!」

「!!?」

 

「!!!キュロス~~~!!!」

「…!!家族を二人も!!奪われてたまるかァ!!!」

 

「イオリさん、しっかり!!」

 倒れている私にレベッカが駆け寄った。

 

「大丈夫よ? ほら!!」

 と言って、私は起き上がり掴んだ弾丸を見せた。

 

「えっ…!!?」

 

「それより、ちゃんと見てなさい!!」

 私が言うとレベッカがキュロスの後ろ姿を見ながら涙を流した。

 

「すまなかったレベッカ!」

「!!?」

 

「未来の見えない”オモチャ”になってしまった私には…戦いを教える事しかできなかった…!!母親に似て、心の優しいキミなのにっ!!」

「……」

 ボロボロと涙を流しながら首を振るレベッカ

 私はレベッカの肩を抱いていた。

 

「だが、今日で最後だ!!もう、キミは二度と!戦わなくていい!!」

「!!!うん…!!」

 

「そりゃどういう意味だキュロス?」

「お前達と決着をつけるという意味だ!!!」

 

 その時下から声が響いた!!

 

「レベッカ~~~!!カギィ~~~!!!」

「!!?」

 ルフィが叫ぶ。どうやらバリアで出来た階段をかけあがって来たようだ。

 巨大なオモチャに追われてる!!

 

「急げー!!カギくれ~~~ェ!!」

「え!?ルーシー!?」

 いやいやルフィ?あんた、海楼石の鍵外すの簡単には出来ないでしょ!!?

 

 私はレベッカから鍵を受け取ると、二人の所に移動して素早くローの錠を外した。

 すぐにRoomが張られて、巨大なオモチャが切り刻まれる!

 

「てめェらァ!!」

 

「やっと自由になった!!」

「ついた!!ミンゴのいる4段目!!」

 ローとルフィが声をあげる

 

「ロー!!!”麦わら”ァ~~~!!!」

 ディアマンテが叫ぶ!!

 

「すまんが二人!!やはり私はコイツで手一杯だ!ドフラミンゴは任せていいか!?」

「「勿論だ!!!」」

 ディアマンテを睨みながら問うキュロスに、ローとルフィが力強く応えた!!

 

 

 

 

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